ローマからボンジョルノ

 

今日の春分の日、

ローマはものすごくいいお天気でした。

 

昨日と違って、

晴れ渡る真っ青な空が広がってました。

 

まだ、風は冷たいけれど

もう春ですね。

 

今年はPASQUA(復活祭)パスクワ,も4月9日ですから、

もうすぐです。

 

いろんなお店で大きな卵型のチョコレートが飾られてます。

そう、パスクワのシンボルなんですよね、卵。

 

 

パスクワって、毎年、日にちが違うんですよ。

遅い年は4月の下旬になることもあるくらい。

 

太陽暦でないだけに復活祭が過ぎると、

本当に春が来るような気がします。

 

そもそも、パスクワって何かご存じですか?

 

パスクワは、イエス・キリストの受難、磔刑、復活を祝う行事で

キリスト教にとって一番大事な中心的な行事です。

クリスマスより、こっちなんです。

 

(ローマ美術館にあった中世の聖母子像)

 

イエス・キリストは、

アダムとイブの原罪にまでさかのぼる人間の最も根深い罪を

究極の犠牲によって消し去って、

そして復活したんですよね。

 

これが、キリスト教で最も核となる考え方なんです。

 

(AREZZOのピエロ・デラ・フランチェスカ)

 

ただ、英語でいう復活祭(Easter)は、

キリスト教以前の古代宗教、ケルト教にさかのぼります。

 

再生と豊穣を司るケルトの女神「Eostereエオステール」にちなんでいて、

冬の寒さから春の到来を意味する古代宗教行事だったんですね。

 

エオステールはまた、太陽とその暖かさに関連する女神で

イースターの伝統的な継続に繰り返し見られるテーマです。

 

だから、卵がシンボルなんですよね。

豊穣と春の再生の象徴ですから、生命や豊かさの強力なお守りとなったんです。

 

また、豊穣と生殖能力の高さにちなんだウサギが

女神エオステールのシンボルでもありました。


だからチョコレートのイースターエッグやウサギなんですね。

 

(トラステベレにある有名なチョコレート屋さん)

 

 

補足をすると、ケルトというのは

現在、スコットランドとかアイルランドを指すのですが

もともとイタリアにいたともいわれているんです。

 

ゲルマン民族の大移動などによって

どんどん西に追いやられていったとか。

 

私は大学時代の卒論で北アイルランド紛争のことをやったのですが、

あまりにも悲惨な紛争にいやけがさして、

ケルト文明のことも調べたりしてしてたんですよね。

 

教授に文化人類学のゼミじゃないから、と

ざっくり削除されましたが・・・・

 

面白かったからいいのですが

今、イタリアに住んで歴史を調べていると

やっぱり、時々、ケルトが顔を出します。

 

面白いですね。

 

そうそう、ローマではパスクワには羊を食べます。

 

 

これは羊が、例の「迷える子羊」だからというのですが、

え?食べちゃっていいの?という疑問も起きつつ、

でも、春の羊の乳飲み子のお肉は柔らかくて

本当においしいです。

 

う~ん、食べるということは

残酷な行為ですね・・・

 

というわけで、少し早いですが

パスクワについてご紹介しました。

 

この時期、イタリア旅行にいらっしゃる方は

レストランの予約は必須です。

ご注意くださいね。

 

BUONA GIORNATA

 

こちらのレッスンも募集中です。

 

 

 

 

 

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