前回、ホワイトソースのレシピから、

トランス脂肪酸の危険についてまで、

お話してしまいましたが、

 

ついでといえば、ついでなのですが、

バランスのいい食事について、

すごく大切なこと、

揚げ物について、

今日は考えてみましょう。

 

 

揚げ物の食べ過ぎは体によくない

 

栄養士だった母が、

「次から次へと

いろんな健康情報がでてきて、

何がいいかも、どんどん変わるから

栄養士って、やりがいがない職業だわ」

と言っていたことがありますが、

 

揚げ物に関しては、

残念ながら、

食べ過ぎは体によくないが、

一致した情報ですよね。

 

というか、体にいいという人の意見を

聞いたことがありませんよね。

 

(ローマ名物のタラのフライ)

 

何が悪いかというと、

1.トランス脂肪酸の油を使っている。

 

外で食べる揚げ物には、

カラっとした食感を出すために、

トランス脂肪酸の入った油で、

揚げられている危険性がかなり高い。

 

あと、市販のお弁当に入っている揚げ物も、

トランス脂肪酸の油です。

 

2.精製した植物油

 

これは話すと長くなってしまうのですが、

サラダ油とかのよくある植物油は、

たいてい遺伝子組み換えの原料で作られています。

 

しかも、かなりの高温で精製しているから、

その時にトランス脂肪酸が発生しています。

 

さらに、含まれているリノール酸の採りすぎで、

身体の中が参加してしまう、という点。

 

勉強すればするほど、

食べないほうがいいという理由が、

はっきりしてしまうんです。涙

 

 

揚げ物は週に2回?それとも月に1回?


とはいうものの、揚げ物っておいしいですよね。

 

我が家の子供たちも大好きだし、

私も大好き。

 

きりっと冷えたビールと一緒に

カリッと揚がったあつあつの鶏のから揚げ!

(冷たいものとアツアツの油って、文字で見ても体に悪そう)

 

幸い、地中海式ダイエットは、

極端な食事法ではないから、

別に食べてはダメだというわけではないんです。

 

時々食べるのはOK。

 

では、時々ってどのくらいかというと、

イタリアの栄養関係者は

揚げ物は、週に多くても2回まで、

という人が多いです。

 

バランスよく食べるために、

わかりやすい大切な目安ですね。

 

1日単位、1食単位でなく、

週単位、月単位で考えたほうが、

バランスのいい食事ができるんです。

 

大きな視野で考えて作ることが

大切ですね。

 

 

よく、「メニューがマンネリで、

何を作ったらいいかわからない」という声を

耳にしますが、

うちの長女なんて、

多分、毎日、揚げ物でもいいくらい。(涙)

 

(魚介類のフリット)

 

だから、私もしっかり数えて、

多くても週1回にするようにしています。

(少なくしておかないと、

外食で口にする可能性も高いですからね)

 

でも、最近、言われているのは、

月1回まで!

 

とすると、

私も月4回近くは食べているので、

かなりオーバー

 

何を食べたらいいかは、

食べる人の体質や体調によって、

本当にさまざまだから、

単純に回数を決められないけど、

少なければ少ないほうがいいに

決まってます。

 

ただ、揚げ物って美味しいけれど、

台所のあと片付けが大変ですよね。

 

後片付けに時間をかけるのが嫌だから、

という理由で

回数を抑えることに成功しますよ。

 

家族も、「今日は揚げ物だ!」と
大喜びてへぺろ

安上がりにご馳走です。

 

 

どうしても揚げ物を食べるなら


では、揚げ物をする時に気を付けるのは、

もともと、高級料理、ということ。

 

植物の種から、

油を取り出すんですよ。

高級なのはあたりまえ。

 

安い植物油を使って、

どんどん揚げ物をしている場合ではないんです。

 

揚げ物に一番適している植物油は

エキストラヴァージンオリーブオイル。

 

 

高温処理されていない本物の

エキストラヴァージンオリーブオイルです。

 

ピュアは、高温で精製されているので、他の植物油同様、

すでにトランス脂肪酸が含まれている可能性が高いです)

 

しかも、エキストラヴァージンオリーブオイルは、

発煙温度が約200度で、

天然の植物油の中では、

高温に対して、酸化しにくい油です。

 

ただ、問題はお値段ですよね。

 

回数を減らしているから、たまには、

身体にいい高級な揚げ物を食べるか、

 

回数を減らしているから、

たまには体に悪くてもいいと割り切るか、

 

そこは自分の判断ですね。

 

とにかく、回数を減らすことが一番です。

 

あとは、オーブンで焼く。

 

フライは、衣をつけた後、

オリーブオイルを塗ったオーブンシートの上に並べて、

上から、オリーブオイルをかけて焼く。

 

これなら、オリーブオイルの量が少なくてすみます。

 

 

油で揚げたのとは、

やっぱり違うけど、ヘルシーです(笑)

 

 

揚げものは美味しいけれど、

酸化した油の害は、

アルツハイマー症も引き起こす

とも言われています。

 

それを考えると、

やっぱり我慢しよう、と思えます。

 

実際に日本では、

加工食品でも、飲食店のメニューでも、

とても揚げ物が多くて、

アルツハイマー症の人の数も、

とても多いですから。

 

なるべく回数を減らしたほうがいいのは

間違いないです。

 

おうちで食べるものを作るということは、

家族の健康を担っているんですよね。

責任重大!

 

本当の意味での、

バランスの良い食事を作ることが

必要なんです。

 

まずは、家族が

週にどのくらい揚げ物を食べているのか、

しっかり把握して、

揚げ物を作る回数を調整するところから、

はじめてみましょう。

 

 

 

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