ボンジョルノ。

 

観光客にも人気のローマの下町エリアトラステベレ。

ここに新しく豚の丸焼きの彫像がお目見えしたというニュースです。

 

豚の丸焼きは、もともとローマ近郊のアリッチャという町の名物。

 

子豚を丸ごと焼いたポルケッタという料理で、

おなかの部分にハーブや塩をたっぷりぬって、

くるりと丸めて、かまどで焼いたもの。

 

とにかく、美味しいんです。

 

 

今日、ちょうどアリッチャの方へ出かけたので、

買ってきたところです。

 

天井には、グアンチャーレがつるされている素敵なお店(笑)

 

柔らかい子豚の肉、

特におなかの脂肪とハーブが香りがとろけるようなおいしさ、

そして、表面をくるんだ豚の皮がぱりぱりと香ばしく、

部位によって、いろんな味わいを楽しめるんです。

 

今は、いろんなお店でも売っていて、

人気の食べ方はパニーノ。

 

機会があれば、

だまされたと思って食べてほしいくらい美味しいです。

 

と、話がそれましたが、

そんな子豚の丸焼きの彫刻がトラステベレに誕生。

 

古代ローマ時代には、

皇帝たちの彫刻が街を彩っていたのに、

2000年後には、子豚です。

 

これは、もともとローマの広場の活性化を目的とした公的なプロジェクトで選ばれた作品だそう。ローマの若い芸術家に活躍する場所を提供するという目的を兼ねているそうです。

 

とはいえ、素人目にみても、

芸術的な現代アートというよりは、不気味な印象を与える彫像。

 

 

すぐに、動物愛護団体から、

広場からの撤廃を求める抗議の署名活動が始まりました。

 

理由としては、動物の尊厳を無視している。

 

尊厳!!!

 

ベジタリアンからしたら、そうなんでしょうけど、

食いしん坊からすると、ちょっと大げさな・・・

 

 

こういう原始的な残酷な食生活に対する公開討論会の要望まで出ているそう。

 

本当に、大げさだと思うのですが、

動物を食べない人にとっては、

私たちは原始的で残酷なんですって。

 

 

結局、おとといの夜、

何者かが、赤いスプレーをふりかけて、

血まみれの豚のようにしてしまい、

撤去される運びとなりました。

 

 

写真は、あえて載せませんが、

かなりグロテスクで、

それこそ、現代アートという様相です。

 

 

こう言うし好の問題は、

討論したことろで永遠に平行線ですから、

ある意味では、ちょうどよい幕引きでした!

 

 

食にまつわる論争はいろいろあるけれど、

それぞれが、自分の感覚を信じるしかしょうがない、

と、いつもと同じ結論。

 

私たち家族は、

みんな美味しく食べてニコニコの日曜日。

 

食の好みが似ててよかったな~、と思った週末でした。

 

 

 

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