ボンジョルノ。
今日はローマの学校は最終日。
もう、夏休みです。
我が家は下の子が中学3年生ですから、
明日で中学卒業なのですが、
卒業式はないんです。
正確に言うと、
イタリアの学校には
卒業式というものがないんですよね。
日本で小学校の先生をしていた友人は、
「なくてもいいんだ・・・
卒業式とかのために、あんなに残業までしてたのに!」
と、遠い目をしてつぶやいていました。
しかも、日本の学校って、
自動的に卒業できるから、
別にあそこまで大々的な卒業式をしなくても
いいといえばいいのかもしれません。
一方、イタリアには卒業式はないけれど、
卒業試験があって、
それで及第点を取れなければ留年もありなんです。
学校が終わった後、6月中に、
筆記試験に加えて、口頭試験まであるんです。
我が家も下の子が中学3年生で
なんと、もう卒業です。
今年はコロナのために筆記試験がないという不思議な理由で、
かわりに口頭試験が一人30分もあるんです。
この口頭試験は、
中学3年生でやった科目、最低4科目
(長女の時は全科目だったのに、今年はコロナで少なくなったそう)
に関連するテーマを自分で見つけて
全部の教科の先生の前で、発表して質疑応答するという苛酷なもの!
しかも、公開試験だから、
長女の時は、誰だって聴講できるシステムでした。
(今はコロナだから、ダメなんですって)
とはいえ、長女の時に先生がおっしゃってたのは、
「子供たちの能力は知っているから、
別にふるい落とすのが目的じゃないのよ。
この試験を乗り越えて、
乗り越えたっていう自信をつけさせるのが目的だから!」と。
なるほど、
入学するために、知らない人の前でする試験と違って、
卒業するために、知っている人の前でする試験って、
確かに意味が全く違うな~、と思った記憶があります。
まさしく、文化の違いです。
我が家の末っ子は、なぜか「アメリカ」をテーマにすると言ってたけど、
あまりにも幅が広いからと先生にすすめられた「原子爆弾」がテーマ。
最初はぶつぶつ言ってたけど、
提出日ぎりぎりに、ようやくやる気を出して、
第二次世界大戦について、
ユダヤ人の迫害、
ヨーロッパの科学者たちがアメリカに亡命したこと、
アメリカの大統領について、
アインシュタイン、原爆の仕組みなどなど、
最終的にA4で20枚も書けました!
びっくり!
長すぎるし、イタリア語だし、
中学生レベルの論文でも読むのも嫌だから
中身についてはわからないけど、
書いただけでも、すごいな~と、
たくさん褒めてあげました。
怠け者の末っ子君でもやればできる、
という自信になったらいいな、と母としては思います。
で、やっぱり、こういう経験が、
イタリア人を自信満々にしていくんですね。
卒業式も、いい思い出だけど、
こういう試験も、きっと忘れられない経験でしょう。
本当に文化の違いですね。
それにしても、子供たちが小さい時は、
早く大きくなってくれないかと思っていたのに、
こんなに大きくなっちゃって、感無量。
とりあえず、子育て真っ最中世代からは卒業です。
とはいえ、イタリアの高校生も大変ですから、
まだまだ、見ててあげないといけないけれど、
自分自身のことも、ちゃんと考えなきゃですね。
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