BUON ANNO！
もう2日めですが、
明けましておめでとうございます。
イタリアでは除夜の鐘ならぬ
爆竹や花火の音とともに
新年になったとたんお祝いするんです。
今年はコロナウイルスでロックダウン。
22時以降の外出は禁止されてて、
家で静かな大晦日、と思ったら、
イタリア人に限って、そんなはずはなく、
2020年の鬱屈を吹っ飛ばすように、
いつもの年のように、
大騒ぎの年明けでした。
そんなことを大晦日にするものですから、
毎年、元旦は大寝坊でスタートします。
子供たちが小さい頃はおせちもチャレンジしたけれど、
もうすっかり、ご無沙汰です。
何が食べたいか聞くと、
「お寿司と天ぷら」
なんだか、よくある外人さんみたいです。
当然、イタリアに住むようになってから、
気軽に友達にリクエストされるお寿司。
作れないっていうのも悔しいから、
イタリアに来てからお寿司を家で作るようになりました。
もちろん、私は寿司職人ではないし、
お金をいただいて作るわけではないので、
だから、あまり難しく考えずに、
気軽に作ってみると、大好評。
だって、お寿司って具が美味しいですから、
どうやったって、美味しくできます！
すし飯
【材料】4人分
米 ３カップ
昆布（なくてもOK) 5cm角くらい1枚
酢 75㏄
砂糖 大さじ2
塩 小さじ2
【作り方】
１．お米はよく洗って、固めに炊く。
あれば、昆布を加えて一緒に炊く
２．酢に砂糖と塩を加えて溶かすようによく混ぜ、
コンロの近くなどの温かいところに置いておく。
３．大きなバッドに濡らし布巾を敷く。
炊けたご飯を布巾の上に置いて、酢をまんべんなくかける。
しゃもじで、切るようによく混ぜて、布巾に包んで少し置いておく。
４．冷めたらできあがり。
(長女が初めて軍艦巻きに挑戦してくれました）
最初は、寿司桶がないしな、なんて思ったけど、
母に教えてもらったこの方法は、なかなかいいです。
濡れ布巾が、お米の余分な水分を適度に吸い取ってくれるんです。
少し余裕をもってお米を炊くのが面倒ですが、
内輪でパタパタしなくても、大丈夫ですよ。
あとは、昆布もないし、って思ったけど、
家庭のお寿司レベルなら、なくても大丈夫です。
だって、酢も、塩も、砂糖も味の個性が強いので、
昆布のデリケートなうま味がなくても、美味しいですよ。
お酢は、私は基本的に白ワインビネガーを使ってますが
時々、レモンを加えたり、リンゴビネガーを加えたりすることもあります。
家族のお好みでいいと思います。
思っている以上に砂糖が多いと思いませんか？
砂糖が酢に溶けにくいので、
少しでも溶けやすいように、コンロの近くにおいておきます。
溶け残っててもあまり気にせず、加えちゃいます。
炊き立てのご飯は熱いので、最終的にご飯の熱で溶けちゃうようです。
酢、塩、砂糖というどこの台所にでもある材料でできるのですから、
ぜひ、試してみてください。
寿司の素がなくても、簡単で経済的で美味しくできますよ。
そして、もちろん、無添加です（酢に添加物が入ってるかもしれませんが・・・）
私はこの簡単すし飯で、巻き寿司や寿司ケーキ、
手巻き寿司など、いろいろ作ってきました。
イタリア人はもちろん、日本人の友だちにも、
「作り方教えて！」と必ず聞かれる自信のレシピです。
ぜひ、ぜひ、おうちで気軽にお寿司を楽しんでください。
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