ボンジョルノ。
もう11月ですね。
ハロウインの夜、
テレビでショーンコネリー逝去の特別番組、
「バラの名前」を見ていたら、
ブログを書き損ねてしまいました。
何と言っても長い、暗い、で、
最後まで見れずに寝てしまいました。
昔、それこそ映画館で見たので、
ストーリーは知っているのだけど、
こんな話だったのね、と今さらですね。
この夏、長女が学校の宿題で、
原作を読まなきゃいけなかったんです。
ものすごく分厚いうえに、映画より難解。
最初はブーブー言ってたけど、
読み進めるうちに面白くなって、
結構、簡単に読めたと言ってたんです。
そのあと、夫も読んでなかったからと読んで、
2人でなんだかかんだと話してたんですが、
私のイタリア語力では絶対に不可能。
ちょうど、また映画を見たいと思っていたところだったんです。
この話は、修道院で起きた話なんですね。
今、観光などで訪れる修道院がリアルに感じられる映画。
今から約650年前が題材なのですが、
当時は、修道院で修道士が集団生活してたんです。
男性ばかり!
この映画のベネディクト会派が始めた修道院とは、
「祈り、働け」をモットーにしていて、
祈るだけではなく、それぞれの能力に応じて労働を行う、
例えば、会派が所有している莫大な量の書物の翻訳や写経、
そして、修道院で栽培していた薬草の研究など。
当時のヨーロッパでは、薬草を煎じて薬を作り、
病気の人を治したりするのに役立ててました。
教会が病院を併設していた形です。
今でも、ローマにある大きな病院は、
すべてキリスト教が母体なんです。
このころも、黒死病(ペスト)という伝染病が流行り、
(ベルばらにでも、フランスの太陽王ルイ14世もこの病気で亡くなってます)
多くの死者がでたのですが、
その時にも、薬草、ハーブが治療に使われたそうです。
そして、ハーブを扱う仕事をしていた人は、
ペストの被害から逃れられたともいわれています。
そう思うと、やっぱり、コロナ過の今、
ハーブを使ったお料理をするのは、少しは予防に役立つかもしれません。
そしてアロマテラピー。
最初は薬草を煎じたりするだけだったのが、
次第に、薬草を蒸留して濃縮するエッセンシャルオイルを作れるようになるのですが、
その技術は、当時、医学が進んでいたアラブ人から取り入れたんです。
キリスト教の修道院で薬草を研究した知識と
イスラム教のアラブ人の蒸留抽出技術が一緒になって生まれたのがアロマテラピー、
と思うと、不思議な感じですね。
日本でも人気のサンタマリアノヴェッラ薬局も、
ドミニコ会派の修道院が起源です。
今、フィレンツェの本店、
当時の姿を残していて美しいと言われるお店ですが、
電気のない昔は暗くって、ちょっと違うんでしょうね。
(今年の夏、フィレンツェの本店。ふだんはすごい人なのに、今年、初めて人がいない写真が撮れました。)
それにしても、映画の中でも、
教会に税金として納めるために、
農民たちが食料をもってくるシーン、
修道士たちが、食べるものがいっぱいあるのに、
食べ物がない一般の貧しい人が描かれていて、
やっぱり世の中ってこうなのね、と思ったりして
結構、切なかったりする映画です。
昔見たときより、一番違和感があったのが女性の描き方。
普通、この状況であり得ない、と思っちゃいました。
キリスト教的な、男性側から見た一方的な見方だな、と思ったんですが、
夫に言わせると、映画だからしょうがない。
本には長い伏線があって、ちゃんとしているらしいですが、
多分、読むことは一生ないのでしょうがない・・・
それにしても、今のコロナ禍も大変だけど、
昔の人の生活も大変だったんだな、と。
半分ロックダウンのような生活に反対して、
「自由を!」というスローガンで抗議デモが、
あちこちで開かれてますが、
そんなものじゃないですよね。
なんて、徒然といろんなことを思った映画でした。
もし、テレビでやっていたら、
ヨーロッパに、歴史に、キリスト教に
興味のある方は、ぜひご覧ください。
ショーンコネリー、かっこよかったです。
■こちらの記事も人気です。
◇オリーブオイルをおすすめする3つの理由!美味しくて栄養がある安心な食材♡






