(ゼノンコミックス、2025.3.6)
発行はコアミックスで
発売は2月20日です。
レギュラー・エピソードは
547夜から568夜までの22本で
スペシャル・エピソードの
「特別裏メニュー」として
SP.1「動物園酒」
SP.2「女子会」
の2本が収録されています。
最後の568夜は
「自宅酒7」ですが
これまで
第1巻・SP.1「自宅酒1」
第4巻・SP.2「自宅酒2」
第7巻・SP.2「自宅酒3」
第12巻・SP.2「自宅酒4」
第15巻・SP.1「自宅酒5」
第17巻・SP.2「自宅酒(テイクアウト)」
第20巻・SP.1「自宅酒6」
と続いてきたわけですし
今回もSP扱いにすべきではなかったか
と思わないでもありません。
「自宅酒7」は
どう見ても一人用ではない中古のお燗酒機を
酔った勢いで通販で買ったワカコが
自宅でサーモンミキュイを作ってみる
という話なので
目次の「おしながき」を書くとしたら
「サーモンミキュイ」でしょうか。
ちなみに
ミキュイ mie cuit とは
「半分火が通った、半生」を意味する
フランス語だそうです。
553夜「めざし」も
自宅で目刺をいただく話なので
自宅酒系列のエピソード
といえるかもしれません。
「めざし」では他に
自作の卵焼きと
常備菜のかぼちゃとなすの揚げ浸しを
付け足して
日本酒の冷やで
一緒に食べてますが
あくまで目刺の苦味がメインの
エピソードです。
自分も昔
目刺を買ってきて
食べてたことがありますが
最近はとんとご無沙汰。
ちょっとまた
焼いてみたくなってきました。
昔、食べていたといえば
565夜「野菜炒め」も
一人暮らし料理の定番で
自分も作ってました。
今回のワカコは
町の中華料理屋で注文して
自宅ではこうはいかない
と独りごちていますが
そらそーだ。( ̄▽ ̄)
こうした料理の一方で
自宅では絶対にできない
と思われるのが
562夜の
「鮭の白子とぶどうの天ぷら」。
葡萄の天ぷらなんて
想像もつきません。( ̄▽ ̄)
ちょっと食べてみたいのは
548夜「赤海老の塩辛」
551夜「さんまの佃煮」
561夜「ガリサバ」など。
どれも日本酒に合いそうなものばかり(笑)
これも食べてみたい
549夜「老虎菜[ラオフーツァイ]」の
冒頭ページには
松本清張の時代から
ハイボールが不動の地位である
と読めるようなことが
書かれていますけど
そこで清張にふれる不思議。
それとも
紹興酒入りの
上海ハイボールのことを
指していったものか。
ちなみに老虎菜は
パクチーと胡瓜のサラダに
青唐辛子が混じっている料理らしく
こちらもワカコ同様
上海ハイボール(紹興酒の炭酸割り)で
食べてみたいものですなあ。
SP.2「女子会」は
第22巻に初登場した
新人の伊藤さんが
先輩女子社員に
飲み会に誘われた時のお話。
あえてお酒を飲まない
ソバーキュリアスの伊藤さんですが
自分に気を遣って
ノンアルコールのメニューが多い店を
選んでくれたのかと思っていたら
来たいところに来ただけだった
と最後に腑に落ちる
というふうに
まとめられています。
そうはいってもやはり少しは
気を遣ってるとは思いますけどね。
みんな自由だ
というふうに思うのは
あくまで伊藤さん目線
ということだと思うわけです。
なお、今回の本は
四谷のオフィスでの採点の帰り
新宿の紀伊国屋書店に寄って
購入したんですけど
シュリンクを取ってみたら
作者のコメントが描かれたチラシが
封入されておりました。
553夜「めざし」と
568夜「自宅酒7」の
裏話が書かれています。
どこで買っても
封入されていると思いますけど
念のため、追記しておく次第。