(ノース・スターズ・ピクチャーズ発行、徳間書店発売
ゼノンコミックス、2019.3.10)
奥付上は3月刊ですが
本自体は2月20日に出ました。
レギュラー・エピソードは
278夜から301夜までの24話。
それに加え
長尺のスペシャル・エピソードとして
SP.1「紺野さんの憂鬱」と
SP.2「自宅酒4」を収録。
「紺野さん」というのは
ドラマの Season1&2に
出てきたキャラクターから
名前を拝借したそうで
キャラクター自体は、割と
原作に昔から出てきてる男性社員です。
(たぶん、記憶は曖昧だけどw)
一人息子がいて
奥さんが何の仕事をしているのか
今回のエピソードだけでは分かりませんが
出張がやたら多く
紺野さんより稼ぎが多い仕事のようで
出張中は紺野さんが家事労働をしています。
そんな紺野さんの「憂鬱」とは
みんなのように欲しいものがないし
その手の強いパワーがない
ということでしょうけど
それはすでに欲しいものを持っている
ということに気づいたからだ
というふうに納得しているので
「憂鬱」という言葉のイメージと
話の内容とが合っていない感じもします。
そういうふうに
中年男性の心意気というか
生きる道を肯定的に描く
という点では
「オカダ主任の憂鬱」を
彷彿させるエピソードでした。
オカダ主任よりも穏やかに
肩の力を抜いて生きている感じが
自分的には好みです。
「自宅酒4」は
シェンタンを豆腐に挟んで焼いて食べる
という調理法が紹介されています。
シェンタンはアヒルの卵の塩漬けで
第10巻・252夜に登場しますが
そちらではお店のメニューに
「咸蛋」と書かれていました。
レギュラー回で面白そうなのが
296夜に出てきた
薬缶でつぐビール。
薬缶でビールを出す
ファミレスがあるみたいで。
変わり種ということでは
286夜のハイボールチンチロ
というのもありますけど
自分も一回やったことがあるというか
一緒に呑みに行った人がやってたなあ。
自分はくじ運が悪いので
やりませんでしたが。(^^;ゞ
タイトル メニューでは
うるか、タン刺し、えびみそ大葉天
大根の天ぷら、さざえのなめろう
といったあたりが
美味しそうです。
ところで
282夜「うるか」では
「日本酒がたくさんあるところ」
に行くのですが
お店に貼り出してある短冊に
いろいろな銘柄は書かれてあるものの
ワカコが頼んだ銘柄自体は明示されません。
ドラマの方では
「本日のお酒」コーナーで
銘柄をバンバン紹介してますが
原作の方では曖昧にしていることに
今回、初めて気づきました。
お店と顔見知りになって
メニューにないものを出されるとか
別のお店を紹介されるとかいうのは
長期シリーズならではですね。
もっとも
読んでるこちらとしては
毎回違う店に行ってる気がされて
いつのまに、とか
思っちゃうんですけどね。( ̄▽ ̄)