OLD 2 DA NEW SCHOOL -49ページ目

ACEYALONE/All Balls Don't Bounce (1995)

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FREESTYLE FELLOWSHIPのメンバーACEYALONEが95年にリリースしたソロ・デビュー・アルバム。プロデュースは、ACEYALONE、THE NONCE、PUNISH、VIC HOP、MUMBLES、FAT JACK。ジャズネタを使用した当時の流行りの音で、浮遊感のあるA2. Anywhere You Go、ビートが効いたトラックにABSTRACT RUDE、MIKAH NINEをフィーチャーしたB2. Knownots、THE NITE-LITERS/Pee-FoulネタのローテンポでファンキーなB3. Arhythamaticulas、80年代中期のような荒々しいドラムがナイスなC1. Mic Check、アフロ感のあるC4. I Think、ABSTRACT RUDE、CHANGE OF RHYTHM参加の落ち着いた雰囲気のD3. Keep It Trueが気に入りましたが、残りはイマイチ面白味に欠けました。(2019/09/30)

YOUNG BLEED/My balls and my word (1998)

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(追記あり)

 
 
ルイジアナ州バトンルージュを仕切るC-LOCの仲間YOUNG BLEEDが98年にリリースしたデビュー・アルバム。仲間のN.(HAPPY)PEREZがプロデュースした曲が調子良く、妖しげな琴?が印象的なトラックにC-LOCとMASTER Pをフィーチャーした1. Keep it real、C-LOC、LAYLO、LEE TYME、LUCKY KNUCKLES参加のサスペンス・タッチな6. Pull it off、C-LOCとMAX MINELLI参加の郷愁感溢れる9. Better than last time、MAX MINELLIをフィーチャーしたサザン・テイストの哀愁ナンバー10. Lil poppa got a brand new bag、ピーヒャラ・シンセが効いたもの哀しげなトラックにC-LOC、LEE TYME、MAX MINELLIが参加した11. Confedi、ピアノとピーヒャラ・シンセが効いた哀しげな13. Ghostriderがオススメです。NO LIMITの中では良くまとまったアルバムだと思います。

THE MOTELS/Shock (1985)

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紅一点のマーサ・デイヴィスをボーカルに擁するアメリカン・ロック・バンドTHE MOTELSが85 年にリリースした5thアルバム。2. Shame(邦題:うれしはずかしシェイム・オン!) (トホホな邦題....)に尽きるかな、やっぱり。THE MOTELSのヒット曲の中でも一番売れて ない曲だが、どこか哀しげなメロディとボーカルが魅力的で、バンド名そのままの寂れたモーテルで歌うPVも曲の雰囲気にマッチしていていて思い出深い曲の一つ。アルバム自体もなかなか聴き応えあって、もの哀しさの中に力強さも感じる、少しファンクっぽい1. Shock、どことなく懐かしさを感じる3. Hungry、郷愁感溢れる6. New York Times、80年代らしいシンセが耳を惹くポップ・ロック7. State Of The Heart、寂しげな8. My Love Stops Hereがお気に入り。(2019/09/28)

DIRTY/Love us or hate us (2003)

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アラバマのDIRTYが03年にRAP-A-LOTからリリースした4thアルバム。このアルバム、トータルでは傑作には程遠いですが、哀愁・メロウ系は非常に優れており、特にEVELYN"CHAMPAGNE"KING/The show is overネタ、というよりICE CUBEの名曲You know how we do itのカバーといっても差し支えないトラックにフックでのGAP BAND/Yearning for your loveのコーラスもバッチリはまった10. Ain't no sunshineと男性ボーカル&コーラス絡みの哀愁スロウ13. No more tearsの2曲は絶品!この他にもStreet lifeのコーラスを挿入したメロウ・ミディアムの4. Pimp life、K-CI & JOJO/Lifeを丸ごと使った7. Gangsta wife、ROSE ROYCE/Love don't live here anymoreネタの14. Paid my duesが気に入りました。哀愁・メロウ好きなら押えておいて損はないと思います。(2005/01/29)

MARCUS MILLER/Sun Don't Lie (1993)

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名ベーシストのMARCUS MILLERが93年にリリースしたアルバム。参加ミュージシャンは、ドラムにPOOGIE BELL、OMAR HAKIM、LENNY WHITE、TONY WILLIAMS、パーカッションにPAULINHO DA COSTA、ギターにHIRAM BULLOCK、VERNON REID、トランペットにMILES DAVIS、サックスにDAVID SANBORN、WAYNE SHORTER、ピアノにJOE SAMPLEと超豪華な面々。郷愁感があってファンキーな1. Panther、MILES DAVISのトランペットもナイスなハード&ファンキーな3. Rampage、ヒップホップ寄りの5. Scoop、ハードな中にもメロディアスな7. Funny (All She Needs Is Love)、アップテンポで元気が出る10. Jujuがお気に入り。(2019/09/26)

BILLY GRIFFIN/Be with me (1982)

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MIRACLESに在籍していたBILLY GRIFFINが82年にリリースしたソロデビュ-・アルバム。なんといってもダンス・クラシックのA3. Hold me tighter in the rainに尽きます!優しい歌声で「雨の中で抱いて…」って歌われたら、泣けるってもんですよ… しかし残念なことにこの曲以外はあまりパッとした曲がなく、強いて言えばアップテンポのB3. Breaking outとミディアムのB4. Understandが気になった程度。まあHold me tighter in the rainだけで十分過ぎますね。未聴の方はぜひ聴いて下さい!(2005/02/12)

JT THA BIGGA FIGGA/Playaz n the game (1994)

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今やシスコの大物と言えるJT THA BIGGA FIGGAが94年にリリースしたアルバム。JTは楽器からプロデュースまでこなすマルチな才能の持ち主で、このアルバムを皮切りに次々に仲間をデビューさせ自身のレーベルGET LOW RECORDSをメジャーレベルに成長させています。このアルバムのベストカットはRAPPIN 4-TAYをフィーチャーした哀愁系キーボードが心に響く6. Did you get the dankで、他には定番FAZE-O/Riding High使いの1. it's About That Time、TONY! TONI! TONE!/It Never Rains (In Southern California)ネタで仲間のD-MOE & SAN QUINNが参加したメランコリックな5. Out to get chaと9. Back to tha shitが気に入りました。確かに捨て曲も結構ありますが、聴いて損はないアルバムです。(2001/12/31)

PETEY PABLO/Still writing in my diary

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PETEY PABLO/Still writing in my diary:2nd entry (2004)

ノース・キャロライナの人気MC"PETEY PABLO"が2004年にリリースした2ndアルバム。1stではあまりピンとこなかったんですが、この2ndは好みですね。大ヒットしたLIL JON制作の4. Freek-A-Leekが目玉になるかと思いますが、個人的には地味だな~っていうのが第一印象。でも現行シーンではこういう感じが一番"HOT"なんでしょうね。マイ・ベストはやっぱりMANNIE FRESHプロデュースでBABY & TQをフィーチャーした2. Did you miss meですね!マニーお得意のノリノリなビートにちょいメロウなメロディがのっかり、さらにTQの歌が絡めば言わずもがなですね。他にはKANYE WESTによる13. I swear、ファンキー・ビートにオルゴールのようなメロディの14. Roll off、もの哀しい15. Be country、AL GREEN/Love and happinessネタの少しゴスペルっぽい16. He spoke to meが気に入りました。思っていたより聴ける内容で安心したのですが、G-RAPフリークというよりは、現行HIPHOPシーンを楽しんでいるファン向けかもしれません。(2005/03/05)

SLOW PAIN/Baby OG (1995)

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STREET MENTALITYというグループに所属していた大物チカーノSLOW PAINが95年にリリースしたソロデビューアルバム。SLOW PAINはアルバムが多くてどれ聴いていいか分からないと思っている方いるはずですが、そんな方にはぜひこのアルバムをオススメしたいです!ほとんど捨て曲なしで、当時のWESTフレーヴァー満載の好盤なんです。オススメは、ODMプロデュースでRICK JAMES/Dance with meネタのタイトル曲2.、JULIO G&TONY G制作でSPINNERSの名曲Could it be I'm falling in love使いの心温まるトラックに女性コーラスが絡んだ4. Money maid(Falin' in love)、ODMプロデュースでピーヒャラシンセ、ブリブリ・ベース、ボコーダーの三種の神器が揃ったファンク5. Ride with me、CARLO ZANELLAプロデュースでCHERRELLE/Saturday Loveネタのこれぞウェッサイ!って感じのメロウ・ファンク6. Saturday night ballin'、同じくCARLO制作でナイス・ビートの哀愁ファンク8. So many city'sです。チカーノ云々よりWESTフリークならぜひとも聴いて欲しいアルバムです。まだ未聴の方はぜひともチェックして下さい!(2004/12/18)

MC BREED/Big Baller (1995)

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ミシガン州フリントを代表するラッパーMC BREEDが95年にリリースした4thソロ・アルバム。プロデュースは、BREED自身にDJ FLASH、SHORTY B、JAZZE PHA、PEE-WEE、AMP FIDDLER等。場末のバーで歌うブルースマンのごとく渋く円熟味があるアルバムだね(かなり地味だが...)。バーボン片手に酔いどれ気分で聴くとマッチするかも。ブルージーなイントロ1. Intro、泥臭くて郷愁感のある2. SFNU、JOE SIMON/Drowing In The Sea Of LoveネタにL.A. DRE のピアノも印象的なブルージー・ファンク・トラックにJIBRIとTOO SHORT(しゃべりのみ)をフィーチャーした4. Sea Of Bud、BEASTIE BOYSの声ネタが耳を惹くファンキーで妖しげなトラックにBEASTIE BOYSのDJをしていたHURRICANEが参加した5. Real MC、CRAIG MACK/Flava In Ya Earにも似たシンプルなトラックにSLICK RICKの声ネタを合わせた7. Say What、どことなく夕暮れを感じるトラックにKOOL-ACEとJIBRIをフィーチャーした10. Nightlife、P-FUNKを意識したであろう11. Been Round For Yearsがお気に入り。惜しくも亡くなってしまいましたが、再評価されてほしいMCの一人。(2019/09/21)