OLD 2 DA NEW SCHOOL -47ページ目

Mo' Money (1992)

新レビュー

 

 

92年にリリースされたクライム・コメディ・ムービー『Mo' Money』のサントラ。ほとんどの曲を名プロデューサーのJAM & LEWISが制作していて、R&B好きにはたまらない内容となってます。特にアップテンポでファンキーな1. Mo' Money Groove/MO' MONEY ALLSTARS、EPMD/So Wat Cha Sayin'ネタのR&B寄りのヒップホップ5. Ice Cream Dream/MC LYTE、心落ち着くスロウ7. Let's Just Run Away/JOHNNY GILL、UKの香り漂うSYBIL/Don't Make Me Over使いの9. I Adore You/CARON WHEELER、この曲のみTHE BOMB SQUADが手掛け、サントラに合わせたのか R&Bテイストも織り交ぜたFUNKADELIC/Knee Deep、ZAPP/Heartbreaker、PARLIAMENT/Give Up The Funkネタの10. Get Off My Back/PUBLIC ENEMY f/FLAVOR FLAV、アップテンポでグルーヴィーな15. Let's Get Together (So Groovy Now)/KRUSH、少しアンビエント・ハウスっぽいインスト18. The New Style/JAM & LEWIS、ROGER/So Ruff, So Tuff、PRINCE/Let's Work使いのノリノリ・ファンク20. A Job Ain't Nuthin' But Work/BIG DADDY KANE f/LO-KEY?、美メロ・スロウの22. My Dear/MINT CONDITIONがお気に入り。R&B好きなら押さえておくべきでしょう。(2019/10/19)

LUNASICC/Mr.lunasicc (1997)

メインホームズの旧レビューを再アップ


サクラメントのLUNASICC(aka LUNI COLEONE)が97年にAWOL RECORDSからリリースした1stアルバム。ゲストにはKILLA TAY、LIL RIC、LAROO、PIZZO、MARVALESS、JT THE BIGGA FIGGAと豪華な面々。SAC特有のダーク系トラックが多いながらも、それほどドロドロしてなく聴きやすい好盤に仕上がっています。怪しいシンセと渋いBASSがイカすファンク・トラックにLAROOをフィーチャーした3. Consequence、KOOL&THE GANG/Too hotをテンポを落として使ったトラックに寂しげな男性コーラスがハマる6. Hard times、カチッとしたビートにもの悲しいシンセをのっけた15. Betta get her、LAROO & JT THE BIGGA FIGGA参加の哀愁ファンク16. 4 tha bizznessあたりが特にお気に入りです。爽快WESTを求めている方は避けた方が無難ですが、SAC好きならぜひ聴いて下さい!(2004/10/09)

CLAY D. & THE NEW GET FUNKY CREW/We're goin' off

メインホームページの旧レビューを再アップ


マイアミのベテランMC兼プロデューサーCLAY "BEATMASTER" DIXONが91年にリーリスしたアルバム。このアルバムのハイライトはなんといっても8. Do you really careに尽きると思います。80'S R&B特有のTR808のメロウ・トラックに精悍な男性Vo.を配したこの曲はまさに甘茶ラップのお手本!完璧ですね。BASSフリークには有名なこの曲も、G-RAPフリークは意外と見落としている方も多いのでは?これ以外には、BIG DADDY KANEのクラシックRawと同じビートにBOB JAMES/Mardi grasを合わせたファンキーな3. We're goin' offと80'Sのダンス・クラシック使いの4. Bitch is a bitchがナイス!他はイケイケBASSなので結構厳しいものがありますね(笑) 高いレア盤にだけ注目が集まりますが、こういった決してレアではなく、中古屋で結構見かけるタイプのBASS物にもミラクル級の曲収録していますので、ぜひチェックして下さい!(2005/02/26)

GRANDMASTER FLASH/The source (1986)

メインホームページの旧レビューを再アップ


GRANDMASTER FLASHが86年にリリースしたアルバム。映画『ピーターガン』のテーマを使った曲もあるのですが、正直なところ内容は全然評価できるものはないです。しかし!ぜひ聴いて欲しいのはB5. Freelance。定番ブレイクビーツMardi gras、Catch a groove、Apacheの2枚使いのうえに6MCが矢継ぎ早にフリースタイルをかますライブ!この曲でノレないやつはHIPHOP聴く資格ないよ…って感じですね。FLASHのコスリに血が湧き、MCのラップに肉踊る!当時のブロック・パーティはこんなにもピースだったのか。こういうのを聴くとHIPHOPってやっぱり素晴らしいものだと再認識させられますね。オールドスクール万歳!(2004/06/26)

MICHAEL SPEAKS/No equal (1995)

メインホームページの旧レビューを再アップ


ADINA HOWARD/You don't have to cryでのデュエットでデビューしたMICHAEL SPEAKSが95年にリリースしたデビューアルバム。骨太なヴォーカルでなかなか聴かせる好盤です。ヘビー・ファンクの2. I'll make it allright、H-TOWN/Knockin' da boot似の3. Is it still good、メロウ・ミディアムの5. I specializeとAL JOHNSON AND JEAN CARNEネタの6. Heartbreaker、スロウの7. From the backまではかなり良かったんですが、それ以降の曲はポップ過ぎる曲調で×でした。ボーナストラックとして13曲目に上記You don't have to cryのリミックスが収録されており、メロウ・ミディアムの好リミックスとなってます。安ければ買って損はないと思います。(2003/03/16)

SAN QUINN/Live n direct (1995)

メインホームページの旧レビューを再アップ

 
 
JT THE BIGGA FIGGAのレーベルGET LOW RECORDSから95年にリリースされたSAN QUINNの(おそらく)2ndアルバム。プロデュースはJT & G-MAN STANというお馴染みのメンツなのでJT好きな自分にとってはそれだけで評価が甘くなるが、ベストカットはスペーシーメロウなトラックにGET LOWクルーのマイク・リレーが激ヤバの14. How low can u goで、他には、もの哀しい3. Ya betta come on in、郷愁感のある4. A tight lacin'、MAC MALL参加のホーラーコア7. Young G's perspective、夕暮れモードの8. Time 2 rize、ピーヒャラシンセが効いた哀愁メロウ9. Havin' a ball、スペーシーなキーボードが心地よい11. Live-n-directがGOOD。(2003/01/03)

MR. MONEY LOC/No Fear No Pain (1996)

新レビュー
 
 

オハイオ州クリーヴランドのMR. MONEY LOCが96年にリリースした7曲入りミニ・アルバム。プロデュースはEQ、MR. MONEY LOC、BOBBY JONES、JAZZMARK、E-NUF。マイナーな割りにかなり聴きごたえのある内容で特に、ボコーダー入りでGスタの哀愁を感じるA2. Guns Gave Me Dead Homies、BDP/The Bridge Is Overをモチーフにしたであろうダークなピアノが効いたA3. Situation Critical、優しげメロウなA4. Dedication、EDWIN BIRDSONG/Rapper Dapper Snapper使いのメロウ・ミディアムB1. Black Amerikkka、ホラーコアなB3. Rump ShakeがGOOD。(2019/10/13)

EPMD/Business As Usual (1990)

新レビュー

 

 

NY出身のERICK SERMON(aka E-DOUBLE)とPMDのデュオEPMDが90年にDEF JAMからリリースした3rdアルバム。プロデュースは、EPMDとDJ SCRATCH。巷では彼らの最高傑作と評価されているみたいだけど、個人的には1stと2ndが最高傑作、次いで4th、この3rdはアベレージだと思ってる。まあ、そうはいっても他のラッパーのアルバムと比べたら聴き応えたっぷりで、特にOHIO PLAYERS/Laid It、BOOBIE KNIGHT & THE UNIVERSAL LADY/The Lovomaniacs、FUNKADELIC/Let's Take It To The Stage、JAMES BROWN/Funky Drummer & The Paybackネタの迫りくるアクション映画のような1. I'm Mad、L.L.COOL J参加でMANDRILL/Lord Of The Golden Baboon、LOWELL FULSON/Tramp、B.T. EXPRESS/Still Good使いのファンキーな3. Rampage、LOVE UNLIMITED ORCHESTRA/Strange Games & Thingsネタの鬼渋いファンキー・チューン4. Manslaughter、JOE TEX/Papa Was Too、JAMES BROWN/Get On The Good Foot使いのシリーズ物5. Jane 3、LYN COLLINS/You Can't Love Me If You Don't Respect、ESG/UFOネタのノイジーでファンキーな6. For My People、JAMES BROWN/Take Some... Leave Some & The Payback、MELVIN BLISS/Synthetic Substitution使いのハーコー・シット7. Mr. Bozack、シングルヒットしたFUNKADELIC/Knee Deep、DENROY MORGAN/I'll Do Anything For You、JAMES BROWN/It's A New Dayネタの8. Gold Digger、 THE O'JAYS/Give The People What They Want、THE HONEY DRIPPERS/Impeach The President使いの渋い9. Give The People、REDMANをフィーチャーしたBOB JAMES/Nautilus 使いの鬼ファンキーな11. Brothers On My Jock、GROVER WASHINGTON, Jr./Hydra、EDDIE KENDRICKS/Keep On Truckin'ネタの渋すぎるファンキー・ナンバー12. Underground、ALBERT KING/I'll Play The Blues For You、JAMES BROWN/Funky Drummerネタのピアノループがクセになる14. Funky PianoがGOOD。(2019/10/12)

DFC/Things In the hood (1994)

メインホームページの旧レビューを再アップ

 (全面改訂)

 

 

ミシガン州フリント出身でMC BREEDの従兄弟AL BREEDとT DOUBLE E(T-DUB)のコンビ DFC(DA FUNK CLAN) が94年にリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、DJ SLIP、MC BREED、MC EIHT、THE D.O.C.、WARRENG、SWIFT Cとなかなか豪華な面々。(余談だが、このSWIFT C、以前紹介したD-ROCK & SWIFT-Cのメンバーだったんですね!最近知りました。) バラエティに富んだ好盤で、特に暗めのトラック上でBUSHWICK BILLが不気味に呟く 1. A Piece Of My Mind (Intro)、DJ SLIPによる、100%MC EHT 印、というかもはやMC EIHTが主役の夕暮れ哀愁ナンバー3. Caps Get Peeled、MC EIHT参加でファンク・ビートに PLAYER/Baby Come Backを合わせたハートウォーミングな4. Mo' Love、WARREN G製作&参加のウエストコーストテイストのファンク6. Pass The Hooter、MC BREEDが貫禄たっぷりなラップを披露するダーク&ハードコアな8. Death B-4 Dishonesty、ドライブ感溢れるファンク10. Roll With The Clan、じわじわ効く渋味のファンク13. Da BombがGOOD。大好きなアルバムの一つですね。(2019/10/11)

TROOP/Attitude (1989)

メインホームページの旧レビューを再アップ

 

 

5人組コーラス・グループTROOPが89年にリリースした2ndアルバム。プロデュースは、JOYCE FENDERELLA IRBY、DALLAS AUSTIN、GERALD LEVERT、CHUCKII BOOKERといった豪華な面々。収録曲のほとんどがNEW JACK SWING系のアップなので、個人的にはかなり厳しかったが、CHUCKII BOOKER制作の人気メロウ・グルーヴ5. Spread my wingsとTONY TONI TONE/(Just) Me & Youにも似たミディアム7. I will always love youはGOOD!機会があれば聴いてみて下さい。(2005/07/09)