MC BREED/Big Baller (1995)
新レビュー
ミシガン州フリントを代表するラッパーMC BREEDが95年にリリースした4thソロ・アルバム。プロデュースは、BREED自身にDJ FLASH、SHORTY B、JAZZE PHA、PEE-WEE、AMP FIDDLER等。場末のバーで歌うブルースマンのごとく渋く円熟味があるアルバムだね(かなり地味だが...)。バーボン片手に酔いどれ気分で聴くとマッチするかも。ブルージーなイントロ1. Intro、泥臭くて郷愁感のある2. SFNU、JOE SIMON/Drowing In The Sea Of LoveネタにL.A. DRE のピアノも印象的なブルージー・ファンク・トラックにJIBRIとTOO SHORT(しゃべりのみ)をフィーチャーした4. Sea Of Bud、BEASTIE BOYSの声ネタが耳を惹くファンキーで妖しげなトラックにBEASTIE BOYSのDJをしていたHURRICANEが参加した5. Real MC、CRAIG MACK/Flava In Ya Earにも似たシンプルなトラックにSLICK RICKの声ネタを合わせた7. Say What、どことなく夕暮れを感じるトラックにKOOL-ACEとJIBRIをフィーチャーした10. Nightlife、P-FUNKを意識したであろう11. Been Round For Yearsがお気に入り。惜しくも亡くなってしまいましたが、再評価されてほしいMCの一人。(2019/09/21)
