OLD 2 DA NEW SCHOOL -33ページ目

THE BYRDS/Fifth Dimension (1966)



アメリカのフォークロック・バンドTHE BYRDSが1966年にリリースした3rdアルバム。正直、このアルバムで聴きたかったのは9. Captain Soulのみ。インストだが、LOWELL FULSOMばりのブルース・ファンクで、これはマジでカッコいい!BYRDSってフォークのイメージしかなくて、手が出せなかったが、この曲には参りました。(おそらくBYRDSファンの大半がただのインストって思うかもしれないが…) これ以外は全然好みは少なく、強いて言えば5. What's Happening?!?!が聴けたくらい。(2021/09/11)

McFADDEN & WHITEHEAD/Same (1979)

ソングライターとしてO'JAYS等のフィリーソウルを支えたMcFADDEN & WHITEHEADが1979年にリリースした1stアルバム。BIZ MARKIE(R.I.P.)が一連のサンプリング騒動を嘲笑うように、あえてまんま使いしたことでも知られるダンス・クラシック1. Ain't No Stoppin' Us Nowがやはり白眉でしょう!ノリの良いリズムにフィリー特有の流麗なメロディが最高ですね~。他にもドラマチックなピアノが耳を惹くメロウ・ミディアム2. I've Been Pushed Aside、ハンドクラップ・ビート入りのご機嫌なダンス・ナンバー3. Mr. Music、小気味良いホーンもナイスなファンク・チューン4. Just Wanna Love You Baby、郷愁感溢れるメロディが最高なダンス・チューン5. Got to Change、STYLISTICSばりのスウィートなスロウ6. You're My Someone to Love、ピュンピュン音も入った少しコズミックなディスコ・ナンバー8. Do You Want To Danceもお気に入り。(2021/09/04)

STARSHIP/Knee Deep in the Hoopla (1985)

サンフランシスコのロックバンドSTARSHIPが1985年にリリースしたアルバム。元々はサイケデリック・バンドJEFFERSON AIRPLANEがその母体みたいでしたが、メンバーチェンジの紆余曲折を経てSTARSHIPとなったみたいです。このアルバムだと、全米1位に輝いた1. We Built This Cityと2. Saraに尽きますね!We Built This Cityは、まさに産業ロックの鏡というべきもので、これ以上ポップなものあるの?っていうくらいポップでノリがよく最高ですね!Saraは、うって変わって甘酸っぱい雰囲気漂うバラードで、これもラジオでガンガンかかってましたね。3. Tomorrow Doesn't Matter Tonightもシングルカットされた、いかにも80年代らしい華やかでいて、少し寂しげなサウンドでいいね。産業ロックというとバカにされる風潮があるけど、産業ロック全盛時に洋楽にハマった自分は、なんとも思わないんだよね。まあ、曲によって好き嫌いはあるけど。こういったものも偏見なく聴いて欲しいところ。(2021/08/28)

V.A./B-Ball's Best Kept Secret (1994)



1994年にNBAの人気プレーヤーがラップを披露した企画アルバム。本職ではないが、なかなか聴かせてくれ、特にKURIOUSが参加した深いベースラインがもろNYサウンドな2. DANA BARROS/Check It、生楽器と思われる渋くてファンキーな3. MALIK SEALY/Lost in the Sauce、暗く混沌とした4. SHAQUILLE O'NEAL f/ILL AL SKRATCH/Mic Check 1-2、WARREN G.プロデュース&参加で、G-FUNKフリークの間でも人気のあるレイドバック・メロウ6. CEDRIC CEBALLOS With WARREN G./Flow On、ANT BANKS制作で、寂しげなピーヒャラ・シンセと女性コーラスが耳を惹く7. BRIAN SHAW/Anything Can Happen、タイトなドラムにアンビエントなウワモノの8. CHRIS MILLS/Sumptin' to Groove To、これもG-FUNKシーンでも大人気で、QD IIIによる浮遊感溢れるシンセにファンク・ビート、それにハスキー声のMONEY B.のアシストが絶妙にブレンドされた10. JASON KIDD f/MONEY B./What the Kidd Didd、DJ SLIPによるCMWまんまなドープなファンク・サウンドにシビれる11. J.R. RIDER/Funk in the Trunk、伝統的なオークランド・スタイル(AL EATON !)の極上メロウ・ファンク14. GARY PAYTON/Livin' Legal and Large、HERBIE HANCOCK/Do a Thing使いのストレートNYなトラックにDIAMOND D、GRAND PUBA、A.G.、SADAT Xをフィーチャーした16. DANA BARROS & CEDRIC CEBALLOS/Ya Don't Stopがお気に入り。(2021/08/21)

DJ QUIK/Safe + sound (1995)

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(追記あり)

ウエストコーストのベテランDJ QUIKが1995年にリリースした3rdアルバム。このアルバムもいつもどおりのQUIKスタイルでファンなら安心して聴けると思います。1曲目のイントロStreet level entranceからピーヒャラシンセと浮遊感溢れる上物が絡むメロウな曲で期待が高まり、続くCAMEO/Rigor mortis使いのシンプルなファンク・ナンバー2. Get At Me、 GEORGE McCRAE/I Get Lifted、PARLIAMENT/The Freeze (Sizzaleenmean)使いの和み系メロウ3. Diggin'u outとド定番THE BROTHERS JOHNSON/Strawberry Letter 23ネタのレイドバックしたタイトル曲4.で変わらないQUIKに一安心。WARREN G.辺りにも通じるメロウ・グルーヴが最高な5. Somethin' 4 tha mood、TOO SHORTも使ったONE WAYの定番ネタDon't fight the feelin'使いの7. Can I eat it?、THE MAIN INGREDIENT/California My Wayのビート使いで素晴らしくソウルフルな8. Itz Your Fantasy、BETTY WRIGHT/Tonight Is the Night (Live)ネタのまろやかなメロウ・グルーヴ9. Tha Ho in You、ベストトラックで、YOUNG & COMPANY/I Like (What You're Doing to Me)をテンポを落として使った絶妙なウェッサイ・ファンク10. Dollaz + sense、ADC BAND/Long Strokeのビートにイカしたブリブリシンセが魅力的なファンク11. Let you havit、タイトルどおり、夏に聴いたら最高なJERMAINE JACKSON/You Like Me Don't Youネタの爽快メロウ12. Summer breeze、シリーズ物のインスト13. Quik's groove Ⅲ、BANBARA/Shack upネタのノリノリ・ファンキーな14. Sucka free、PARLIAMENT/Colour Me Funky、THE BLACKBYRDS/Do It, Fluidネタのブリブリっとしたメロウ・ファンク15. Keep Tha P in It等々ほとんど駄曲は見当たりません。ウェッサイファンなら必聴のアルバムです!(CDにはラストにBonus trackが1曲収録されているみたいです。(レコードしか持っていないのでその曲は未聴です...))(2003/02/22)


追記♪

やっとCD購入^^;

ボーナス・トラックの17. Tanquerayは、BRASS CONSTRUCTION/Get Up to Get Down、RICK JAMES/Bustin' Out (On Funk)、GEORGE CLINTON/Atomic Dog使いのウェッサイ・ファンクで最高!もっと早く買えばよかったな~

当時のG-FUNK好きなら聴いて当たり前のアルバムですね!(2021/08/14)

DAVE MASON/It's Like You Never Left (1973)

元TRAFFICのギタリストDAVE MASONが1973年にリリースしたアルバム。スワンプ・ロックなどのアメリカンなサウンドを感じることができるナイスなアルバムで、特にファンキーでいて、郷愁感もにじみ出る1. Baby... Please、アメリカの南部を感じるロック3. If You've Got Love、疾走感のある5. Head Keeper、ホーンセクションとピアノが南部丸出しなファンキー・ナンバー6. Misty Morning Stranger、トロピカルで心地よいファンキーな7. Silent Partner、パーカッシブなリズムに渋いギター、エレピがカッコ良すぎな8. Side Tracked、STEVIE WONDERのハーモニカが印象的な郷愁感溢れる9. Lonely One、パーカッシブなリズムが最高にファンキーな10. It's Like You Never Leftがお気に入り。(2021/08/07)

MC LYTE/Seven & Seven (1998)


 

フィーメールMCの大御所とも言えるMC LYTEが1998年にリリースした6thアルバム。プロデュースは、MILK DEE、MISSY ELLIOT、THE NEPTUNES、LL COOL J、MARC KINCHEN、DYNAMIC DUO、POKE & TONE、L.E.S.、RON LAWRENCE、DJ PETER PANIC、NAT ROBINSON。デビューから聴いてるが、コンスタントにアルバムをリリースしてるのは素直に凄いね。大ネタ使いの分かりやすい曲が多く、 FRANCIS SCOTT KEY AND JOHN STAFFORD SMITH/The Star-Spangled Bannerを使ったロックなトラックにMISSY ELLIOTTをフィーチャーした1. In My Business、兄貴分AUDIO TWO/Top Billn'使いのインタールード3. This Emcee、これが本番とばかりにTop Billn'をカバーし、MILK DEEもラップで参加した4. Top Billin'、VANITY 6/Nasty Girl使いのノリノリな5. Give Me What I Want、CHIC/Le Freakまんま使いのパーティー・グルーヴ6. Woo Woo (Party Time)、これまた古典的なB.T. EXPRESS/Do It ('Til You Sastified)ネタの分かりやすくファンキーな7. Playgirls Play、またまた有名ネタDAVID BOWIE/Fame使いのクールな8. Put It on You、クラシックのMFSB/Love Is the MessageとJEAN-JACQUES PERREY/E.V.A.ネタの分かりやすいトラックにBEENIE MANが参加した9. Propa、70年代のSTEVIE WONDERっぽい音使いのファンキーな11. I Can't Make a Mistake、ダンス・クラシックA TASTE OF HONEY/Boogie Oogie Oogieまんま使いのグルーヴィーな13. Oogie Boogie、人気曲SYLVIA STRIPLIN/Give Me Your Love使いのノリノリ・パーティー・ナンバー14. Party Goin' On、少し郷愁感のある16. Closer、定番ブレイクTHE HONEY DRIPPERS/Impeach The Presidentネタのインタールード17. Radio's Nightmareがお気に入り。(2021/07/31)

EPMD/Strictly Business (1988)


 

ERICK SERMON aka E-DOUBLE-EとPARRISH SMITH aka PMD(当時の表記はPEE MD)のレジェンド・コンビEPMDが1988年にリリースした記念すべきデビュー・アルバム。プロデュースは、EPMD自身。いやー、EPMDの登場は衝撃的でしたね!最初のシングルIt's My Thing聴いたときには、なんじゃこのモゴモゴしたラップは!?ってかなり新鮮でしたね~ もちろんネタ使いも渋くて最高だね!

1. Strictly Business
ERIC CLAPTON/I Shot the Sheriff、KOOL & THE GANG/Jungle Boogieネタのクラシック!元ネタはBOB MARLEYのカバーで、もちろんレゲエなんどけど、レゲエ感を感じさせないファンクネスが流石だね!
2. I'm Housin'
ARETHA FRANKLIN/Rock Steady使いのファンキーな一発!元ネタが大好きなんで、無条件に降伏だな。
3. Let The Funk Flow
THE J.B.'S/(It's Not the Express) It's the J.B.'s Monaurail、OTIS REDDING/Nobody Knows You (When You're Down and Out)使いの渋いファンキー・トラックにBEASTIE BOYS/Slow and Lowの声ネタを合わせた佳曲。
4. You Gots To Chill
ZAPP/More Bounce to the Ounce、KOOL & THE GANG/Jungle Boogie、JUICE/Catch a Grooveを使った鬼ファンク!このZAPP使いがウエストコーストに強い影響を与えたのは間違いないね。
5. It's My Thing
THE WHOLE DARN FAMILY/Seven Minutes of Funk、MARVA WHITNEY/It's My Thing、SYL JOHNSON/Different Strokes、MOUNTAIN/Long Redネタのクラシック!この曲の衝撃は今でも忘れない!出だしの「MCs out there, you better stand clear EPMD is a world premier」のラインがかっこ良くて好きだな~
6. You're A Customer
独特なドラムにZZ TOP/Cheap Sunglasses、STEVE MILLER BAND/Fly Like an Eagle、KOOL & THE GANG/Jungle Boogieを合わせたシンプルながら耳に残るクラシック。
7. The Steve Martin
OTIS REDDING/Let Me Come on Home、JOESKI LOVE/Pee-Wee's Dance、CLOUD ONE/Patty Duke使いのアーシーな佳曲。
8. Get Off The Bandwagon
シンプルなドラムにアシッドな感じなウワモノが強烈。なぜか引き込まれる曲。
9. D.J. K La Boss
KASHIF/The Mood、7TH WONDER/Daisy Lady、L.T.D./Cuttin' It Up、MICHAEL JACKSON/Thriller、STEVE MILLER BAND/Take the Money and Run、THE COLD CRUSH BROTHERS/Fresh, Wild, Fly and Bold、STEADY B/Bring the Beat Back、UTFO/Roxanne Roxanne、FANCY/Feel Good、BESIDE/Change the Beat (Female Version)、FAT BOYS/Human Beat Box、WHISTLE/(Nothing Serious) Just Buggin'を使ったDJのテク見せナンバー。昔のアルバムにはこういったのがよく入ってたな。アルバムのアクセントには丁度いい。
10. Jane
EPMDではお馴染みのJaneシリーズのスタートがこれ。RICK JAMES/Mary Jane、JOE TEX/Papa Was Tooネタが最高だね!
(2021/07/24)

T.I./T.I VS T.I.P (2007)


 

T.I.が2007年にリリースした5thアルバム。プロデュースは、MANNIE FRESH、JUST BLAZE、WYCLEF JEAN、TIMBALAND、DANJA、THE RUNNERS、EMINEM等々。映画『スーパーフライ』のサントラのような雰囲気のトラック上でT.I.P.編の始まりを告げる1. Act I: T.I.P.から惹き付けられますね。MANNIE制作でドラマチックなギターも印象的な2. Big Shit Poppin'、ヒリヒリとした感触の3. Raw、これもMANNIEが手掛けたN.W.A/Dopeman(Remix)ネタの映画『ロッキー』を思い起こさせる5. Da Dopeman、JAY-Zをフィーチャーしたブルージーな6. Watch What You Say To Me、サイケデリックな雰囲気のトラック上でALFA MEGA、BUSTA RHYMESとマイクを回す7. Hurt、1.と同じトラックでT.I.編の始まりを告げる8. Act II: T.I.、BARRY WHITE/Somebody's Gonna Off The Manネタのドラマチックな9. Help Is Coming、生楽器の軽いトラックにNELLYをフィーチャーした12. Show It To Me、エレピが最高に心地よいジャジー・ナンバー13. Don't You Wanna Be High、郷愁感を感じるトラックにEMINEMが参加した14. Touchdown、ファンキーなビートにもの哀しげなメロディの16. Tell 'Em I Said That、ピアノのメロディが哀しげな18. My Typeがお気に入り。(2021/07/17)

SPINNERS/Dancin' And Lovin' (1979)


 

フィリー・ソウルを代表するグループSPINNERSが1979年にリリースしたアルバム。プロデュースは、「フワ フワ!レッツオールチャンッ!」の大ヒットでお馴染みのMICHAEL ZAGER。MICHAEL ZAGERなのでファンク感はかなり薄めで、都会的なディスコ・サウンドの2. Body Language、アルバムの中では一番ファンキーでノリの良い6. One, One, Two, Two, Boogie Avenue (Home Of The Boogie, House Of The Funk)しか聴けなかったですね。(2021/07/10)