STETSASONIC/In full gear(1988)
THE ROOTSより前にHIPHOP BANDを名乗っていたNYのSTETSASONICが88年にTOMMY BOY RECORDSからリリースした2ndアルバム。メンバーはDADDY O、DELITE、DBC、FRUITKWAN、PRINCE PAUL、WISEの6人。(FRUITKWANとPRINCE PAULは後のGRAVEDIGGAZ) 1stは当時酷評されていたのですが、この2ndは誰もが認めるクラシック!HIPHOPフリークにはROY AYERS/Expansions (最高!)ネタのTalkin' All That Jazzが有名ですね。JAZZ使いの曲でこれを超える曲はそうないはず。また甘茶フリークにはコーラスに甘茶グループFORCE M.D.'SをフィーチャーしたFLOATERS/Float Onのカバーが有名で、このネタ使いの曲では、(思い入れも含めて)これを超える曲はないね。
1.In Full Gear
JOHNNY HAMMOND/Shifting Gears、COMMODORES/Assembly Line、KOOL & THE GANG/Who's Gonna Take The Weightの定番ネタ使いだけど、ビートがイマイチ。
2.DBC Let The Music Play
MACEO&THE MAX/Cross The Track使いのファンキーな一発。
3.Freedom Or Death
パーカッションのみのトラック上でラップするインタールード的な曲。
4.Float On
FLOATERS/Float Onをカバーした甘茶ラップの金字塔!FORCE M.D.'Sのコーラスもバッチリ。
5.Stet Troop '88 !
ヒューマンビートボックスをフィーチャーした曲だけど、ビートが酷過ぎ… ヒューマンビートボックスだけでよかったのに。
6.Pen And Paper
ドラムがドタバタし過ぎだな。
7.Music For The Stetfully Insane
FUNKADELIC/Atmosphereネタだけど、全然良くない。
8.We're The Band
JAMES BROWN/Funky Drummer使いのファンキー・チューン。
9.Rollin' Wit Rush
ファンキーなトラック上でスクラッチでメンバー紹介。こういう曲好きだね~。
10.This Is It, Y'all(Go Stetsa II)
アーシーさも感じるファンキー・ナンバー。
11.Extensions
短いインタールード
12.Sally
ビートだけで満腹になれる鬼ファンキーなクラシック!DYKE&THE BLAZERS/Let a woman be a woman,let a man be a manネタ。
13.Talkin' All That Jazz
LONNIE LISTON SMITH/Expansionsを使ったジャジー・ヒップホップの完成系!各方面から評価されているのも頷けるね。
14.It's In My Song
SLY & THE FAMILY STONE/Sing a Simple Song使いのファンキー・チューン。
15.The Odad
レゲエ物だけど、アベレージかな。
16.Miami Bass
ISAAC HAYES/BreakthroughのビートにMOHAWKS/The Champを合わせた鬼ファンキーな一発!タイトルどおりミックスにマイアミのLUKEとMR.MIXX(2LIVE CREW)も参加しているところもミソ。
17.Showtime
HANK BALLARD/From The Love Sideネタのファンキー・ナンバー
駄曲もあるけど、聴いておくべき名盤に間違いなし。(2013/03/30)
CAESAR FRAZIER/75 (1975)
ハモンド・オルガン奏者CAESAR FRAZIERが75年にリリースしたアルバム。このリズムに乗れないやついるの!?って思うほどファンキーな1.Mighty Mouse、SEALS&CROFTSのカバーで郷愁感溢れるオルガンが最高な2.Summer Breeze、小気味良くてファンキーな3.Sweet Children、アーシーな4.Funk It Down、STEVIE WONDERのカバー11.Living For The City、郷愁感溢れるオルガンが光るグルーヴィーな12.Walking On The Sideと全曲イケるね。「Hail Caesar !」よりは確実に聴けるアルバムだね。(2013/03/29)
CHINGY/Hoodtsar (2006)
セントルイスの人気MC"CHINGY"が2006年にリリースした3rdアルバム。プロデュースは、JERMAINE DUPRI、MR. COLLIPARK、MANNIE FRESH、THE TRAK STARZ、TIMBALAND、DJ PAUL & JUICY J、PAULY PAUL、KWAME。1分弱の短いイントロながら電子音も印象的な1. Intro (Rid'in Wit Me)、THREE 6 MAFIAをフィーチャーしたメンフィス・マナーのジクジクした3. Club Gettin' Crowded、独特なウワモノがファンキーな5. Bounce That、サザン流儀の落ち着いた6. Cadillac Door、重苦しい雰囲気の7. Dem Jeans、TYRESEの歌も雰囲気を惹き立てる和み系メロウ8. Pullin' Me Back、MR. COLLIPARKらしいイケイケ・サウス・チューン9. U A Freak (Nasty Girl)、オールドスクーラーKWAMEが手掛けたアゲアゲ番長FATMAN SCOOPをフィーチャーしたアゲアゲな13. Let's Ride、ボーナスとして収録されたファンキーな14. How We Rollがお気に入り。やっぱCHINGYのラップには華があるね。インディでいいからリリースを続けて欲しいですね。(2013/03/28)
MARY J. BLIGE/What's The 411? (1992)
ヒップホップR&Bの第一人者"MARY J. BLIGE"が92年にリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、TONY DOFAT、PUFFY、DAVE"JAM"HALL、MARK MORALES、MARK C. ROONEY、DEVANTE SWING。大ヒットしたAUDIO TWO/Top Billin'使いのメロウ・グルーヴ3.Real Loveはもちろん当時から知っていたんですが、なんかその売り出し方があまり気に食わなかったため長い間、聴かず嫌いしていたんだよね。たまたま安くで売っていたんで購入して聴いてみるとその完成度の高さに驚愕!ヒップホップ・ビートで攻めるイントロ1.Leave a Messageから強烈で、前述の3.Real Love、PATRICE RUSHEN/Remind Meのフレーズを歌う郷愁ミディアム4.You Remind Me、GROVER WASHINTON JR./Hydraネタ上でBUSTA RHYMEが吠える5.Intro Talk、RUFUS&CHAKA KHANの名曲を原曲に忠実にカバーした6.Sweet Thing、BOBBY CALDWELL/What You Won't Do for Love使いの7.Love No Limit、K-CIとデュエットしたエモーショナルなスロウ8.I Don't Want To Do Anything、しっとりと大人のスロウ9.Slow Down、メロウ・ミディアムの10.My Love、ERIC B.&RAKIM/My Melodyビートに寂しげなピアノが絡む11.Changes I've Been Going Through、GRAND PUBAをフィーチャーしたOHIO PLAYERS/Pride And Vanity使いのファンキーな12.What's The 411?とほぼ全曲最高!間違いなくクラシックと呼べるアルバムだねこれは。もっと早く聴いておけばよかったな。(2013/03/25)
STEADY B/Let The Hustlers Play (1988)
フィリー・ヒップホップのパイオニアSTEADY Bが88年にリリースした3rdアルバム。プロデュースは、LAWRENCE GOODMAN、KRS-1、DJ TAT MONEY等。そのドープなトラックとラップはかなり衝撃的だったなー。今聴いても身震いするくらいカッコイイ!
A1. Let The Hustlers Play
JAMES BROWN/Give It Up Or Turn It Loose、NATURAL HIGH/Searchin’を使ったクラシック中のクラシック!イントロのベースラインとビートからノックアウト確実。JAMES BROWNの声ネタのハメ具合も最高だね。プロデュースはLAWRENCE GOODMANとCHUCK NICE。
A2. Certified Dope
AVERAGE WHITE BAND/Pick Up the Pieces使いのファンキーな佳曲。プロデュースはLAWRENCE GOODMANとSTEADY B。
A3. The Undertaker
KRS-ONEプロデュース&参加だけど、ビートがイマイチなんだよな。
A4. I Got Cha
JOE TEX/I Gotcha使いのドープな一発!これもJOE TEXの声ネタのハメ方が抜群!でも12インチ・バージョンが数倍カッコ良いけどな。プロデュースはLAWRENCE GOODMAN。
A5. Turn It Loose
ちょい渋めのファンキー・ナンバー。プロデュースはKRS-ONE。
B1. Ya Know My Rucka
うーん、ビートのハネ具合がイマイチかな。プロデュースはLAWRENCE GOODMANとCHUCK NICE。
B2. Serious
KRS-ONEプロデュース&参加でTHE TURTLES/I'm Chief Kamanawanalea (We're the Royal Macadamia Nuts)ネタの鬼ドープなクラシック!
B3. Do What You Wanna Do
HILLTOP HUSTLERS印のイントロのビートとスクラッチでノックアウト間違いなしの鬼ファンキー・チューン!ノリの良さもバッチリ!プロデュースはLAWRENCE GOODMANとCHUCK NICE。
B4. Who's Makin' Ya Dance
アルバム中最も異色な感じがするねこの感じは。あまり好きじゃないかな。プロデュースはLAWRENCE GOODMANとCHUCK NICE。
B5. On The Real Tip
これといってインパクトはないかな。プロデュースはLAWRENCE GOODMANとSTEADY B。
B6. Through Thick-N-Thin
これも特に印象はないかな。プロデュースはLAWRENCE GOODMANとSTEADY B。
シングルのリミックスを収録したCDでの再発を望む!(2013/03/16)
STEADY B/Serious (12')(1988)
HILLTOP HUSTLERSの看板MCだったSTEADY Bの3rdアルバムからのファ-ストシングル。
A1. Serious (Ceereeus BDP Remix)
KRS-ONEプロデュース&参加でTHE TURTLES/I'm Chief Kamanawanalea (We're the Royal Macadamia Nuts)ネタの鬼ドープなクラシックのオリジナルにDR.JOHN/ Right Place, Wrong Timeを追加。リミックスはDJ DOCとKRS-ONE。
A2. Serious (LP Mix)
やっぱオリジナルが一番かな。最高にドープ!
B1. I Got Cha (Philly Extended Remix)
JOE TEXの声ネタのイントロから続くドープなビート、オリジナルにはないファンキーなギターが最高にドープ!これアルバムに収録して欲しかったなー、マジで。
B2. I Got Cha (LP Mix)
JOE TEX/I Gotcha使いのオリジナル。これもドープなんだけどリミックスには及ばないな。
(2013/03/16)
STEADY B/Let The Hustlers Play (12')(1988)
HILLTOP HUSTLERSの看板MCだったSTEADY Bの3rdアルバムからのファ-ストシングル。
A1. Let The Hustlers Play (Extended Remix)
LPバージョンとあまり変わらないけど、元がカッコイイだけにカッコ良さも倍増されている気がするね。リミックスはLAWRENCE GOODMAN。
B1. On The Real Tip
これといってインパクトはないかな。プロデュースはLAWRENCE GOODMANとSTEADY B。
(2013/03/16)
CENTRAL LINE/Same (1981)
UKのファンク・バンドCENTRAL LINEが81年にリリースしたアルバム。プロデュースは、ROY CARTER。なんといってもNo.1にもなった最強ダンス・クラシックの1.Walking Into Sunshineだな、やっぱり!人懐っこいメロディが最高だね。他にもディスコ・ファンクの2.I Need Your Love、ラテン・フレイヴァのディスコ・グルーヴ3.Breaking Point、エレクトロっぽさを感じるダンス・ナンバー4.Shake It Up、CHIC/Good Timesっぽさを感じるピアノが耳を惹くディスコ・ファンク6.Don't Tell Me、正統派スロウって感じの7.Goodbyeと捨て曲なし。ダンクラ好きなら聴いておきたいアルバムですね。(2013/03/15)
WC/Ghetto Heisman (2002)
ウェストコーストのベテランWCが2002年にリリースしたアルバム。プロデュースは、BRIAN WILSON、BUCKWILD、BATTLECAT、RICK ROCK、CRAZY TOONES等。LOW PROFILE時代から好きなMCの一人で、武骨な感じが最高ですね。KOKANEのいつもどおりなVo.も最高なファンク2. Bellin、SCARFACEとタッグを組んだ渋さ100%な5. So Hard、P-FUNKテイストのトラックにCASEが歌でバックアップする6. Flirt、ICE CUBE、MACK10とのWESTSIDE CONNECTIONで攻めるヘビー・ファンク8. Walk、BUTCH CASSIDYの歌も雰囲気にマッチしたセピア色のメロウ・ナンバー9. Tears of a Killa、硬質な感じの11. Throw Ya Hood Up、 ICE CUBEとMC REN(!)をフィーチャーした漢気溢れる12. Wanna Ride、サウスのようなブルージーな16. Something 2 Live 4がお気に入り。ゲストの人選も含めてやっぱカッコ良いアルバムだね。(2013/03/14)
BORN JAMERICANS/Kids From Foreign (1994)
ワシントンDCのレゲエ・シンガーNOTCHとレゲエDJのSHINEのデュオBORN JAMERICANSが94年にDELICIOUS VINYL RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、彼等自身とCHUCKY THOMPSON。FRIGHTY & COLONEL MITEを思い出したけど、彼らよりはヒップホップ色は濃いね。重たい雰囲気のヒップホップ・レゲエって感じの1. Instant Death Interlude、AL GREEN/I'm Glad You're MineのビートにWILLIE WILLIAMS/Armagideon Timeを合わせた2. Warning Sign、CARLTON AND THE SHOES/Love Me Forever使いのグラウンドビーツ風の4. Sweet Honey、THE UPSETTERS/Chim Cherieネタのルーツ・レゲエっぽい雰囲気の5. Informa Fe Dead、BERT KAEMPFERT/Afrikaan Beat使いのホンワカした7. Ain't No Stoppin'、シンプルだけどなかなか惹きつけられる11. Boom Shak-A-Tack (Dancehall Remix)がGOOD。期待はしていなかったかけど結構好きだねこのアルバム。(2013/03/13)



