今日は実際にあった不思議な
話をしたいと思います。
私が下の子を妊娠したぐらいのときの
話です。
その時の会社の次長はとんでもなく
嫌な人でした。
妊娠した私に
えっ?マタハラですか?
っていう発言を
当たり前のようにしてくる
人でした。
そんな心ない言葉を聞くたびに
私はなんとも言えない気持ちに
なっていました。
もちろん私は罪悪感を感じる
必要はありませんが、
妊娠したことで
これからお世話をかける
こともあり、
強く言い返すこともできずに
悶々としていました。
そして次長に対して嫌な気持ちを
抱いていたのは私だけでは
ありませんでした。
それは今一緒に働いている
怖ーいバイトの先輩です。
当時先輩とは店舗は違いましたが、
部署が同じだったため、
休憩室が一緒で
話しをする機会がありました。
先輩も次長から心ない言葉を
真っ向から受けたのか
めちゃめちゃ言われたことを
根に持っていました。
先輩は以前この会社を辞めたあと
違う職場で働いていましたが、
そこで本気で嫌いな人がいたらしく、
その嫌いな人のために
縁切り神社にわざわざ京都まで
行ったことがあるそうです。
そのことを私に教えてくれました。
結局は先輩がそこの職場を辞める
ことで縁切りにはなったそうですが
その話をしたあと
『次長もムカついて仕方ないから、
縁切り神社に行ってみようと思う。』
と意気揚々と話していました。
そしてそんな先輩に私はある提案を
しました。
『そんなことしなくても大丈夫ですよ』
先輩『えっ?どういうこと?』
私『私もすでに次長に縁切りの儀式を半年前くらいからしています。
もうそろそろ効力があるとおもいますので』
先輩『へ?何それ?呪いか何か?
やってるの?』
私『呪いは自分にも返ってくるので、
そんな生産性のないことは
しません。』
私『誰も傷つけずに、自分も
痛手を負わずに縁切りする方法が
あります。
情報元はYouTubeですが、
私は何故だかそれは効力があると
疑っていません。』
と何やら私の神妙な面持ちに先輩は
『なにそれ勿体ぶらずに
早くそれ教えて!!!』
と急かしてきました。
私『はい、その方法は
嫌いで憎くて仕方ない相手に対して
心から幸せを願うことです。』
そんな私の答えに
先輩は
『へ!?…』と
納得のいかない怪訝な顔で
私を見てきました。
そして私はさらに説明を続けました。
私『そもそも何故そんな
嫌な人が自分の目の前に
いるかというと、
引き寄せの法則を聞いたことが
ありますか?
今いる自分の環境は
自分の思い考えが引き寄せたものの
反映です。
知らず知らずに自分が思い描いて
いることが現実に引き寄せられ
それが現状に現れているんです。
つまりは逆引き寄せを自分自身で
やっているんです。』
『逆引き寄せ?』
先輩はふんふんとうなづき私に
問いました。
『それはなんとなくわかるけど、
それが何故幸せを願うにつながるの?』
私『はい、
嫌いだ腹が立つアイツ居なくなれば
いいのにと
考えてしまうのは
いつまでもその嫌なやつが
自分の頭の中に住みついて離れない
状態といえます。
つまりその状態を長く続ければ
続けるほど、
嫌なやつを自分に引き寄せる
結果になってしまいます。』
先輩『ふんふん』
私『ところが、
相手の幸せを願うと
相手を憎む気持ちが浄化されて
いきます。
幸せを願うことで、
相手を憎む理由が自分の中で
無くなっていきます。
そうすることで、
相手は自分の中から卒業する
ことが出来るようになるんです。』
私『その人の幸せを願うこととは
嫌な人への怨みの執着を手放すことが出来るので、
その人からの教えは必要が無くなると
無意識の領域で認知します。
すると
不思議とその人は自分のもとから
居なくなります。』
先輩『でも嫌いな人の幸せを
願うなんてしんでもしたくないよ!』
私『そうですよね。
でも心から思わなくても
嘘でもいいから、
〇〇さんの幸せを望みます。
と唱えるだけでオッケーです。
嫌な気持ちを解放するために
やっていることは相手のためじゃない
自分のためなんです』
先輩『うーん、なんとなくわかるけど、やっぱ私には出来ないわ』
私『そうですか、大丈夫ですよ
私が半年前からやっているので』
先輩『そんなもん効くんかな?』
私『わかりませんが、ものは試しでやってみる価値はあると思いやってます。
すると不思議ですが、
次長に対する苛立ちは
あんま考えなくなりました。』
先輩『そんなもんかねー』
先輩は私の話にそこまで納得
していないように私は思いましたが
その数週間後、奇跡が起きます。
なんとその次長が病気を理由に
大量の有給を消化する形で
退職の運びになっていました。
実際の退職日は随分先でしたが、
病気の理由だったので、
腐っていった大量の有給をも
消化出来たため
随分早くに休み期間に入っていました。
次長とは実質これで
合わなくて済むようになりました。
多分次長の計画退職なんでしょう。
そして次長は当時本当に心を病んでたんだと思います。
私は自信満々に先輩に語っては
いましたが、
実際に効力があったことに
改めて驚きました。
もしかしたら、先輩が
実際に縁切り神社に行ったのかも
しれませんが、
真相は誰にもわかりません。
ただ事実としては
次長とは関わらなくても済む
環境にはなっていました。
そこで私は
やったー!
とも何とも思っていませんでした。
相手の幸せを願うことで、
相手へのネガティブな感情が
払拭されていたのか、
そこへの感情は『無』以外の
何ものでもありませんでした。
むしろ次長の人をムカつかせる言葉ばかりを言ってしまうのは
本気で心の病気だったのかもと
哀れに思ったくらいです。
なので、次長に何かムカつくことを
言われた事実だけは実感として
しっかり覚えていますが、
何を言われたのかは具体的には
忘れています。
やったことはシンプルです。
ただ相手の幸せを願うだけです。
何なら声に出して願えは
効果は絶大です。
そして逆を言うなら、
いつまでも嫌な相手のことを
考えてしまうのは
ますます相手から心の卒業は
見込めません。
人の幸せを願えられるように
自分に仕向けましょう。
嘘でも口に出せば
本当にはならなくても
怨みの苦しみは解消されます。
自然と相手を憎む時間は
無くなっていき、
心も健やかに保てるようになります。