ヒト・モノ・アソビ... 人生を楽しく快適にしてくれる素敵なものたち -4ページ目

ヒト・モノ・アソビ... 人生を楽しく快適にしてくれる素敵なものたち

サイクルと山遊びのオキドキライフスタイルから発信


(特にロードバイクでは)ビンディングの良し悪し、性能や機能性について評価やレビューは盛んにおこなわれています。重量、稼働角、軸距離、Qファクター、着脱感・・・ 挙げだしたらキリがありませんし、シビアに取り組みだすと「泥沼」のような世界です。 それほど重要な個所でもあるというワケです。ところが、ある時ベテランの元実業団選手だった大先輩のお話で、「ある時、左右で足の長さが違うことが判ってサー 痛みが出るのは村政じゃないか、とかもっと速く走れるんじゃとかこれを補正しようって靴底の厚みを変えたり、クリートの位置をいろいろ換えて試行錯誤をしてたのよ」「ところが(引退して)そういうことに神経質にならなくなって走っていたら、足の不具合もなくなって、むしろタイムが上がったりしたんだよね」「結局、ニンゲンの身体なんて『あるがまま』でしかないんだよね」とも・・・。 まあ、あまり神経質になる必要はなさそうですが、「基本」は経験者のアドバイスに従うのがよさそうです。

一方、マウンテンバイクではビンディングペダルを使う状況のありますが、フラットペダル(フラペ)、つまり足を載せるだけのペダルも多く使われます。どちらが優位というわけでもなく、またどちらが「何用」というわけではありません。用途や好み、使用環境に応じて自由に選択されて使われています。競技の中ではクロスカントリーではほぼ「ビンディング」かもしれませんが、我々が通常行うトレイルライドではそれこそ人によって「様々」です。個人的にはフラペで入門し、ビンディングで基礎技術を高めていって、その先に超越領域のフラペが存在する、ような幻想を抱いています。フラペは入門者に優しく、ビイィンディングは走る能力を高めてくれるのですが、その上位にフラペで何でもできてしまう仙人のような領域があるのでは、と。

そのフラットペダルの性能?ですがどこの製品が良くてどこの製品がそうでないか。一体何をもって「優れた製品」としているかがわかりにくいモノでもあります。求められる機能としては足(靴)からの荷重(力)をペダル軸に効果的に伝えてくれることです。サドルから立ち上がって、が多い姿勢ですので体重や着地時の荷重を大きく受けますし、地面や岩にヒットさせてしまう大きな衝撃力に対する耐久性も必要でしょうか。ビンディングではないもののシューズとの食い付きも問われるところです。それでも数多く出回っている製品の中から「コレ」というものを見つけるのは難しく、悲しい結果的には「色」やネームバリュ、イメージといった1㎜の機能性にもならない要素で選ばれている残念な現実の様です。

しかし、本当に注目すべきは、と考えると「中身」や「「造り」を考える必要があります。「薄くできています」というのは「メタルブッシュ」えばカンタンなことなのですが、やはりボールベアリングやニードルベアリングを採用されているものの方が長期間にわたりスムーズでガタの発生もないようです。「食いつき」に影響を与える「ピン」の材質や、交換方法、高さ調整なども考慮されるべきでしょう。そそして一番目立たないながら大切なのが「ペダル内の軸固定方法」です。従来のレース&ボール式でダブルナットで固定するタイプは手入れやこまめな調整が必要なもののの、ダブルナットが緩んでしまった、ということは発生しませんが、カートリッジベアリング(シールドベアリング)を採用したペダルではたびたび「緩み」が発生して過去に大きな「リコール問題」になったケースもあります。対応策は「右側ペダルのベアリング押さえナット(ボルト)が『逆ネジ』で作られているかどうか」につきます。案外、緩み止め剤などで安易に対応しているペダルも多くてびっくりさせられます。

カナダで開発されるCHROMAGもペダルをリリースしています。主には基本モデルである「SCARAB(スカラベ)」とさらにコンパクトにした「CONTACT(コンタクト)」です。オキドキライフスタイルででこれらをお勧めしているのは上記の条件を満たしているからにほかなりません。右ペダル内のナットは「逆ネジ」になっていますし、先端ベアリングにはカートリッジベアリングを採用しています。 スカラベかコンタクト、かは個々ののによって分かれるところですが、フラペの利点が「広い踏み面」ですのでその点ではSCARABがおすすめです。「足(靴)サイズも小さいので」という方であればCONTACTでも全く遜色なくすぐれたペダルであることを実感していただけるはずです。個人的にはゴールド、シルバーのカラー展開のあるスカラベ推しですがコンタクトに以前あった人気色の「ブロンズ(茶系メタリック)」が限定再版となったようです。限定なのでネットや通販では入手できないかも知れません。量販的ではないオキドキライフスタイルにはこうした優先商品は入荷しないのですが、なぜかあります。おそらく定番カラー時代の「名残」なのかもしれません。数量限定&次回生産予定はなし(、未定)だそうです。

いずれも「いい色」♪ 色で選んじゃダメだって・・・(本文)
 


つまりここのナット(ボルト)が「逆(左)ネジかどうか」がちゃんと考えてイルメーカーか「どうかの指標になりそうです。


 

自転車店、としてはジャンジャン「新車」をご購入いただく方がアリガタイ、お話なのですが・・・・
幼児、低学年児の身体の成長を考えると1台の自転車に乗り続けることができるのは2~3年。無理して4~5年、は厳しい感じです。ちょうどいい感じで兄弟/姉妹がいれば家庭内で「おさがり」有効に回していくことも可能なのですが、年齢差が微妙だったり、性別で色の好みが違ったり、やっぱり下の子が「不憫」だったりなかなかそうはいきません。そうなると「家庭」のわくを越えた、親戚や、ご近所、友達間で「融通」していただくなりして製品寿命に見合った活用をしていっていただきたい、と思うのです。

摩耗や損傷のない「新品」をお使いいただく(ご購入)いただくのも非常に理想的ですが、もしかすると・・・ 「どうせ2~3年で乗れなくなるし」という気持ちで購入する人が大半になると、「どうせ2~3年しか乗らないだろうし」という気持ちで販売する販売店が増えてしまったり、そして製造元が「どうせ2~3年しか乗らないのだから」と、販売価格を下げる努力をした結果は2~3年程度しか使えない耐久性と品質の製品だけが市場に出回ることになりかねません。 同じ新品(新車)でも「10年後の機能」を見据えた製品と「2年も使えれば」程度で企画された製品とでは、初めの1~2年を使用するだけでも明らかに乗りやすさ、造りの丁寧さ、乗り手への優しさなども異なるものになってしまいます。仮に体格が変わらない大人が乗る製品も「10年(一生)持つもの」と1/5の価格で「2年程度のの寿命(品質)のモノ」を5回乗り継ぐのと、どちらが快適で乗りやすい製品化は想像がつくのと同じことです。安易に「安いモノ」を買い求めていって、長く使えるしっかり作られたものが市場から姿を消してしまうことがないように、という強い懸念からも「おさがり」を上手に活用して産業界の質(体質・品質)を維持出来たらと願うのです。

今般、店主の子どもが12インチ車(これも「おさがり」でした)から、16インチ車へ移行するに際しても、やはりこの考え方から、譲っていただける方を募集して、幸いなことに小店から過去に販売させていただいた製品を使わせてもらえることになりました。
幸い(なのか?)子ども自身が「新しい自転車を買ってほしい」ということを言わない(思わない、?)のでこのことが非常にありがたいことです。逆にどんな自転車が欲しい?との問いに「~色の自転車っ!」というわけで、むしろ新車がどうかよりも「好きな色」であることのほうがプライオリティが高い、のかもしれないという発見もあります。希望するカラーは「市販品」では見つかりそうにもない色の場合は「おさがり」を好きな色に再塗装すること、そしてその工程を子どもの「遊び(学び)」として活かすことも副産物として良かった、という印象です。

まず、白紙状態の自転車の「ぬりえ」を渡しておいて「好きな色の自転車にして『せっけいず』を作っておいて下さい」と指示します。おそらく頭の中にはイメージがあるはずですのでそれを「絵(図)」にアウトプットすることで明確にし、かつブレないようにします。おそらく何枚かを塗ったのちに「第1候補」が決まったようです。次に、必要な色は何色か?を確認します。 すでに絵画や粘土などで混ぜるとナニ色になる、はある程度の理解があるのでこちらは赤、青、黄の3原色と白(と黒)のみを準備しました
フレーム単体にするなどの下地、の「裏方行程」は親(本業)の担当となりますが、いよいよ「着色」作業に取り掛かります。 「何色から先に塗った方がいいか?」考えてもらい、境界の「マスキング」についてはほかで技術例を見て理解をしてもらいます。実際のマスキング作業は親の手伝う割合が大きくなりますが、さすがにこれはまだ難しいようです。塗る色の順序、思った色を作る調色を考えながら、「せっけいず」通り(?)になるように作業を進めていきます。フレームを保持したり、ペンキの容器の開け閉めなど親の手助けはいくつも必要ですが、どうせ「自分が乗るもの」ですから、塗りの出来栄えや仕上がりについてはほとんど口出しなしに放置、します。
時間の関係で、マスキングや乾燥不十分だった箇所はあるにしてもも、ひとまず完成、です。

その後は裏方作業(本業)を経て、塗り上がったフレームを自転車の形に戻していきます。単純に外しておいたパーツを組み戻すだけですが、実はコレ大人の依頼する「オーバーホール」と実質的には同じ内容になってしまいます。内部を見て摩耗や損傷があれば修理や交換をしますし、給脂の状態、ベアリング類の調整、そして体格や体力に応じたセッティング・・・ これも大人の自転車を同じく、ある程度乗られたものはむしろ新車よりも「当たり」が出てきていることもあってむしろ新車状態よりも良い状態に調整できることもある、など「おさがり」だからこその、メリットも少なからずあります。それも新車時には「これでもか!」と可能な限りのな調整をしてお納めした小店販売の製品ですからさらに「勝手知ったる」で整備内容を突き詰めることができます。結果的に非常に回転部分の調子のよい自転車になりました。ブレーキレバーに内蔵されたリターンスプリングを抜き、代わりにケーブルの動きとキャリパースプリングの働きを最大限にバランスさせることで、小さな力でも操作しやすい調整に仕上げています。

果たして出来上がった自転車は、ご要望の「両立スタンド」と「ロック」を装備して出来上がり、です。
ご本人は「色」で満足しているはずですが、スムーズな転がりと操作性を合わせてもむしろ「新車」よりも「良いモノ」に仕上がったのではないでしょうか。
販売店(自身)やメーカー、産業界にとっては「おさがり」つまりセコハンの普及は由々しきことになるかもなのですが、しかし、上述のようにこのまま「安かろう、悪かろう」の一途を辿ってしまうことへの懸念に対する、小さなごく一部の行動選択の例としてのご提案です。何よりも当事者である「こども」が何に対して満足するか、してくれるか、ですから。

オキドキライフスタイルでは「おさがりを探している」のご相談をはじめ、購入時の下取りや不要車の引き取りなどもご相談に応じています。原則的には小店で購入の、という条件が付きますが例外を含めてお気軽にご相談ください。
また「裏方作業」のフレームばらし、塗装、組み立てなどにつきましてもぜひご相談ください。
 



【裏方作業】

クリア塗装、とはいえ、軽く塗装を落としておきます。簡単に水研ぎ。

 


均一な下地になるようにと「黒」を。
 


塗色に「黄」「赤」が含まれると聞き、急遽「白」を重ねます。
 


取り外したパーツをチェックし、必要であれば整備を加えます。状態は非常に良かったですが、ブレーキケーブルのみ新品に。 組み立てて完成♪

 

 

 

 

 
え! e-Bike?とうとうオキドキライフスタイルの店主も「電気」に手を染めたのか・・・ そう受け取る方も多いかとおもいますが、もともと「電気」はニガテであっても否定的ではありません。むしろニンゲンの作り出せる唯一のエネルギーですから多くの部分でジンルイの将来を握っていると思います。簡単に言えばエネルギーとは太陽から得られたものが形を変えて都合よく取り出せる情況(物質)のことをいうのですが、サンサンと照り付ける太陽光をエネルギーとして利用するのは「電気」として使うのが一番簡単なのです。水力でも電気は作れるぞ! でもその「水」を海から山まで運びあげたのは誰でしょうか?太陽熱で水蒸気化、雨を降らせたのです。風力は?温度差によって生まれたものです。水や空気はあくまで媒体であってエネルギーの本質ではありません。石油、石炭は?その昔に太陽に育てられた森林植物が堆積炭化してできたものです・・
 
電気は否定しませんしむしろ大切ですが、なんでもカンデも電気化する必要はないとも考えています。逆に言えば「必要」であれば率先して電気化すべきとも考えています。ご存知の方も多いと思いますが、SRAMの「eTAP(電動無線変速)」に早くから食いつき、導入しています。変速操作を電動にする「必要」はあるのか?いいえ、ありません。目的はケーブルであれ電線であれ、操作に必要な「繋がり」を無くして「無線」化することです。機械式でも無線(つまり直操作=オートバイの変速がそうですよね)になるならそれでも良いですが、自転車の場合は無線化するためには電動とするのが良く、その結果がSRAMの「eTAP」というわけです。シマノ他の有線電動変速はその「必要」を満たしていませんので、一体何のための電動化なのだろうかと不思議でしかないのです。むしろ「不必要」に思えるのです。
 
動力の電気化、つまり電動アシストについても同じように「必要性」があれば歓迎して推して行きたいと思います。軽快車、つまりママチャリの電動アシストは運用や安全性についての問題は置いておいても、実用上は非常に「有効」なものだと考えています。移動や買い物、幼児の送迎、高齢者の自力移動・・・電動(アシスト)化することで社会的にも、個人的にもメリットが現れているものです。これだけ普及したのも当然のことだと思います。
 
一方で、スポーツサイクルの電動化はどうでしょうか?必要?不必要?そもそも「身体を動かす」が目的のスポーツサイクルなのですから、運動量を減らしてしまうことに電動化する「必要」があるのでしょうか?ラクをして体が鍛えられるのであればよいですが、同じ時間を費やしてその効果を低減させてしまうスポーツにその必要があるのでしょうか? 電動化すればキツイと思う登りは確かにラクになりますが、E-BIKEになることで10㎏前後の重量増となります。登りは恩恵でも、軽快に操る喜びを味わいたいスポーツサイクルの下りや平坦地(時速24km/h以上)にその重量増は無視できないものにはならないのではないでしょうか。電動アシストに対しては推進的でしたがスポーツバイクの電動アシスト「E-BIKE」に懐疑的なのはその目的とその「必要性」でした。
 
ところがある時、ショックなことが起こりました。仲間で山の中でキャンプをしようとなったときに、一人が「車が運転できない」「仕事が遅くにしか終わらない」というのです。移動手段は自転車のみ。夜遅くに急な山道を最小限のキャンプ道具だとしても自転車で来るのは無理でしょう。ところが「電動アシスト(一般車)」ではそれができてしまったのです。真っ暗な山道をライトで照らしながら、たいして息が切れることもなくキャンプ道具を持って遅れての参加を可能にしてしまったわけです。そうか!電動アシスト(E-Bike)はこれまでは自転車で「不可能だったことを可能にする」いわば別の「道具」なのか!と。決して楽をするためだけのものでない、となれば実用上も、遊びの内容も違った新しい体験が得られることになるかもしれません。重くなってしまった自転車はその重さが問題にならない用途に活用すればよい、ということに気づいたのです。
現時点で(法的に)ススピードの制約があってメリットの活かしきれないロードタイプや必ずしも乗って行ける路面状況ばかりでないMTBタイプのE-BIKEに興味は持つことはありませんが、いわば一般車に近い用途の「クロスバイクタイプ」であればその電動化の必要性が活きてくるのではと直感的に感じました。むしろクロスバイクの「スポーツ性」を制限して「実用性」を増長させれば相当に使い勝手のよい、そして巡行距離も、勾配登坂性能も高い別次元の「実用車」ができるじゃないか!というわけです。 タイミングよく、cannondaleからそのベースとなりうるモデルが先行発表されました。「Quick NEO」。しかも動力ユニットは世界的にも信頼性の高い「BOSCH」です。早速ボッシュジャパンの「技術講習会」に参加して取り扱い認定をいただきました。

出来上がったQuike NEOはその用途、狙いが明確にできているおかげで「ブレのない」ものに仕上がったと自負しています。物を運ぶ、という目的のために「軽量であること」は大きな意味を持たないため、むしろ強度や耐久性、実用性を重視して「重く」なっています。言い換えれば、速さや軽さの呪縛から解き放たれたことでしっかりと目的に向かったパッケージに再編することができたと思っています。そしてスピードや軽さに囚われなくなった面、遊び心や「雰囲気」に気持ちを廻すことができたと思います。一つ一つのパーツ選びが軽薄な「性能」ではなく、実用的機能や実用的耐久性、実用的応用のために選ぶことができました。
ところで、これまでの人力のみの自転車ではできなかった「新しい乗り物」としての真価を実験、評価する必要があります。単に「ラクになりました~」だけではなく「出来なかったことができましたっ!」という強い「必要性の証明」です。真っ先に頭に浮かんだのは、重量物を積載しての登坂、巡航です。重い物を担いで登るだけなら時には歩きのほうが、距離を走るだけなら人力の自転車のほうが、というところですがその両方をこなす「新しい乗り物」にしかできないこと・・・
 

「旧国道308号線暗峠 往復運搬走行」
単純に「勾配がキツイ」として有名な峠越えを18Lポリタンク(推定18kg)を積載して往復走行してみようというものです。区間は奈良県側の山越え基点「砂茶屋」から大阪府側の山の麓「枚岡神社」までを往復、というもの。実際には砂茶屋に駐車スペースがないため、「あそびの森」をスタート/ゴールとしました。
7月1日、当日はあいにくの雨、曇り模様。これも滑りやすい悪条件でのテストとしては「好条件」です。運動、発汗の多いサイクリングにおいて雨具の着用は苦痛なものとなりますが、電動アシストによって運動/発汗が抑えられればこの悪条件が解消される成果を示すことができます。動きやすい服装を選択しながらも専用性の高いレーパンは着用なし。逆に安全のためにヘルメットとグローブは装着します。荷物は背負いたくはないのですが、最小限のパンク修理、飲料水をバックパックに背負います。
 
奈良~大阪の府県境越えですが実は生駒山以外に奈良県側に小さな丘陵(矢田丘陵)がありここを含めて2回の峠越えがあります。個人適によく知った道なのですが、実はこの奈良県内の峠、「榁木峠(むろのきとうげ)」のほうが短くとも勾配が急だったりします。FF軽で登り切れなかったのはこちらで、バックで下がって勢いをつけなおして登り切った経験が過去があります。 
途中経過を省きます。往路の登り、奈良県側の暗峠までは何ら問題なく登ります。大阪側へ向かって下り、枚岡神社で折り返しての峠までの登りが良くネットで紹介されている急登が長く続くのですが、結果的には30分ほどで登ることができました。徒歩での参考時間が1時間ほどですし、積載無しのフロントトリプル自転車では足つきはなかったものの、途中休憩を入れてなんとか登り切ったことを考えると、重い荷を積んだまま、身体へのダメージが少なく登り切ることができたのは十分評価に値します。どんなに途中に休みをいれたとしても18Lを運び上げることは不可能だっただろうと思えます。
 
この結果から電動アシストスポーツバイク、つまりE-BIKEも「必要」な用途があれば非常に有効な乗り物であることが実感できました。身体を動かす「運動」のためにスポーツバイクを選ぶのであればE=BIKEは不要に感じますが、新しい乗り物として未知なる可能性、想像もしなかった体験を得るものなのかもしれません。
 
BIKE Specification
Maker:cannondale
Model:Quick Neo
DriveUnit:Bosch Active Line Plus 500Wh



 
今年は残念ながら4月~5月のサイクリングに最適な季節を少し逃した気分ですが、徐々に野外で活動が出来そうな状態になりつつあります。屋外で風と太陽とを浴びながらのサイクリングスポーツ、ようやく再開が出来そうです。すでに気温30℃に昇る「真夏日」にもなろうかという気候ですが、やはりサイクリングを快適に楽しむためには、どんなウエアを選ぶか、が重要です。あるいはその一点に尽きるといっても過言ではないでしょう。これから暑い季節を楽しめるのも、諦めるにも「ウエア選び次第」というわけです。
 
オキドキライフスタイルではかなり以前から、サイクリング時のウエアに「サーフ(ボード)ショーツ」の活用を提案してきています。サイクリングといっても競技志向やその練習を目的とする運動強度の高いものであれば専用の「レーシングウエア」つまり、サイクルジャージ、サイクルショーツ(レーサーパンツ)等が最適なのは明らかですが、そうではない日ごろの走る楽しみ、途中で休憩したりお店に入って食事を摂ったりするにはちょっと人目が気になるものです。「慣れたから全く気にならんでぇ」という方もいらっしゃるかもですが、本人はよくてもそれを目にする周りの方に不快感を与えてしまっていないでしょうか、ということも考えておかなければなりません。お店の方も下着を着けていないようなピチピチ、モッコリの汗まみれの「レーパン」でウロウロされたり、椅子に座られたりは大歓迎、ではないハズです。そこでサイクルショーツの上に重ねて履く、そのままある程度の運動強度のサイクリングができる、というために「サーフショーツ」を活用、というわけです。

サーフショーツはその名の通りサーフィンをする際に身に着けるいわば「海パン」ですが、そのために汗や水濡れに大変強く、速く乾き、動きを妨げません。ボードの上に腹ばいになるという用途上、余分なポケットがないためサイクリング時のペダリングを妨げることもありません。同じくウエストに邪魔なベルトやバックルがないため、前傾姿勢のサイクリングフォームにも支障をきたしません。ベルトがなく紐でウエストを自由に調整ができるので姿勢やフィット感を無限に調整で来ます・・・  などなどまさにサイクリング向きなのです。

今期はこれまでのナイロン、ポリエステル生地に加え、コットンキャンバスを使用したモデルが追加されたPatagonia。水濡れ時の機能は若干劣ってしまいますが普段履きにはウオークショーツとほぼ変わらない風合いです。水陸両用、ですがむしろ陸上主体のサイクリングショーツとしてはこちらの方が適しているのかもしれません。そう、ゴリゴリに眼を三角にしてバイクライドを苦しむ姿勢よりも何倍もスタイリッシュな感じなのです。
 
 
もちろん、サイクリング専用のショーツもパタゴニアらしい拘ったものがリリースされています。実は「サーフショーツ」から影響を受けて開発されたこのショーツはやはり邪魔になるポケットを最小限にし、シンプルな造りででベルトもバックルもないウエストでやはり前傾姿勢やペダリングに支障がないようになっています。生地と一体感のあるエラスティックベルトの構造でと段差がなくスッキリとしています。しかしバイク用、というからには工夫があり、生地は縦方向にのみストレッチがあり、スリムなフィットを維持したまま足の動きに柔軟に対応します。通常、ショーツやパンツは4面の生地から構成されるのですが、なんとこの製品では6面+1面で構成されています。当然パネルの数が多いほど無駄なバタつきもなくきれいシルエットというわけです。+1のパネルは内股の一枚を別にして縫い目の重なりを無くし、不快なサドルとの圧迫や接触を避けています。加えて通気性の高い生地を使っていますので、レーパン単体で走るのと遜色のないアクティブなサイクリングが可能になりそうです。 おそらくいままでにあったサイクリングショーツ(短パン)の中では秀逸なのではないでしょうか。
 
 
併せてチェックしておきたいのがライナーショーツ。つまりインナーぱんつ。 上記のサーフショーツの下にはサイクリング時の機能性を優先してサイクリングショーツ(つまり、レーパン、ね)を履く前提でしたが、やはりカリカリしていないゆったりサイクリングにはもっと普段履きで快適なショーツ(インナー)であって良いはずです。これまでにも各社が提案してきましたが「パッド付ぱんつ」がこのライナーショーツ。よくあるショーツに縫い付けのライナーと異なってお気に入りの、そう!上の「ボードショーツ」のような、に好みに応じて使うことができる、というわけです。パッドもゆったり乗るにはとはいえしっかりとした造りですので通常のロードバイクライドなら普通にこなしてしまえそうです。カラーは1色のみですが、レーパンっぽ過ぎない、それでいて下着っぽくない「グレー」。インナーショーツにありがちな「黒いけど透けて見える」構造ではなく通気性を確保しながらも目の詰まったしっかりした生地感ですのでうっかり外から見えても全く不快感を与えないものになっています。 でも、パタゴニアだから、お高いんじゃないの~? いえいえ、それがそうでもない良心価格なんです。いわゆるサイクリングアパレルメーカーが出している同様の製品と同じくらいか、もしかすると少し安いくらいです。案外、オートバイツーリングの下着などにサイクリングショーツが好適だったりでこっそり?愛用している方も多いはずですが、そうした用途にもぴったりです。夏に限らず、むしろ様々なパンツに組み合わせて使用することができるので1~2枚あればかなり重宝しそうです。 

 

昨年、アタマにあったアイデアを形に、という思いで作陶元へ製作を依頼して出来上がった「オリジナル飯茶碗」。  *詳しい記事は→コチラ

作陶元の都合により、泣いても笑っても今回の作品で最終の製作、配布となります。 茶碗のサイズでご飯の食べる量をコントロール、というアイデアでこれまでは「1合用」、「0.75合用」などを製作依頼してきましたが、最後となる今回は「0.5合用(0.6合用)」。必ずしも正確な容量ではありませんが、1合のご飯をお替りをしてきっちり2回で食べきるサイズ感、です。もしくは1回に「0.5合だけ」と制限をしている人には「厳格な」制限に機能しますw。 信楽黒土を主に、呉須(紺)や酸化チタン(白)でアクセントや変化を与えています。容積が変わっても、指の掛かる高台(糸尻)の形状や大きさへのこだわりを保ち、「自然、フィット感は「個性」に富み、同じものは2つとしてないものになっています。「色合い」「大きさ」「持った際の印象」はさまざまです。そうした意味では通信販売は難しく、ぜひ一点、一点をお手に取持ち上げでみて、あらゆる角度から眺めてみて、ぜひ「お気に入り」を見つけ出していただければ、と思います。 

 


今回はDT SWISSのスポークでもハブでもなく、ホイールでもなく、その構成部品の一部であるクイックリリース「RWS」についてです。
 
まず、この周辺の言葉の整理が必要です。あまりに乱れてしまっています。 まずクイックリリースをクイックレリーズと呼ぶのは英語ー独語、あるいはカメラ用語の混在ですので論外、今後はクイックリリース(quick release)と表記することにします。
種類、としてクイックリリース、スキュアー、スルーアクスルと分類されるように表記(認識)されている方が多くみられますが・・・
・クイックリリース…シマノ、カンパ、マヴィックに代表されるレバー操作で締付/解除されるタイプ
・スキュアー・・・・(レバーではなく)工具や専用キーを使って固定/解除するタイプ
・スルーアクスル・・・クイックシャフト自体が車軸になっているもの
・・・残念ながらこれらは間違っているようです。クイックリリース、英語では「クイックリリーススキュワー quick release skewer」といいますから、クイック(リリース)とスキュワーは種類別されるものではありません。スキュワーとは「串」という意味ですから、中空のアクスルに対して中を通る細いシャフトであることからそう呼ばれているというわけです。しかしクイックリリースの定義は少しあいまいです。元はカンパニョーロが開発したレバーで開閉できるカムレバー式のものを、それまでは蝶ナットで締め付けていたものに対してクイックリリースと呼んだことがその名称の始まりです。しかし工具を使用して締め付けるものに対しての「工具不要という意味」でのクイックリリースであればより広い範囲での製品をクイックリリースと呼ぶことになります。スルーアクスルであってもカムレバーなどでクイックに操作するものもあれば、工具を使うものも含まれていますが、車軸(アクスル)そのものですのでスキュワー(細い棒)とは呼ばれません。しかし、「スルーアクスルスキュワー」という商品も売られているんですね。太い串もあるだろう、ってことでしょうか。
 
そんな名称、分類の混乱も誤認もあるためか、DT SWISSではホイールの固定システムは一貫して「RWS」と呼ばれています。このシステムには「クイックリリーススキュワー」「スルーボルト」「スルーアクスル」の全てを包括していて、全てに共通しているのはレバーを回して締め付けることです。
え!?レバーを回して締めるってクイックリリース(カム式)では「御法度」だし、締め付けが不十分なのじゃないの? いいえ、結論としては一般的なカムレバー式のクイックリリースに比べて「回して締める」RWSのほうが大きな固定力で締め付けることができ、数値的には25%以上も強く締めることができるというのがDT SWISSがこの固定方法を選択している理由です。「回して締めるなら工具を使って締付ける方式(間違ってスキュワーと呼ばれているもの)のほうが強く締めれるぞ」ごもっともです。工具を使用して締め付けるのであればピストなどの「固定ナット」で締め付けるものが一番です。しかし工具無しの情況で、すなわち「クイック」にホイールの脱着を求められる条件下ではこの「RWS」が最良の選択となるようです。貫通穴を通る「スルーアクスル」に関しては固定力を大きく求めていませんが、9/10㎜アクスルの従来タイプですとフォークもしくはフレームに「切り欠き」があって固定されるため、できれば強固な締付けが求められます。左右のフォークブレードが別々に捻じれるフロントフォークではしっかりと連結して捻じれを抑えることが求められますし、前後方向に位置決めがなされる「ロードエンド」式のフレームではやはり駆動力に負けない強固な固定力が求められます。ディスクブレーキの採用とスルーアクスル化が同時に進行しつつあるとはいえ、ディスクブレーキの9/10㎜アクスルのバイクも多数あり、やはり強固な固定を求められます。また、直径5㎜のクイックシャフトで最大限の締め付けを実現するためのRWSですがそれでもさらに強固な固定が可能なものが「スルーボルトRWS」です。スルーアクスルのようにフォーク/フレームを貫通する長さのアクスルボルトにネジを切っって固定する方法ですが、クイックシャフトの5㎜xピッチ0.8に対して10㎜x1.0ですのでネジ勾配が小さくでき、つまり小さな回転力で大きな締付力を発生することができます。おそらくスルーボルト自体がDT SWISS独自のシステムだと思います。
 
回して締めても強い力で固定できる秘密はそのアルミレバーの下に組み込まれたスラストワッシャーによるもの。自由に回転できるそのワッシャーのおかげで強い締付けでも回転の抵抗になることなく必要な強さで締め込むことができます。
締付けによる高い固定力を実現しながらさらに念を入れるという本気なDT SWISSの他社にはない拘りが、フォーク/フレームへの当たり面の「材質」です。フレームやフォークはハブのフランジ面とクイックリリースのナットやレバーによって挟まれて固定されますが、どんなに強い締付けであってもその材質が滑りやす組み合わせとなってしまっては「強い固定力」とはなりません。フレームの材質には、カーボン、アルミ、チタン、スチールなどがありますがこれらが柔らかな材質であればフランジ面の滑り止めが食いついて滑りにくくなります。ところがDT SWISS以外のほとんどすべてのメーカーではハブのフランジもクイックシャフトのナット、レバー共にアルミ製となってしまっています。結果的にフレームの材質によっては滑ってホイールがずれてしまったり、摩耗して固定が不十分になってしまったりしています。ところがDT SWISSのハブ、RWSにおいては全てにスチールを組み込み、滑りや摩耗が発生しないようにしています。手間もコストもかる上に重量スペックでは不利になりがちなことですが、頑な姿勢での製品作りがうかがえるところです。実際、ホイールの固定が原因の異音発生やホイールのズレがありません。メッキエンドのスチールフレームには今となてはほかに選択肢がないといえるでしょう。それだけで十分に価値のあるクイックシャフトとなっています。ホイールやハブのメーカーとは別にクイックリリースシャフトだけを「シマノを」、「カンパを」と指定して別購入することはまずないと思いますが、逆にDT SWISS「RWS」に関してはホイールメーカーを問わずに別売でも買う稀有な価値があるといえるでしょう。
 
 
スポーツサイクルにおいてチタン製のフレームは軽量、靭性、耐久性、そして耐腐食性など非常に優れたものとして捉えられています。ただし、その加工性により価格の面ではちょっとした勇気がいるものとなってしまっています。決してレアな金属ではないチタンですが、その素材(パイプ、線材、板材)の供給が他の金属よりも限られている上、それらを加工して製品を作ることができる製作者も少ないことなどで割高な現実となってしまっているのです。
 
 
「金属、チタンの殺菌作用」
ところでそんな高性能なフレームとしてのチタンですが、それ以外の特性として「光触媒」という作用(機能)があります。自転車、に限っての特性ではありませんが、他の金属にはない、利用されていないチタン独自の優れた特性です。
チタンの光触媒作用とは、簡単にいうと光が当たることでいくつかの作用を示すものですが、その中でも注目したいのがその「殺菌作用」です。
チタンにだけでなく、台所やふろ場の「ヌメリ」を防ぐ銅製のメッシュや銀食器やシルバーアクセサリーに殺菌作用があることが知られて利用されています。それ以外にも金やプラチナ、鉛などにも殺菌作用があります。「金銀銅」とその順番はともかく、これらの金属が古代から装身具(アクセサリー)として高貴な身分の人の身につけられてきたことにはこうした理由があるのかもしれません。これらの金属に「殺菌作用」があるとはいえ、実はそのメカニズムの詳細は具体的にまだ解明されていないそうなので、しかもあくまで「イオン化」した状態での殺菌作用だそうです。
ところが、チタンの、厳密には酸化チタン(TiO2)の光触媒に関しては光(紫外線)の照射を受ければ強力で効果的な「殺菌作用」を示すのだそうです。 この光によって殺菌作用が発動する、というのが他の金属には(あまり)ないチタンの特殊な性質なのだそうです。
 
 
「酸化チタンの光触媒とは」
触媒、の意味についてはは後回しにするとして、「光触媒」ではどんなことが起こっているのでしょうか? 酸化チタンに波長の短い光(紫外線)が当たると、その光エネルギーによって酸化チタンの物質中の「電子」が飛び出します。電子が飛び出し、つまり電子が欠けたことにより「正」の「電荷をもった孔が生じます。この穴を埋めるために酸化チタンの表面の水、水蒸気(H2O)から電子が奪われ、酸化力の強い「OHラジカル」と呼ばれる水酸基が生まれます。OHラジカルは自らの安定化のために雰囲気中の有機物、つまり菌や汚れ、油などから電子を奪い、分解してしまうのです。菌が分解(酸化)され無力化してしまうので「殺菌作用」となります。菌だけでなくウイルスなども同様に分解し、無力化されてしまうです。
この酸化チタンの光触媒による「殺菌作用」はすでに様々な場面で活用されているようです。例えば高度な無菌状態が望まれる病院の手術室。壁や床には酸化チタンを含むコーティングが施行されているようです。台所やトイレの「抗菌」などにも応用されているとのことです。アルコールや塩素でも除菌、殺菌は可能ですがこれらは蒸発してしまえばその作用もなくなってしまいますが、酸化チタンの水溶液であれば吹き付けてその効果を、水分が蒸発しても酸化チタンがその表面にとどまりますので常に「防菌」が持続します。身体に無害ですの直接手や顔に吹き付けて殺菌や防菌ができます。
    

「あれ?チタンでなくて酸化チタンの話になってる!?」
はい、途中から酸化チタンに話がすり替わっていました。チタンが酸化したものが酸化チタンですが、チタンは錆びる(酸化す)の? チタンは錆びないのじゃないの? 「錆び」の定義やイメージにもよりますが、チタンは非常に酸化しやすい金属です。しかし酸化しても鉄のように進行して分解してしまうわけではありません。むしろ表面がすぐに酸化することでその酸化被膜が保護膜(不動態といいます)となってそれ以上の酸化(腐食)が進まないことを指して「チタンは錆びない」といわれるわけです。つまり一般的に「チタン」といわれるものはその表面が酸化チタン被膜に覆われているわけですから特に区別して考える必要はなさそうです。酸化チタンの特性は通常のチタン製品にも当て嵌めて考えてよさそうです。
 
「殺菌作用をどう活かすか」
オキドキライフスタイルは自転車販売・修理業ですが、同時にアウトドアスポーツの、つまり登山やアウトドア、キャンプ用品の販売もしています。これらのアウトドアでの活動において水道や衛生状態が十分ではない環境もあります。調理や食事の際に使う炊事用具や食器類、主に軽量のアルミやプラスチックが多く使われることもありますが、もし十分な洗浄が可能でないのであれば殺菌や除菌について配慮する必要があります。例えば食器やカトラリーがチタン製品であったら…衛生的に不安な状態でも加熱や、そしてこの光触媒による殺菌作用が活かされることになります。
また、開店当時から取り扱っている商品として「チタンアクセサリー」があります。チタン製のネックレスやブレスレットです。アウトドア商品はともかく、「ジテンシャ屋がなぜ?」といったところですが、これも上述の「光触媒」に注目したご提案というわけです。装飾については関心はありませんが、自転車やアウトドアスポーツは多量の汗をかくことが多いです。汗をかく運動は身体にとっては非常に良いことですが、例えば汗によって発する臭い… これは人間の身体表面にある常在菌が汗によって活性して発するものですが、すべてではなくとも幾分の殺菌をできれば臭いの発生を抑えることができます。あるいは光触媒のない他の金属や他の材質(特に樹脂類)はむしろ細菌の巣窟となってsしまっていますが、チタンノアクセサリー自体には細菌が付着し続けることは不可能で、常に衛生的です。これらのアクセサリーを首に着けていれば首周りの、手首に着けていれば手首周りの浄化、殺菌が常にできることになります。できれば身体には付着してほしくないウイルスも不活性化することができます。 
楽しく、健康的なライフスタイルのためのバイクライド、なのですから健康に関しての自衛行動も大切なものと考えています。
 
*チタンネックレス、チタンブレスレットは鎖種や留め具を選び、長さを指定いただくことで製作いたします。


このフレームの表面全体が「酸化チタン」ですから
手が洗えなくてもフレームを握れば殺菌ができる…
 

酸化チタンの水溶液も販売されていますが、今は
入手が困難です。状況が安定すればオキドキ
ライフスタイルでの取り扱いもするかもしれません。

オキドキライフスタイルでもアウトドア(キャンプ)
用にお勧めしているチタン製の食器類
十分な水の確保や洗いができなくても殺菌できる、というわけです
「軽さ」のためだけではありません、重要な意味があります。

 

チタンブレスレット
左から:①ボール鎖15+クラスプ
②アズキ+クラスプ
③喜平1250カット+中留
④喜平1250+中留
”1250”はは幅が1㎝ほどあります。
 
 

ネックレス
左から: ①喜平112+クラスプ
②アズキ+クラスプ
③ボール鎖23+コネクタ
④ボール鎖15+コネクタ
 
 
スポーツサイクルの基本性能維持の意識が高い方の多くの方が1~2年毎の「オーバーホール」あるいは「集中整備」心がけて実施されています。頻度や使用状況にもよりますので一概に「全て」を交換してしまう必要はなく適宜状況を見ながらの内容でよいかと思いますし、そうした相談には応じて必要な範囲で実施させていただくようにしています。掃除、はともかくすべての消耗品が一様に同じタイミングで用交換になるものではありません。点検。状況把握を含めた確認作業のための分解作業は正しく、そして不必要な交換、出費を防ぐためにも必要です。そして最も恐れるべく「手遅れ」による余分な出費を防ぐためにも・・・
 
日ごろのメインテナンスとして「チェーンの清掃と給油」をご自身で、あるいはご用命をお願いしています。スポーツサイクルの日ごろの性能をお維持するために基本的に、そして最低限必要なのがタイヤの空気圧管理、とこのチェーンの状態管理だと思います。そしてその次に、となったときに、ブレーキはさすがに不具合が生じ始めると明らかにわかるので重要とはいえそれほど気にする必要はないかも知れませんが、日ごろからお客様の自転車を見させてもらう中で気になるのはホイールの、特に「ハブ」の状態です。ハブとはホイールの中心部分、フレームに固定される軸とそれを支えるベアリング、筒の分であるハブシェル、そして後輪であればスプロケットが取りつけられる「フリーボディ」から構成される箇所です。ホイールは外側からタイヤ、リム、スポーク、ハブで構成されています。このハブの部分は上述のチェーンほどでなくともできればメインテナンス状態に意識しておいていただきたい箇所でもあります。オーバーホール時には必ずチェックしてして必要な整備作業は行われる箇所ですが、「1~2年に一度」では明らかにスパンが空きすぎ、それ以上だとするとちょっと恐ろしくなるところです。自転車を構成する中で最も長時間、最も速い速度で回転、最も大きな荷重が掛かり・・・ フリーの働きをするためのラチェットは実に1秒間の間に100往復以上の動きをしているのです。調整式のベアリングでは調整の必要とともに構造上シールは十分とはいいがたいですので油脂の流失と砂埃や水の侵入は避けられません。錆が出てスムーズな回転でなくなれば走りの内容はそれに伴って大きく低下しますし、最悪は走行不能になることもあります。ペダルの力をホイールに伝える重大な役割を担う「フリー(ラチェット)」ですがここでも力のロスは生じますし、なにより正常に機能しない場合には「漕いでも進むことができない」という自転車としては致命的なトラブルになりかねません。 実際に周りでの発生を目にしています・・・

具体的にはどうするべきか・・・
案外走っても(走れるので)判りにくいかもしれませんが、毎回の「乗車前チェック」でも簡単に確認ができます。まずフレームを手で支えておいてホイールを「左右に」力を加えて動かしてみます。ベアリングにガタがあれば手にそのガタを感じることができるはずです。クイックシャフトの締め付けが不足していないかも確認することができます。次に車体を持ち上げてホイールを空転させてみて、「ゴー」という音や振動があればベアリングの錆や寿命が疑われます。空転がすぐに止まってしまうようであればやはり何かが「抵抗」になっているのかも知れません。後輪であればフリー機構の働きで車輪は空転してもチェーンやクランクは回転しないはずですが、これらが回る、動こうとする、はフリー機構が十分に機能していない可能性があります。同時にフリー機構から「ラチェット音」が聞こえるのですが、この音に異常がないかどうか、です。ラチェットの「音」は各社、構造、潤滑剤によっても異なるため音だけで正常か異常かは一元的に判断するのが難しいのが実情です。新品の正常な状態での音を覚えておいてそれから大きく異なってきていれば何らかの変化が起こっていると疑うことができるかもしれません。これまでと違う「不快な音」ならなおのことです。判りにくければお尋ねいただければ客観的な診断をさせていただきます。一般的には「音」というのは何らかのエネルギー損失があって発せられるため、「大きな音」「カン高い音」は概ね何らかの整備を求める状況であると判断してよいと思います。「この音がカッコイイんだ」・・・さあ、どうなんでしょう。
 
市場にあるすべてのラチェットについての解説は困難ですが、例えばシマノ製のハブやホイールのラチェット部は「非分解」つまりメインテナンス不要(=不可能)ですので潤滑剤の流出や劣化、埃の侵入などによる摩耗なども「ユニット交換」でしかありません。一方でベアリングについては「調整式」ですので潤滑や摩耗状態に応じてこまめに分解掃除の必要がありお気軽にます。それ以外の主要なメーカーのラチェットは「分解式」となっており分解してメインテナンスが必要、つまりメインテナンスをして長く使用することが可能ということです。特にカンパニョーロはベアリングも調整式ということもあってこまめな手入れを求められています。マヴィックはカートリッジベアリングを採用していますが遊び調整が必要ですし、やはりラチェット部の頻繁な手入れを求められています。最もメインテナンスが容易なものはDT SWISSですが、これらは工具が不要でラチェット部分にアクセスが可能で構成するパーツの摩耗や損傷がほとんどないため、汚れの除去と油脂の補充だけで完了、むしろチェーンのメインテナンスよりも手間がかかりません。これらの他にはTREKのブランドである「ボントレガー」やスペシャライズドのホイールブランド「ローバル」などのホイール、ハブもありますがこれらの上位モデルはそのラチェットにDT SWISSの機構を採用してるものもあり同じく容易にメインテナンスができると同時に、それが求められています。むしろ、「おそらくなにもメインテナンスを受けていないのかな?」というバイクのホイールにこれらのTREKやSPECIALIZEDが多いように見られます。
 
リムの振れやスポークに関わる修理、調整はもちろんのこと、使用に伴いメインテナンスを求められるハブについてもメーカーを問わず行っています。オーバーホールのタイミングにとらわれず、必要な時期に必要な頻度でメインテナンスをする(受ける)ことをお勧めいたします。費用も1500円~とご依頼しやすい価格設定を設けています。 ベアリングの交換など、その他ホイールに関するご相談は何でもお気軽にお問い合わせください。



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(その2)を読む)
そんな、店主にとっては革命的(おっと)なCNTオイルですが、そうはいっても話だけで「そんなにいいのかー」と鵜呑みにしてもらえるとは思っていません。これまでどれだけの「オイル」やその他の革命的商品が「出ては消え」を繰り返してきたかと考えれば、「いいえ、今回こそは『本物』です」といったところで同じに聞こえるでしょう。先に述べてきた長ったらしい説明文を読んでいただき、その一部だけでもご理解、納得いただいたうえで、「よーし、それならちょっと試してみようかな」と感じていただかないことには、店主がかんじたのと同じように「うわっ コレすごいかも!」とはなっていただけないだろうと思います。
 
そこで、「お試し」とは言えないかもしれませんが、最初の1回チェーンへの塗布を無料でさせていただきます。ただし、条件があります。まずは現在使用中のチェーン、スプロケットを極力他の油脂、汚れのない状態にします。もう一つは該当商品を1本お買い上げいただくこと。買ってから無料で試すのって意味ないじゃーん、というところですが、試用後にもし気に入らなければ返品、返金いたします。駆動系の洗浄は通常2000円の作業代をいただいていますが、その作業を無料でいたします。その上で1回の無料塗布をいたします。 完全に洗浄をすることでこれまで使用されていた油脂を取り除き、また汚れを取り去ることで純粋にCNTオイルの使用感を試していただくためです。実際にCNTオイルを継続して使用し始めれば多少の継ぎ足しでも構わないとおもいますが、初めての導入時には、チェーンのきれいな状態でその性能を純粋に体験していただきたいと考えています。絶対に「ああ、これは違う!」と感じていただける自信もあります。
 
あまり良い良い、とばかり書くと、どうせお高いんでしょ?と思われるかもしれませんが、販売価格は、 90mlスプレーが1本で1500円(税抜き)です。これまで販売してきたオイルが120mlで1000円でしたが、便利とはいえ、エアゾールスプレーですので少し割高になりますが、効果が向上することも考えればそれほど高いものではないと思います。 その1500円の商品のご購入に対して、通常なら2000円相当の駆動系洗浄と1回のオイル注油がついてきますのでとらえ様によっては「お得」と感じてもらうことができれば幸いです。また、このキャンペーンはお一人何回でも適用可能ですので、オイルスプレー1本買えば毎回駆動系洗浄をいたします。
 
直接ご来店いただくことが困難なお客様には「発送」も承りす。 3本をお買い求めいただければ、送料は無料とさせていただきます。こちらもご活用ください。
 
 
 
なるほど!店主が長らく課題として感じてきた潤滑、オイルに関しての条件を満たすような製品が地元兵庫県のメーカーが生み出し、やはり地元のサイクルショップからご紹介いただくことができました。CNTを分散含有した低粘度のオイルです。製品はLPGのエアゾールスプレーで小さなものが90ml、大きなものが250mlです。黒鉛、という先入観ですが手に噴霧してみても「黒い?」という印象はありません。さらりとした感じですが滑らかな感触はずっと継続します。しかし他のスプレーオイルと比べてみても、あるいはその他のオイルと比べてみても触感では何ともその性能までは判らないレベルです。あくまで人間の皮膚表面での圧力や摩擦で違いが分かるほどではないのでしょう。ただ、どの程度の粘性のオイルをベースにしているのかは大体推定できました。これまでの潤滑オイルではその粘性でチェーンに試用した際に「大体○○㎞位は持続するだろう」ということを掴んでいます。おそらく300㎞位は問題なく持続するでしょう。ただ、固体潤滑の本領を発揮するのはそのオイルが切れた状態でどれだけ金属同士の摩擦低減を継続して持続するか、です。あるいは距離は伸びなくとも、雨水や路面の水、埃などの環境でオイル自体の持続は大幅に短縮されてしまいます。そうした際にこのCNTがなくなってしまったオイルに代わってどれだけ潤滑を続け、摩耗を防いでくれるのか、が大きな特徴となるはずです。ちょっと期待が膨らみます。

ところで、2~300㎞ごとにとチェーンを洗浄して新たにオイルを塗布、というサイクルをこまめに繰り返すのであれば、極端なところなにもCNTオイルでなくとも、どんなオイルでもそれなりの好条件でサイクリングを楽しむことは可能です。100㎞程度で枯渇してしまうような超低粘度のオイルでは役不足ですが、適度な粘度のオイルが見つかれば必ずしもCNTオイルでなくても、というのが正直なところです。果たしてそれだけの効果を感じることができるのでしょうか。
一方で、チェーン以外への活用をいろいろと考えてみます。製造メーカーも必ずしも「自転車用」として開発、製品化したものではないのですからそれ以外にも適した用途がたくさん考えられ、あるいはすでに効果的に実用されているということのようです。研削、切削を行う金属加工や一般的な重量機械の潤滑などにも効果を発揮しているのだそうです。低粘度を生かした高速回転軸への使用も良い結果を得ているそうです。ということはチェーンに限らず、自転車のあらゆる回転部分への使用が効果ありそうです。自転車の整備用工具やチェンソウを含むあらゆる工具、道具にも、です。当然ながら車やオートバイ、ミシンや釣り具、引き出し、扉、アウトドア器具・・・ おそらくあらゆる潤滑を必要とする箇所の全てに使え、そして大きな効果がありそうです。溶液媒体としてのベースオイルも、スプレーガス材料についての情報が明確にされているのでもし適合しない場合は事前に調べることができます。そうしていろいろな試す対象物を考える中で閃きがありました。「グラファイトが無油条件下でのゴムの潤滑性が良い」ということを耳にしたことがあります。商品的には「グラファイトワイパーブレード」というものがあり、ガラス面をワイパーゴムが滑らかに滑ることが特徴です。そうか、ゴムや樹脂と相性がよいのか・・・ 樹脂との潤滑性が良いのはシリコンなどがあげられますが一方でシリコンは金ての潤滑能力や持続性が十分ではないと考えられています。それではCNTを含むグラファイトでは・・・ 金属間での摩擦が小さく、ゴムや樹脂に対しても無油状態で潤滑性が期待できる、となるとかなりの広範囲への適応、効果が期待できそうです。なぜこれに今まで気づかなかったのでしょう!自転車にはブレーキケーブルやシフトケーブルが使われています。金属製のインナケーブルが樹脂ライナーを伴ったアウターハウジングの中を摩擦しながら動いています。グリスでは繊細な動きに抵抗となってしまい、粘度の低いオイルでは間もなく流失してしまい十分な潤滑が不足します。不十分な潤滑で金属ケーブルが樹脂ライナーを傷つけてしまえばさらに摩擦抵抗が大きくなり、到底正確で快適な操作は困難という状態になります。組付けでこれらの適切な処置がされていない(やっていない)場合はスムーズな作動がされていない状態もあります。そこで昨今はケーブルにPTFEなどの樹脂コーティングを施したものを採用することが行われています。ところが「コーティング」というものは長持ちしない、という言葉の現れですからこれが剥がれて引っ掛かって抵抗を増やしているということも起こっているのです。 そこでオイルでもなく、グリスでもなく、CNTオイルを注入、塗布してみようというわけです。ほかにもありました。マウンテンバイクではフロント、あるいは前後に「サスペンション」を有しています。これらのサスペンションはその作動性、つまり低摩擦で軽やかに追従して動くことが求められます。ところがフロントフォークにしても、リアサスペンションユニットにしてもその内部のオイルを外環境と遮断するために、オイルシールやダストシールというゴム製シール構造を備えています。ゴムの・・・といえば上記に挙げた「ワイパーブレード」がすぐに頭に浮かぶのですが、そうシールのゴムリップとインナーチューブ表面との摩擦軽減にCNTが活躍するのでは?と。内部はオイルやグリスが充填されていようとも外気に接する部分や金属表面と擦れる部分の潤滑は十分に行われていません。想像するに簡単ですがこれは大きな効果があるに違いありません。
さらに・・ 少し前にバズった話題としてはベアリング、つまりベアリングの素材(種類)による回転抵抗の性能は実あまり大差がなかった、というものです。ここで紹介されていたものはカーとリッジベアリングに派生する回転抵抗の要因で大きなものはそのボールやレースの素材ではなく、1.充填されているグリスの稠度 2.接触ゴムシールが多くを支配して抵抗となっているというものです。長時間をメインテナンスフリーを期待するものであればグリスの稠度は仕方がないものですが、シーゴムシールの摩擦は何とかして抵抗低減を図りたいものです。加えてゴムシールが接触して摩擦を生じているということはその接触部のゴムの摩耗も考慮されるべき問題です。水や埃の侵入を防ぎ、グリスの流失を防ぐ目的のゴムシールが摩耗していけばそのシール効果が損なわれ、錆や異物混入、潤滑不足というベアリングにとての致命的なものとなります。そこでベアリングの金属転輪と接触するゴムシールとの境界をCNTで潤滑を与えれば・・・回転抵抗が軽減すると同時にシールの摩耗も制限できるということになります。これは画期的なことです。
そうして同じように考えればクルマやオートバイの車体各部やベアリングにも同じことが当てはまります。特にエンジンには数多くゴムシール(オイルシール)が使れています。自転車ほどの損失でなくとも摩耗やシールの損傷はむしろ深刻です。すべてにやるべきです。ところでオートバイに限ってですが、これらのチェーンには原付など小排気量や競技用を除きほとんどが「シールチェーン」というものが採用されています。チェーンを構成するローラーとピンの内部にグリスを充填し、プレートの隙間をゴムのOリングでシールすることで内部的にはメインテナンスフリーな環境を構成して寿命を伸ばすことが行われています。この種のチェーンのメインテナンスとしては内部の封印したグリスを流し出さないために、と過度の洗浄や化学薬品の使用が敬遠、制限されています。結果的には多くの人が「触らず」で外側に「悪影響のない」といわれる専用チェンオイルを「上塗り」しているのが現状です。自転車の整備をする側からすれば埃が堆積した古いオイルの上からさらにオイルを追加してもあまり効果は期待できないだそうし、むしろOリングのゴムをゴムを痛めやしないかと心配するところです。そこでCNTオイルの出番、と考えたのです。シールチェンの外部へのオイル塗布はあまり効果を期待できませんが内部グリスを封印するOリングと接するプレート間での摩擦を固体潤滑の力で低減することができれば結果的にはOリングの摩耗、損傷を抑えることができ、内部の潤滑環境が良い状態で長期に維持できるはずです。これは十分に試す価値はあります。ただし、効果を確認する方法がないため、上記の理論を理解して黙って恩恵を受けるしかないのですが。
その他、オートバイやクルマにも操作用ケーブルが多数使われていますが、自転車用よりは上等とは言えないこれらにはさらに効果が期待できそうです。
 
そうしていろいろと、使用してみながら思いついたあれこれに試して使用していっているのが現在です。最も主となる用途である自転車のドライブチェーンについてはま十分な距離に達してはいないものの、塗布した直後から良い感触をえています。こまめな洗浄と給油のサイクルを繰り返せばどんな潤滑油でもたいさがないのではと記したものの、摩擦係数が半分以下になるという潤滑性向上の効果ははっきりと形には表せないまでも十分に感じることができるものでした。加えて同じ自転車の使用されているすべてのべアリング(接触ゴムシール)にCNTオイルを噴霧しています。こちらも目に見えての効果は表現しようがありませんが、感じる手ごたえと、そしてシールの摩耗を抑えて長持ちさせることができる(であろう)という効果には十分以上に満足を感じています。そしてマウンテンバイクのサスペンション。実は他社からも同様な効果を謡う製品があって試していたのでその効果は明らかに感じるところで、あとは持続性がどの程度なのかを経過観察している過程です。オートバイやクルマの各部への使用でも当然のことながら悪い結果は見られず、例えば本来なら分解してグリスを給脂して、という個所をスプレーで済ませることも可能になると実感しています。たとえばクルマのドアヒンジなどは分解するにも困難、かといって一般的なオイルスプレーだけでは不十分、そんな箇所には高圧面への潤滑が可能になるようです。これらは従来の「モリブデンスプレー」と置き換えて使う感覚でよいと思いますが、価格が安くなって摩擦がさらに低下できるのですから、良いことずくめ、というわけです。
 
以上のようにまだ試験過程なものを含め、良い経過、結果をえています。専ら自転車用にとしてもチェンを主体にあらゆる回転、摺動箇所に使用して十分に高い効果が得られそうです。さらに自転車以外にもと考えると無限の可能性を効果を期待することができそうです。製造する会社は自転車専門の会社ではありませんのでより広い用途と価値観で製品開発を行っています。さらに、潤滑油、オイルだけの専門メーカーではない化学メーカーであることからオイルだけに問わられない潤滑の発想があります。このCNTオイル以外にも次の発想による製品の開発も控えているということで新しい製品にも期待が膨らみます。