ヒト・モノ・アソビ... 人生を楽しく快適にしてくれる素敵なものたち

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サイクルと山遊びのオキドキライフスタイルから発信

専ら自転車、というよりも登山やバックカントリースキー、沢登り、渓流SUP(‼)などをアクティブにされている方からの作業ご依頼です。「長らく乗っていなかった。フツーに乗れるようになるものなのでしょうか?」「自転車は(山で)あると便利なのでダメっぽかったら新しいのを買った方が・・・」いえいえいえ、ただ古くなっただけで「乗れない」なんてことにはならないですからっ♪ しかも新たに新車を買った方が安くつくなんてないですからっ 一度 持って来ていただいて、それから方向性を考えましょう♪

「古い」とはいえ懐古主義の「旧車」の類ではありませんから新品時のように「レストア」する必要も時代に合せた「様式美」も不問です。7速では不便かというとそれもないはずですし、これを無理やり「今」の仕様に換えなければならない理由はありいません。7速用の変速レバーも現状で入手できますし、チェーンなども入手できるのですから。

そうしてジテンシャをご持参いただき、さっそくチェックしていきます。車体はパーツ構成から推測すると約25~30年ほどたったものでしょうか。当時の「中堅」的なモデルでしょうか。アルミフレーム初期のころの「接着工法」によるフレームの物です。乗ってなかった、とはいえ距離や山道で酷使されte板わけではなさそうですので致命的な損傷はなさそうです。経年による劣化、腐食、破損などによるものでしょうか。タイヤは以前(いつ?w)換えた、ということですのでゴム表面のヒビは少しあるものの、は際立った劣化は少ないようです。ただし、チェーンやケーブル、などの錆びやすい箇所はほぼダメでしょう。7速のグリップシフト仕様ですが、グリップゴムはとうに朽ちてなくなって要るようですし、使い勝手や今後のことを考えるとここはシフトレバー式に交換することにします。主だった箇所は異常の様ですが経年に伴う副産物的なものとしてシートポストが上げ下げ出来ない(どころか廻らない 汗)、ペダルやクランク、BBなどの固着の可能性はあります。フロントディレイラも錆びついて動かない状態です・ しかし、交換を要する部分は先ほど挙げた箇所で済みそうですので部品交換の予算を告げ、作業を承ることになりました。 固着や緩まない、箇所は何とかなるでしょう。 タブンシランケド
フタを開けてみると、錆や固着で少しの苦労することはt当たものの、初見から大きく外れることもなく、費用も最小限で「再生整備」が完了したようです。 これまでの使用頻度で乗り続けるくらいであれば、さらに10年、20年は機能を維持して問題なく使うことはできると思います。

作業のご用命、ありがとうございましたっ


ぱッと見は埃で汚れているだけ? なのですが、グリップシフトは崩壊。Fディレイラは身動きせず・・・


チェーンもそのままの形になっているようです・・・


出来ました♪

 


外観も綺麗になりました


肝心の変速機回り。コチラも問題なく作動するようになっています。
費用的には「最小限」でおさえることができたのではないでしょうか♪

 

子どもの乗る16インチ車がいよいよ「小さい?」というところにまできてしまいました。親から見て少し前からも小さいだろ、という感じだったのですが本人が「まだいい」というのでそのままにしていましたが、怖がりながらもいよいよ自分でも小さいと感じたのか、お友達の自転車と比べて小さいことが気になったのか、ようやく「大きい自転車が欲しい」ということになりました。

「新しいの」とはいえ、新品を買い与えるのはいよいよ選択肢が無くなった時に、というつもりです。そして使用していない20吋の自転車が無いか、譲って頂けないか、と周りに呼びかけたところ、複数の方から「あるよ」とのお声掛けをいただくことができました。本当にありがたいことです。

自転車販売を生業とするものが、自分の子どもに新品を買い与えないのはどういうことか?というところですが、以前から提案していますとおり、「子ども用自転車こそ、使いまわし(おさがり)を活用しましょう」との思いがいあります。

大人であればせっかく買った自転車は部品が消耗すれば、気にいらないところがあれば、自身の運動能力の変化に応じて、ホイールや部品を考案して性能や品質の向上を伴って手を加えていくことで長い期間使用し、「元を取る」大切な使い方もできることでしょう。それに対して子ども用自転車の場合はそうした手を加えるタイミングになる前に、わずか3~4年で「体格が合わなくて乗れなくなる」が先にきてしまい勝ちです。そうなることが判っていてか、メーカーも決して何年も使える高品質な製品を作ってくれることも少ないのですが、中には十分にまだまだ使用できる品質のものがただ乗り手の体格が変わったから、というだけで修理も整備もされずに使われなくなって(棄てるのも惜しい)しまっていたり、「次の子に」との思いはあっても実際に乗らないまま数年後に見てみると、もう整備どころではない、「新しいものを買ってあげたほうがいい」という状態になってしまっていて、結局使われずに処分?される方向へなっていくようです。
ところが自転車視点でみて見ますと、決して使用できないほどのことではなく、使用した分の消耗部品を新たにして、それに伴ったきちんとした整備をしてやれば大人の高額なそれとほとんど変わらずに機能や性能を十分に継続して発揮出来るものがほとんどです。むしろベアリングの「あたり」や馴染みが出てきた、つまり「慣らし」が終わったようなよいコンディションになっている場合すらあります。ただ、その整備や部品に費用や手間がかかること、これがネックとなってしまっているようです。

幸いにして自転車の整備作業は苦にならない親と、限られた色から選ぶ新品の自転車よりも「自分の好きな色」の自転車に乗りたいと望む子どものおかげで、この「もったいない」状況を「吉」として捉えるこができる恵まれた状況です。たぶん、自転車自身にとってもおそらく「良いこと」のはずだと思うのです。自転車販売業としてはどうか、ですが・・・

「譲ってもいいよ」と申し出があった中で引き渡しなども含めて一番手間の少なさそうな1台をお願いすることにしました。幸い?小店から販売させていただいたものですので、メーカーの品質も確かですし(お勧めしたほどなのですから)、お渡しする際にはできる限りの整備をして最良の状態にしていたはずですので悪ろうはずがないでしょう。しかし条件付きで、「親戚の子が大きくなって乗れるくらいになったらまた戻してほしい」というものです。これはむしろ嬉しい条件です♪さらに引き続き自転車を使用していただけることですから。もちろんそれまでに自転車そのものが全くダメになることは考えにくいですから、これは自転車自身にとっても、そして販売した者にとっても嬉しいことでしかありません。これに快諾した後に、その自転車はウチにやってきました! センチュリオンの黒x赤の物です♪

「黒x赤は好きかも♪」と一時はそのまま乗るようなことも言っていましたが、結局は自分の好みの色にフレームを塗ってから使用することになりました。
まずはイメージを形にすることから、ですが頭にある色のイメージを図に書くようにしています。「なにを作る時にもせっけいずを描くように」と日ごろから言っていますのでまずは「ぬりえ」でデザインの決定です。3枚のデザインを描いたところで新たに「グラデーション」のアイデアが加わり、最終的にはその案に決まったようです。今回は刷毛塗りではなく缶スプレーを使用することにしましたので、まず市販のスプレーの色を確認した上でイメージとどう変わるかを確認したのちに最終決定をします。親父はスプレー缶を買い与えるだけです。
今回は塗装の前段階である「分解作業」から自身で体験です。ボルトナットの締付けや緩めはある程度把握していますので、箇所に応じた工具と使い方を示してなるべく自分での作業をしてゆきます。さすがにクランクの引き抜き、BBベアリングの緩めは無理でもほとんどの分解(破壊)作業を行うことができました。そういえば自分が同じような年齢の時には見様見真似で同じようなことをやっていましたから出来て当然なはずです。
フレームの下地処理はオヤジがさくっと済ませ、スプレーで色を付けてゆきます。グラデーションですのでマスキング無しで手間は省けますが、境界が曖昧なことに注意が必要です。加えて連結されたパイプ形状に色を塗るのは初めてのことですので注意点は伝えます。色の塗る順番、重ね具合、スプレーの距離と手を動かすスピード・・・ 幸いなことに「垂れ」が起きることもなく、艶の出せるいい具合の塗装を完了しました。選んだ色も思いのほか良いようだったようです。

色が塗り上がると、残りはオヤジの作業です。取り外して洗浄した部品を給脂しながら組付けていきます。ブレーキシュー、ケーブル類、チェーンを新品に交換、本人希望の「カゴ、スタンド、カギ」を取り付け、法定装備義務のあるベルを取り付けて完成です。スタンドを除き全て16インチ車からの移設です。
最後にカッティングシートを自分で切り出した「マーク」を貼って完成♪ 

この先何年乗ることになるのでしょうか。さきのことはわかりませんが、次の「乗り手」に良い状態で引き継ぐためにも思いっきり乗り倒して自転車本来の性能をとことん活かす使われ方をしていただきたいものです。 


使用済みの自転車を「譲り受けた」「譲り渡したい」などの際に整備状態に不安や不具合がある場合は費用面も含めてお気軽にご相談ください。決して「買い換えたほうがいいですよ」という販売店にありがちな誘導に限らない、ベストな方法を提案させていただき塗装済みたいと思います。

例)ご自身でフレーム塗装をする場合(22吋まで)
分解、フレーム単体お渡し、塗装済みフレーム受け取り、再組立/整備・給脂・調整
を11,000(税込) +消耗部品交換分 

でお請けいたします。内容の詳細につきましてはお気軽にお問合せください。もちろん他店購入車両歓迎です。





 

ロードレーサー、といえばコンポーネントメーカーを問わず、ドロップハンドルに取り付けられたブレーキレバー、あるいはその近くに設けられた変速レバーをハンドルから手を放さずに操作する機構が採用されています。とにかくハンドルバー(ブレーキブラケット)予備からから手を放す必要が無いため、どんなときにも必要に応じてすぐに変速動作が行えるので、ほぼすべてのロードバイクに採用されています。これらの(仮に呼び方として)「ブレーキブラケット変速機構」が発明される以前は変速レバーは主に「ダウンチューブ」に取り付けられた物が主でした。前後の変速用のレバーが左右に対になって設けられていたことから「Wレバー」(正式名称はダウンチューブシフター)と呼ばれているものです。このレバーを操作するためにはハンドルバーから手を放して操作する必要があります。
競技の世界では「ここから速度を上げて仕掛けるぞ」というときに「今から変速操作しま~す♪」とバレバレな動きを見せることなく変速操作をすることが出来たり、咄嗟の速度変化に反応して操作出来たり、あるいはハンドルに体重を預けたまま変速動作ができる(ダンシングなど)、はたまたコーナーでブレーキ操作をしながら出口からの漕ぎだし速度に合わせた変速ができるなどのメリットから採用され、これらの特徴をさらに引き上げることができる「変速操作の電動化」が進みました。
これらのブレーキブラケット変速機構はそのまま「手を離さなくても操作が容易」ということで競技をしないロードバイクにも広く採用され、定着しています。上記のような(競技における)数々のメリットの恩恵があるからですが、一方でデメリットともいえる面も含んでいるのが事実です。操作を容易にするために複雑な変速機構を持つので重量が増え、ハンドル操作に影響があります。変速機構の構造によってはブレーキレバーの形状や支点位置が変わり、ブレーキ操作が劣ってしまったり。変速操作をしようとしてブレーキを誤って操作してしまったり、指や手袋が挟まって誤動作を誘ってしまったり。複雑な構造は故障のリスクも増え、またメインテナンスが煩雑になことになります。競技でならばあきらめてスペアバイクで続行もできるかも知れませんがロードバイクでツーリングの出先でのトラブルは結構厄介なことになりそうです。組み合わせてよく採用される「ケーブル内蔵」などの構造であれば出先でのトラブルは続行不可能、になりかねません。機構の故障の際の修理(部品交換)費用も心配です。数々のメリットはあるものの、あれ?っと不安になりそうです。
ところでその「メリット」は本当に必要なものなのでしょうか? 瞬時に展開に反応して速度を上げる、間髪を入れずに必要なギアへの変速を完了させる、コーナー立ち上がりでのわずかなロスも許さない正確なギア選び、満身創痍のダンシングしながらの変速操作・・・ これらが競技以外の走行で本当に必要なことでしょうか。

そこで、多少変速操作が遅れても(何に対して?)、ハンドル、ブレーキ周りがスッキリ&軽くなって、ブレーキ操作が優先的になって安全に走れて、トラブルも少なく、メインテナンスの費用と時間を抑えることができるなら、ということで「Wレバー(ダウンチューブシフター)」もただ古いだけじゃなくていいこと一杯あるんじゃない?というお話なのです。

とはいえ、製品供給の面からいうとシマノもカンパニョーロも製造を終了してしまった機構ですので条件はかなり限られてしまいます。ここでは「運よく」当時物のレバーが手に入った、それに対応した変速構成やフレームだったら、というケースの場合のご紹介です。

ご依頼のあったのはカンパニョーロの10速コンポーネントで組まれたスチールロード。幸いフレームにはダウンチューブシフター用の「台座」が設けられています。カンパニョーロも10速まではWレバーに対応する機構を採用していました。ただWレバーとしての製品は8速用までだったかも知れませんので、ここは内部パーツを変更して10速に対応する様にしてやらなければなりません。ブレーキレバーは・・・ ブレーキ機能だけのレバーに交換するのも方法ですが、カンパ社でもレコードグレードで変速機構を取り除いたエルゴレバーを「TT用」などとして捉えていたこともありますので同様に現状のエルゴレバーから変速機構を取り除いてブレーキレバーとすることにします。肝心要の「Wレバー」ですがこちらはお客様ご自身で準備されたものです。これに10速用のパーツを組み込む(変更)できれば、ということになりますが、このWレバーは幸いなことにダイヤルの切り替えで「クリック(シンクロ)モード」と「フリクションモード」とを切り替えることができる構造になっていますので最悪?はフリクションモードで運用することにする、という算段です。果たして・・・

エルゴレバーからの変速機構の取り出し(除去)は構造がわかっていればわけない、のですがとにかく部品点数が多く、そして手順もあるため通常はあまり行われない作業だと思います。もしかして将来にまたエルゴレバーでの運用再開、を意識して可逆な除去作業を行います。 これを左右分済ませます。 ブレーキレバーの完成。 8速シンクロ変速レバーを10速シンクロにすru為にパーツを準備し、これを交換します。が、これがなかなか大変です。非常に硬いスプリングが組み込まれていますので思うように作業ができません。小さな力の入れにくい部品をスプリングを抑えながら、中心がスンブ狂わないように組付ける必要があります・・・ 仮に部品を揃えることができたとしても、あまりお勧めする作業ではありません。苦労と工夫ののちに何とか組み換え完了。

これらを元の車体に組み込んで、調整を済ませて、めでたく完成です♪ 

見た目、は副産物にすぎませんがシンプルで格好のよいロードバイクに仕上げることができました。


ふと・・・ 
なぜロードバイクには「泥除け(マッドガード)」がついていないのだろう。そんなことに疑問を持ってしまいました。
「そりゃあ、『競技用』として極限までそぎ落とす上で必要ないからさ」「パンクを含めたホイールの脱着が容易になるだろう」「まず、泥除けが必要な状況で乗らないだろうし、第一濡れてしまって困るような服装でもないだろう」などという答えが返ってきそうです。
一方で、「ツーリング車」などに分類されるスポーツバイクにはその特徴を表すものとして多くの場合「泥除け」が装着されています。なぜ?
「そりゃあ、『様式美』というやつさ」「上品な見た目となり、服の汚れや天候を気にしなくてよくなる」「でも樹脂のヤツではどうもな。軽合でなければ正統派とは言えないな」

恐らくこういう概念で「棲み分け」とカテゴライズがされていて、その通りに従っているようです。しかし、本当に付けない方がいいのでしょうか。泥や土が詰まってしまう、枝木が挟まってしまう可能性の高いマウンテンバイクではその装着をしない理由は理解できますし、純然な競技の世界ではクルマのF1の様に不要であることも納得できます。

ところが世の中で使われている「ロードバイク」のほとんどが必ずしも「競技用」として使われているのではなく、むしろ公道を走って楽しむツーリングやファンライドといった用途が圧倒的に多く、その際には上記の「不要」「付けない理由」が薄れてしまいそうです。「(競技車としての)ロードレーサーにはついていないものだから」という恰好やコスプレ的な基準で「付けない」という認識があるのかもしれません。「ついてたらロード(レーサー)らしくなくてカッコ悪い」そんな認識なのではと思います。

古いもの、「懐古趣味」などには全く興味はありませんが、2010年頃にアラヤ工業(のBrian氏による)企画でRALEIGH社の125周年記念として「ラレー・レコードエース(RRA)」というモデルが限定で販売されました。当時のクラブモデルを「再現」したやはり懐古趣味的な記念モデルでしたが、そうはいっても現行の部品で構成するわけですから結果的に従来からの自転車(ロードバイク)の本来のシンプルな姿を現代技術を使って再現するということになり、純粋に「ロードバイク」としてみた際に非常に魅力的なものに映りました。「クラブモデル」というカテゴリーが何であるかはよく知りませんでしたが、そのシンプルな機能美に心を撃ち抜かれ、展示用在庫としてその場で発注をしてしまったほどです。オキドキでサイズ違いなどで複数台を発注することは普段は無い暴挙です。フレームチューブを含め、企画者の想いが込められた部品構成はその苦労も感じられる価値のあるものでした。そしてそのロードバイクはフレームと同色に塗られた「泥除け(マッドガード)」が装着されていましたがそこに「ツーリング車っぽい」偏った印象は感じられなかったのです。ああ、ロードバイクに泥除けは「あり」だな。機能的でありながら何も損なうものはないんだ。とその時に気付かされました。

「クラブモデル」とは一体何なのかを最近になって考えることがありました。(自転車における)定義についてはあまり気にしないことにしていますが、その位置づけのヒントは4輪や2輪の方から察することが出来そうです。プロフェッショナルによる競技ではなく、アマチュア、つまりクラブマンによる週末レーサー。あるいは公道レース(ごっこ?)を楽しむ「カフェレーサー」。つまりサーキットへ「自走」で向かう必要のある一般アマチュアのための公道走行に必要な保安部品、装備が装着された競技用車両。これがクラブモデル、という位置づけのようです。サーキット走行をしないまでも、日常の公道で競技車両並みの操縦性や走行性を楽しむための車両、というものでしょうか。例えば4輪であれば「ケーターハム/ロータス スーパーセブン」。本来の様にこれで公道を自走してサーキットへ向かい、保安部品を外したり保護した上でスポーツ走行を楽しみ、やはり公道を自走して日常の走行も楽しむ・・・ クラブモデルはそうした用途を狙ったものであるとすれば自転車のロードバイクもやはり同じような仕様の構成で成り立つものができるのではないでしょうか。幸い?自転車の場合は合法に公道を走るために必要な装備は(日中であれば)警音器ぐらいしか規定はなく、必ずしも「泥除け」が「必要というわけではないのですが、天候や路面状況に左右されずに走行を楽しむ、そして他交通者に対して泥撥ねや小石を飛ばしてしまうことを避けるための「エチケット」として極限までの重量に拘るのでなければ「泥除け」の装着もあって然るべきなのでは、という考えに至ったのです。スーパーセブンを所有することも、GB250を手に入れることもないでしょうが、手持ちのお気に入りのロードバイクをクラブマンレーサー的な仕様にしてみよう、というわけです。

対象にしようとなったのは先日「Wレバーシフト(ダウンチューブシフター)化」して再構成した「ライトスピード・クラシック」です。クラブマンレーサーのイメージで、というには英国のかけらもなく、チタンフレーム&カーボンフォークの純然たるメイドインUSAにイタリアコンポーネントを組み合わせたものです。イタリア製スーツを着たバリバリのアメリカ人IT技術者、のような組み合わせで伝統などとは無縁な存在です。しかし、そうした「様式」「形式」的なことを気にせず、快適性能と運動性能の高い、このロードバイクをクラブモデル化することが自分自身にとって理想的であることを十分に認識しています。他人様とスピードや距離を競うのでもなく、大きな積載をして旅をするのでもない。どこまでも自分自身にとっての快適性と走行性を楽しむためのロードバイクになるでしょう。

装着する泥除け(マッドガード)は樹脂製にしてもよかったのですが、樹脂であるカーボンフレームではなく、チタンフレームであるということ。長期使用による経年劣化を避けたいこのロードバイクに関しては泥除けも「金属」であることを望んで、本所工研製のものしました。装着タイヤは25Cですが、25-28Cに対応した細身の製品があります。しかし、資材は手に入りましたがフレーム/フォーク側には一切の泥除け装着に対応した作りはありません。ブレーキもそうですが、特にフォークとタイヤのクリアランスに泥除けが入る余地などありません。カーボン製のフォークに穴やネジなどを追加加工する手立てはありません。金属だから、と言ってチタンフレームに溶接やや追加工するような勇気もありません。ゴムバンドや結束タイなどによる簡易なとりつけは絶対に本望ではありません。輪行はしない、と割り切りますが将来取り除いてしまった時に「迹」が残ってしまうことも望みません。それでいて走行中に泥除けが不用意にずれたり動いてしまってタイヤと接触、損傷などもないようにしっかりとした固定をしなければなりません・・・
こうした「様式」を無視したような試みをする例はなさそうですので参考になる例もなさそうです。ヒントの断片を集め、試行錯誤でいろいろ試して思い描いた形に近づけていく作業。ひと段落がつけば実走をしてみて不具合を確認して手直し、根本的なやりり直し、で納得のいくものに近づけていきます。おかげで泥除けに関する加工の知見を蓄積していくことができたように思います。

最終的に「100点満点」は無理でも「自分自身が使う上でなら」こという範囲での及第点がクリアできたと判断してこの仕様で当面はロードバイクライドをしていこうと思います。ますます自分好みのロードバイクに仕上がってきて嬉しい限りです。

出来上がったWレバーチタン「ライトスピード・クラシック」
 


RRALEIGH RECORDACE 2010
 

 

 

 


マッドがードの後端をどこまで下げるか、は悩ましいですが輪行はしないまでも前輪を外して車載はするだろうと、前輪をはずしても干渉しない長さ、をねらいました。




 

「すみません 他店で買った(知人から譲ってもらった)自転車ですが調子が悪いので見てもらうことはできますか?」

こうしたお申し出は最近特に多く、もちろん歓迎、そしてできる限りの手を尽くしたいと考えています。

しかしながら中には、「どうしてここまでになるまで放っておいたのですか?」あるいは「よくこれで今まで無事でしたよね」という、いよいよダメ、もしくはダメになる直前の状態でご依頼されるケースもあります。

「他所で手に入れた」という気まずさ?からなるべくなら、と避けてこられたのか、「何ともない範囲」というご判断だったのかはわかりかねますが、修理する側としては「もうちょっと早い段階で調整、交換、修理しておけば費用もダメージも最小限だったのに」」と残念に感じるケ-スが多いように感じています。

「そうはいってもフツーに走ってるし、問題なんかないと思っていた」ということのようです。ならば、と第三者でもあり、専門であるショップが点検して、今お使いいただいている状態が問題ないか(安全か)どうかを「無料」でお調しますよ、というのが以前から実施しています「あんぜん点検サービス」(無料)です。 

残念なことに(いや、幸運ですから)「不具合」が見つかれば調整や修理などの作業に費用は発生しますが、その段階で「直さなければならない」というわけではありませんし、安全のためにどうすればよいかの選択はユーザー様のご判断で決めていただけばよいと思います。幸運にして「全く異常なし」であれば安心を「無料」で手に入れることができるのですからこれまた幸運、というわけです。

これまでの実績、実情から、オキドキライフスタイルでご購入いただいた物よりも、はるかに多くの「他所で入手されたもの」に深刻な不具合、安全でないケースが見られたように感じています。 そうした実情を考えますと「よそで買ったものだからこそ、オキドキライフスタイルで点検を受けてください!」と思うわけです。
どうぞ、他で買ったものだからこそ! 「あんしん点検サービス」を受けていただきたい、と思います。

点検の項目は以下の通りです。時間は10~20分程度、その場でお待ちいただいて完了です。
「あんぜん点検(R)」チェック項目

□ハンドル、ステムの緩み
□ヘッドベアリングのガタ、調整具合
□前輪、後輪ハブのガタ クイックの締め具合
□タイヤ空気圧 タイヤ表面の劣化や摩耗
□ホイールの振れ
□ブレーキの効き、取り付け不具合
□ペダル、クランクのガタ、取り付け不具合
□変速機の取り付け、作動状態
□サドルの緩み、ガタ
□フレームの亀裂や損傷


ただし、対象はスポーツバイク、ツーリング車などに限らせていただきます。


 

ダントツに多いのがハンドル、ステム周りです。安全面でも重要な個所です
 


ホイールの取り付け状態、ハブ(ベアリング)のガタ、タイヤ(空気圧、損傷)


安全には大きく作用しませんが、変速や駆動系にトラブルが発生すれば走行不能、となることがあります

チェーンの状態、汚れ、摩耗、給油・・・ 

 


ブレーキ、は安全に関わる重要な個所です!


 

【児童書の販売】

Patagoniaから児童書(絵本)が発売されます。

タイトルは「しんぴんよりもずっといい:リサイクルのおはなし」 (40頁 日本語/スペイン語)

内容は海に親しむ姉弟がはたらきかけて、海のいきものの生命を脅かす「海のゴミ(廃棄魚網)」が集められて生地や衣類に生まれ変わる様子がカラフルな絵と共に描かれています。「洋服って何から作られているんだろう」という中にリサイクル素材もあるんだよということを判りやすく伝えてくれています。

パタゴニア直営店での販売のほか、オキドキライフスタイルでも販売を行っています。(@1500)

暖かい季節のバイクライドの際にお勧めご提案してきました「サーフトランクス」などの製品にもこうしたリサイクルナイロンが採用されています。本と併せてよろしくお願いします。

工具不要でラチェット機構のメインテナンス(洗浄、給脂)を手軽に行うことができ、常にベストコンディションで使用できることで定評のあるDT SWISS製ホイール(ハブ)。ラチェット機構についてはその通りですが、では回転の性能を左右するハブベアリング(ホイールベアリング)についてはどうでしょうか。コンポーネントメーカーのホイール(ハブ)については調整式のベアリングを採用しているため、定期的なベアリングの洗浄、や給油、そして厄介な「調整」の必要がありますが、DT WISSやその他のメーカーに関しては「シール付きカートリッジベアリング(ラジアルボールベアリング)」を採用しています。このカートリッジベアリングはシール構造がしっかりしていることに加え、ラジアル荷重に対して許容強度、耐摩耗性に優れているため、長期にわたって給油や調整の必要がありません。高強度、高速度なオートバイなどにも採用されているようにメインテナンスに神経を使うことなく高性能を維持できる構造を採用しています。

しかしながらそんなカートリッジベアリングも「永久」の性能ではありません。ある程度の距離や年数を使用すれば摩耗は生じますし、経年によるシールの劣化によって封入グリスが徐々に流出し、そこに水分が入ることによる錆の発生、あるいは砂塵の侵入による摩耗増進などでやがてベアリングを交換する必要があります。その際にも摩耗劣化したカートリッジベアリングをユニット単位で簡単に交換できる、ということがまた長所となっています。「簡単に」とは書きましたが、調整式のベアリングに比べて、というただし書きは必要です。圧入されているベアリングを抜き去り、圧入するためにはいくつかの専用の工具類は必要となりますし、組み込まれているハブの中心部にアクセス、分解作業をするための工具と作業手順が必要となっています。

DT SWISS製品の場合、これらの作業に必要な工具類、そして方法をネットの動画で紹介しており、環境や技術能力が許せば、ユーザー自身でこれらの作業を行うことができる準備が整っています。実際にできるできない、はともかく必要な準備はされているというわけです。

そこでここではそれらの作業を示した動画の紹介をするとともに、実は補足したほうが良い点をご紹介したいと思います。 
DT SWISS メインテナンス動画
「ハブベアリングの交換方法」

はこのリンクの通りです。動画を見る限り「道具さえあれば」基本的なことを手順通りに辿れば簡単な作業にも見えます。しかし、実際にはショップでもない個人でそれほど頻繁に発生するでもないこれらの作業のために工具類を買いそろえるのか、というところですがw。
動画が英語ということもあって説明が不十分ではないか、という点は「リングナットを緩める」です。動画の中でもさらっと説明がありますが、「実際に使用されてきたリングナットはペダルを踏む力でとてつもない強い力で締め付けられていて簡単には緩みませんが」というところです。実際にこの点は経験豊富な?ショップでも大変苦労する点で、作業環境や作業経験が十分ではないユーザーの作業では諦めざるを得ない可能性も十分にあるのです。
それでも「やるぜ」という屈強なユーザーさんのためにアドバイスをするとすれば・・・ 『必ずマニュアル動画の通りの道具、手順を守ってください』。大切なことなので太字でもう一を書きます。必ずマニュアル動画の通りの道具、手順を守ってください」。リングナットツールを「バイス(万力)に取り付けてください」という説明がありますが、これをスパナやモンキーレンチ(調整式スパナ)で回そうとした場合、最悪スパナが口を開いてしまったり、リングナットツールが破損したりする場合があります。高トルクのボルト/ナットを2面スパナで回そうとしてはいけないというのが常識であるように、スパナやモンキーでは2面間を広げようとする力が大きく発生します。「せん断力」という正方形の物をひし形に変形させようとする大きな応力がかかるためです。また「リングナットをバイスで固定してホイール側を回すようにして緩める」と指示されています。スパナやモンキーレンチをリングナットツールにかけてテコの様にして回そうとする場合、回転力(トルク)だけでなく回転軸に対して「曲げる」方向の力も作用してしまいます。リングナットから斜めに外れてしまう方向への力が発生するのです。工具に大きな力が掛った状態で斜めにズレてしまうとリングナットツールが外れてしまったり、あるいはその際にハブアクスルが曲がったりダメージを与えてしまうことになります。そうならないためにはホイールを両手で持って回すような、これを「偶力」と呼びますが、この場合は回転力は与えても曲げる力は作用しません。さらに良い方法としてはリム単体ではなくなるべく太いタイヤを装着して手で保持しやすくすると同時に外径を大きくしてより大きな回転力で回すことです。それでもさらに大きな力が必要な場合に長いレバー(テコ)で延長するのであれば回転中心を対象にした2本を延長してやはり「偶力」で回すようにしなければなりません。その他、はめ合い結合であれば穴側を熱して膨張させて外す、もアイデアですがネジ結合の場合は熱膨張で雄ネジと雌ネジのピッチが変わってしまえばますます緩まないことになりかねませんからやはりマニュアル動画に無いことはすべきではありません。そして組立時の説明にあるように次回以降のことを考えて組時にネジ部に焼付や電食を防ぐための十分な油脂を付け、ロックタイトなどを使用しないことです。

以上のことを正しく守って作業をすれば、ユーザー自身でも「簡単に」ホイール(ハブ)のメインテナンスが可能だということです。現実的には工具を揃えるにしても、作業環境を整えるにしても、頻度(と作業精度)を考えれば専門のショップにご依頼されることを強くお勧めしますw(我田引水) まさか専門ショップで上記のような「NG作業」が行われるようなことはない「ハズ」ですので安心してお任せしてよいと 思います。

オキドキライフスタイルではDT SWISSを始め、カンパニョーロ、MAVIC、その他のOEM製品(ホログラムノット、ボントレガー、ロバルなど)などのメのインテナンス作業も行っております。消耗によるベアリング交換はもちろん、今後のメインテナンスや機能低下の不安をゼロに近づける「ベアリングのステンレス化」作業も積極的にお勧めしています。どこで求めたどんな製品でもお気軽にご相談ください。製品をお送りいただいて作業をする「技術の通販」も行っています♪





物欲に委ねて、新しい機材を求めて増車していった結果、あるいは「必要」だと思って(当時は)手に入れていった結果、手元には「今は乗らなくなってしまた」バイクがただ置いてある、なんてことはないでしょうか。特に古典的な価値のある古いバイクでもなくても、取得時の購入価格を考えるとまあ簡単には処分できない、という状態でしょうか。何か不具合や不満があって「いつかその内に」ととほんど乗らなくなって年月が経ってしまっていたりすると、「いつか」はあっという間に過ぎ去り、なぜ先伸ばしにしてしまっていたかの理由も忘れてしまって何から手を付けたらよいのかも不明になり、という悪循環でますます放置年数が上積みになりかねません。そうなると取得した当時の金額が幾らであったにせよ少しでも金額が付く内に処分したほうがよいかも、というのが一般論でしょうか。いや、家族からはそう言われたりするものです。
それでも、手放してしまってしまおうと思えない「何か」の思い入れがあるのであれば、「いつか」というのは「できる限り早く」行動したほうが良いはずです。素材や規格の変化、商品の供給を考えれば、どうにもなら使えるない状態になってしまうまで粘って何もしない理由はなく、それが可能なうちに「乗れる」「使える」状態にした方が「安上がり」ですし、「手遅れ」も回避できるはずですから。

店主のこのロードバイクは、競技に使うことは無いけどより広い用途に使えるベーシックなロードバイクとして、2004年頃に組み上げたもので、日常からロングライドイベントやツーリングに広範囲に稼働していたものです。どうせならと長く使うつもりで憧れのライトスピードのラインナップの中でも最も保守的なモデルを選んで、やはり普遍的な(と当時は考えた)カンパニョーロを中心に組んだものでした。それが後年になり、ディスクロードの出現でさらに広範囲の領域をカバーするロードバイクが出来上がってしまうと実質的な出番が減り、いえ出番がなくなってしまいました。無線電動変速eTAPで太めのタイヤを装着したディスクロードで不満を感じることが無く、これを節目に徹底的に整備しようとバラしたまま「いつか」という状態で放置されてしまっていたのでした。しかし、乗らなくなったからとはいえ自身の好みや想いを持って組み上げたバイクですから手放してしまうことなど到底頭になく、上述のように「乗れない状態でただ手元に置いてあるだけ」という全く非生産的な状態になっていました。身体は一つしか、これは変えようがありませんが「乗りたくなるようなバイクが出来上がったら乗るんじゃないか?」そんな思いがあって重い?腰を上げるに至りました。実は「あまり乗らなくなった」にはディスクロードの出現以外にも理由があったのです。その一つは別のスチールロードを「Wレバー仕様」にしてみたところ思った以上に楽しく走れることが判り、どうしてもWレバー化したいという気持ちになったこと。ホイールは完組を使う気はさらさらないまでも(フロント用に)気に入ったハブが無くホイールに満足していなかったこと。フレームのカラーリングはチタン素地の上にデカールが貼ってあるものでしたが、経年でデカールがみすぼらしくヒビ割れて外観的人前で使いたくない状態だったことに加え、自店でのライトスピードの取り扱いを終了してしまったために販売に影響しないブランドを乗ることも控えるような気持ちがあったこと、です。フロントハブはDT SWISS製のハブは大径のベアリングを採用していて耐久性、御云うシンプルな転がり生が良さそうでしたが黒しかありません。そこで表面の塗装?を全て剥がしてポリッシュ仕上げにすることで機能と外観を満たすものになりました。フレームの外観は、幸いなことに純正デカールの持ち合わせがあったため、フレームを塗装して再仕上することにしました。取り扱いが無いことについては現時点ではそうであっても当時自身が憧れて、そしてお勧めしていたことは事実ですからそれを否定するようなことは却って裏切り行為ではないかと考え、そして「乗りたいものを乗る」というシンプルな衝動に素直に行動することにしました。そして残る「Wレバー化」ですが、カンパニョーロを10速のダブルレバーで操作するための部材は密かに?したためていたものの、一番の問題はフレームダウンチューブに「Wレバー用の台座」が必要なことです。ここは諦めるしかないか、とあれこれ思いながら懇意にしているビルダー氏に無理を承知でお願いを乞うてみたところ「部品があったらできるで」との回答。何とかカントカしてチタン製のシフト台座を入手して指定の位置に取り付けていただいたという次第。元にフレームにあったシフトアウター受けは切除。できあがったフレームを少し磨いて塗装。2001年のカタログモデルの「パールホワイト」への憧れもあり、アイボリー以上純白未満、の「牛乳色」をて調色して腕の良い方に塗って仕上げていただきました。それとWレバー化に伴ってノーマルブレーキレバーが必要でしたが、カンパニョーロの場合はこれがカンタンで通常のエルゴレバーから変速機構を取り除くだけでこれが実現できますのでアルミレバーの「VELOCE」を準備して解決。

準備が揃ってしまえば「なぜこれが何年も実行されずに放ってあったのか」というほどで、ホイールを組んで、各パーツを分解整備してフレームに組みつけていけば完成。あっけなく出来上がってしまいました。

あっけなく、とはいえフレームにしても構成部品にしても「理想」を全てつぎ込んだ仕様といってよく、すでに最新=最上ではないアタマにとっては「これこそ」というロードバイクの完成です。2001年のカタログで見て憧れたものの実物が、さらに願っていたWレバー仕様で、そして思っていた通りの「牛乳色」で現実の形になってできあがった、というわけです。「棄てられない想い」を諦めずに良かったです。


今回は店主の「私物バイク」のケースについてにお話でしたが、同様に「いつかは」というようなケースを抱えてる方もいるのではないでしょうか。乗って使うのが一番でなのはもちろんです。もう乗ることはないのであれば、見合わない金額だとしても手放してしまう方法もあるでしょう。しかし、「乗らずにいつまでもおいているだけ」の状態は全く何も産まない一番の「もったいない」ことだと思います。それでも「いつか」復帰できればよいですが、時間とともにかかる費用も含めて困難さが増し、最悪どうにもならない時がくることだってあります。その状態で売って手放そうにもさらに金銭的な価値は無くなっている事でしょう。「想い」があるのであればぜひ行動に移すことを強くお勧めします!「レストア」というとオリジナルの状態にまで完璧に復元すべきのような、お金もかかりそうな敷居の高さを感じますが、最小限の「動く」状態から、ご自身の納得いくレベルまでの好きなところまでを手を入れる、でも構わないはずです。「ここは自分でやりたいから、ココだけお願いしますね」という部分的なご依頼でも歓迎です。部品の手配が困難なケースや代替え案が必要なケースまで何なりとお気軽にお問合せいただければ可能な限りの協力はさせていただきたいと思います。


frame: Litespeed Classic 
fork: Time millenium stiff +  →Easton EC90へ変更済み
ftont hub: DT SWISS 350
rear hub: Campagnolo RECORD 
sporkes: DT SWISS Competition
rims: Mavic CXP33
crank: Stronglite 130PCD 165mm 
chainrings: Stronglite 52x38T
cassete sprockets: Campagnolo CHORUS 13-26T 10S
front derailleur: Campagnolo CENTAUR
rear derailleur: Campagnolo CENTAUR
chain: Campagnolo REDORD
front brake: Campagnolo CHORUS
rear brake: Campagnolo CHORUS
brake levers: Campagnolo VELOCE
handlle bar: ITM the bar 410mm 
handlle stem: ITM millenium 100mm 
head bearing: Tange Technoglide stainless→CANECREEK 110 SILへ変更
seat post: Campagnolo CHORUS(Titanium)
saddle: SellaItalia Flite TLD
tire: cntinental Classic 700x25C
pedals: Time ATAC





 

なんとなく、のお客様の気持ちが「決心」に変わって「じゃあ、バイクの製作をお願いします」とGoサインを頂いたのが、12月19日の年の瀬の頃の気持ちよくライドを終えた余韻に浸っていた時。ありがたい、嬉しいお話の反面、「さて、どうしたものか・・・」と頭を抱え込んでしまいそうになりました。昨今の「自転車商材不足」の折、完成車で今頼んで今(シーズン)すぐに手に入る、という状況は絶望的です。世界中で商品が不足していて、完成車を手にするためには「予約」をしておいて、半年以上待たされる、なんてことは普通、「いつになるか約束できない」という状況だからです。「欲しい」というお客様は「今」欲しいのであってそれがいつになるかわからない、では欲しい気持ちも減退しかねないわけです。かといって「ちょっと違いますけど、これなら手に入りますよ」というには安くはない耐久消費財であるジテンシャにあってはなかなかそうはいかない、そうしたくはない、のです。車種(カテゴリー)が違っても、サイズが合っていなくても、もちろんダメなのは当然です。

我々のマウンテンバイクの用途は、決して競技、レースで使用するものでもなく、パークや常設コースでの使用を主としたものでもなく、里山をマイペースで気持ちよく走る、という極めてオーソドックスなマウンテンバイクの原点ともいえる楽しみ方ですが、却ってこうした用途を狙った製品は市場では多くは無いのです。高性能=高級、高額、そして用途が専門的で幅広く使いづらい、となりがちで、逆に用途の広そうな汎用モデルは概して「入門用」に区分されるものが多く、価格は馴染みやすくも製品の質には妥協するものが多いのです。いや、そうした完成車自体がそもそも入手し辛いのですから、この状況になってもならなくても、なのかもしれませんが、我々が
所望する「シンプルで汎用性が高く、基本的な品質を保っているもの」はやはりフレーム選びからしていくことになりそうです。ただ、そうした「フレーム」もそう多くの種類が今現時点で入手可能なのか、なのですが。そして完成車よりも入手価格は上がってしまいがちなのです。

走るレベルやスキルは違えども、我々の楽しみ方の等身大に近い、と感じているカナダの「クロマグ Chromag」。クロマグジャパンさんがしっかりと本国のコンセプトをy正しく伝えて国内で展開しています。店主は2009年にカナダに向かい、実際にその使われている環境、開発者でもある社長のイアンさんとも直接がお話ができて以来のお付き合いになります。そんなクロマグ社のフレームが理想的なのですが・・・
ジャパンのホームページには在庫の概数が表示されていますのでチェックしてみると、2つあるサイズの選択肢の「どちらかというと」の方は完売。 あ”ーやっぱり半年待ちか他で妥協か?と思って、ダメモトでジャパンへ連絡したところ、表示していないイレギュラーがありますよ、と。それっ!それお願い
します!とお客様にも了解を取って急遽フレームが、しかも理想的なものが短時間で手に入ることになってしまいました。

フレームが手に入ると、フォーク、ホイール、駆動系、ブレーキ・・・と必要な部品が揃えば完成できるわけで、そうなるとちょっと「欲」も出てきて何とか早く仕上げてこの冬シーズンから乗り出しできないだろうか、との画策が始まりました。フォークは・・・ こちらもダメ元でしたが注意深くROCKSHOX輸入元のストックリストを眺めていますと、あった♪ しかもリーズナブルながら上位機種と遜色のない、仕様もカラーも妥協や我慢の無いモデルが入手できました。ホイールは・・・ 選択肢が少なく、用途の合わない完組は最初から考えていませんが、将来の展開性、強度の選択、汎用性を考えて「手組」のつもりでリム、ハブ、スポークの選定。ぎりぎりの納期をクリアしそうだということで「DT SWISS」で構成。主要な要素はこれで決まりましたが次に操作や推進を司るブレーキや駆動/変速は? 実は完成車メーカーの商品供給でひっ掛かっているのはこれらの「コンポーネント」と呼ばれる部品群が供給されないことで起こっているのですから、これらのパーツ類の入手は絶望的です。やはり夏以降でしょうか? カナダではクロマグの彼らは主に「SRAM」で構成しているのですが、試しに部品を挙げていくと・・・ なんとか早い納期で構成できそうなのです。「部品が手に入らない」のはどうやら一部の部品メーカーだけのことで供給するという企業責任を努力しているところはちゃんとできているようなのです。ただし、足りていない分の影響も大きく受けてしまってるのは事実です。 なんとか・・・ 妥協することなく、全てが揃いそうです。
残るサドルやハンドルバー、ステム、グリップなどといったこまごましたものも入手がラクではない情況にはちがいないのですが、クロマグジャパンさんの融通もあって、ナントカなっていきそうです。 
当初の予定と変わってしまうたびに金額も伴って変わることになりますのでのお客様にはその都度確認、返答を頂くことでお手間をかけてしまうことになるのですが、それでも根気よく、そして柔軟に、「今実現できるベスト」に賛同いただけたおかげで何とかすべての必要部品、資材の確保ができることになりました・・・  フウ

フレーム、はもちろんフォークも高い物は要らないまでも妥協したものを選ぶわけにはいきません。走りを決めてしまうホイールもとくにハブは変な妥協で選ぶことも出来ませんし、ましてや「カラー優先」で選ぶ個所ではありません。

結果的に、お客様のご希望に沿う形のマウンテンンバイクを完成することができました♪ そのためにご協力いただいた「助け」が多数。特にクロマグジャパンさんとDT SWISSの日本代理店デある㈱マルイさんには深く感謝するばかりです。 すべての組立調整が終わってのお引き渡しが1月29日。実に1か月と10日の日数を要することになりましたが、これほどまでに商品供給が思うように進まない状況の中、仕様や機能はもちろん、外観の大きな要素を締める「色」の面を含めた全体像としてもほとんど「妥協」のないマウンテンバイクが仕上がりました。むしろたった?これだけの日数でできあがったことに改めて協力企業さんと柔軟にお待ちいただいたご依頼者様に深い感謝を感じます。 ありがたいです。

 



 

オキドキライフスタイルでは開業時よりPatagonia製品を取り扱ってきています。 必ずしも「サイクルスポーツ専用商品」が充実している、というわけではない同社の製品を長らくオキドキライフスタイルがお勧め、提案してきてるのは理由があります。



サイクルスポーツが全ての情況において予測な可能な環境でのみ行われる、例えば街中での短距離移動や、閉ざされたコースでの競技走行だけであったのなら同社の製品の必要とされる場面はそれこそ稀少な物でしょう。 しかしオキドキライフスタイルが提案するサイクルスポーツが自然環境の中で行われるものであり、それが例え舗装路を繋いだロードバイクライドであったとしても、予測不能な自然環境の中で行われる以上は、その際に必要とされる装備や衣類はそうした予測不能な場合にも対応でき、そして快適に運動できる製品、を必要としていると考えています。
例えば「道」さえあれば生身の人力で標高2000ⅿを越える高さまで到達できてしまうこおおあるスポーツサイクルで、そうした自然環境を想定していない衣類で臨んだ結果・・・ 運悪く、というか様々に変化するのが自然ですが、悪い方へ転んだ際にどういう結果になるか、は考慮して然るべきことです。大切なことは「速く走る」ことだけなのか、それとも「安全に行程をこなす」 「快適に運動を続ける」ことなのかを考えた際に、自然環境での使用を前提として作られた製品を選ぶことが重要になってきます。そしてそれらを選ぶことで、穏やかな街中でのこれらを使用することの「快適性」はあっても犠牲になるものは全くないのです。


そうした視点から、毎シーズンの同社の新製品発表の際には「ジテンシャ目線」を主に製品のチェックを行ってきており、それらの中から「これだ!」と思う製品を「バイク用」というカテゴリーに囚われずに柔軟に選らんで提案させてきていただいています。中には「フライフィッシング」のカテゴリーから見つけられた優れた製品もあれば、ボードショーツのように「サーフィン」カテゴリーから端を発して結果的に「バイク」カテゴリーの製品にまでなった例もあります。冬山を対象とした「アルパイン」カテゴリーの製品に求めれる防風性はバイクライドのそれと必要とされるものですし、保温性や運動による体温調整の必要性はカテゴリーを問わずに求められるべきものです。 そしてパタゴニアの製品にはそうした要求を高次元で満たすことのできる製品が存在するからです。
 

 

ただし「存在する」は重要なことなのですが、数多くの製品群の中で、我々が必要とする機能の「本当に欲しかった」製品は、全世界での「需要」の中で占める割合は限定的なものである場合が非常に多いことが問題です。 くだけた

表現をするとすれば「ニッチでマニアックな奴らの欲する機能、製品は大多数の世界の需要からすればほんの些細な数量でしかない」つまり「ビジネス的に美味しくない」のです。 その結果がどうなるかというと、運よく製品化され販売がされたにも関わらず、わずかな短期間で「販売終了」となり、入手できる期間が非常に短く、「買い替え続けてでも長く使おう」という期待に反して泣く泣く新製品の中から類似の製品をまたイチから探さなければならない/二度と入手できない、を経験してきているのです。



そうした「欲しい、必要な製品が次々と廃版となっていく」という状況の中、「正規販売店」は製品に関する情報をほぼ1年前に入手することができます。つまり、そのシーズンに入ったころには、すでに翌シーズンに発売される製品のサンプルを含んだ製品情報がメーカーから発表されて知っていることになるのです。 モデルチェンジが行われる?、新色はどんな色?そして、継続されない廃盤となるのはどの製品?といった情報を消費者よりも1年早い段階で得ています。 そして「何が廃盤になり」「何が、どの色が、継続されるのか」を知っている、というわけなのです。


 

今回残念な「廃盤」のお知らせをしなければならない一つに「ライナーバイクショーツ」があります。ライナー、ですから下着として着用するパッドの機能をもったショーツなのですが、従来の他社でもあった「ただパッド?が縫い付けられた頼りないショーツ」でもなく、かといって、単体で履くことを前提とした「派手で大げさで息苦しいレーパン」でもない、お気に入りのボトム(短パン、長パン)に組み合わせて自由に快適に使える調子のいいライナーでしたが、すでに「廃盤」が決まってしまったようです。バイク(サイクル)用としてだけでなく、モーターサイクルのライナーショーツとしても機能的で長時間の座り姿勢でも疲れにくかったものです。 あぁ~
・・・ですので、緊急追加補充いたしました。(画像はメーカーHPから)

*こちらは「裏返した」様子です



さらに、こちらは「廃盤」ではありませんが、早くも「廃盤フラグ」が見え隠れするお勧め製品です。カテゴリーは「ハイキング」ですが、もう少しテクニカルな登山用として一定の防風、耐久性、そして強度の高い運動に適した伸縮性を備えています。ひざからの下前面と尻部に補強地が当てられ、ウエスト、スソ部の処理も自転車に最適な作りです。冷涼な時期のロードバイクライドにも十分適したシルエット、機能と言えそうです。カラーはこのほかにブラックが用意されています・・・ ただし、「継続」はアナウンスされているものの、来シーズンの積極的な生産は期待できるようには・・・
(*あくまで験に基づく個人的な推測です)

こうしたベルクロ止めなら歓迎です♪

というような状況であり、上記の重要な製品2点の「今」のうちの入手をお勧め提案いたします♪

現品店頭在庫あります。現品チェックもどうぞ。