オキドキライフスタイルがおすすめのバイクショーツ Patagoniaボードショーツ 他 | ヒト・モノ・アソビ... 人生を楽しく快適にしてくれる素敵なものたち

ヒト・モノ・アソビ... 人生を楽しく快適にしてくれる素敵なものたち

サイクルと山遊びのオキドキライフスタイルから発信

今年は残念ながら4月~5月のサイクリングに最適な季節を少し逃した気分ですが、徐々に野外で活動が出来そうな状態になりつつあります。屋外で風と太陽とを浴びながらのサイクリングスポーツ、ようやく再開が出来そうです。すでに気温30℃に昇る「真夏日」にもなろうかという気候ですが、やはりサイクリングを快適に楽しむためには、どんなウエアを選ぶか、が重要です。あるいはその一点に尽きるといっても過言ではないでしょう。これから暑い季節を楽しめるのも、諦めるにも「ウエア選び次第」というわけです。
 
オキドキライフスタイルではかなり以前から、サイクリング時のウエアに「サーフ(ボード)ショーツ」の活用を提案してきています。サイクリングといっても競技志向やその練習を目的とする運動強度の高いものであれば専用の「レーシングウエア」つまり、サイクルジャージ、サイクルショーツ(レーサーパンツ)等が最適なのは明らかですが、そうではない日ごろの走る楽しみ、途中で休憩したりお店に入って食事を摂ったりするにはちょっと人目が気になるものです。「慣れたから全く気にならんでぇ」という方もいらっしゃるかもですが、本人はよくてもそれを目にする周りの方に不快感を与えてしまっていないでしょうか、ということも考えておかなければなりません。お店の方も下着を着けていないようなピチピチ、モッコリの汗まみれの「レーパン」でウロウロされたり、椅子に座られたりは大歓迎、ではないハズです。そこでサイクルショーツの上に重ねて履く、そのままある程度の運動強度のサイクリングができる、というために「サーフショーツ」を活用、というわけです。

サーフショーツはその名の通りサーフィンをする際に身に着けるいわば「海パン」ですが、そのために汗や水濡れに大変強く、速く乾き、動きを妨げません。ボードの上に腹ばいになるという用途上、余分なポケットがないためサイクリング時のペダリングを妨げることもありません。同じくウエストに邪魔なベルトやバックルがないため、前傾姿勢のサイクリングフォームにも支障をきたしません。ベルトがなく紐でウエストを自由に調整ができるので姿勢やフィット感を無限に調整で来ます・・・  などなどまさにサイクリング向きなのです。

今期はこれまでのナイロン、ポリエステル生地に加え、コットンキャンバスを使用したモデルが追加されたPatagonia。水濡れ時の機能は若干劣ってしまいますが普段履きにはウオークショーツとほぼ変わらない風合いです。水陸両用、ですがむしろ陸上主体のサイクリングショーツとしてはこちらの方が適しているのかもしれません。そう、ゴリゴリに眼を三角にしてバイクライドを苦しむ姿勢よりも何倍もスタイリッシュな感じなのです。
 
 
もちろん、サイクリング専用のショーツもパタゴニアらしい拘ったものがリリースされています。実は「サーフショーツ」から影響を受けて開発されたこのショーツはやはり邪魔になるポケットを最小限にし、シンプルな造りででベルトもバックルもないウエストでやはり前傾姿勢やペダリングに支障がないようになっています。生地と一体感のあるエラスティックベルトの構造でと段差がなくスッキリとしています。しかしバイク用、というからには工夫があり、生地は縦方向にのみストレッチがあり、スリムなフィットを維持したまま足の動きに柔軟に対応します。通常、ショーツやパンツは4面の生地から構成されるのですが、なんとこの製品では6面+1面で構成されています。当然パネルの数が多いほど無駄なバタつきもなくきれいシルエットというわけです。+1のパネルは内股の一枚を別にして縫い目の重なりを無くし、不快なサドルとの圧迫や接触を避けています。加えて通気性の高い生地を使っていますので、レーパン単体で走るのと遜色のないアクティブなサイクリングが可能になりそうです。 おそらくいままでにあったサイクリングショーツ(短パン)の中では秀逸なのではないでしょうか。
 
 
併せてチェックしておきたいのがライナーショーツ。つまりインナーぱんつ。 上記のサーフショーツの下にはサイクリング時の機能性を優先してサイクリングショーツ(つまり、レーパン、ね)を履く前提でしたが、やはりカリカリしていないゆったりサイクリングにはもっと普段履きで快適なショーツ(インナー)であって良いはずです。これまでにも各社が提案してきましたが「パッド付ぱんつ」がこのライナーショーツ。よくあるショーツに縫い付けのライナーと異なってお気に入りの、そう!上の「ボードショーツ」のような、に好みに応じて使うことができる、というわけです。パッドもゆったり乗るにはとはいえしっかりとした造りですので通常のロードバイクライドなら普通にこなしてしまえそうです。カラーは1色のみですが、レーパンっぽ過ぎない、それでいて下着っぽくない「グレー」。インナーショーツにありがちな「黒いけど透けて見える」構造ではなく通気性を確保しながらも目の詰まったしっかりした生地感ですのでうっかり外から見えても全く不快感を与えないものになっています。 でも、パタゴニアだから、お高いんじゃないの~? いえいえ、それがそうでもない良心価格なんです。いわゆるサイクリングアパレルメーカーが出している同様の製品と同じくらいか、もしかすると少し安いくらいです。案外、オートバイツーリングの下着などにサイクリングショーツが好適だったりでこっそり?愛用している方も多いはずですが、そうした用途にもぴったりです。夏に限らず、むしろ様々なパンツに組み合わせて使用することができるので1~2枚あればかなり重宝しそうです。