坂道のない街(書評サイト)

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本を読んで自分が何を得たかを記録しています。参考にしてください。

 

ユニクロの経営者柳井さんの印象は元々「寡黙」「情熱的」「行動力」「是々非々の対応」「自分にも他人にも厳しい」そんな感じだったが、読後もあまり変わらなかった。

思えば、大学生の頃にフリースが流行ったり、ユニバれが嫌でユニクロを敬遠したり、直近ではエアリズム・ヒートテックと、自分が成人してからはユニクロはいつも身近なところにあった。自分の思い出や写真を振り返ってみてもユニクロ製品とともにある。今こうしてブログを書いていいる際に着ているシャツもユニクロだし、毎日着る洋服のアイテムのどこかしらに必ずユニクロがある。

そんな自分の消費者を通してのユニクロとの関わりがあったので、その裏側の話はとても面白かったし、何より作者の杉本さんの描きぶりが小説のようで引き込まれる内容に仕上がっていて、500ページ近くある本だが2週間ほどで読み終えた。(自分にしては早い)

 

衝撃的だったのは、柳井さんは経営していた紳士服屋を引き継いでユニクロに業態変換して行ったということ。あと、佐藤可士和のファンとしてはニューヨーク旗艦店の描かれ方に注目していたが、実はアメリカでの経営はうまくいかなかったという事実のようで佐藤可士和が関わったからとて海外展開の難しさをこの本を通してわかったことだ。

 

柳井さんは小郡で紳士服を経営していた頃から世界を見ていて、ビジョンと行動力があるから優秀な人材が集まってくる。まさにスタートアップの経営者像がよくわかった気がする。

 

 

 

 

完全にタイトルに惹かれて手に取った本。

最近、起業家を支援しているとVCの方などが起業家に言われていることって人生そのものだよなと思うことがよくあったから惹かれたんだと思う。

「自分と向き合え」だとか

「発信力を高めろ」だとか

「不義理になるな」だとか

「ナラティブを考えろ」だとか

「言語化が下手」だとか。

「旗を立ててれば人が集まる」だとか。

「視座を高めろ」だとか。

 

自分自身は起業することには関心はないが、起業家みたいに生きてみたいと思っていたところもあり、この本に出会って自分の生き方の方向性が定まったように思う。前に読んだ本でも書いたが、改めて言語化の重要性に気付いたところで、自分の人生の方向性に名前をつけるのであれば「投資家的な生き方」であろう。この本を読んでから、自分が今やっていることは投資的なことなのか、浪費なのかをすごく意識するようになったから、無駄な時間を過ごす時間が減ったように思う。

 

人生のバイブルになると思うので、今回も気になったことをメモとして残す。

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・根本的に投資家は淡々とやることが大事

・自分軸を持ち行動や生活リズムを変えないことが大事

・10億円手に入ったら何がしたいか(生活のために働くことから解放された時改めて自分がどうしたいか問いかけになる)自分が色々な言い訳でやっていなかった人生の目標や目的が見えてくる。

・可処分時間を見えるかする。

・お金は使い方次第で他人を幸せにできる。お金を使えるのはいつだって未来に向けてだけ。応援するという意識でお金を使うようにする。消費=応援

・なんとなくお金を使ってしまいそうな時、「これは孤独を埋めようとしているだけなのか」と思い返してみるべき。

・浪費は浪費だと分かった上でやるのはあり

・全ての行為の前に「これって投資?それとも浪費?」を自問自答する。

・リターンを意識した行為であれば、贅沢な食事も立派な投資になる。

・人間は関心がないことは見えないようになっている。(車を買おうとしている人は街ゆく車が気になる)アンテナを立てて日常生活を送る。流行を機にすると、移動時間が情報収集のための時間に変わる。一ヶ月に一度は新しいアプリを入れるなどルールを決める。

・ちゃんとした写真はビジネスや出会いのチャンスを劇的に増やす

・5分だけやってみる

・1つの分野で完璧を目指すのではなく、5つの分野で8割の出来を目指す(パレートの法則)1000時間を一つの分野に費やすのではなく、200時間を5つの分野に取り組む。

・30秒や3分の自己紹介を準備しておく。今関心があることを盛り込む。自慢話はしない。笑える自虐ネタを仕込む。飴一個などさりげないプレゼントを準備しておく。

・物ではなくストーリーを身につけろ。気に入ったポイント、作り手のこだわり、誕生したストーリー。身につけているものを戦略的に選ぶ。

 

 

 
前回、思い通りに話すためには独り言が訓練になるようなことが書かれた本を読んだが、

 

 

自分の思いを発することができない要因の原因は語彙力や言葉による自己表現力が弱いからと思ってて、その意味で言葉を生業にしている人には凄く関心を持っている。実際に仕事でも付き合いのあるコピーライターが発する言葉や作る資料などめちゃくちゃ注目していたりする。言葉による自己表現力が弱いから、怒りに任せて暴言を吐いてこれまで何度となく人間関係が拗れてしまった…そういった課題感はずっと待ち続けているものの解消できず今に至る。ちなみにこの著者の梅田さんのベストセラー作「言葉にできるは武器になる」も買ってはいるものの買って満足してしまったところで読めておらず、今回はその反省を生かして図書館で借りてきた。(梅田さんごめんなさい)

 

ここまで前置きが長いのは、ここに書かれていることを実践すれば自分の自分の人生に確実にプラスになるだろうと思ったからだ。

 

いつもだとここから印象に残った事を書くのだが、今回は本に書かれていたことを実績しようと思う。

 

と、昨日までは思ったが、やはり印象に残ったことは記録として残すことにしよう。だって借りてきた本だから💦

 

・人生の第一幕は自分の名前で生きてきたこれまでの人生。名前の語感や文字に込められた意味が刷り込まれていく。→与えられたもの

 (例:梅田悟司。桜よりも梅の開花の方が春の訪れを感じる。孫悟空のように強さや性格を重ね合わせる。司会という言葉を知った時、何かを取り仕切る役割と自分の関係性に想いを馳せた。)

・第二幕は自分の作戦名で生きていくこと。→自分の意思で決めたもの。

<作戦名をつける方法>

・振り返る・想いをはせる→再整理→結晶化

 

<振り返る>

・9マス思考法

 学び

       ↑   ↑   ↑ 

 行動

       ↑   ↑   ↑ 

 キッカケ

       過去  現在  未来

・過去を振り返ってみてうまく行ったこと、いかなかったこと行動したことを書き出す。

・行動をきっかけに学びときっかけを振り返る。

・小さな勇気を振り絞った経験を大事にする。

 

<想いをはせる>

・こんな自分になっていたいという展望を書く

・きっかけと学びを書く。どんなことを学び続けたいか、どんな自分であり続けたいか。

・未来のきっかけに、過去や現在の重要な学びを貼り付ける。

・自分の憧れや嫉妬にアンテナを立てると未来を考える手掛かりになる。

・未来を描くことを邪魔するのはいつだって自分。

 

<大きなベクトルを見出す>

・いくつか書いた9マス思考法の中から3つをピックアップし大きなベクトルを見出す。

・私は⚪︎⚪︎な人間である。(自分軸を語る)

 

<再整理>

・価値の3階層

①できること(機能的ベネフィット)

②誰かの役に立てること(情緒的ベネフィット)

③社会に貢献できること(社会的ベネフィット)

・③は、自分が行う行動がどのような影響を与えるのか、行わなかった世界ではどんな差が生まれるのか想いをはせる。

 

<結晶化>

・ネーミング

・自分を象徴する強い単語を見つけ出し、その単語を中心に作戦名を検討する。

・類語辞典を参考にする。

・動詞は最も個性が生まれる。

 ①基となる動詞:考える

 ②より積極的な姿勢:信じる、感じ取る

 ③より深い姿勢:熟考する、思考する

 ④より意図を持った姿勢:企てる、仮説を持つ

 ⑤逆の意味を持った姿勢:行動する

・言葉には体温がある。自分の温もりを的確に表現し得る言葉を探し続ける。

・単語型、台詞型、書店型

・作戦名に「⚪︎⚪︎ではなく△△へ」という文脈が含まれていること。(例:インナーコピーライター戦略)

 

・人間は間違う。間違いに対して不平不満を言い続けるのか、あらゆる間違いを受け止めながら確実な一歩を踏み出し続けるのかで進む道は大きく変わる。

・終わらせることから始める。やり残したことがあると集中力が阻害される。

 ・疎遠になった友人と仲直りする

 ・手を出しすぎた趣味を勇気を持って諦める

 ・進捗しないことは期限を決めて終わらせる。

・頼まれていないことに本気を出す。

 

 

 

日経新聞だったと思うけど、タイトルに惹かれて手に取った本。

自分は、人前で話すのがとにかく苦手で、仕事の話ならいくらでも話せるが、自分のことや人のことになると途端に喋れなくなってしまう。

前々から、ひとりごとを言っている人って雑談がとにかく得意で、反面、独り言を言うような人は「ぶつぶつうるさいな」と昔から毛嫌いをしてきた。

ここにきてそいつらがやっている独り言に着目していたところで、このタイトルに惹かれたと言うもの。

 

最近意識して独り言を言うようにしているが、やはり頭の中でつぶやくこととはスラスラ出てくるが、それをいざ口に出そうと思うと思うように出てこない。こういうことも訓練なんだろうし、無意識に独り言が呟ける人が今更ながら羨ましく思ってしまう。

いや、そうじゃない。自信を持って呟けるほどのことがないのだ。人には聞いてもらいたくないようなことを頭の中で呟いているほど自分という性格が情けなく思うし、こうやって今、頭の中の言葉を文字にしているが、文章としてはメチャクチャなのである。

 

つまり、呟けるかどうかは、素の自分をさらけ出せるかどうかに尽きるのだろう。

素の自分を曝け出すには、普段からポジティブな思考を持つべきなんだろうし、意識してそういう言葉を発してなきゃいけない。

今にして思えば、自分の中の9割はネガティブな思考なのかもしれない。

だから自分の中の殻に閉じこもってしまうし、人ともうまく喋れない。

この本に書いてなかったことだが、独り言をつぶやくためにはポジティブな思考を持ってなきゃいけないんだろう。

そして独り言として言葉に発することがネガティブ思考から脱することも可能になるのであろう。

 

さて、この本に書いてあったことを抜粋する。

・独り言はもう一人の自分との対話

 

まぁ、この本から学べることはそんなに多くはなかったが、自分の言語化能力について改めて考えさせられた一冊となった。

 

 

 

ミニマリストになって6年くらいたっただろうか。最近も捨てはするものの、それと同じくらい入ってくるのでなかなか物が減らない。必要なものが多くをしめるんだろうけど、今は、捨てる気力が湧かず、一方で捨てたいものはたくさんある状況で手に取った本。

出口さんの本は、多分何度か読んでいると思うが、出口さんの発想は、自分にとっては道標みたいなもので、同じような思考を持って生きていきたいと思う人の一人であある。

自分がこのブログを書くようになって20年近く経つ。ブログを書くようになった理由は、本はもともと好きで本屋にはよく行って好きな本は買うものの、完読したことがないという問題を抱えていたことをなんとか解決したいと言う思いからである。そうしてアウトプットをしつつ、本を読むようになってくると、自分が抱えている悩みの9割は本で解決できるんじゃないかと言う境地に達したり、自分が好きだった映像のエンターテイメントを超える世界を小説は脳内に作り出してくれることを発見できたりと、読書により自分が見る世界が大きく変わったのだが、おそらく出口さんは生まれ持ってそのような素質があり、「なんで本屋に僕を産んでくれなかったのか」と親に言ってしまうほど本好きだったらしい。

自分が本の素晴らしさに気づいたのが30歳くらいだから、羨ましい才能を持って生まれたんだろうと嫉妬してします。自分の子供にも本の素晴らしさに早く気づいてほしいが、色々試行錯誤してみているがなかなか映像エンターテイメントから抜け出せない・・

さて、この本を読んで、改めて捨てることや身軽にすることにより得られることの多さに気づいたので、今日から改めて断捨離や手ぶらに取り組んでいこうと思ったところである。

 

<以下、備忘録>

・諦めることは捨てること。今ここに流れ着いてしまったのだから、他のことは諦めるしか生きる術はない。捨てることで気持ちを切り替え、今なすべきことを考える。

・人類の歴史はものを持たない時代が圧倒的に長くそれが自然。

・自分の器に中にある何かを捨てるには、「判断を人に任せる」こと。

捨てるために必要なのは知識。自分の手元に何を残すか決めることですから、知識があって初めて取捨選択ができる。

・人生も旅行と一緒で身軽な方が動きやすい。

・本を捨てれば再読したい本が見えてくる。

・捨てるものを決めるマイルールを作る。「いつまでに」「どのくらい」カレンダーを上手に使い、予定した行動に強制力を持たせる。

・怒るを捨てる。賢い人に対しては怒る必要はない、そうでない人に怒ってもなぜ怒られているのか理解できない。逆恨みされて足を引っ張る恐れだってある。人間は怒られて成長することは決してない。怒られることで行動が萎縮し、成長が阻害される。感情を爆発させれば、一時的に気分が晴れるとしても、冷静さを取り戻すためにさらに時間が必要になり、結果的に時間を無駄にする。

・仕事の無駄を省いて時間を大切にするために、身近にいるトップの意思決定に学ぶ。観察して、自分に置き換える。脳内シミュレーションを繰り返す。「情報は十分だったか」「ロジックに狂いはなかったか」「余計な忖度はしなかったか」「なぜ不機嫌にさせてしまったのか」「説明不足はなかったか」振り返り、細かく点検する。ブログやフェイスブッぐを活用する。

・大事な案件は、「自分の評価につながるか」など欲と色気を捨てる。

・上司が部下を育てるという考えを捨てる。「上司は部下の相談に乗るために給料を払っている」→「仕事の範囲が広いのは上司。担当する仕事は部下の方が詳しいのは当たり前。詳しくない人が詳しい人にアドバイスできるはずがない」人が人を育てると考えるのは傲慢。仕事が人を育てる。人が人を育てれるなら誰しもオリンピック選手になれる。上司が指導できるのは最低限の社会的スキルぐらい。部下に完璧を求めてはいけない。60点で及第点とするくらいでちょうどいい。

人間は猪八戒と同じで、みんな多かれ少なかれ、軽率で、ずる賢くて、いいところなんて見つからない。それが普通の人間。

・明治時代に生まれた国民国家という考え方が、「忠義」という精神を産んだ。忠義が経済成長を阻害している。

・たて・横・算数

・狩猟採集時代、男性も女性も子供を家に置いて外に働きに行っていた。女性の採取には当たり外れがなく、きのみや蜂蜜など確実にとってくることができたが男性は手ぶらで帰ってくることも多かった。

捨てるとは、捨てずに手元に残すものを選ぶこと。そのためには、たくさんの本を読み、広い世界を旅して、多くの人に出会うこと。本・旅・人。やりたいことを選ぶには豊富な選択肢を持っていることが前提。

・流れ着いた場所で諦めるとモチベーションが生まれる。運命に逆らわず、与えられた場所で一生懸命生きる。

・記憶力を高めるためにはインプットを減らしてアウトプットを増やす。インプットした情報は自分なりに咀嚼して自分の言葉に置き換えると脳に定着する。

・観光客の満足度を高めるためにはゴミ箱、トイレ、キャッシュレス決済を整備する。

・さるものおわず、くるもの拒まずで、選り好みを捨てること。

・好き嫌いを捨てればセレンディピティの確率は高まる。

・人事は確率の問題。根拠なき精神論を捨てる。

本を読む時間を捻出するために、家には必要最低限のものしか置かない。ミニマムな家で暮らすと発想が湧いてくる。

・人間が生きていくために必要なものは多くはない。

・落ち込んだ時ほど動物的に生きる。美味しいものを食べ、ぐっすり眠り、愚痴を聞いてもらう。好きな本を読む、合コンに行く。

 

 

最近、同調圧力って言葉を知ってから、相手発する有言、無言の圧にすごく敏感になっていていたところで手に取った本。

職場でも、プライベートでも、勤務中にも、いろんな場面で同調圧力を感じてしまう。

例えば、保護者同士の会話とか、上司からのメッセージとか、家族からの訴えとか。

そんな感じだから週末は誰もいない見晴らしのいい山で一人コーヒーを飲みながらのんびりしたいと思うのが常である・・

 

さて、この本を読んでから、同調圧力は、同調圧力を受けている人も実は同調圧力を発しているということがわかった。

要は、自分が発しているから、他人の圧力に敏感になるという。

まさに、自分は同調圧力を感じる反面、それ以上に発していることを思い出した。

例えば、通勤中も、階段を降りるときに、並ばず後ろから割り込んでくるやつがいたり、最寄りの駅に到着する際に毎日アラームを鳴らすやつとか、毎日・毎日、わずかながらの圧をかけているように思う。まずは自分がそういった同調圧力を行うことから解放されてみようかと思った。そのためには透明人間なることや、自分が同調圧力をかけている時にそのことに意識する、心を満たすことだと思う。

恐らく、そんなに大したことは書いていない本なんだろうと思うけど、今の自分にはとても心が癒される本だった。

 

以下、備忘録。

ーーーーーー

 

<同調圧力のメカニズム>

・同調圧力=幼い子どもの状態に戻ったようなもの。恐怖を背景とした惨めな感覚

・同調圧力をかける人は同調圧力に従う人=孤立する恐怖の有無によって態度を変える子どもの状態

・自分は正しい事をしているから何をやっても許されると思いこんでいる

・自立できている大人としてとれる立場は、安易に他人を叩く事ではなく、「信号無視を取り締まるのは私の役目ではない」と気づける事。

・相手の過ちを見ていたほうが、自分の幼さを見る必要がなくなるから

・自分が同調圧力チルドレンになってるとみとめると自分が本当にやるべきことに目が行くようになる

・「道を聞いて無視されたら、不機嫌オーラを放つ」=世の中に対する過剰な信頼感

・自分は誰も信頼できないという人に限って「〇〇して当たり前」と過剰な信頼をしている

・信頼ホルモン=オキシトシン、攻撃ホルモン=バソプレシン。親に対してオキシトシンが分泌され続けると親離れできなくなる。思春期にオキシトシンが家族以外に、バソプレシンが家族に向かうことがまだ重要=職場でストレスを感じにくくなる。幼少期の課外活動の重要性。親から愚痴ばかり聞かされたり、親を心配する思春期を過ごすと親離れできなくなる。

・オキシトシンの乱高下によって信頼が暴走して、母親と私は一体というような錯覚に陥ってしまう

・同調圧力を受けやすいのは自分の精神状態が不安定だから。同調圧力をかけたくなっている人の目に留まりやすくなる

・例えば1億円の臨時収入が入ると、不安がなくなり、同調圧力を感じなくなる。心の安定とはそういうもの。

 

<精神的に安定している人になる方法>

・自分の気持ちにだけ注目する.何も感じていない、何も思っていない、素のままの自分がそこにいるという状態が精神的に安定しているということ

・自分中心に生きることで、不快なことがあっても「これは自分の受け取り方の問題」と気づける。

・親や学校教育の中で、「相手の立場に立ってものを考えなさい」と教えられてきたから人の目と共感性から抜け出せない。

・他人の感情に責任を取るのではなく、自分に責任を取る。

・親離れできていないことを意識するだけでも、同調圧力から自分を解放できる。

・同調圧力を感じた時には透明人間になる。

・常識で悲しまなければとか、寂しがらなければとか、そのふりをしているだけで、実はこう感じて当然という同調圧力だったりする。本当は何も感じていない。=究極の武器になる

・同調圧力から解放されると、〜しなければならないという思い込みがなくなるので、誰とでも対等になれ、嫌いな人がいなくなる。

・人は年齢とともに衰えることも世間の常識であって、周りからかけられる同調圧力。

・緩やかな同調圧力は、モラル、マナー、エチケットなど、人々が過ごしやすい、気持ちのいい環境を整えてくれる。

 

<同調圧力をかわす方法>

・同調圧力=幼い子どもの状態に戻ったようなもの。恐怖を背景とした惨めな感覚

・同調圧力をかける人は同調圧力に従う人=孤立する恐怖の有無によって態度を変える子どもの状態

・自分は正しい事をしているから何をやっても許されると思いこんでいる

・自立できている大人としてとれる立場は、安易に他人を叩く事ではなく、「信号無視を取り締まるのは私の役目ではない」と気づける事。

・相手の過ちを見ていたほうが、自分の幼さを見る必要がなくなるから

・自分が同調圧力チルドレンになってるとみとめると自分が本当にやるべきことに目が行くようになる

・「道を聞いて無視されたら、不機嫌オーラを放つ」=世の中に対する過剰な信頼感

・自分は誰も信頼できないという人に限って「〇〇して当たり前」と過剰な信頼をしている

・信頼ホルモン=オキシトシン、攻撃ホルモン=バソプレシン。親に対してオキシトシンが分泌され続けると親離れできなくなる。思春期にオキシトシンが家族以外に、バソプレシンが家族に向かうことがまだ重要=職場でストレスを感じにくくなる。幼少期の課外活動の重要性。親から愚痴ばかり聞かされたり、親を心配する思春期を過ごすと親離れできなくなる。

・オキシトシンの乱高下によって信頼が暴走して、母親と私は一体というような錯覚に陥ってしまう

・同調圧力を受けやすいのは自分の精神状態が不安定だから。同調圧力をかけたくなっている人の目に留まりやすくなる

・例えば1億円の臨時収入が入ると、不安がなくなり、同調圧力を感じなくなる。心の安定とはそういうもの。

 

<精神的に安定している人になる方法>

・自分の気持ちにだけ注目する.何も感じていない、何も思っていない、素のままの自分がそこにいるという状態が精神的に安定しているということ

・自分中心に生きることで、不快なことがあっても「これは自分の受け取り方の問題」と気づける。

・親や学校教育の中で、「相手の立場に立ってものを考えなさい」と教えられてきたから人の目と共感性から抜け出せない。

・他人の感情に責任を取るのではなく、自分に責任を取る。

・親離れできていないことを意識するだけでも、同調圧力から自分を解放できる。

・同調圧力を感じた時には透明人間になる。

・常識で悲しまなければとか、寂しがらなければとか、そのふりをしているだけで、実はこう感じて当然という同調圧力だったりする。本当は何も感じていない。=究極の武器になる

・同調圧力から解放されると、〜しなければならないという思い込みがなくなるので、誰とでも対等になれ、嫌いな人がいなくなる。

・人は年齢とともに衰えることも世間の常識であって、周りからかけられる同調圧力。

・緩やかな同調圧力は、モラル、マナー、エチケットなど、人々が過ごしやすい、気持ちのいい環境を整えてくれる。

 

 

 

 最近、人前での挨拶の機会が多くて、用意周到に準備するんだけど、緊張してうまく話せない。


自分を少しでも良く見せたいと思う気持ちが緊張→話せないのループを産むんだろ。


思い返せば昔から自分はそうだった。


中学生時の大事なサッカー大会で、好きな女の子が見に来ていて、いい格好を見せたいがあまり緊張しすぎて思い通りに体が動かなかった。

大学生の時もボーカルしていたライブで緊張でガチガチ。MCが棒読みになっている自分が恥ずかしくて恥ずかしくてどんどん声が上ずってくる。


とにかくここ一番で実力を発揮できる人や面白おかしく流暢に話せる人が羨ましくて仕方なかった。


この歳になっても、中学生から何の進歩もない自分が嫌で、こんな本もまさに求めてたんだと思う。


相手がどんな情報を求めているか考える、カッコつけずに身の丈にあった話をする、この本を読んでまずはこれから実行しようと思った。


さて、来週の大舞台での挨拶はうまくできるだろうか。


<とにかく反応しない>

・怒っている時は頭が悪くなる

・すぐに口を開かず、自分の発言で相手がどのように発言すルカ観察する

<頭の良さは他人が決める>

・コミュニケーションの主体は相手にある。他者がどう思うかを意識する。

<人はちゃんと考えてくれている人を信頼する>

・賢いふりをするな。賢く振る舞え。

・ちゃんと考えてくれている人とは長期的に関係を築きたい。

<人と戦うな。課題と戦え>

<知識は誰かのために使って初めて知性となる>

・頭のいい人は知らないふりをする

・簡単にアドバイスするな。意見を言うな。とにかく相手に話してもらえ。

<承認欲求を満たす側に回れ>

・親切にされた時、人は承認欲求が満たされる。

 

・少ない情報を信じると馬鹿に見える

・確証バイアス:自分の都合のいい情報ばかり集める。それ以外は無視する。→あえて自分に都合の悪い情報に当たることで思考を掘り下げ、話を深くする。

・言葉の定義の認識のずれによって起こるトラブルは多々ある。(例えばゴミ捨て。新しいゴミ袋をセットするまでがゴミ捨てと思っている人もいる。)→身近な言葉の微妙な違いに意識的であれ

・言葉に敏感になり、定義を掘り下げることは、言い換えれば、思考の解像度をあげると言うこと。それにより、見えている世界も伝わり方も変わる。

・成り立ちを知ることで人と違うアイデアも深い議論も生まれる。

・話のわかりやすさは、理解の深度で決まり、理解の深度は、どれだけ分けて整理できるかで決まる。(芸能人格付けチェックで、高額なものと安いものを見分ける能力は専門分野において分ける能力が高いことを意味する。音の高さ、響きの違いなど)

・結論から話す=相手が知りたい話から話して相手の聞くスイッチを入れる。

・社会に出て話を聞けない人は、自分の認識できたことだけを切り取って話を聞いている人のこと。

・相手の言いたいことを考えながら聞く。自分の言いたいことを考えながら聞くのではなく。

・意見を求められても安易に言わない。同調してもらい、安心したいだけ。

・話が途切れたら沈黙する。

・アドバイスではなく言いたいことを整理してやる(ゴールの確認、考えていることを聞く、話を整理して相手の意思決定を助ける)

・ちゃんと考えて質問すると言うのは、質問する前に相手の立場に立ち仮説を持って質問をすると言うこと

・言語化コストを進んで払う側に回る(相手の言語化の負担を減らす)

・〇〇ではなく△△だ。(お好み焼きは焼き物ではなく蒸し料理です。サードプレイス(スタバ))→知性を感じる。

・ネーミングにこだわる。→インパクトを残せる、人の行動が変わる。

 

 

 

 

家族の中で、なぜ自分だけインフルにかからないんだろうと疑問に思っていたところ、この本を読んで納得できた。ちなみに恐らくコロナにもかかったか、かからなかった程度だったと思う。

 

つまり、自分の腸内環境がいいと言うことだ。

習慣的に、朝、豆乳バナナジュースを飲んだり、夜はビタミンB関連のサプリを飲んでいたのが良かったのだろう。

体には無数の腸内細菌が住んでいて彼らが吸収し排出するものが重要だと言うことがわかった。

 

そしてこの本を読んだ後で、ヨーグルト、味噌汁、納豆を食べる習慣をつけたところ、さらに腸内環境がよくなったのか便通が良くなり、夜決まった時間に眠気が来るなどすこぶる体の調子がいい。

また、毎日飲むお茶もGABA入りのものに変えたもの良かったのだろう

 

ちょっとした意識の違いで、自分の体調が良くなり、そしてそれにより精神状態も良くなったように感じる。体内に生存する自分の体を生成する生き物のために、引き続きこの習慣を続けようと思う。

 

以下、備忘録。

・腸脳相関(腸の状態が脳を変える力を持つ。)

・薬の効きやすさに腸内細菌が関わっている。

・ベイロネラ菌が増えただけで運動能力に変化が起こる。ベイロネラ菌は運動すると体内に蓄積される乳酸を餌にして短鎖脂肪酸のプロビオン酸に生み出す。プロビオン酸は内々の老廃物を処理して有害物質を解毒する。それにより体が疲れにくくなり運動能力が高まる。

・いい働きをしてくれる有用菌(プロバイオティクス)の働きを加速するために餌(プレバイオティクス)を取る。腸内細菌が作り出す健康に有用な代謝産物(ポストバイオティクス=短鎖脂肪酸)

・ポストバイオティスク=GABA。トマトや玄米に含まれる。→通常、GABAは脳内で作られるが、腸内で作られるGABAは脳にも影響を与えている。

・腸内細菌を喜ばせる食事をとることが必要

・人の力で消化が難しいものを腸内細菌に代謝させ人に役立つ形に変えて活用している。

・腸内細菌の種類を10種類以上増やしすのは食物繊維。食物繊維の摂取を増やすことで腹持ちが良くなり、食べ過ぎの防止につながる。

・元気で長生きな人の腸内には、ビフィズス菌や酪酸菌が多い。菌の多様性が重要。

・日本人の腸内細菌は炭水化物を分解する菌が他の国の人より多い。米を食べても太らないのはそのため。

・腸内環境を良くするために、パンやパスタは全粒粉入りのものに変えるべき。

・冷ました米は難消化性でん粉が含まれる。有益な短鎖脂肪酸を作り出してくれる。

・疲れやすさやだるさは腸もれの初期症状。腸漏れの原因は腸内環境の悪化。(腸漏れの原因は、老化。有害菌の増殖、短鎖脂肪酸を生み出す有用菌の餌不足。腸管の表面を覆う粘膜の減少。)

・歯周病は腸の免疫を経ない有害菌の侵入路。糖尿病・動脈硬化・心筋梗塞などの原因にも。炎症の原因となっているプラークを取り除くような丁寧なブラッシングが重要。

・インフル、コロナのワクチンは、腸の学習機能を利用したもの。ウイルスの一種を摂取しておくことで、病原体が入った場合に迅速かつ強力に攻撃するよう教育する。

・ポストバイオティクスがアレルギー症状を抑える。その一種がアルファケトエー(エゴマ油、アマニ油に多く含まれる)

・うつ病の人の腸内には健常な人に比べてビフィズス菌や乳酸菌が少ない

・心身を落ち着かせるセロトニンの大部分は腸内で作られている。トリプトファンを含む大豆や卵、乳製品などを積極的にとる。食物繊維やオリゴ糖の摂取も心がける。

・発酵食品(ヨーグルト、甘酒、糠漬け、キムチ、チーズ、味噌、大豆、醤油、酢)はいい菌の宝庫

・口から摂取する菌の滞在期間は3日〜2週間程度。継続的に食べることが重要

・発酵食品は、胃酸の影響を受けるため、食後や間食としてとる。ヨーグルトは寝る前がおすすめ

・腸内細菌にいい働きをさせる餌は、オーツ麦、大麦、海藻類、オリゴ糖(玉ねぎ・牛蒡・バナナ・豆類、牛乳、冷ましたお米)

・ポストバイオティクスのために、ビタミンB1をサプリや食品で摂取する。ビタミンB1は菌のリレーも助けるし、自ら菌も作り出す。食品では、豚肉・大豆・玄米が豊富。コンビニでは、玄米おにぎり、納豆、ヨーグルト。

・納豆とヨーグルトは2大発酵食品。

 

 

最近の自分は、人の感情にばかり振り回れてしまう。いや、生まれてからずっとだ。

そして悪い思い込みであれば人一倍得意だ。

そしてそんな思い込みが時に自分を傷つけてしまう。最近老化を顕著に感じるのはそんなこともあるのだろう。

思い込んでしまって寝れないこともある。まさに一昨日がそうだった。

今の上司は、パワハラっぽい行動をするが、恐らく何かあったら言い逃れできるように直接は言わない。

以前、その上司から「自分は〇〇さんに言っているようで、××さんに嫌味を伝えてるんだけどね。」と言ったことを聞いたもんだから、他の人に言っていることが、全て自分に言われているように感じてしまう。

 

この本で言いたいことはずばり、「日常的な自分の思考・モノの見方を俯瞰的にみて全体をマップとして捉える。」

今の自分にぴったりの本なんだろう。

 

自分が思い込んでいることは「そうなんだろうし、そうでもなんだろう」物事は自分が見ている世界が全てではないと言うことだ。

頭でわかっているけど、染みついた負の思考の連鎖はなかなか止めれない。

だから、強制的に今自分が目に見えている世界を上空から見たらどんな世界が見えるだろうかと想像してみることから始めるようにした。

 

この本に書いてあった参考になりそうなことを以下に書き留めておこう。

 

・判断力を低下させているのは知識ではなく態度。人は自分の欠点やミスを認めるのが恐ろしく下手。

・人は他人のそれには敏感だが、自分がそれをしていることには気づきにくい

・兵士は自分の考えを脅かす敵を片っ端から潰していくが、偵察者は全体を見てから戦いのコマを進める。戦場の地図を作るように=マッピング思考。間違いを見つけたら地図を修正する。

・人が守りの思考をやめれないのは、そこに心地よさ、自尊心、やる気が湧く、他人を説得できるから。

・マッピング思考では、解決する価値がある問題は何か、どのようなリスクを取る価値があるか、どのように目的を追求するか、誰を信頼するか、どのような人生を送りたいか、判断を向上させるにはどうしたらいいか

・自分が冷静かつ公平な視点に立っているという確信こそが人を冷静な客観性を保つことの大きな妨げになる

・全くの他人が自分と同じ立場にいたら、その人はどんな行動を取るだろうか

・厳しい批判を受けた時にその相手に感謝する

・間違いを認めるのではなく頭の中をアップデートする

・私の意見を軽くしておく(アイデンティティによって思考や価値観が支配されないようにする)

 

 

この本は、何となく将来の不安を感じて貯金したり節約したりしている人向けの本だ。

90歳で寿命を迎えると仮定した場合、自分の残りの人生はあと半分の45年しかない。

これまでの45年はどうだっただろうか。

少なくとも結婚してからは節約と貯蓄を心がけてきたと思う。

家のローンもあるし子供の学費だってある。外食が多いので食費だってかかる。

とはいえ、45歳にもなり僅かづつではあるが給料は上がっている。

それでも10年前と変わらないかそれ以上に将来の不安を感じて節約してしまっている自分がいる。

最近、老眼だろうかとか、腰が痛いとか、老化に伴う不調を感じると、本当にこのままの金銭感覚でいいんだろうかと強く思う。

また、妻や子供との時間だって今しか体験できないことだってある。

この本がベストセラーになっているということは、自分と同じような感覚を持っている人が多いということだろう。

こんなに節約するようになったのは守るべきものが増えたからだが、一方で、90歳で死ぬとして70歳まで働くとして、この先給料がまた少しづつ増えるとして、という想定で物事を考えたことは一度もない。

というか自分が死ぬことに目を背けることで今をダラダラ生きているんだと思う。

じゃあ、自分が今何がやりたいのか。

 

家族と過ごす時間、例えば旅行にはお金をかけてでも行くとか。

両親への恩返し。車が1台しかないことを理由に実家に行くことを避けている自分がいる。もう一台車を買って自由に移動すればいいじゃないか。

趣味だったギターやサーフィンだって、もう何年もやっていない。新しい趣味にしたい一人キャンプだって行けていない。

 

とにかく、家でダラダラ過ごすのもいいだろうが、死ぬ瞬間にこの人生、満足だったと言える人生をもう一度取り戻したい。

 

と、思えた本でした。内容的には上述したようなことが書かれている。

・今しかできないことに投資する。

・一刻も早く経験にお金を使う。人生で一番大切な仕事は思い出作り。経験を増やすと雪だるま式に幸せになれる。

・ゼロで死ぬ。

・人生最後の日を意識する。貯蓄より長寿年金を。

・子供との経験か?仕事か?

・支出と貯蓄の割合を最適化する。健康は金より重い。金の価値は加齢とともに低下する。健康の改善は人生を大改善する。金で時間を買う。

・やりたいことの賞味期限を意識する。

・45〜60歳で資産を取り崩し始める。自分が考えているより老後には金はかからない。

 

これはタイトルの中から気になることを列挙しただけだが、これだけでもとても参考になる。

 

さて、まずは、次の家探し・車探し・仕事探しから始めてみることにしようか。