俯瞰的にみること(マッピング思考) | 坂道のない街(書評サイト)

坂道のない街(書評サイト)

本を読んで自分が何を得たかを記録しています。参考にしてください。

 

 

最近の自分は、人の感情にばかり振り回れてしまう。いや、生まれてからずっとだ。

そして悪い思い込みであれば人一倍得意だ。

そしてそんな思い込みが時に自分を傷つけてしまう。最近老化を顕著に感じるのはそんなこともあるのだろう。

思い込んでしまって寝れないこともある。まさに一昨日がそうだった。

今の上司は、パワハラっぽい行動をするが、恐らく何かあったら言い逃れできるように直接は言わない。

以前、その上司から「自分は〇〇さんに言っているようで、××さんに嫌味を伝えてるんだけどね。」と言ったことを聞いたもんだから、他の人に言っていることが、全て自分に言われているように感じてしまう。

 

この本で言いたいことはずばり、「日常的な自分の思考・モノの見方を俯瞰的にみて全体をマップとして捉える。」

今の自分にぴったりの本なんだろう。

 

自分が思い込んでいることは「そうなんだろうし、そうでもなんだろう」物事は自分が見ている世界が全てではないと言うことだ。

頭でわかっているけど、染みついた負の思考の連鎖はなかなか止めれない。

だから、強制的に今自分が目に見えている世界を上空から見たらどんな世界が見えるだろうかと想像してみることから始めるようにした。

 

この本に書いてあった参考になりそうなことを以下に書き留めておこう。

 

・判断力を低下させているのは知識ではなく態度。人は自分の欠点やミスを認めるのが恐ろしく下手。

・人は他人のそれには敏感だが、自分がそれをしていることには気づきにくい

・兵士は自分の考えを脅かす敵を片っ端から潰していくが、偵察者は全体を見てから戦いのコマを進める。戦場の地図を作るように=マッピング思考。間違いを見つけたら地図を修正する。

・人が守りの思考をやめれないのは、そこに心地よさ、自尊心、やる気が湧く、他人を説得できるから。

・マッピング思考では、解決する価値がある問題は何か、どのようなリスクを取る価値があるか、どのように目的を追求するか、誰を信頼するか、どのような人生を送りたいか、判断を向上させるにはどうしたらいいか

・自分が冷静かつ公平な視点に立っているという確信こそが人を冷静な客観性を保つことの大きな妨げになる

・全くの他人が自分と同じ立場にいたら、その人はどんな行動を取るだろうか

・厳しい批判を受けた時にその相手に感謝する

・間違いを認めるのではなく頭の中をアップデートする

・私の意見を軽くしておく(アイデンティティによって思考や価値観が支配されないようにする)