今年よんだ本のまとめ。今日は小説・ラノベから!


とにかくとんでもない小説だった…。障がい者が小説を書いて芥川賞、という話題性で読んだ人も多いと思うけど、市川さんの場合、話題性なんかあとからついてきただけで、遅かれ早かれものすごいものを書く力のある人だし、これからもとんでもねー作品をドッカンドッカン投下する人だと思う。超期待!

これもすごかった~。ゲイでブラックミックスの日本人から見える日本社会とはどのようなものか。自分が認識してる世界というものを、バンバン破壊してぐいぐい広げてくるもんだから、もうページめくるたびにドキドキしちゃった。安堂さんも、これからの活躍が楽しみすぎる作家さん。


上の2作と共通してるのは、ある種のマイノリティが主人公であること、でもこちらは社会に対する怒りというよりも、「違和感」で貫かれている感じ。でも、この「違和感」を、持っていても言葉にできなかった人、たくさんいるんじゃないかなぁ。「あれ」が、ここに言語化されている!これが純文学を読むことの楽しみ。


同じ作家の小説を2作入れるか迷ったけど入れちゃった(笑)。安堂ホセさんの第2作。だっておもしろいんだもん!善意だとしても、安易な共感や連帯なんかぶっ飛ばすぞ!という気概をビシバシ感じる。超カッコイイ!


去年はラノベ、BL小説ときて、そして今年ついに手を出してしまったのが、TL(ティーンズラブ)小説でした。とくにわかつきひかる先生の作品はけっこう読んだ。ご都合主義がもはや芸術の域にまで突き詰められていて、こういう世界があるのか、と。自給自足の夢がどんどん広がっていく…。

 

 

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よんだ小説・詩 2022 



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