からの続き



日本全国の
稲荷神社(いなりじんじゃ)の総本宮


京都
「伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)」


祭神

ウカノミタマオオカミ

サタヒコオオカミ(サルタヒコ)
オオミヤノメオオカミ(アメノウズメ)
タナカオオカミ(?)
シノオオカミ(?)


この超有名な神社の中に

地図にのってない神社があるのだ…


伏見稲荷は
稲荷山(いなりやま)という霊山にあり

広い敷地内のあちこちに
案内地図が設置されているのに

どの看板を見ても


その謎の神社は載ってないのだ…


稲荷山の中腹あたり

この千本鳥居の途中で

横に入る道があり


突然そこから単なる山道となり

その先へ進んで行くと

薄暗い森の奥に
密かにたたずむ神社がある…


それがこの

「伏見神宝神社(ふしみかんだからじんじゃ)」


めずらしい龍の狛犬が!


祭神

アマテラスオオミカミ
イナリノオオカミ
十種神宝(とくさのかんだから)


この神社名の由来でもあり
ここに祭られる

十種神宝とは

ニギハヤヒが
天孫降臨の時に持ってきた
10このアイテムで


「布留部由良由良(ふるべゆらゆら)…」
と唱えながら使うと

病気を治したり
寿命を伸ばしたり

死者をもよみがえらす
という効果もあるらしい…


呪術廻戦ファンならもうお分かりですね。


呪術廻戦主要キャラ
「伏黒恵(ふしぐろめぐみ)」
→伏見(ふしみ)

伏黒の術式
「十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)」
→十種神宝(とくさのかんだから)

伏黒の呪文
「布留部由良由良…」
→この神社の祝詞の一節


磐船神社でもそうだったけど

太陽神ニギハヤヒと
食の神ウカノミタマは
なぜ一緒にいることが多いのか。



内宮に太陽神アマテラスと
外宮に食の神トヨウケが祭られていて


「ウケ(受け)る」が食べるを表す言葉で

食の神
ウカノミタマ(受御魂)と
トヨウケノカミ(豊受神)は同一神説がある。



そして一説によると

太陽神アマテラスオオミカミは
もともとアマテルニギハヤヒのことで


太陽神をサポートする存在で
太陽神に次ぐ二番目に凄い神のはずなのに

日本最古の文献とされている
古事記や日本書紀には
名前しか登場しない謎の神



もともと
ニギハヤヒの兄弟

稲荷神ウカノミタマだという説…


伊勢神宮の外宮(トヨウケ)の近くにも
ツクヨミの神社が建っている…



そして伊勢神宮の近くには

サルタヒコ神社があり
アメノウズメも祭られているし


さらに
この伏見神宝神社では何故か

竹取の迦具夜姫(タケトリノカグヤヒメ)も
祭られていると書かれている。


かぐや姫もツクヨミも
月という共通点がある。



そして

かぐや姫の原作
「竹取物語」の舞台と言えば
富士山だ…



ん?まてよ…


かぐや姫が
不老不死の薬を持っていたことから

「富士山」の名前の由来は
「不死の山(ふしのやま)」から来ていると

竹取物語には書いてあり


ここ伏見も「ふし」だ!


ということは

ここも富士山と同じ
「ふしのやま」ってことか…?



ここで祭られている
ニギハヤヒの十種神宝も

不老不死の効果がある。


かぐや姫の不老不死の薬と
ニギハヤヒの十種神宝には
繋がりがあると

この神社によって解釈できる。



偽書扱いされている
古事記より古い文献によると

古代日本の王と王妃イザナギとイザナミは
富士山で長男を生み

それがイザナギの次の王となった
太陽神アマテルカミ♂だと…


しかし
日本の正史とされていて
日本全国を舞台にドラマが展開する
古事記や日本書紀に

富士山は一度も登場しない…


この伏見神宝神社も
地図に登場しない…


千本鳥居は実は結界で
鬼とされた神を封じている説…



富士山の浅間神社には

現在は
ニニギの妻とされるコノハナサクヤヒメ
が祭られているけど

もともとはかぐや姫を祭っていた説…



てか「迦具夜姫(かぐやひめ)」と
火の神「迦具槌(かぐつち)」の
名前が似てるのは

「かぐ」が「輝く」の語源説…



現在コノハナサクヤヒメを祭る
全国の神社のほとんどは

もともとは
ニギハヤヒの妻セオリツヒメ
を祭っていた説…



ゴゴゴゴゴ…


実は数日前から体調が悪かった大島さんが
この神社に来たら治ったのは偶然か?


しかも
ずっと天気が良かった今回の旅で

ここだけ雨が降ったのは
浄化の雨ってやつか?


謎は深まるばかりだけど

超ヤバい神社でした


ただここで時間がなくなり

稲荷山の山頂に行けなかったので
また来ようと思うし

他にも行きたい所もあり
まだまだ謎も残ってるけど


とりあえず

諏訪大社の調査から始まり

神武東征やニギハヤヒの謎に迫る
今回の冒険は

ひとまず完結ですが



最後におまけを2つ



おまけその①


ここは
茨城県にある

「笠間稲荷神社(かさまいなりじんじゃ)」


いちおう
日本三大稲荷の1つとされている神社で

ただ日本三大あるあるで
他にもいっぱいありますが


いちおう
ここの社伝によると
稲荷神ウカノミタマは

スサノオの子供で
オオトシ(ニギハヤヒ)と兄弟だと。


全く同じですね!


そして

ここで一緒に祭られてる他の神々の
一番上が

月の神ツクヨミ!!


そして
全国にメッチャある稲荷神社の中で

なぜ茨城県のが
日本三大稲荷なのか!


やはり「ひたちの国」が

もともと太陽神の聖地だからか?




おまけその②


ここも関東地方にある
とある神社


「鳥見神社(とみじんじゃ)」


祭神
アマテルクニテルヒコホアカリクシタマニギハヤヒノミコト


神武天皇に大和の国を譲ったニギハヤヒは
一族を率いて

この地にやってきて

この地を開拓し定住したので


その後

10代目祟神天皇が
ニギハヤヒをここに祭った


と書いてある…


そしてこの地では

ニギハヤヒは

開拓神、医療神、食物神としても
崇拝された

と書いてある。


今回なぜか
祟神天皇もよく登場するなぁ…



日本に疫病が蔓延し

伊勢神宮や大神神社を作り
疫病を鎮めたという

祟神天皇


二代目~九代目の天皇は
欠史八代(けっしはちだい)と言われ

存在してない説があり


初代神武天皇と十代目祟神天皇は
同一人物説…



祟神天皇は何故

疫病を鎮めるために
太陽神を祭るということをしたのか…


疫病は真の太陽神の祟り?



祟神(たたりがみ)と書いて「すじん」…


ゴゴゴゴゴ…


ではまた!