半径3メートルから宇宙の果てまで -5ページ目

Baltoro75が届いた

アメリカのアマゾンで買うとやっぱりアメリカ製のものはかなり安いってことで、個人輸入で買ってみようかなと思って代行サイトなんかを覗いていたら、アマゾンは日本へもあっさり発送してくれるじゃないですか。値段も他のアウトドア通販サイトより安かったりするし。

5/13に注文したら、翌日にはShippedなんてメールが来て、なんと16日には届いてました。早! 数週間はかかると思ってたのにアマゾンジャパンと同じような感覚です。DHLで追跡してみたらもう配送しましたとか出てたので驚いていたら、本当に宅配ロッカーに入ってました。

$半径3メートルから宇宙の果てまで-GREGORY BALTORO75

一方、同時に注文したLeathermanのマルチツール、JUICE S2は6月入ってから届く見込みだとか。空輸と船便とかそういう違い?

早速空荷のまま背負ってみたけど、ああそうそうこの感じ。オスプレーのイーサー70と交互に背負ってみたけど、やっぱバルトロのほうが背負い心地では上だな。が、ちょっと気になったんだけど、これ、本当に75Lなの? イーサー70のほうがずいぶんと大きい感じがするんだよね。メーカー間で容量の表示は違うのは知ってるけど、けっこうな違いがありそう。機会があれば荷物の詰め比べでもしてみようか。

・・・ところでこのイーサー70、どうしようか。ヤフオクで売ろうか、山岳会の新人さんに譲ってあげようか。

バックパックの話

パックパックとかザックとか、リュックサックとか山道具ってほんといろんな呼び方が併存しているので困っちゃうな。アイゼンとクランポンとか、ピッケルとアックスとか。

北ア縦走から帰ってきて、いろいろをあのバテについて考えていた。
(たぶん黄砂による)アレルギーの鼻づまりはクスリの準備がまずかったので仕方ないとしても、大きな原因の一つとして、どうやらザックが体に合っていないんじゃないかという答えに達した。
今使っているのはオスプレーのイーサー70のLというサイズ。購入した時は、よくわからないままになんとなく背負った感じでこんなもんかなと決めたのだが、考えてみれば初めてだと言ってたのに、店員の面倒見の悪さが恨めしい。オレの背面長ではLサイズというのはあり得ないだろう。おかげでベルクロ調整の域を超えて肩の回り込みに隙間が空いている。そりゃ疲れるはずだ。

人間必要に駆られるといろいろと知識が身につくもので、ザックに関してはけっこう研究できた。わざわざメーカーのショールームにまで出張っていろいろ聞いて背負ってきたのだから、自分なりの解答が出始めたので一度まとめてみる。

GREGORY グレゴリ:米
ザック界のロールス・ロイスというらしい。値段も他メーカーに比べて1ランク上。だが、価格に見合うだけの内容はある。背負い心地は他社より突出して良い。ウェビングベルトなどの装具類もかなりいい品質のものを使っていて、メーカーの人も温度や紫外線など含めた全般的な耐候性に自信をもっていた。このあたりは触ればわかると思う。ファスナー部もYKKとの技術協力のせいか使用感がいい。なるほどロールスロイスというのは伊達じゃない。
ザックそのものは外装にポケット等があまりつけられていないので、ポケットにいろいろ突っ込んで使いたいという人には使いづらいかもしれない。形もやや丸っこいので座りも箱形のものより落ちるし、デッドスペースが出来がちで実容量は表示より少し下かも。ちなみに表示容量はポケットなど全部つめた状態の数値らしい。ちなみにオレはバルトロ75の赤を買ってしまいました(アメリカアマゾンで)。


Karrimor カリマー:英
SAシステムっていうサイズアジャスターが有名だけど、今はもうどこのメーカーのものにも似たようなものが付いてるので、カリマーならではってもんでもないです。一時期は重たいザックっていうイメージがありましたが、今はそんなことないです。グレゴリーと対照的にポケットなどの便利機能がいっぱいでなので、使いやすさはあるかも。個人的に気になるのが、イギリス本国のモデルにはデザインも容量設定もいろいろ良いものがあるのに、日本ではやる気ないのかと思うほど、ほんの一部しか展開してない。品名には全て猫科の動物の名前がつけられています。クーガー、チーター、ジャガーなど。MacOSと同じだな。ジャガーの黄色が買えたら買ってたな。


DEUTER ドイター:独
背面にメッシュを張って通気性がいいよってモデルを最初に作ったメーカー。自転車旅行のときにオレも使ってます。主観ですがドイターはカラーリングがちょっと軽い。カッコイイってイメージはあまりないんだよな。小型のザックはそれなりに魅力はありますが、大型ザックはちょっと。


MILLET ミレー:仏
グレゴリー、カリマーと並ぶ世界三大ザックメーカー。今あるフレームが内装されたザックを作ったのはミレーだそうです。栗城史太愛用(と雑誌にありました)。オーソドックスなものでブランドが好きならあり。ところでリンク先のオフィシャルサイト、商品の魅力がまったく伝わらない・・・


BlackDiamond ブラックダイヤモンド:米
クライミングギアでお馴染みですが、ここのザック、悪くないんです! エルゴアクティブっていう機構が面白いです。腰に当たる部分がツイスターみたいになっていて、腰のひねりに合わせて動くのでなんかフワフワした感じがして楽でした。30Lくらいのザックを背負ったままロッククライミングしてもまったく動きに制限なさそう。デザインもスッキリしていてバンジーコードだけみたいなのもカッコイイです。小型~中型で1つほしいです。


OSPREY オスプレー:米
コストパフォーマンス抜群。カラーリングはちょっと地味すぎると思うんですが、多機能だし背負い心地はグレゴリーに次ぐ良さだと思います。荷物も他のメーカーより入る気がします。背面調整は大きなベルクロを面でバリバリっと無段階で調整できますが、調整幅はちょっと少なめ。ポケットに使われている伸縮性のあるメッシュは抜群に使いやすいです。バリアントは仲間内で使っている人にも高評価。というかオスプレー利用率高いです。新しいホーネットシリーズはめちゃ軽量。


マムート、バーグハウス、タトンカ、マーモット、ロウアルパインなどはまた別の機会に。

爺ヶ岳〜鹿島槍 GW縦走

5/2早朝、信濃大町の駅で下りると、安曇野の町はすんごい黄砂で北アルプス山脈が黄色くガスるほど。
今回の登山はとにかくつらいものになってしまいました。 下界で体調がよくないと上ではよけい辛くなるってのは本当。 昼頃から爺ヶ岳登山口から登り始めるも、すぐに息が切れてしまう。初日は3時間ほど歩いたところで幕営。夜になるとどうやら黄砂のせいでアレルギー反応が出たらしく、 テントの中で鼻が完全につまってしまい、 一晩中あさい眠りに苦しんでました。

当然二日目はバテにバテる始末。他の人に荷物を分けて持ってもらう羽目に。でもこういうところがパーティ登山の良いところです。一人じゃとっくに諦めて敗退せざるを得ない状況で、仲間同士で引っ張り上げていく。 まあ他の人たちにとっては良い迷惑ですが。
なにせいつもどちらかの鼻が詰まっているので口呼吸しながらきつい登りを歩くので、 常に酸素が足りずゼエゼエハアハアやっとるわけですよ。 バテているので行動食もなかなか食えず、よけいに体力が落ちていく。

ああでも遠くに見える劔岳の全景にはちょっと感動。

劔岳全景

今回持って行った行動食メニューは・・・
チョコレート、魚肉ソーセージ、シリアルバー、ハニーローストナッツ、バームクーヘン、塩昆布。
多少重くてももっと水気のあるものも必要だと思った。 そう、ウイダーインゼリーみたいなやつ。
口呼吸のせいですぐに喉がバサバサになるため、 手持ちの水はすぐに枯渇。 雪を少し掘って綺麗な雪をほおばると一瞬生き返ります。
冬山は水に困らないので好き。 その点夏山ときたら・・・・

それにしてもベテラン勢の水分摂取量の少なさには驚かされます。 ほとんど休憩の時には水筒の水をほんの一口しか飲みません。
きくと、やっぱり意識してそういう体を作るのだという。 汗をなるべくかかない省エネな行動も技術だし、 体温コントロールするための服装も経験則からくる知恵がそこかしこに。

爺ヶ岳山頂手前の砂礫地帯で酸欠&バテバテがピーク。何度も立ち止まって深呼吸しちゃう始末。情けない。

爺ヶ岳山頂


二日目は山小屋の隣にテントを張り、 その山小屋もGWってことで営業していたためなんとビールが飲めました。 今まで飲んだビールでいちばん美味かった。

翌朝、3時に起きて5時鹿島槍ヶ岳にアタック。途中軽度の高度障害が出始め、吐き気と頭痛に立ち止まること数回、本隊から分離されて後続隊にしてもらい、ゆっくり登りました。
上から本隊が手を振って「あと少し!頑張れ頑張れ!」と声をかけてくれフラフラしながらもなんとか山頂を踏む。
去年の心臓の手術でもう高い山はやめてくださいと医者に言われたりして葛藤していたことや、今回のこの最悪のコンディションの中
一人だったら完全に諦めていたけど、仲間のおかげでブリザードの山頂を踏むことができたことに感謝。
全員と握手をして礼をいい、サングラスの下で涙が止まりませんでした。
そしたらまつげがどんどん凍っていくじゃないですか。気温ー7℃。強風のため一瞬で体が冷えます。
デジカメでムービーを撮るも、すぐに電池がいってしまいました。




何度か足を取られながらテント場まで戻る。その頃には高度順応もうまくいきはじめて少し気分がよくなってきた。1時間後に出発。相変わらず息は切れてしかなたくまた荷物を分散。
ああ、情けない。途中で舐め始めた飴玉も、唾液が出ないので1時間以上かかってなんとなく舐め終える始末。
陽が高くなってくると気温が上がってきてポカポカと疲労と眠気でフラフラしてきた。

ここでオレ雪面で転倒、いっきに滑り落ちる。
やばい、ピッケルが手を離れちゃった・・・滑落停止姿勢が取れない・・・
直後の先輩が猛然と追いかけてきて、一命を取り留めるオレ。
他の人も一部雪を踏み抜いてしまい、腰から下が抜けなくなり急遽掘り出し作業のため、作業隊以外は安全地帯に避難。
遭難が下山時に多いっていうのはこういうことですね。

なんとか予定地点まで到達し、テント設営。
その日はほとんど飯を食えませんでした。 へんな空げっぷが止まらず、テントの中で吐いたらしゃれにならないなあと心配しつつも結局死んだように眠った。

翌朝、下山の日も3時起床で出発前に1時間の雪上訓練。歩行や安全確保の指導と訓練です。
出発前に息が上がりました。もうどんだけ弱ってんだオレ。
もう今日はひたすら下るだけってんで降りたらアレ食いたいこれ飲みたいそんなことばっか考えてました。
テントでの食事ってどうしても好きになれないんだよな。やっぱエネルギー効率や重量を考えるとあんまり美味い食事は無理なんかもしらんが。起き抜け20分後にコッフェル一杯の伸びたラーメンと餅とか辛すぎる。

下山したのは12時半。みんなで町営の温泉に入ってささっと反省会やって帰りのあずさで酒盛り。この下山後の酒盛はみんな楽しみで話に花が咲くんだよね。

辛かったけどやっぱ愉しかった。

全てが滅ぶ音を聞いた

どうやらオレって現実の日常から受けたインスピレーションがかなりストレートに夢となって現れるらしい。

3.11の大震災から一ヶ月がたったにも関わらず、原発事故は収束しない、被災地の復活は進まない、本震並の余震が続いてる。
職場で今日話題が出た映画「復活の日」のイメージもあいまって、以下のような夢を見るハメになった。

前段は省くが、テレビで枝野会見があり、その内容は衝撃的。
なんと日本に向けて多数の核ミサイルが発射された模様という話。
しばしボカーんと何を言ってるのやら分からなかったが会見は進み、都内に住んでいる人はただちに避難するようにと言っている。
避難ってどこに? ヨメは? こうちゃんは?

とりあえず職場にいても仕方がないと渋谷まで出るが、全てのオーロラビジョン(?)で政府発表を放送している。
政府は秘密裏に都心の地下にシェルターを造っているので、そこに逃げこむようにという話だった。
着弾までは30分しかないらしい。これじゃヨメや子どものところへいって一緒に避難するなんて時間はない。

渋谷の地下にもものすごい広い空間が広がっている。
そこはホームセンターのようにいろんなものが並び、その真ん中にいわゆるシェルターが網目状に広がったかまぼこのような形でつくられている。
逃げ込む人はホームセンターの商品をただでとりあえず持って逃げ込む仕組みになっていた。
1つのシェルターの定員は2,000名。
こんな感じのシェルターが主要な町にはあるらしい。
国民も初めて知る内容。

ヨメは市ヶ谷のシェルターにいると思われるが確信はない。
こうちゃんのいる保育園は大丈夫だろうか。
ケータイ繋がらず。オレも仕事の途中で逃げてきて、なんとか渋谷のシェルターに入れた次第。不安で仕方ない。
シェルターは幅5mほどの半円形のドーム屋根になっていて、コンクリートと金属のニオイがする。
テレビが置いてあって、ずっと枝野会見が放送されている。
たぶん政府はすでに東京におらず、どこか地方の局から放送している。

枝野は「最後までみなさんといっしょにいます」と着弾までの時間を1分おきに実況するだけ。
日本はここまで何もしない国になっていたのかと無性に腹が立つ。やられるのをただ待つしかないなんて。このシェルターも本当に大丈夫のなのか。

シェルターといってもコンクリートのただの廊下。
みんなそこに身を寄せ合って座り込み静かにテレビを見ている。
着弾のカウントダウンが秒にかわり、祈るようにみんな下をむいて目を閉じる。

ズズーーーーーン・・・ズズーーン・・・ズズズズズズズーーーン

・・・・え、全部東京なの?!・・・

爆音と地鳴りは数分間続いた。
テレビの画面もノイズが走りながら、どこかに避難済みの政府公報が映っていた。
どこの国か知らないがこんなにたくさんおとされたんじゃ、地上はこれじゃ壊滅だろう。
東京首都圏だけなのか? 日本全体なのか? 何もわからない。
きっと世界はこれをトップで報道しているだろう。
どこが日本に核を打ち込んだのか日本人以外はみんな知ってるんだろう。
怒りをぶつける先を教えて欲しい。

頭の中では東北の津波の後と、広島長崎の原爆投下直後の映像があった。
全てが滅びていく瞬間とその音を聞いているという、こんな絶望的な気持ちを味わってしまった・・・
ヨメは・・・子どもは・・・・ なんとかどこかに避難していてほしい!!!

ここでがばっと目が覚めた。
心臓バクバク。ああ夢だったのかと安心した。
ヨメをたたき起こして、すげえ怖い夢みちゃったよ!!と涙目で報告。
ヨメも「なにそれやだ!へんな夢みないでよ!!」と怒って再び眠りにおちた。

オレ、しばらくドキドキ収まらず。感受性つよしくん!!

時計の電池交換

ずいぶんと使っていない腕時計がいくかあって、
自分で電池交換やってやろうと工具を買ってきた。
時計いくつかもってるくせに自分でメンテは一切やったことがなかった。
自転車やバイクなんかは自分でメンテするのが好きだったのに。
でも洗車はガソリンスタンドでしかやったことがないという
こだわってるのかどうかよくわからないところがあるオレですが今後ともよろしく。

ベルジョンというスイスの工具が時計用では最高峰とかで、
国産だと明工舎(MKS)という名古屋にあるメーカーがトップだと知った。
工具フェチとしてもやっぱスイスのそれは道具としても、たたずまいがある。
自動車用にあるSnapOnほどバカ高くないが、個人で買うとなるとちょっと考えちゃう値段。

とりあえず明工舎のコジアケ(防水じゃない時計の裏蓋をあける簡単な道具)を買ってみた。
1つ、SKAGENの時計が、明けたとたんに中のパッキンリングが劣化していて
ボロボロと切れて締まらなくなってしまった。
TimeEngineのはシンプルなものなので、難なく成功。
しかしここで大問題が。
電池の型番をみようと必死でなんとか見るのだが、
もうオレの目ではこのクラスの文字は読めなくなってしまっていた。
近づけるとピントが合わない。かといって離すと距離そのものが遠くなって見えない。
I am ROGAN!

ええいと諦めて近所の眼鏡屋へいってみる。
店頭に並べてある既成の老眼鏡コーナー。
一番ドが低い、1.0というやつをかけて、置いてあったサンプルの新聞をみてみた。
やだなにこれはずかしい!!!! 超見える。丸見え! 全部みえちゃってるぅ!!
めでたくボタン電池の型番はSR621であることがわかり、電池交換終了。

ヨメが帰ってきて、ボタン電池を見せて、読めるかと聞いてみると
すらすらと型番以外に書いてあるもっと小さな文字まで得意気に読み上げている。

老眼鏡って名前、どうにかしてくれんか。
それとジジイ前提のデザイン(金縁にベッコウ調のみみかけ)、どうにかしれくれんか。
zoffあたりで、ROGUN とかいうブランドやらんか。

次回は防水用のスクリューバックに挑戦するための道具を買ってやる!
しかしオレの最高級であるオメガシーマスターは怖いからやんない。