クリックゴールドについての考察
左が従来のメキシコ製0.7mmで、クリックゴールド最大の美点であるふっくらとした優美なボディラインを持っている。右が日本製の0.5mmで、ペン先へ向かうカーブがシャープになっていて、上下両端とも、やや唐突にカットされた印象を受ける。
クリップも変わった。上がメキシコ製。赤みがかった渋いゴールドで、付け根に向かって細くなるデザイン。下の日本製は黄色味を帯びた明るいゴールドで、造形が平板、かつ大ぶり。バネが強く、仕事で使うサコッシュのペン差しから片手で抜くことができない。
上がメキシコ製で、クリップ、リングに合わせた金色のペン先。下の日本製はシルバーとなっており、統一性を欠く。軸の素材がしっとりとしたブチレート樹脂からカサっとした質感のABS樹脂へと変更されており、ティールグリーンに関しては色味が明るくなった。
ずいぶんと国産0.5mmをあげつらう形になってしまったが、この比較によってますます0.7mmへの愛着が増した。何度も試し書きをするうちに、昔ながらのインクも悪くないとまで思えてきたのだから……
これまで手にしてきた筆記具の中で、クリックゴールド0.7mmのデザインが一番好きと言い切れる。
JMPその後
首割れ・ノーズホール有り・ボーン素材・ラトル入りということで、エビスコ期の個体と思われる。
ラトル入りというのは届いてから分かったことであり、急いて欲しいというわけでもなかったのだけれど、これはこれでよい。相当甲高い音を奏でそうだ。
当然これも実釣用なので、真っ赤に錆びていたフックはマスタッド3553をバーブレス化したものに換装。標準のハリより2~3㎜シャンクが長いが、空振り防止に一役買ってくれることがあるかもしれない。
これまではスプリットリングを介してトレブル19に付け替えていたが、考えが変わった。
もし本当にリングを介してフックの自由度を上げることに優位性があるのなら、ザラは長い歴史の中でとっくにエイトカンになっていたのではないだろうか。サーフェスリグ特有のフックの自由度の制限に、何かしら意味があるのではないかと思うのである。
それにしても、この個体のプリントはよいね。なよっとした筆記体もたまらん。
ちょっといい感じになってきた。でも、ぜったいソリには手を出さない!
新たな旅のはじまり
ここに、三菱のジェットストリーム2&Sと、ゼブラのブレン2+Sという、非常に対照的な2本のペンがある。(つづく)





