師範と師匠
連休は明けたが、そのまま東京勤務が続いている。
当地で足のない私は、自力で釣りに行くことができないという現状。
しかし来る土曜日、K師範に同船させていただく運びとなった。
なんと、半年振りの関東での釣りである(!)
師範はフライマンであり、トラウトに軸足を置くと聞いていたけれど、実際に話をしてみるとバスへの造詣は極めて深い。
昨年、バックシートで釣りをさせてもらう機会があった。
沈黙する印旛で、終了間際に師範が値千金の一匹を掛けたが、フックアウト。
このとき誓ったリベンジマッチが、およそ一年を経て実現する。
自宅残留組から一軍を召集。
ラパラFLRと2ndザラ、フロッグは関東ボックス初。
ラバージグのボックスと、フロロ16ポンドを巻いたスペアのメタマグという保険もかけておく。
余談だが、師範は私を師匠と呼ぶ。
要するに、どちらが先生でもありはしないのだ。
名著「フィッシュ・オン」で、開高健と秋山啓一カメラマンが互いを殿下、閣下と呼び合う。
そんなイメージを、私は重ねている。
また一日中やってしまいました。
アライグマ池 4/30
初のフローター単独釣行である。
黎明の中、入水するのが怖かったおっさんも、ずいぶんたくましくなった。
とりあえず全部撃ちで一周。
約四時間を要した。
ザラにチェイスが一回あったのみ。
目に見えてウィードが伸び、その切れ端などの浮遊物が多い。
透明度も落ちている。
鯉の多い池で、群れで泳ぎ回ったり、葦原ではたいたりしている。
目につくのはたいてい鯉だが、バスも見える。
バスの魚影は、最奥の葦原周りが最も濃い。
葦の先端から沖に向かって、水中で岬状の地形を形成しているが、それに沿ってバスが移動しているのが見える。
当然これを沖から狙い撃つのだが、反応なし。
二周目は、ワンド的なエリアを切り捨てて回っていく。
奥に向かって右岸のワンドは特に水が悪い。
ノーバイトで昼を迎えた。
さて、どうしよう。
実は、先行者がいた場合、オカッパリに切り替えるつもりで小池原用のタックルを積んでいたのだ。
うーん・・・・・・・・・・・もう一周しよ。
ザラと211をローテーションしていたが、風が出てきてますます浮遊物が増し、ほとんど211オンリーといった状態になる。
腹のダブルフックのみという粂田さんご推奨の仕様だが、異物を拾いにくい上、思い切って撃ちこんでいける。
風当たりの良い土のバンクで、2アクション目。
横っ飛びに出てきたバスが完全に211を押さえこんだ。
あわせたが、乗らず。
少し間を置いて3フッカーのホッツィートッツィーでフォローするも、セカンドバイトは無し。
フッキングへの不安が一瞬よぎったが、投げ込めれるからこそ取れたバイト。
211を投げ続ける。
夕方近くなり、小雨がぱらついたきた。
さっきと似たような土のバンク。
浮遊物が少ないので、思いつきでタイガーを結ぶ。
反則ぎりぎりの3/8ozだが、買ったばかりの5/8ozがいきなり浸水して使用不能なのである。
一投目、30㎝台が突如どこからか現れ、タイガーの動きにビビッドに反応している。
これは喰うだろうなと思ったが、結局フローターの近くまでついてきてしまい、Uターン。
ゴチャゴチャしたところは211、オープンなところはタイガーで丁寧に誘い続けたが、それ以降反応を得られず。
開始から12時間が経ち、キリがいいので(笑)納竿とした。
ここは倒木や葦などのカバーが豊富なのだけれど、反応があったのがいずれも地味な土のバンクというのが印象的だった。
また、沖目にぐんぐん生育しつつあるウィードに、もしやバスが依存しているのであるならば、岸を撃つのは全くのナンセンスということになる。
一応はウィードのエッジ、あるいはパッチに、バズベイト感覚でスイッシャ―を通してみたのだけれど、これといった反応は無かった。
ただ、これは判断材料になるようなものではない。
前回のように切羽詰まることなく、ほどほどにリラックスして集中が保てた。
澄み切ったシジュウカラの声や、まだ鳴くのが下手なウグイスには心和まされた。
珍しくキジバトの巣作りに出くわし、その優美な仕草に目を引き付けられた。
フローターの釣りは楽しい。
一匹を求めて
リザーバー 4/29
いよいよスポーニングに突入ということで、トップで大型を狙える時期の、一つのピークが終わりを迎えようとしている。
オカッパリでは1stザラで良型を釣りはしたものの、過去8回に及ぶ粂田塾参加において、私はまだ一匹もバスを手にしていない。
ここへきて、少し焦りのようなものを感じる。
カレンダーを見れば、当地で過ごす日曜日はあと十日。
少し何か変えてみようということで、フロータートッパー御用達の明邦ロングケース620を調達し、エプロンを取り払ってセットした。
あと、リールをカルカッタ200XTから100XTへダウンサイジング。
200XTの方が見た目オフセットに似合うのだけれど、操作性を優先させることに。
断然パーミングしやすくなった。
さて、当日。
今回はフローター4艇となった。
みなもに遊ぶ日々http://ameblo.jp/lapin296/ の粂田さん、
初対面となる、粂田塾釣果報告http://ameblo.jp/kumedajuku/ の松本さん、
そして、わが釣友のKちゃんが、粂田塾初参加!
未明にもかかわらず、リザーバーは釣り人で賑やか。
2月からこのスタイルで釣っているが、ずいぶん過ごしやすくなったものだ。
粂田さんとKちゃんが右岸、松本さんと私が左岸を釣り上っていく。
松本さんもキャストが達者、そしてルアーチェンジが実にこまめ。
キャスティングに関しては、やはり正確に投げる人が釣る、というような会話を交わしながら釣り進んでいく。
松本さんのタックル。
へドン等の5/8ozを中心に使用するトッパーとしては異色とも思えるが、ちょっとお借りして、目を見開かされた。
実に快適なセッティング。
対岸で粂田さんの声がしたので振り返ると、竿が曲がっている。
「30cm台ですー」
難なく取り込む。
やっぱり釣るな~
ボックスの大容量化で手駒を増やしはしたものの、使うのはザラ中心。
岩盤ではトレブルフック、木とかでごちゃごちゃしたところはダブルフックと使い分ける。
対岸で粂田さんの声
「ええやつバラしましたわー」
やっぱりバイト取るな~
このあと撃つ岸を入れ替えて引き返しながら釣っていく。
八時前にして、すでに暑いとすら感じられる。
「粂田さんが釣るのは、何か前世が関係してると思いますわ」
と松本さん(笑)
びっくりするぐらい、岸に対して距離を取って釣っていたKちゃんもノーバイト。
プレッシャーをかけないためだという。
フローターは十年ぶりだが、釣るときは完全にフィンを静止して釣るなど、当時のイメージを思い出しながらの釣りだったそう。
パームスエッジのVグラス6fに2500C。
スタート時の2500Cは不調で、当機はスペア。
よくフローターにスペアを積んでいたなと感心すると同時に、メンテせいよ、という感じ。
そしてタイムアップ。
やっぱり難しいな・・・
でも楽しい釣りだった。
みんなと別れた後、先週の池に行ってみたのだけれど、他県ナンバーのフローターが先行していたため断念するという、実に中途半端なことになってしまった。
変にもやもやした気分が残る。
そんなわけで、明日も入れる保証はないけれど、行ってみようかななどと考えている。




