♯「ミラーリング」されることに慣れていない
もし、この「ミラーリング」の機能が、
幼少期のなんらかの過程で、十分に行われていなかった、
与えられていなかった、受け取れていなかった場合、
どうなるでしょうか。
自分自身では、分類できない情動で、
心がいっぱいになってしまい、
さまざまな、弊害がでる可能性があります。
特に、「過剰適応」の傾向のある方は、幼少期から、
自分がミラーリングされるより、他者をミラーリングする
立場になっていた場合が多くあります。
両親の夫婦関係を保つため、あるいは、
不安定な親の気持ちを守るため、
親の理想、父母の気持ちを察し、応えようとしてきた
幼少期が過ごされた場合、
ミラーリングする立場〜相手の気持ちを察しようとする立場〜
に、なることは少なくないでしょう。
それにより、他者へのミラーリングに長けていても、
自分自身に必要なミラーリング機能が、
十分に働いていないことも考えられます。
●ミラーリングの機能を十分に与えられていない影響に、
(※1より抜粋し引用)
・自分自身の感情調整が苦手。
・無条件に愛されても良いという、基本的な自分への信頼感が弱い。
・自己評価がもろく、不安定で、疎外感を感じやすい。
・自分と他人、という自他境界の感覚が弱い。
・すべてを満たす100%がどこかにある、という気持ちが強い。
などが言われています。
●また、ミラーリング機能を与える立場になる影響として
(※1より抜粋し引用)
・自分の感情に気づきにくく、自分の気持ちを度外視
してまで、環境に合わせようとする。
・こういう自分のときだけ自分を認められる、という
条件付きの自己承認に陥る。
・共依存や、他者コントロールといった、関係性のなかの
嗜癖傾向に陥る。
・ああかな、こうかなといった、幅をもたせた思考が苦手で、
こうあるべきといった、厳しい「白黒思考」に陥りやすい。
などがあげられます。
心理面接室O.C.WORKでは、
自分の気持ちや存在を、殺してまで、いい人をしてしまう、
あるいは、ときに強迫的ともとれる、厳しい思考傾向、
他者との関係において、なぜ嗜癖性を帯びてまで、
過剰に適応しようとするか、
などに理解を示し、ともに考えてくれる他者の存在が、
「過剰適応」傾向の緩和に、必須と考えています。
そして、こころの根底を築く、
質の良いミラーリングを受け取れる関係。
この関係性を、心理面接で積み重ねることが、
メンタライゼーション力をうながし、心の苦痛を和らげる、
「過剰適応」傾向を緩和する、大切な要素と考えています。
「過剰適応」に苦しみ、ぐるぐる思考に歯止めをつけたい、あなた。
O.C.WORKで、一緒に、自分の心を、育てていきませんか?
参考 :
【ブログ】こころをつくる① メンタライゼーション
【ブログ】こころをつくる② ミラーリング
※(※1)参考文献:『メンタライゼーションでガイドする外傷的育ちの克服』(チェ・ヒョンイン著・星和書店出版)
