株式会社ワークポートスタッフィング営業部紅一点・お年頃「オッチー」がお送りするラブログ「塞翁が馬」は、結構マメに更新する・・・かも -7ページ目

生みの親より育ての親とか、海の親より函館の親とか、膿の親よりダテ眼鏡の親とか、言いますけどね。

20数年前の、ちょうどクリスマスの頃。今まさに子供を出産しようとしている女性がいた。

その人は、人生で二度目の出産だったにも関わらず大変な難産で、陣痛が始まってから生み落とすまでに丸2日を費やした。
その難産っぷりときたら、出産の途中で本人が思わず「先生、もういいです。」と口走ったほどだ。
彼女は当時を「医者のやつ、“もういいですじゃないですよ!”とアセッてたっけ…」と語る。『だってもう疲れちゃってさ~。』と思ったらしいが、さすがにそれは心の中に留めた、と。
そうこうするうちに、いよいよ胎児の心音が弱ってきた。医者が、「胎児が危険なので帝王切開します」と告げると、彼女は「それだけはイヤダ!」と拒んで、仕方なく最後の力を振り絞った。

午前4時9分というかなり縁起の悪い時刻に、赤子はようやく生まれた。まさに瀕死の状態で産声も上げずにぐったりしていたが、その後の懸命な処置によって一命を取り留めたという。赤子は女の子で、「恵まれた子になりますように」との願いを込め、恵(めぐみ)と名づけられた。
このエキセントリックな母親の名は、利恵子(りえこ)。わたしの実母、その人である。

恵は母乳を自力で吸わない根性無しな赤子だったため、ミルクを与えられていたが、「抱っこしていると重いからやだ」という、これまた根性無しな母があみ出した方法がある。それは、名付けて“パンダ式授乳法”。ググってもヤフっても出てこないので注意していただきたい。
まず赤子を寝かせて、首を横にした状態で哺乳瓶の乳首を咥えさせ、ボディ部分は口元~床に斜めに置く。あとは哺乳瓶が動かないように、パンダのヌイグルミで押さえる。中身が少なくなってきたらこんどはパンダを哺乳瓶の下に置き、角度をつけてやると良い。この方法により母親の育児負担が減り、赤ちゃんの自立心まで養われたらいいんじゃない?でもそれは多分ないだろう、という画期的かどうかもよく解らない方法である。

そんなふうにして恵はすくすくと育った。
3歳半でひらがな50音を完全マスターし、絵本「ミーちゃんとはな」を音読。ファミレスでは、教えてもいないのに、ウエイトレスに向かってメニューにあるクリームソーダを指さし、「レギュラー満タン。」とオーダーしたらしい。
感受性が強く、5歳ごろから「楽しかった日」の夜は、眠れずに布団の中でしくしく泣いていたのを覚えている。理由は「今日は楽しかったから、今日が終わるのがさみしい」という、詩人のようなもの。変な子供だったように思う。
自分の子だったらちょっとは心配になりそうなものだが、母は全く気に留めず、わたしが泣いていることに気が付いても「明日も楽しいよ。目つぶってたら寝れるよ」と言うだけだった。それでも母にそう言われると、不思議とすんなり眠りにつくことができた。

学校に上がってから、一度も「勉強しなさい」と言われることはなかった。言われなくとも特別できたという意味ではない。何かにつけて、とにかく放任だったのだ。子供心に 「わたしのこと、どうでもいいのかな」と考えたこともある。
門限などもなかった。中学生の頃、続々と門限が設定される周りの友達を見て、一度だけ母に「なんでうちは、なんにも言わないの?」と聞いたことがある。母は、「あんた、なんか悪いことする?」と逆に聞いてきた。わたしが「しないよ。」と答えると、「知ってるよ。」と母。「だからべつに門限なんてなくてもいいんだよ。」と笑った。

「子は親を選べない」とか「親も子を選べない」などとよく言うが、母が、母親じゃなかったら。母が違う育て方をしていたら、きっと今のわたしは無い。何が良くて何が悪い、という話ではなくて、わたしは今とは違う人間に育っていたんだなあと思う。親も子も本当はどこかで選び合っているのかもしれないのだ。

子供が間違った道に走ったとき、“親の愛情が足りなかった”せいにされたりする。確かにそういう、かわいそうな子供がたくさんいるのも解る。
でも、甘えやがって、と思う場合もある。
親がどれだけ子供を想っているか。考えてみたこともないくせに口答えばっかりしてるやつには、「わたしなんて小っちゃいパンダにミルク飲まされて育ったんだぞ」と言ってやりたい。
それでもちゃんと愛情を感じて育ったわたしと、感じさせた、母。その事実こそが、どこかで選び合って、なるべくしてなった親子の証なのかもしれない。そう思う。

きよしのヅラまで薄くなっちゃうかもしれないから、関係ないけど電気を大切にネッ!東京でんりょく。

わたしが住んでいる町には「キヨシ」という名前の小さい商店がありましたが、残念ながら今年の2月に閉店してしまいました。

このキヨシ、小さいからといって馬鹿にはできなかった。駅前という好立地、食料品全般が一通り揃い、しかも安い。
人がすれ違うのがやっとな程の店内には、所狭しと商品が並ぶ。無駄のないように厳選されている…と思いきや、見たこともない異国の調味料や、怪しげなドレッシングがしれっと陳列されていたりもする。
“大丈夫じゃないルート”で仕入れているのではないかとハラハラさせるようなラインナップが、今思えばなかなかオツだったのだ。

店員は韓国人と思われる男性1人と、ナニ人かわからない男性1人、そして「きよし」(経営者)と思われるおじさんが1人。
これが3人とも、笑っちゃうくらい愛想がない。一日密着すれば、「やってはいけない接客態度」というマニュアル的なビデオが1本撮れそうである。代わりに、「いらっしゃいませ、いらっしゃいませ、キヨシです。安いよ安いよ、キヨシです。安さがウリの、キヨシです…」という、 確実にきよしの肉声だと判るテープが流れているが、その声は割りと明るいので、“もしかするとただの恥ずかしがり屋さんなのかもしれない“と、わたしは思っていた。

そして店内の至るところには、客へ向けた手書きの熱いメッセージが貼られている。

「万引きはダメ!!バレてますよ」
「卵を割ったら買ってください。割り逃げ禁止」
「会計前に飲むな!犯罪ですよ」
「ちょっと待て!あなたは見られている!」

極めつけは、酒の棚にある長文メッセージ。

「いつも来る50歳前後の緑色のジャンパーの男性、迷惑しています。もう二度と来ないでください。」

決してネタではないのだ。初めて入店した時、自分はスラム街に越してきたのかと不安になった。

おまけにキヨシは、でんこちゃんもびっくりの節約上手。
レジ前には、「100円以下は袋に入れません。赤字になります。」 と張り紙がしてある。
なんでいちいち喧嘩腰なのかは解らないが、キヨシはビニール袋1枚の値段も計算しているわけだ。ヨッ、商売人。(テンション低め。)それは良しとしても、これがまたビックリするぐらい薄いビニール袋を使っている。ほんっとにうっすうす。「サガミオリジナルか!」とツッコミたくなるほど極薄なのだ。

一度、レジできよしが商品を袋に入れ、わたしに渡そうとして、持ち手の部分がぶち切れたことがある。さすがのきよしもこれには焦ったのか、「最近はねー。ガソリンがどんどん高くなって、こういうのもどんどん薄くなってるんだよねー。」と、苦し紛れにその場を取り繕っていた。
“いや、そうそう切れないよ!?石油高くても、向いのローソンの袋は切れないよ!?”と思ったけど、…何も言えなくて、夏。J-WALKである。

そして、あるとき気がついた。1000円以上買い物すると、袋がちょっと丈夫&きよしの機嫌がいい。最後の方は、「あと200円できよしの笑顔が...ありがとうございましたが聞ける!!」とか思いながら買い物をするという、新たな楽しみ方を見つけた。そんな自分が、少しだけ好きだった。

駅前のシンボルだったキヨシ。閉店すると知ったときは、本当にさみしかった。
「やだねったら、やだね~♪」と店の前で歌ってやろうかと思った。(捕まるか…)

「ありがとうございました」も言わない(知らない?)レジ係。
しなびたほうれん草。蛍光ピンク色した明太子。
客に敵対心むき出しの張り紙。マニアックな品揃え。
クララのように、か弱いビニール袋。
いつも釣り人みたいなベストを着ている、きよし…。

いろいろな思い出が、走馬灯のようにわたしの心を駆け巡る。
あたたかい涙が、頬をつたう。キヨシはわたしに、客商売の新しい世界を教えてくれた。ありがとうキヨシ。ありがとう!
最後に…ずっとずっと気になってたんだけど、あのねきよし?

その頭ヅラでしょ!!原料、ガソリンだねー!!


こんな夜は自分がいやになるの…ばかな女ね。今欲しいもの?…そうね…ビデオデッキかしら。

「誰かに誰かにこれあーげーぬ!!」

とか言って、ゲラゲラ笑ってませんでしたか?あの頃。
そんなあなたに!!今日の目玉商品のご紹介です。

テケテテン♪
「だうんたうんのごっつええかんじ5と6ぶいえっちえす~」(ドラえもん風)


恋人とのひと時に!さみしいひとりの夜に!
行楽のお供に!プール開きに!運動会に!
お子様のお誕生祝いに!親しいご友人のご結婚祝いに!
おじいちゃんおばあちゃんの健康に!
おとうさんおかあさんへの日頃の感謝を込めて!妹さんの初…ゴホゴホッ…

え~…。

「ごっつええ感じ」世代のわたくし、DVDを1~4巻まで所持しております。
このVHSの5と6は、アマ○ンの中古で、DVDだと思って間違えて買いました。
「5と6出てるんだぁ~」とか思いながら。

しかも、ビデオでは8巻まであっても、DⅤDでは「全4巻」、
つまりすでにもう、全部持っているんだということも、買ってから知りました。

いまだにVHSを日常使いしているという、「ごっつええ感じ」世代の貴方!!
お電話は今すぐ。メールでのご注文も受け付けております。