現在、るいは急性膵炎との診断を受けまして、日帰り入院をしています。
一時、かなり命が危ないという状態にありましたが、最悪の状態からは持ち直し傾向に向かっています。
今思えば、可愛さゆえに色々と反省点ばかり。。。 慢性腎臓病を患うと、膵臓への影響が懸念されるという事実を、身をもって体感しています。
これまでの経緯について、お伝えしていきます。
【1/26木】
朝一に食べる、ちゅーるーをかけたお薬に見向きもせず。その後、出血まじりの黄色い液体を吐く。その後も、何も食べず。
この時には、腎臓機能が悪くなったかな、と思いました。朝は軽くお散歩に行く。尿は普通、便は早朝1回、お散歩で1回で、固さあり。
朝早い時間で、動物病院にて血液検査を受けたのですが、その時点では異常なし。むしろ、腎臓数値は前回よりも良くなっていました。
(この日は動物病院の担当の先生がお休みの日で、別の先生に診てもらう)
レントゲン、エコー検査はこの時点ではせず、吐き気止め、皮下点滴を打ってもらい、帰宅。
ずっとふせの状態でしかいられていなくて、今思えば、祈りのポーズが老犬だからきつくて、ふせになっていたのかも。
血液検査で異常なし。
これにより、私の中で勝手に「老衰」という言葉が頭の中で何度もめぐる。
夜から下痢。いや下痢というよりも、今までに臭ったことがないくらいの激臭の液体まじりの何か。そして、血がまじる。
いわゆるタール便?と呼ばれるものに見えて、勝手にまた老衰だ!と思い込む。
ここからどんどん悪化していきます。
何度も激臭の下痢をする。 元気がどんどんなくなる。
老衰の思い込みにより、その日の夜付き添うことに。
【1/27金】午後14時半から19時までの半日入院1日目
担当の先生がこの日はいらっしゃるはず、と朝一で連絡をしたら、午後から出勤されるとのこと。
前日の血液検査の結果、異状なしだったことから、老衰の思い込みにより、担当の先生と電話でお話をしてから、今後のことを伺おうと決める。
(この時点で、朝一で動物病院に行くべきでした)
午後お電話をいただき、状態を見ないとわからない、とのことで、受診することに。
(このとき、勝手な思い込みにより、看取りの仕方を聞こうと決めていた。。。)
受診後の血液検査、レントゲン、エコー検査の結果、膵炎を起こしているとの診断。
ただ、本来炎症を起こしているのであれば、白血球が上がっていなければならないのに、るいは逆に下がっていました。貧血もあり、状態は重症だったと思われます。
夜まで入院することになりました。
この日は目線が定まらず、何度かいきんで、下痢(下血)をしていたと思います。
夫が夜付き添う。
【1/28土】朝から夜までの日帰り入院2日目
朝から日帰り入院をする。
帰宅時、この日が一番状態が悪化していました。もう、かなり厳しいなと思う状況です。
痛みを紛らわすためなのか、リビングをウロウロしてから、少し休んで、ウロウロ休んでの繰り返しで、ぐっすり眠れず。
認知が入った?と思うくらい、いつものるいの面影がなくなっていました。
この日が一番下血がひどかった。。。 常におしりから出てくるので、肛門周りはおさるさんのおしりのように真っ赤になり、腫れていました。
(おしり周りをバリカンでかってもらいました)
病院のお迎え時に、いきなりなくなる可能性について聞いたところ、たぶんそういう状況ではない、ということでしたので、この日から付き添うのをやめることに。
いつも一緒に寝ていないので、変に気にされすぎるのも、るいは逆に気になるようでした。
表情はなく、痛みで息があがっており、呼吸も辛そう。
私たちは、すでに覚悟を決めていました。
【1/29日】朝から夜までの日帰り入院3日目
朝の状態は土曜日と変わらず、悪い。
ウロウロ、休む、の繰り返し。辛そうにしています。
下血は前日よりも、気持ち減っているような。
朝預けるタイミングで血液検査をしたら、貧血が改善していて、白血球が戻っていたので、体がまだ施す医療に反応してくれている、という話を夫と共に聞きました。
看取りの段階では、まだない、とのこと。
夜お迎えに行くと、まだ苦しそうにはしていました。
どうやら、胃にガスが溜まっていたらしく、ガスを抜く処置をしていただたそうです。
自宅に戻ると、ウロウロして休み、目線は定まらず、は変わらず。
下血が常にあるので、おしり周りをキレイにしてあげたほうがよい、とのことで、ガーゼやコットンで拭いてあげました。
でも、真っ赤なので、優しく。
【1/30月】朝から夜までの日帰り入院4日目
朝の状態は、、、たぶん悪かったと思います。
るいがあまりに辛そうなので、辛い中に入院もどうなのか、と日帰り入院での治療と看取りまでの緩和治療の切り替えについてのタイミングについて、お話を聞かせてもらう。
治療への反応が見えなくなった、効かなくなった段階で、というお話でした。
土曜、日曜の夜の様子があまりにも壮絶で、夫もどこまでしてあげたらいいのか、と話していました。
ここで、夫と色々なところで対立したのですが、それはまた違う機会に。今は同じ方向を向いています。
お迎え時、るいの表情が少し明るくなっていました。
入院中の様子を伺ったところ、土曜、日曜は、あまりの具合の悪さに、なされるがまま~状態だったのが、嫌なことはイヤと抵抗したり、明らかに様子が明るくなっていたようです。
土曜日から流動食を少しずつ食べていたらしいのですが、この日はごっくんとしてくれた、そう。
胃にガスがたまることもなく、流動食を少し食べて、腸が少しずつ動いている傾向がみられるという話でした。
この日初めて、院長先生とお話をしたところ、一時かなり危ない状況でしたけど、少し良い兆しが見えてきた、と言っていただいた。
(コーギーさんで15歳を過ぎるのは、とてもすごいことだ、とも)
お迎え時には、看取りの流れについて聞こうと、メモを持参していましたが、出すこともなく帰宅することに。
帰宅すると、ウロウロしてから休んで、は同じパターン。
でも明らかに、おしりからの無意識の下痢の色が変わっていました。
出血はなく、茶色の柔らかいうんちっぽい感じに。出る量も気持ち減っていました。
いきまない無意識の下痢があるので、リビングにはペットシーツをしきつめて対応しています。
おむつは、炎症しているおしりには、あまりにも痛そうで。
【1/31火】朝から夜までの日帰り入院5日目
朝、表情が少し明るくなっていました。
無意識の下痢は、かなり量が減っています。
ですが、この時点ではまだぐっすり眠れず。
この日も日帰り入院のため、預けました。
夜お迎えに行くと、血液検査の結果、炎症の数値が半分になっていて(CRP9.1→4.5)炎症が落ち着いてきている、といういい報告を受けました。
食事は進んでは食べないけれど、ウェットフードを30グラムほどを食べさせてもらっていたり、お薬を飲ませてもらっていたり。
自宅でも、食べるかどうか見てください、とウェットフードを預かったけれど、もちろん、食べず(^^ゞ
見向きもされない。。。ふんっ、という感じ。
無意識の下痢はほぼほぼなくなっていて、肛門周りの腫れもだいぶ引いて、赤みが少しずつ取れているようです。
一番嬉しかったことは、ウロウロせずに、眠れるようになったこと。
おなかの痛みが取れてきたようでした。
夜も、ベッドで横にごろんとした状態になって眠れていました。
【2/1水】朝から夜までの日帰り入院6日目
昨夜からぐっすり眠れるようになり、朝方も横になって寝ていました。
夜~朝方にかけて、かなり柔らかめの便を少量2回していたようです。
外に出すと、赤黒さがある(血がまじっている)やわらかい便をしていました。
まだ、腸の炎症は続いているよう。
朝はあまりにぐっすり寝ていたので、ウェットフードを出すタイミングがありませんでした。
朝、動物病院に着いて、呼び出されるまでの間、病院の駐車場で10分ほどお散歩できました。
自分で立って、しばらくの間、歩けるようになった!
帰りたい!と少し引っ張れるくらい、足取りがよくなっています。
(1/30月のるい。まだちょっと辛そう)
ここまでが、今日の朝までの経緯です。
1日、1日、過ごしていると、食べなくなってから1週間が過ぎていました^_^;
るいの生命力と、病院の先生方、スタッフの方のご尽力のおかげで、急性膵炎の命の山場は乗り越えられたのかな、という印象です。
ただ、今までのように、自ら進んで食べる、ということは期待できないようで、、、
この1週間で、1.5~2キロも体重が落ちました。
慢性腎臓病が発覚し、最高12.8キロくらいまでいきましたが、最近は12.2キロ。
そこから、10.6くらいまで落ちています。
若い時よりも、ぽっちゃりさんになっていたのが救いです。
体重が落ちるということは、体力も落ちているということ。
体力を少し戻していくためには、食事がとっても大切になります。
シリンジで補助しながら食べてもらう(ちょっと強制的に)か、お団子状のご飯を口の中に少しずつ入れる(ほおりこむ?)という選択肢。
youtubeで強制給餌の動画を見ていますが、るいは口元を触られるのをとても嫌がるので、どんな感じでできるのか、ちょっと不安。
そのタイミングがきましたら、動物病院から教えてもらいながら、できるように練習したいです。
急性膵炎、怖い病気です。
おなかのやけどと言われるくらいの強烈な痛み。
生命力、体力がなければ、炎症のほうが勝ってしまい、症状が悪化していく、ということを学びました。
もし命を保てなくなったとしても、この痛みを少しでも緩和してあげること、痛みの治療をしてあげることは、延命ではなく治療だということも学びました。
人間と同じですよね。
余命がわかったら何もしないではなく、苦痛だったり、違和感があるのであれば、そこをコントロールしていくことは、延命ではなく治療になります。
延命かどうかは、素人では判断できないので、やはり専門家である動物病院の先生に判断を仰ぐのが一番だと痛感しています。
1週間の記録となりますため、大変な長文となりました。
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