数える、その1
パソコンやデジカメを使っている人にはM(メガ)はお馴染み
(いまやメガピクセルは当たり前)
だが、最近はナノ(n)テクとかピコ(p)リットルとかいろいろな
単位の接頭辞が溢れている。
これらは10の3乗(分の1)毎に並んでいるのはご存知でしょう。
da デカ 10の1乗
h ヘクト 10の2乗 (気圧の単位 ヘクトパスカルでお馴染み)
K キロ 10の3乗 Km、Kg
M メガ 6乗 100万倍
G ギガ 9乗 10億倍
T テラ 12乗 1兆倍
まだまだ
P ペタ 15乗
E エクサ 18乗
Z ゼタ 21乗
Y ヨタ 10の24乗
と続くがまあ普通は関係ない。K以下は大文字です。
当然小さい方もずらりと続く。
d デシ 10の-1乗 dl(デシリットル)
c センチ 10の-2乗 cm(センチメートルとは1mの100分の1)
m ミリ 10の-3乗 mm(お馴染みミリメートル)
μ マイクロ -6乗 100万分の1mだから1000分の1mm
n ナノ -9乗 nmは10億分の1mです。
(この大きさの物を扱うのがナノテクというわけです)
p ピコ -12乗
(1兆分の1ですが有害物質の分析にはこの単位です
最近はプリンターでピコリットルというのを聞きますね)
まあ出会うのはここまでしかしまだまだ
f フェムト ・
a アト ・
z ゼプト ・
y ヨクト 10の-24乗
と続くわけです。こちらは小文字ですね。
(100万分の1にマイクロ µ というギリシャ文字を使うのは?
よくわかりませんが、
μミューはギリシャ文字Mの小文字ですから、mと重ならない
ようにかな?)
宇宙の大きさや原子、素粒子の小ささをということになると
こういった単位に入るのかもしれませんね。
雪の前穂高岳
前穂高岳 (奥穂・コブ尾根例会) 09,10,9~11 のぼろ会
10月9日夜発12日の予定で当初はいい天気の予報。
錦秋の穂高を登れると期待していましたが、8日に上陸し列島を縦断した
台風18号の吹き返しの風で寒気が入り10日文字通り雲行きが怪しくなった。
* 岳沢
私達が岳沢に着きテントを張り終わった頃から雨がぱらつき始めアラレ、
ミゾレ、雪と最悪の天気になり夕方錦秋の穂高が一転薄く白くなった。
コブ尾根の登攀はロープに繋がり、3級程度の岩稜を登る
バリエーションルートです。
大阪府岳連の岩登り教室の15名近くの大部隊も同じコースを行く予定でした。
私達は9名の参加でしたので3人ずつ3班の編成で行くことになっていました。
*前穂高岳へ
非常に冷え込んだ夜を過ごし11日朝テントを出てみると穂高は真っ白でした。
これでは登攀は難しいという小出リーダーの判断でコブ尾根はあきらめ、
登れそうな前穂高岳に変更しました。府岳連の人達もルートを変えたようです。
重太郎新道には薄く雪が張り着いていました。アイゼンは履いても邪魔に
なるだけです。薄い雪は凍りついてはいませんでしたのでさほど滑ることもなく、
足並みも揃い快晴の前穂高岳に順調に登りました。登る予定だったコブ尾根
から奥穂高岳は白い壁になっていました。
昨夜の雨、雪で空気が洗われ山頂からの展望は素晴らしい。槍ヶ岳の向こう
の山々は真っ白に雪化粧。反対側には遠く富士山が陽光に輝いていました。
目の下には上高地、焼岳の噴煙が小さく見え、左手には霞沢岳、奥に乗鞍岳
と御嶽山、右奥にかすかに白山の山々。
前穂の山頂から紀美子平までは危ないところがあるので、2班に分けロープ
を出し繋がって下りました。いわゆるコンテ。
私達にはガイドがやるタイトロープビレイは難しいのですが、危ないところ
では前の人が滑ってもビレイできるように、岩角にロープを絡めておけば安心です。
これを繰り返しながら下りました。この頃には穂高の雪も大分溶けていました。
*帰京
昼過ぎには岳沢のテント場に帰りついたので、テントを撤収し帰京することに
しました。ここからタクシーを手配しものすごい人出の上高地は上手く脱出でき
ましたが、高速道路も猛烈な渋滞。家に帰り着いたのは24時をはるかに回って
いました。電車がなくなり新宿で仮泊した人もいたようです。
連休の渋滞は疲れます。
前穂高岳
水無川本谷沢登り
連休前に5名で行ってきました。私は2回目ですが
登ったのはもう随分前です。
紅葉が丹沢とは思えないほどきれいでした。そして天気も
よく暖かくメンバーの足並みも揃い、今年締めの沢登りに
ふさわしく快適な遡行が出来ました。
やはり沢は気持ちよく登りたい。
ここは主だった所にはすべて鎖が設置されており、物足りない
と言えば物足りない。ロープを出して登ったのはF3だけです。
(F6も出したがいらなかった。またF8のルンゼの横断に
安全のために出しました。)
一番問題のF8の巻きもfixロープが設置されています。
しかしロープの一部が切れ掛かって要注意です。高度感は凄い。
ルンゼの横断も要注意。
詰めのガレ場が結構きつい。枯れたアザミとノバラの棘に
悩まされました。
(鹿が食べないアザミとノバラとアセビの木ばかりです。)
ほとんど塔ノ岳の山頂直下に出ますので、出合から1200m
近い登りで日帰りとしては結構きつい沢です。
一緒に行ったI、N両氏の写真も合わせて編集しています。
