GSブームの終息→

ニューロックの隆盛という

流れの渦中の70年1月26日、

東芝レコードと渡辺プロが、

所属アーティスト4組の

出演で主催した、

東京・日比谷のヤングメイツ

(渡辺プロ系ライヴハウス)

における、

スーパーセッションの

実況盤(70年4月発売)。


出演はモップス

(鈴木ヒロミツ、星勝、

三幸太郎、鈴木ミキハル)、
ハプニングス・フォー+1

(クニ河内、チト河内、

ペペ吉弘、トメ北川、

シノ篠原)、
ゴールデン・カップス

(デイヴ平尾、エディー藩、

ケネス伊東、ミッキー吉野、

アイ高野)、
フラワーズ(麻生レミ、

ジョー・アキラ(ジョー山中)、

小林勝彦、石間秀樹、

奥ススム、橋本健、

和田ジョージ)、
そして司会は内田裕也が、

時おり英語を駆使しながら

つとめている。


欧米で流行していた

ジャムセッションになぞらえ、

各グループごとの演奏の合間に、
鈴木ヒロミツとクニ河内セッション、

エディー藩セッション、

小林勝彦セッションのように、
各グループからの

任意のメンバーによる、

この日だけの演奏も聞ける

貴重な記録。


ただ、

収録されている20曲のうち、

カップスのインスト2曲

除いては、

いずれも洋楽のカバー

(それこそがニューロック

なのかもしれないが)であり、
本格的なオリジナルも多かった

それぞれのグループの

カラーが見えにくいのはやや残念。


そんななかでも、

ハプニングス・フォーによる
「SPINNING WHEEL」

(BLOOD , SWEAT & TEARS)

の完成度は抜きん出て高い。

(★★★★)」(2008.8.12記)

 

LPで買いそびれてしまっていて、

半ばあきらめていたところ、

CDで復刻されていること

を発見して、

飛びついたアルバムでした。

 

いま聞いても最強の4組と、

そのメンバーたちの、

最強の組み合わせだった

と思います。

 

当時、同じようなイベントは

いくつも行われていたはず

ですけれども、

音盤として発売されているのは、

おそらくこのアルバム

だけではないかと思います。

 

何度か再発されているようですので、

まだ入手可能ならいいのですが。

 

超超オススメです。

 

*本文中にある

SPINNING WHEEL」の

音源がありました。

必聴です!

(↑タイトルをクリックすれば

音源に飛びます)。

 

 *過去記事

 モップス

サイケデリック・サウンド・イン・ジャパン

御意見無用(いいじゃないか)

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