日本のお姉さん -63ページ目

先日日本の腐ったメディア(TV新聞)が一斉に報じた南海トラフ大地震の想定被害ニュースとは

★阿修羅♪
深部探査船「ちきゅう」が東海・東南海連動地震の震源域を掘削 (陽光堂主人の読書日記)
http://www.asyura2.com/12/senkyo126/msg/202.html
投稿者 明るい憂国の士 日時 2012 年 2 月 12 日 21:17:30: qr553ZDJ.dzsc
http://yokodo999.blog104.fc2.com/blog-entry-531.html
2012-02-12

深部探査船「ちきゅう」が東海・東南海連動地震の震源域を掘削

地球深部探査船「ちきゅう」は、東日本大震災で人工地震を誘発した疑いがもたれていますが、再び動き出しました。今月14日から、愛知県渥美半島沖の東部南海トラフ(海盆)で掘削するというのです。ここは、東海・東南海地震の震源域とされている場所です。そんな場所を刺激してよいのでしょうか?

朝日新聞は、2月10日付でこう報じています。(http://www.asahi.com/national/update/0210/NGY201202100018.html)

メタンハイドレートの採掘試験に使われる地球深部探査船「ちきゅう」=静岡市の清水港

メタンハイドレート掘削へ12日出港 渥美半島沖へ

新しい天然ガスとして注目されるメタンハイドレートを世界で初めて海洋で試掘するため、静岡市の清水港に寄港した地球深部探査船「ちきゅう」が10日、報道陣に公開された。12日に出港し、国内でも有数の埋蔵量があるとされる愛知県渥美半島沖へ向かう。

ちきゅうは全長210メートル、幅38メートルで、海底から地中へ7千メートル掘る能力がある世界最高水準の探査船。波や風を受けても、高い精度で船を同じ位置に保つことができる。

試掘をするのは石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)などで、出港後にメタンハイドレートが埋まる東部南海トラフ(海盆)の海域へ向かい、14日朝から約40日かけ、海面下約1200~1400メートルの井戸を計4本掘る。

「ちきゅう」の掘削能力は10キロと言われていますが、ここでは「7千メートル」となっており、実際にはそこまで深く掘れないようです。採掘スピードも、40日で1200~1400mの井戸を4本ということですから、一日当たり最大で140m掘ることができるようです。

東日本大震災では、震源地に核爆弾を埋め込んで爆発させ、地震を誘発したと言われていますが、「ちきゅう」が能力ギリギリの7000m掘って爆弾を埋め込んだとしても、50日も掘り続ける必要があります。これでは時間が掛かり過ぎですし、この時の震源の深さは24キロ(当初は10キロ)とされていますから、このシナリオには些か無理があります。

また、YouTubeの動画の中で、「ちきゅう」の掘削操業監督が、「人工地震等を発生させまして、その地震波を測定するための装置です」と紹介しているシーンがあり、これが「ちきゅう」犯人説に一役買ったのですが、この装置は地層の性質を計測するもので、地震自体を引き起こす代物ではありません。(一見して貧弱な装置で、とてもそんな能力があるとは思えません)

実際にはこの装置は、他の船からエアガンによって発射された音波を測定するもので、一回に放出される圧搾空気は最大24リットルだそうですから、とても大地震など引き起こせそうもありません。公表された資料による限り、「ちきゅう」犯人説は成り立たないのです。(人工地震は別の方法でも可能ですので、人工地震説を否定しているわけではありません)

とは言え、「ちきゅう」による掘削が危険であることには変わりありません。歪みが溜まっている場所へ穴を開けて刺激するのですから、何らかの影響が出てくる可能性は否定できません。「JAMSTEC地球深部探査センター」のHPに、この点に対するQ&Aが掲載されています。(http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/QandA/index.html)

質問: 「南海トラフ地震発生帯掘削計画」についてテレビで知りました。「ちきゅう」は科学史上初めて巨大地震の震源まで掘削し、そこを直接観測するということなのですが、逆にこの掘削による影響で、巨大地震を誘発してしまうようなことはないのでしょうか。

これに対するIODP推進室の倉本真一氏の回答は、次の通りです。

掘削が巨大地震を引き起こすキッカケになるのではないかというご質問ですが、その背景には、地震のメカニズムの説明に2次元的な地下の断面でアスペリティーと呼ばれる地震の核になるような部分があり、そこで最初のスリップ(破壊)がおこる事によって巨大地震が引き起こされる、というモデルが最近良く説明されるようになった事にあると思います。

地震は断層運動として捉えられていますが、その断層運動のエネルギーは断層面で接した所での歪(ひずみ)の蓄積と考えられています。その歪(ひずみ)は断層面の摩擦強度に依存していて、特に地震の時にのみ動く場所を「アスペリティー」と呼んでいます。(アスペリティーを直訳すると「でっぱり」というような意味となります。)このアスペリティーでの摩擦強度が弱まる現象が起こったときに地震が発生します。

結論としては、掘削によって巨大地震が引きこされることはありません。掘削が仮にアスペリティーを掘削したとして、アスペリティー全体の破壊を進行させるような影響、特にアスペリティー内の圧力を上昇させ、破壊を引き起こす事(摩擦強度が小さくなる)とは、掘削は逆のセンス(圧力は下がる)ですし、何よりもスケールとしてはアスペリティーが数十キロオーダーあると考えられているのに対して、掘削孔は直径20センチメートル程度ですので、針でつつくよりも小さい穴をあける事と同じです。全く無視できると考えてよいかと思います。「ちきゅう」は、掘削前に様々な探査技術を使って、地下の状況を特定し、その上で掘削計画を立案し、様々な専門家の評価を受けて行っています。 (下線は引用者による)

「針でつつくよりも小さい穴をあける事と同じ」とありますが、これで納得できる人がいるとは思えません。ガイア説を持ち出すまでもなく、地球も生きているわけですから、思いもよらない結果を招来しないとも限りません。人間の場合でも、4本も針を刺されたら飛び上がるでしょう。現代人(特に科学者)は、昔の人が持っていた万物を同一視する感覚を失っているので、こうした懸念には無頓着なようです。

そもそも、東海・東南海・南海連動型地震が懸念されている今、こんな試掘をする必要があるとは思えません。「JAMSTEC(独立行政法人海洋研究開発機構)」は独立行政法人であり、こんなところでも無駄遣いが行われているのです。

政府は、東海・東南海等の大地震に警鐘を鳴らす一方、震源域を刺激する試掘を行うのは支離滅裂です。これで実際に地震が発生したら、また疑われることになります。(当分の間、警戒する必要があります) 「ちきゅう」の船籍
は横須賀港で、外国人が多数乗り込んでいますから、政府の目の行き届かないところで勝手に事が進められているのかも知れません。国会の場でも、追及されるべきでしょう。
2012-02-12
http://www.asyura2.com/12/senkyo126/msg/202.html
<東電福島原発がほんとうにサイバー攻撃されていたのかどうか東電は国民に明らかにすべきだ!過去の隷米失政のツケを国民に回すだけの野田総理:日本の財政がなぜ危機となったか誰かレクすべし>
悪名高い深海掘削船「ちきゅう」号の日本人研究者はまんまとだまされて墓穴を掘らされているのではないか 記事をクリップするクリップ追加
2012/2/17(金) 午後 5:58 技術経営 その他自然科学
facebookでシェア2
twitterでつぶやく
0
新ベンチャー革命2012年2月17日 No.532

タイトル:悪名高い深海掘削船「ちきゅう」号の日本人研究者はまんまとだまされて墓穴を掘らされているのではないか

1.ほんとうに懲りない連中:ちきゅう号の日本人研究員

 2012年2月15日のNHKニュースによれば、悪名高い深海掘削船「ちきゅう」号が愛知県渥美半島沖70kmの海域でまたボーリングを始めたそうです(注1)。ほんとうに懲りない連中です。

 ネットでは「ちきゅう」号の行く先々で地震が起きるというのが定説となっています。

 本ブログでも「ちきゅう」号の不審性、いかがわしさについて何度か取り上げています(注2、注3)。

ちきゅう号が危険極まりない海底震源域である日本海溝に沿って、深海ボーリングをやったらからといって、ただちに巨大地震が起きると証明されているわけではありませんが、茨城県沖や千葉県沖で頻繁に海底地震が起きているのに、あえて、日本近海の海底地震の巣を刺激する必要はありません。国民の不安が増すだけです、いい加減にして欲しい。

 ちきゅう号乗組の日本人研究者もネットは覗くでしょうから、国民から顰蹙を買っているのは知っているでしょうが、彼らは自分たちの行為が地震を引き起こすはずがないと信じきっているのでしょう。それより、エネルギー資源のない日本にとって、自分たちのメタンハイドレートの探索は極めて重要な任務であるくらいに思っているのでしょう。

 しかしながら、メタンハイドレートの眠っている場所は海底地震の震源域である日本海溝と一致しています。触らぬ神に祟りなし。

2.ちきゅう号の日本人研究員はアメリカ様にまんまとだまされていないか

 ちきゅう号の試掘はIODP(Integrated Ocean Drilling Program、統合国際深海掘削計画)(注4)という国際プロジェクトの一環で行われています。この手のプロジェクトには必ず、ウラがあるとみなすべきです、なぜなら、海底ガス田や海底油田は利権が絡むからです。現在、地球上の油田・ガス田の利権にもっとも執着するのが米国戦争屋です。なぜならそのボスはRF石油財閥だからです。もし、日本近海に採算性の良い有望な油田・ガス田があれば、彼らがだまっているはずがありません。

なお、上記、米国戦争屋およびそのロボット・悪徳ペンタゴン日本人勢力の定義は、本ブログのNo.225の注記をご覧ください。

 本ブログの読みでは、IODPの背後に米戦争屋が控えているのではないかというものです。彼らは狡猾ですから、日本政府をだまして、日本のカネで試掘させて、もし有望だったら、うまく乗っ取るというような発想をしているでしょう。彼らは2003年にイラク戦争を引き起こしたように、最後は軍事力で石油利権を乗っ取るのが常です。これが彼らのエネルギー資源戦略であるとわれら日本国民は心得るべきです。

 この意味で、「ちきゅう」号の日本サイド関係者は、一言、米戦争屋にうまく利用されているとみなすべきです。

3.アジア太平洋海底油田・ガス田利権に対する米国戦争屋の戦略

 アジア太平洋海域ではインドネシアのスマトラ沖で海底油田が見つかっていますが、米戦争屋の石油大手エクソンモービルがしっかり、食い込んでいます(注5、注6)。したがって日本近海に採算性の良い有望なガス田もしくは油田があれば、彼らが放っておかないのです。

 ところが、日本海溝の深海底ガス田に関して彼らの介入は表立ってありません、それどころか、米戦争屋系エクソンモービルは今年1月に日本から撤退しました(注7)。ということは、ちきゅう号が一生懸命、われらの血税を湯水のように浪費して日本海溝に穴(墓穴)を掘っても、石油ガス資源探査技術世界一のエクソンモービルから見ればちっとも食指は動かないということです。

 地球上の石油ガス資源情報の宝庫・エクソンモービルが興味を持たない海底ガス田は価値がないとみてよいでしょう。つまり「ちきゅう」号が掘っているところは採算性に乗らない価値の低いガス田とみてよいでしょう。

4.尖閣諸島や南沙・西沙諸島の海底油田・ガス田も採算に乗らないはず

 ところで、今、中国が必死になって利権をあさっている尖閣諸島や南沙・西沙諸島の海底油田・ガス田はどうでしょうか。これらは戦前、すべて日本の領土でしたが、敗戦によっていったん米国の領土になっています。だから米国占領時代にこの海域を調査して石油ガスがあると言い出したのは米戦争屋の仕切る国連です。ところが、あの強欲な米国戦争屋はあっさり権利を手放しています(注8)。

 要するに、尖閣・南沙・西沙諸島近海の海底油田・ガス田は、アジアで兄弟喧嘩させ続けておくためのエサだったのです。アジアで紛争が起これば、アジア太平洋地域をカバーする米海軍第7艦隊の存在価値を米国民にアピールできますから。

 もし、尖閣・南沙・西沙諸島の海底石油・ガス田に採算性があれば、米戦争屋系エクソンモービルが黙っていません。

 この例からわかるように、ちきゅう号の日本人関係者は米戦争屋系の石油ガス資源探査の米国人専門家にだまされている可能性が高いでしょう。ちきゅう号がせっせと日本海溝で試掘されられているメタンハイドレート資源も尖閣・南沙・西沙のものと同等、否、それ以下のシロモノと見てよいでしょう。

 米戦争屋がお人好しの日本人研究員をおだてて日本海溝に穴(墓穴)をあけさせているのは、隠された別の目的があると疑うべきです。早く目を覚ませ、ちきゅう号の日本人研究者よ! 日本を沈没させる気か。

注1:NHK NEWS WEB“愛知沖 メタンハイドレート試掘開始”2012年2月15日
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120215/t10013030881000.html

注2:本ブログNo.324『東電福島原発損傷犯の3.11大地震:人工的誘発地震の可能性は?』2011年3月26日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/23585428.html

注3:本ブログNo.348『東電福島原発事故:歴代自民党政権の原発関連自殺行為との因果関係』2011年4月24日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/24132311.html

注4:IODP Integrated Ocean Drilling Program
http://en.wikipedia.org/wiki/Integrated_Ocean_Drilling_Program

注5:国際未来科学研究所・浜田和幸『頻発する巨大地震と自然改変装置』2009年10月13日(NET IB NEWS)
http://www.data-max.co.jp/2009/10/post_7308.html

注6:本ブログNo.390『2009年に3.11大地震・大津波を黙示していたフューチャリスト・浜田和幸自民党参院議員』2011年6月21日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/25189313.html

注7:本ブログNo.522『エクソンの日本撤退:近未来の日本で石油・原発パニックが起こされる危険の兆候か 』2012年1月30日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/28284795.html (1/2)
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/28284814.html (2/2)

注8:本ブログNo.193『尖閣列島での日中衝突:米国戦争屋による小沢氏の入亜脱米妨害か』2010年9月14日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/18564238.html

ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm

テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.elmstadt.com/news/techventure.html
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/28493126.html
2016.04.01 15:00|カテゴリ:地震情報| コメント(45)
偶然?地球深部探査船「ちきゅう」が和歌山沖地震の直前に震源付近を航海!採掘が地震誘発との情報も・・・
s_ice_screenshot_20160401-130914.jpeg

↓アメリカでは採掘による水の流入などが地震や地殻変動を誘発するとの指摘も
☆資源採掘で人為的な地震急増、790万人にリスク 米
URL http://www.cnn.co.jp/business/35080372.html
引用:
ニューヨーク(CNNMoney) 米地質調査所がこのほど公表した2016年版の地震予測地図で、テキサス州やオクラホマ州などの一部では石油や天然ガスの採掘に伴う人為的な地震が発生する恐れがあり、約790万人が危険にさらされていると指摘した。人為的に誘発される地震のリスク分布地図を地質調査所が作成したのは初めて。
:引用終了

☆地震情報
URL http://bousai.tenki.jp/bousai/earthquake/
これだけの情報で人工地震等と断定しているのはあまりにも根拠が薄いですが、アメリカの採掘問題で指摘しているように、地球号の採掘調査が結果的に地震を誘発している可能性は否定が出来ないです。
海底で穴を掘れば、それだけ大量の水が流れこむリスクがあり、地球号も意図しない形で誘発地震が発生しているのかもしれません。

ネット上では「人工地震」等言っている人も居ますが、それとはちょっと違います。あくまでも地震のエネルギーが溜まっている場所を掘って刺激した結果、地震の発生が早まったというイメージです。

更に極端な説では核爆弾を埋め込んでいるという物もありますが、これは波形図等で否定されています。
そもそも、核なんて使われたら、中国などの近隣諸国が黙っていないでしょう。お金も掛かりますし、安易に核を使ったら即座に大問題になります。

よって、仮に地球号の調査が地震を誘発していたとしても、故意の可能性は低いです。後は「地球号が実際に採掘作業をやっていたのか?」という問題があり、採掘の時期から地震発生までの状況を集計しなければ、地震を誘発しているとは断定が出来ません。
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-10790.html
2013-03-20

ちきゅう号の掘削作業とロシア爆撃機列島周回と南海トラフ地震Add Starrebel00
人工地震
3月19日あたりから、各マスコミが一斉に、
南海トラフでの地震について言及し始めたようです。

南海トラフ 東日本大震災の10倍 経済被害想定220兆円
東海沖から九州の太平洋側に延びる南海トラフ(浅い海溝)で起きるマグニチュード(M)9・1の最大級の巨大地震について中央防災会議の作業部会は18日、経済被害は最悪で220兆3千億円に達するとの想定を公表した。国家予算の2倍を超える規模で、直接的な被害額は東日本大震災の10倍に及ぶ。強い揺れと津波で関東以西の40都府県が広範囲に被災し、国民生活や日本経済に深刻な打撃を与えるとして防災対策の抜本的な強化を求めた。
被害額はいずれも最悪のケースで、建物や資産など被災地の直接的な被害が169兆5千億円。製造業が集中する「太平洋ベルト地帯」が甚大な被害を受け、生産活動などが停止することによる全国の経済被害は1年間でGDP(国内総生産)の9・3%に当たる44兆7千億円。道路や鉄道の寸断に伴う被害は半年間で6兆1千億円と推計した。直接被害の最小ケースは81兆8千億円。
東海・東南海・南海地震が連動した場合の平成15年想定と比べ、被害額は2・7倍に膨らんだ。ただ、建物の耐震化などの対策を実行すれば、直接的な被害は半減できるとした。
都府県別の直接被害は愛知が最悪の30兆7千億円。次いで大阪24兆円、静岡19兆9千億円、三重16兆9千億円で愛媛、高知を含む計6府県が10兆円を超えた。関東は神奈川7千億円、東京、千葉が各6千億円。
東海道・山陽新幹線や東名高速が不通になり、中部、関西空港が閉鎖されるなど交通機能は広域で停止。物流寸断や生産減少が長期化すれば、日本経済の国際競争力低下や国の財政悪化が懸念されるとした。
被災地では東海地方を中心に3千万人以上が断水の影響を受け、2700万軒が停電するなどライフラインに大きな被害が出る。避難者は950万人に達し物資不足も深刻化。原子力発電所の事故の有無は別途検討すべきだとして評価しなかった。
作業部会は昨年8月、死者は最悪で32万3千人とする1次報告を公表。今月中にも最終報告をまとめる予定で、中央防災会議は来年度に対策大綱を策定する。

【用語解説】南海トラフの巨大地震
東海地方から九州の太平洋側の海底に延びる南海トラフ沿いで想定された巨大地震。東海・東南海・南海地震が連動する場合の震源域を内陸や日向灘、トラフ付近まで拡大し、起こり得る最大級の地震をモデル化した。歴史上、起きたことはなく、発生頻度は極めて低い。想定外の巨大地震が起きた東日本大震災の教訓を踏まえ、防災対策のため想定された。
産経新聞 3月19日(火)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130319-00000092-san-soci

発生頻度が極めて低いような地震の報道なのに、
ここまで足並みがキレイに揃っちゃってるという事は、
CIA電通の統制記事(予告記事)って事ですよね?w

当然「およよ?ユダヤ米軍ちゃんたら、何煽ってんの?」
なーんて事になる訳です。

そこで前後をちょっと調べると、3月12日には、こんな記事が・・・。
メタンハイドレートの生産試験に成功 海底からは世界初
経済産業省は12日、愛知県沖の深海で進めていた次世代エネルギー資源「メタンハイドレート」から天然ガスを取り出す生産試験で、ガスの生産を確認したと発表した。海底からの試験成功は世界初で、将来の国産天然ガス資源として期待される。
【地図】東部南海トラフだけでも日本の天然ガス消費量の約13年分?
試験は、国の委託を受けた独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)などが、同日午前5時40分から地球深部探査船「ちきゅう」を使って実施。愛知県の渥美半島沖の水深、約1千メートルの海底から約330メートル掘り進んだメタンハイドレートの層で、水とメタンガスに分解して採取する作業を始め、同9時半ごろにメタンガスの生産を確認した。
今後、約2週間に渡り、日量で数千~数万立方メートルの試験生産を見込んでいる。
メタンハイドレートは、天然ガスの主成分であるメタンが氷状となったもの。これまでカナダの永久凍土からガス化して採取した例があるが、海底からの採取に成功すれば世界初となる。今回の試験海域には10年分以上のメタンハイドレートが埋まっているとの推定もあり、政府は平成30年度をめどに実用化に向けた技術の確立を目指す構え。茂木経産相は同日の閣議後会見で「わが国周辺の資源を活用できる時代が来るようになる」と商業生産に意欲を示した。
【メタンハイドレート】 天然ガスの主成分となるメタンガスと水が低温・高圧の環境下で結晶化した氷のような形状をした物質で、永久凍土地帯や大陸縁辺部の海域に存在する。火をつけると燃えるため「燃える氷」といわれる。燃焼時の二酸化炭素(CO2)排出量は石炭に比べると半分程度と少なく、地球温暖化対策にも効果的な新たなエネルギー資源として注目されている。カナダ北部で2002年に陸地での生産は成功していたが、海底下の地層から取り出すには膨大な費用や高度な技術が必要で、困難とされていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130312-00000536-san-bus_all

ナント、あの地球深部探査船「ちきゅう号」が、南海トラフ東部の愛知県で、
メタンハイドレートを掘っていたそうです。

ちきゅう号と言えば、311東北地方太平洋沖地震テロの直前に、
震源地付近で掘削作業をしていた事で、かなり有名な船じゃないですか?

怪しい!って事で、さらに前後を調べると、
3月15日には、こんな記事が・・・。
ロシア爆撃機が日本列島周回=空自戦闘機が緊急発進―防衛省
防衛省統合幕僚監部は15日、ロシアのTU95爆撃機2機が同日午前から夜にかけて日本列島を周回したため、航空自衛隊の戦闘機などが緊急発進したと発表した。ロシア機の日本列島一周は2011年9月以来。領空侵犯はなかった。
統幕によると15日午前、TU95が朝鮮半島の東側を南下するのを自衛隊のレーダーが探知した。TU95は朝鮮半島に沿って飛行したあと、南下して沖縄本島の西を通過。
太平洋上を日本列島に沿って北上し、北海道と樺太の間を通過したあと、日本海上空を飛行。大陸方向に飛び去った。
時事通信 3月15日(金)23時17分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130315-00000203-jij-soci

詳細は下記の記事に譲りますが、
ロシアの戦闘機や爆撃機が日本の周りをウロチョロする時は、
米軍の原子力潜水艦が、海底でおかしな作業をしている時が多い訳です。

▼TPP強制への恫喝とロシア爆撃機の日本列島周回
http://d.hatena.ne.jp/rebel00/20130316/1363399402

さてさて、この辺でまとめます!

今日、紹介した記事を順を追って並べると・・・。

3/12 ちきゅう号が東部南海トラフで海底からメタンハイドレートを掘削

3/15 ロシア爆撃機が日本列島周回

3/19 マスコミが一斉に南海トラフでの地震について言及

・・・という感じでしょうか?


で、結局何が言いたいのかというと、
ユダヤ米軍ちゃん、海底に何仕掛けたんだよ?って事。

220兆円くれ!
くれないとドーンだぞ!って事?(笑)


なお、人工地震について、予備知識がない方は、
下記の記事を参照して下さい。

▼2012年12月7日三陸沖地震の不発と富士山
http://d.hatena.ne.jp/rebel00/20121211/1355162851
ケニーGケニーG 2013/03/21 11:20
先日日本の腐ったメディア(TV新聞)が一斉に報じた南海トラフ大地震の想定被害ニュースとは一体何が目的だったんでしょうか?(--;
これから220兆円位、大ゼネコンに公共工事でぶち込みますよと言うサインでしょうか?(^^;
現在の国土交通省大臣は連立公明党からの大臣ですから、公共事業膨大な利権をアナウンスしたのでしょうか?(^^;

それにしても南海トラフ大地震を想定する報道であれば、大津波が直撃し電源喪失100%の静岡浜岡原発について廃炉か否かを論ずるメディアが1社も無い異常さの方が狂っています(^^;

一般国民から運営費を強制徴収しているNHKさんも、どちらを向いて放送しているんでしょうか(--;
rebel00rebel00 2013/03/21 23:21
ケニーGさん、こんにちは。

南海トラフ大地震の想定被害ニュース、ケニーGさんの読みのような可能性もあると思いますが、私の方はもっと単純な事と捉えてます。

米国のユダヤ系達が描く、今回の消費税+TPPで日本経済破壊→日中戦争というシナリオ、さすがに彼らの手先の朝鮮&同和系の奴らも尻込みするようなシナリオだと思うので、彼等に対する恫喝が一つ。

それと、私達のような日本国民の中の覚醒層に対しても、大人しく消費税+TPPを受け入れろ!不正選挙をバラすんじゃねー!
騒ぐと、南海トラフを起爆するぞ!そうなったら、お前らが220兆円払うんだぞ!消費税とTPPの方が、マシだろ?っていうのが一つじゃないでしょうか?

メディアはもう、あまりの事に笑ってしまいます(笑)
http://d.hatena.ne.jp/rebel00/20130320/1363736749

もしあなたが外国人で、文化のルールがわからない場合、日本人は許す。

日本では、靴を履いたまま家に上がらないということは、外国人にはもう、普通のことになったのかな?

もしあなたが外国人で、文化のルールがわからない場合、日本人は許す。
確かに、外国人は許されるが、土足で家の中に上がることは許されないぞよ。

~~~~~~
「チップを受けとらない」「マスク着用」…外国人が感じる日本のフシギ
2016年4月5日

近年、訪日外国人観光旅行客の数は増え続けていますが、2015年には年間の観光客数が過去最高の1,973万7千人となり、45年ぶりに訪日外客数と出国日本人数が逆転しました。そのような観光ブームを迎えている日本ですが、海外の人はどんな予備知識を持って日本にやってくるのか、気になりませんか? 外国人が日本に来る際に心がけていることを解説します。

海外の人の視点から見る日本文化の不思議

シンガポールの旅行予約サイト「skiddoo」では、「”無礼な外国人”と呼ばれず、日本滞在を乗り切るには?」というタイトルで、いくつかのアドバイスを掲げています。


日本旅行で気をつけていること 

背筋を正してウエスト辺りからお辞儀をする

「きっとこれは最も有名な日本の文化で、すべての観光客が気をつけなくてはいけないこと。日本ではお辞儀は複雑なもので、たくさんのルールがある。子供は小さい頃からお辞儀の仕方を学び、それは社会人になっても、会社ではお辞儀のための特別な研修がおこなわれるほど。外国人はお辞儀をすることを期待されてはいないが、もし行うと良い印象を与える。背筋を正して、両手を横に。ウエストのあたりからお辞儀をしよう。深いお辞儀は尊敬の念を表す。もし、ちゃんとしている自信がなかったら、とびっきりのスマイルで、”ハロー”と言おう」

支払いの時は会計トレイにお金を置く

「支払いの際には、会計トレーにお金をおきましょう。会計トレーを無視して、レジ係にそのままお金を渡すのは無礼。旅行するなら、会計トレーに注意して支払おう」

エスカレーターは左に立つ

「エスカレーターを使うとうき、欧米では右に立つが、アジアでは左に立つ。もう一方は急いで歩く人のためにあけられている」

イチャつくときはドアを閉める

「日本の文化では、キスやそのほかの愛情表現を公共の場ですることは、とても失礼にあたる。ほっぺにチューはOKだが、それでも少々恥ずかしいと考えられている。日本人はセクシャルなことについてはとても慎重。コンドームが自動販売機で売られており、お店で購入しなくてもいい。有名な日本のラブホテルは、家族と同居している者やプライバシーが欲しい人のために作られた。恋人と日本を訪れるときには、愛情表現に気をつけよう。ドアを閉めてイチャつくのが望ましい」

ルールがわからなくても、謙虚でいれば、物事はスムーズに

「自慢しない、うるさくしない。常に笑顔で、興味を持った態度で日本人と接しよう。もしあなたが外国人で、文化のルールがわからない場合、日本人は許す。謙虚であることが、日本文化の複雑さをスムーズにする助けとなる」

Go Abroad.comでも、「日本に行く前に知っておきたいこと」と題して、日本文化に関する疑問について説明しています。

日本文化に関する外国人の疑問

なぜ医療用のマスクをつけているの?

「日本に着いたら、初めに気づくことかもしれないけど、パニックにならないで。変な病気が流行っているわけではないから。日本人は風邪やバクテリアを避けるために着用している。でも、大きな理由の一つは、風邪をひいたら他の人にうつしたくないから。他人のことを思って、マスクを着用している。100円ショップでも買えるので、必要だったら買ってみて」

なぜみんな静かなのか?

「一般的に、外では室内で話すような声で話す。これは西洋人にとっては難しいかも。私たちはたいてい大きな声で話すから。もしあなたが静かに話していると思っても、日本では違うかも」

なぜチップを受け入れないの?

「日本ではチップ文化がない。実際にチップをあげることは、失礼なジェスチャーにあたる。ウェイターやタクシー運転手がチップを返してきても、驚かないで。日本では、いい仕事をするのに金銭的なインセンティブを得ることは必要と思われていない。でも日本人はこのことを心得ているので、深刻に取らないので、ご安心を。余分にお金を渡すと、彼らは笑顔でそれを返すはず。悪意はない」

なぜクレジットカードが使えないの?

「日本は現金主義の社会。クレジットカードを使えないところが多い。なので、何か買う時には両替が必須」


次ページ>>海外の人がすすめる便利な日本語とは?
日本語を少し覚えるだけで、旅が豊かに

日本訪問は5回目という日本好きのジャーナリストのローレン・オルシニさんが「なぜ日本に行く前に日本語を学ばなければいけないのか」という記事をForbes誌に書いています。

ローレンさんは、「日本に行く前には日本語を学ぶことをオススメします。私の日本語は下手だけど、日本語を話すことについてシャイではなくなりました。私の経験上、日本に行くと、質問をしたり、新しいことを学んだりと、話すことが必要不可欠でした。そのようなことが旅を豊かなものにさせてくれるのです」と、話しています。

ローレンさんは日頃からエバーノートに使いそうな日本語をピックアップして、それを友人とオンライン上でシェアしているそうですが、以下の言葉が最も役立ったと話します。

外国人が覚えておきたい日本語

方向に関する言葉

「左、右、前、うしろ、中、あるいはまっすぐ、などの日本語で覚えておくと良いでしょう。『どこですか?』と尋ねたときに、回答を理解することができます」

疑問系の必須

「“doko”(どこ)は重要。“itsu”(いつ)、“dare”(だれ)、“ikura”(いくら)、“nanjikan”(何時間)も同様に」

Aru(ある)/ Arimasu(あります)は便利

「この動詞は「存在する」という意味です。“[名詞] ga arimasu ka?”と尋ねるだけで、ほとんどのものがわかりますね」



「電車の路線の色を探すときによく使う」

“おいしい” ”楽しかった”

「恥ずかしがって沈黙するよりも、こんな言葉を店員にいうと良いですね」

“欲しい”

「モノ、サービス、目的地にいくとき、に使えます」

“お願いします” ”ありがとう”

「必要なときに使っておくと便利」

海外の人の視点を通してみると、こんなところに戸惑っていたり、あんなことに感心しているんだということが見えてきましたね。
日本では当たり前のことばかりですが、こんなところが外国人には不思議に見えているのかもしれません。
Source by: 日本政府観光局, Forbes, skiddoo, Go Abroad.com
文/MAG2 NEWS編集部
http://www.mag2.com/p/news/169667?l=fox08dd07c

普通、他人の注文した食べ物、手に取って匂いを嗅ぎますか?

ハアアアア~!?チュウゴク人って、他人の注文した食べ物を勝手に手に取って匂いを嗅ぐんかい!!チュウゴク人。文明から遠い民族やな。

~~~~~

いつもありがとうございます。

F.A.Beeです。

今週は、忙しくて

伊勢志摩に二度も行きました!

とても静かで、よいところだと思いましたが

今度は仕事ではなく

是非、プライベートでゆっくり

行きたいものです。


さて、今回は先日の訪中での出来事を

写真を交えながら紹介したいと思います。


■上海のマックで初の経験

何じゃ・・・


中国では、時々朝食もないような

安いホテルに泊まることがあります。

100元以下のホテルの場合は

ほぼ、ないですよね!


そんな時は、朝マックを食べることがあります。

そんな朝マックを食べに行った時の出来事です。


私の前のお客さん(カップル)がお持ち帰りで注文後

私が注文しました。


カップルが横で待っている間に

私が注文したものがトレーに並び始めました。

カップルは横で待っていましたが

なんと・・


まず、私のトレーに来たコーヒーの

ミルクを手に取り、匂いを嗅ぎました。

嗅いだのはカップルの女性・・

普段あまりコーヒーを飲まないので

どんな匂いがするのか気になったのか?

ミルクと砂糖はいつも返してしまうので

問題ないかと・・


そして、次にハッシュポテトがきました。

ああああーーー

いやな予感が・・・


ああああーーー

待ったと言っても通じないですが!

その瞬間手に取って同じように

匂いを嗅いだ・・・・


普通、他人の注文した食べ物

手に取って匂いを嗅ぎますか?


当然紙の部分だったので

私は何も見なかったので

食べましたが・・・
中国安全生活アドバイザー、日中友好協力友の会会員
発信者情報 :F.A.Bee

今年は2008年のリーマンショックから8年後。

今年は2008年のリーマンショックから8年後。何が起きても驚いてはいけないと考えています。
~~~~~~~~~~~~~
「日経1万円割れ&1ドル最低でも87円」が十分あり得るこれだけの根拠=江守哲
2016年4月7日 ニュース

堅調な米国株と比較して「日本株は売られすぎ」とする証券関係者が多いようですが、何もわかっていません。円建てでダウ平均を見れば、日本株の動きとほとんど同じです。来年以降、日経平均株価は1万円割れ、ドル円は最低でも87円まで円高が進む可能性があると見ています――有料メルマガ『江守哲の「投資の哲人」~ヘッジファンド投資戦略のすべて』創刊を記念して、2016年4月4日に配信された第1回の一部を無料公開します。

※第2回は4月11日配信予定、興味のある方はぜひこの機会に定期購読を!本記事で割愛した購読者限定記事「マーケット人生物語~私の人生を変えたアノ事件」もすぐ読めます。

プロフィール:江守 哲(えもり てつ)
エモリキャピタルマネジメント株式会社代表取締役。慶應義塾大学商学部卒業。住友商事、英国住友商事(ロンドン駐在)、外資系企業、三井物産子会社、投資顧問などを経て会社設立。「日本で最初のコモディティ・ストラテジスト」。商社・外資系企業時代は30カ国を訪問し、ビジネスを展開。投資顧問でヘッジファンド運用を行ったあと、会社設立。現在は株式・為替・コモディティにて資金運用を行う一方、メルマガを通じた投資情報・運用戦略の発信、セミナー講師、テレビ出演、各種寄稿などを行っている。

円高基調変わらず、日本株は本格的な長期調整相場入りも

「日本株は売られすぎ」という講釈は的外れ

4月1日のマーケットでは、日本株が急落しました。日銀短観の内容が予想以上に悪化したことが背景にあるようです。それにしても、下げが大きかったですね。

期初の機関投資家の売りが出たようですが、これは例年通りですから、驚くに値しません。むしろ、売りを待っていた向きが、日銀短観を利用して売り浴びせてきたと考えたほうがよさそうです。

こうなると、週明けの日本株は非常に危うい動きになりそうですね。再び下値を試すことになりそうです。円高が進んでいますので、これも重石になります。

米国株の堅調さとの違いから、「日本株は売られすぎ」とする証券関係者が多いようですが、何もわかっていません。

円建てでダウ平均株価を見れば、日本株の動きとほとんど同じです。為替相場がいかに株式市場に影響を与えているか、ということです。これは、ドイツのDAX指数が上昇していないことにも通じます。このような基本的なことぐらいは、知っておきたいところです。

日本株は調整第3波スタートの可能性が大

さて、日本株は調整の第3波がやってきた可能性が高いと見ています。これは、昨年8月のチャイナショック、年初の急落に次ぐ3回目の調整局面です。ここから本格的な長期調整相場が始まるのかもしれません。

来年以降に「日経平均が1万円割れ!」などという見出しが躍っているかも知れません。少なくとも、私はそう見ています。日本株の買い場はまだかなり先のようです。

日銀短観の内容は確かに衝撃的でしたが、これもある程度は予想できていたはずです。さらに円高が今後は企業業績の悪化を後押しするでしょうね。115円以上にはいかないと考えていますので、私からすれば、117円台がドル円の想定レートのようですが、かなり甘い算定ですね。つまり、企業業績の悪化がこれから本格化するわけです。

日経平均株価の一株当たり利益(EPS)が1119円にまで急低下しています。このトレンドは今後も続くでしょうね。日経平均株価は、現時点では16800円以上は割高です。この水準が今後、企業業績見通しの下方修正に伴い、徐々に低下していくはずです。

Next: 円高基調は変わらず、将来的にドルは最低でも87円
今週の「ポジショントーク」~金と資源国通貨を買いました

週末に大荒れとなった日本株ですが、方向性は想定通りでした。ただし、下げは米雇用統計後になると考えていましたので、一日早かったですね。また下げ幅も予想をはるかに上回りました。このような、短時間での下げの動きになると、常にマーケットを見ることができないと、対応するのは難しいかもしれませんね。

もともと、今年は「円高・株安の年」とみていました。これまでも、いろんなところで書いたり話したりしていましたので、ご存知の方も多いでしょう。セミナーでも昨年の夏以降、毎回のようにこの見通しとその理由を言い続けてきました。個人的には持ち株はゼロで、株価が下がっても全く問題ありません。むしろ、買い場を探しているくらいです。

しかし、その買い場はまだ相当先とみています。つまり、これから本格的な下げが来ると考えています。押し目買いなど、そんな甘い下げでは済まないと考えています。その根拠は、円高とそれに起因する企業業績の下方修正です。日経平均株価は1万円割れもあり得ると考えています。そう考えると、16000円台はまだまだ買える水準ではないですね。

そんなこともあり、今週は金などの貴金属と豪ドルなどの資源国通貨を買いました。対ドルでこれらの資源国通貨が上昇しており、いまは資源国通貨が面白いと考えています。

米国サイドが再びドル安志向を鮮明にしています。ドルは上がらないでしょう。そうなると、豪ドル、ニュージーランド(NZ)ドル、南アランドなどには買い安心感が強まります。しかし、ポンドは売っています。上値が伸びきれないのと、英国のEU離脱問題への懸念が根強いと考えているからです。

ただし、同じ欧州通貨でもユーロは堅調に推移するでしょう。ドル安とポンドの資金の逃避先として選好されるかもしれません。またスイスフランにも注目しています。また円も再び上昇しそうです。今週は少し円のロングポジションを積み増そうと考えています。

米国はドルの水準をどうしたいのかを考えると、ドルの方向性がわかります。その上で、他通貨の方針を検討すると、トレード戦略も立てやすくなります。まさにヘッジファンドが得意とする戦略構築のやり方ですね。

市場の関心が高い原油はどうしているかというと、WTI原油が40ドルを超えるまでは買わないほうが良いと考えています。歴史的に重要な水準が40ドルであり、これを超えない限り、WTI原油は上昇基調への復帰はないと考えています。いまは無理をせず、40ドルを回復するまでは売り方針で行きたいと考えています。ちなみに、WTIは下落を見込んですでにショートしており、利が乗り始めています。

なお、より詳しい投資戦略の情報については、ホームページの「メルマガ配信について」にてご案内しています。そちらもぜひご覧ください。

Next: ヘッジファンド流 投資戦略構築のポイントは「予想するな!」
週の「ポジショントーク」~金と資源国通貨を買いました

今週末に大荒れとなった日本株ですが、方向性は想定通りでした。ただし、下げは米雇用統計後になると考えていましたので、一日早かったですね。また下げ幅も予想をはるかに上回りました。このような、短時間での下げの動きになると、常にマーケットを見ることができないと、対応するのは難しいかもしれませんね。

もともと、今年は「円高・株安の年」とみていました。これまでも、いろんなところで書いたり話したりしていましたので、ご存知の方も多いでしょう。セミナーでも昨年の夏以降、毎回のようにこの見通しとその理由を言い続けてきました。個人的には持ち株はゼロで、株価が下がっても全く問題ありません。むしろ、買い場を探しているくらいです。

しかし、その買い場はまだ相当先とみています。つまり、これから本格的な下げが来ると考えています。押し目買いなど、そんな甘い下げでは済まないと考えています。その根拠は、円高とそれに起因する企業業績の下方修正です。日経平均株価は1万円割れもあり得ると考えています。そう考えると、16000円台はまだまだ買える水準ではないですね。

そんなこともあり、今週は金などの貴金属と豪ドルなどの資源国通貨を買いました。対ドルでこれらの資源国通貨が上昇しており、いまは資源国通貨が面白いと考えています。

米国サイドが再びドル安志向を鮮明にしています。ドルは上がらないでしょう。そうなると、豪ドル、ニュージーランド(NZ)ドル、南アランドなどには買い安心感が強まります。しかし、ポンドは売っています。上値が伸びきれないのと、英国のEU離脱問題への懸念が根強いと考えているからです。

ただし、同じ欧州通貨でもユーロは堅調に推移するでしょう。ドル安とポンドの資金の逃避先として選好されるかもしれません。またスイスフランにも注目しています。また円も再び上昇しそうです。今週は少し円のロングポジションを積み増そうと考えています。

米国はドルの水準をどうしたいのかを考えると、ドルの方向性がわかります。その上で、他通貨の方針を検討すると、トレード戦略も立てやすくなります。まさにヘッジファンドが得意とする戦略構築のやり方ですね。

市場の関心が高い原油はどうしているかというと、WTI原油が40ドルを超えるまでは買わないほうが良いと考えています。歴史的に重要な水準が40ドルであり、これを超えない限り、WTI原油は上昇基調への復帰はないと考えています。いまは無理をせず、40ドルを回復するまでは売り方針で行きたいと考えています。ちなみに、WTIは下落を見込んですでにショートしており、利が乗り始めています。

なお、より詳しい投資戦略の情報については、ホームページの「メルマガ配信について」にてご案内しています。そちらもぜひご覧ください。

Next: ヘッジファンド流 投資戦略構築のポイントは「予想するな!」
米国株は14%下落する!? 米大統領選挙年の株価動向に注意

米国株は堅調に推移していますが、私の今年のテーマは「米国株は下落するのか?」です。米国では、今年は4年に一度の大統領選挙が実施されます。国民総出の一大イベントです。

この大統領選挙の年の米国株の動きが非常に興味深いのです。この「アノマリー」については、テレビやラジオ、セミナーなどで詳しく解説してきましたので、ご存知の方も少なくないでしょう。

私が最も気に入っているアノマリーは、「大統領8年目の年の株価動向」です。結論から言えば、米国株は14%下落する可能性があります。過去に現職の大統領が8年間務めた際の8年目の米国株のパフォーマンスは非常に悪く、年間の騰落率が平均で14%のマイナスになっています。これは非常に大きな下げです。直近では2000年や2008年が相当しますが、それぞれの年の米国株は確かに大きく下げています。

さて、その米国株は、安値から大きく戻しています。いまのところ。急落するようには見えません。米雇用統計は堅調でしたし、ISM製造業景況感指数も強い内容でした。米国の景気はきわめて堅調と判断すべきであり、株価も下げるようには見えません。

また最近になってFRB高官が近いうちに利上げが実施されるとの見通しを出していましたが、先のイエレンFRB議長の発言ですべて否定されました。すぐに利上げは実施されない見通しになり、ドル安に基調になったことも、米国株には大きなサポート要因になっています。

しかし、ここに落とし穴があるように思います。特に住宅価格の上昇が気になります。FRBは世界経済の悪化や金融市場の混乱を懸念しているとしていますが、実際には住宅価格の上昇を気にしているのではないかと考えています。バブル化しないうちに芽を摘んでおきたいと考えてもおかしくありません。住宅市場の動向次第では、再び利上げに関する言及が聞かれるかもしれません。この点には注意しておきたいところです。

いずれにしても、過去の米大統領選挙の年の米国株のアノマリーを重視すれば、株価下落は必然のように思えてきます。また米国株は、その年の初日の取引で急落すると、その年の株価は大きく下げる傾向があります。過去には1937年や2008年には1.4%下落し、年間では37%下げました。ちなみに、今年は初日に1.5%下げました。

1937年は世界恐慌から8年目に相当し、FRBの利上げをきっかけに株価が急落し始め、株価の回復に8年かかりました。今年は2008年のリーマンショックから8年後。何が起きても驚いてはいけないと考えています。

※第2回は4月11日配信予定です。興味のある方はぜひこの機会に定期購読をお願いいたします。本記事で割愛した購読者限定記事「マーケット人生物語~私の人生を変えたアノ事件」もすぐ読めます。
『江守哲の「投資の哲人」~ヘッジファンド投資戦略のすべて』(2016年4月4日号)より一部抜粋
[月額3,240円(税込) 毎週月曜日(祝祭日・年末年始を除く) ]
株式・為替・コモディティなどの独自の市場分析を踏まえ、常識・定説とは異なる投資戦略の考え方を読者と共有したいと思います。グローバル投資家やヘッジファンドの投資戦略の構築プロセスなどについてもお話します。さらに商社出身でコモディティの現物取引にも従事していた経験や、幅広い人脈から、面白いネタや裏話もご披露します。またマーケット関連だけでなく、野球を中心にスポーツネタやマーケットと野球・スポーツの共通性などについても触れてみたいと思います。
http://www.mag2.com/p/money/9462?l=fox08dd07c

「見た目は、一番外側の内面です」そうか「見た目」は「私の内面」の一部だったのか。

運動ゼロで「2トン」痩せさせた、美人先生の「殺し文句」
プレジデント探検隊【27】
PRESIDENT Online スペシャル

著者
女の欲望ラボ代表 山本貴代=文
男性参加者も続々ダイエット成功

世の中にはどれほどの種類のダイエットが存在するのだろうか。

運動、食事、断食……。ある説によれば、過去流行ったものを含め300種類以上あるらしい。そのうち自分は、いくつ試しただろう。

イケメンコーチつきのジム+食事系ダイエットも、クレンズジュースも、加圧トレーニングも確かにそのときは痩せた。ひと晩で2kg減もあれば、3カ月で5kg減もあった。

でも、どれもやめるとすぐに逆もどり、いやそれ以上。気が付けば、クローゼットには、チュニックばかり。下半身を隠して生きる格好になっていた。


ワンレンのボディコンは遠い昔。残り数十年の人生、どう健康に生きよう、この脂肪どうしたらいいんだろう、はみ出た肉をつまみ途方に暮れていた昨年秋のことだ。

「15kg痩せた、元に戻らない」
「12kg痩せた、ボディコン着てる」

という同世代のママ友たちの声がスマホに届いた。彼女たちが、ちょっと誇らしげに掲げた体重変化を記録した右急降下のグラフを見た瞬間、私の中のダイエット心に火がついた。

なになになに? どこどこどこ? お高いの?

「いえいえ、リーズナブル。1クール2カ月で2万円よ。早割りなら1万8000円」。安い!

ライザップは興味あるけれど、2カ月で30万3000円だと躊躇する。しかし2万円なら、主婦にも捻出できる金額だ。

聞けば、運動は「一切しなくていい」という。本当か? じゃ、一体何するんだ?

半信半疑で教えてもらった連絡先にメールすると……。

「今期は、あと1枠だけ空いています」
「い、入れてください!」

ということで、ほとんど衝動的に“秘密クラブ”への入門が決まったのでした。その名は、「スリムクラブ」(東京・渋谷区で2クラスを運営)。お笑い芸人ではない。

美人先生の心に刺さる「痩せる言葉」


「スリムクラブ」の代表で「先生」こと菅野観愛さん。

肥満予防健康管理士の資格を持つ美人講師ミア先生の邸宅に週1回(計8回)通い、ボディを測定し、栄養学を学び、食べたものを記録し、自分の生活について語り、今後の目標を公言する。ただそれだけだ。

生徒も1クラス5人以下なので、わきあいあいとお茶会に参加しているような気分になる。みな「痩せる」というひとつ目標に向かっている連帯感があり、心強い。

ミア先生は、どこをとっても、とにかく美しくて、ミスユニバースの候補者のよう。その先生が、私の1週間後の体重が増えていようと減っていようと、メジャー片手にこう微笑むのだ。

「大丈夫ですよ。私は、これまで15年、350人以上の方たちを痩せさせてきたのですから。心配ありませんよ」

その笑みは、絶対なる自信の証。「はい、先生、がんばります」。

ひとりあたり少なく見積もって5~6kg痩せさせたとして、累計2t以上の脂肪を片付けていることになるだろうか。そう考えるとその偉業たるや!

ホームページには、

・太る原因と食事の重要性に関わる正しい知識
・リバウンドしない体重の落とし方と体質改善法
・停滞期を乗り越える個別カウンセリングサポート

の3点を学ぶだけ、と書いてある。本気でエクササイズはないらしい。

毎週のクラスでは、水分補給や小腸の大切さなど知らなかったことを教わるだけではなく、ダイエットにかかわる生活の知恵もつけてくれる。

「好きなものを好きなだけ食べるのは、動物と一緒ですよ。欲をコントロールしましょう」
「お腹いっぱいにして買い物へ出かけるといいですよ。余計なもの買わないから」
「おなかがグーとなったら、腸の掃除が始まりますから、1時間ほど待って」
「会食のときは、最後に箸をとり、ゆっくりいただきましょう」
「カラダの巡りをよくすると痩せますよ。すべては循環です」
「ストレスが溜まっていると思ったら少し横になるといいですよ」

など。

ミア先生はこれをすべて体言しているから、こんなにスリムなのか、と思えてくる。お手本が目の前にいるから説得力がある。そして、先生は心に刺さる言葉を定期的に繰り出してくる。

例えば……。

「見た目は、一番外側の内面です」

そうか「見た目」は「私の内面」の一部だったのか。

本当に「運動なし」。大豆を食べる!

とにかく朝起きてから、水分を多く取ってリンパの流れをよくし、老廃物を出す。植物性タンパク質を多く摂る。肉は我慢だけれど、魚介類やフルーツはいい。ナッツも蜂蜜もいい。もちろん腹六分目だけど。痩せた自分をイメージすると痩せるという。

たった2カ月だ、「ここで痩せなければ一生デブ」くらいの気合をいれて臨んだ私は、最初の1週間こそ、息子に夕食のおかずのトンカツをあげるのは辛かったが、案外、すぐに慣れた。

とはいえ、空腹との闘いはゼロではなかった。

でも、野菜ではなく、植物性タンパク質をたくさんとるように言われていたので、おやつに納豆1パック、また朝から豆腐2丁食べればしのげた。だんだん胃が小さくなるからか、最後には半丁で大満足。豆腐の上に、上質の塩、オリーブオイル、ジャコ、きな粉、をたっぷりかけ、食べるのが私の食べ方だった。

水もがぶがぶ飲んだ。毎日3.3リットルが目安だったが、実際は4リットルくらい飲んでいた。これも、かなり空腹を満たしてくれた。

あと、何よりもありがたかったのは「同期」の仲間。Lineで励まし合ったので、それだけで苦しさは半減した。

私が入門してすぐに気づいたのは、ここは、人生スリムクラブ、生活スリムクラブだということ。太っているというのは、そういう生活態度の結晶とも言うべきか。

食生活を学ぶ以外に、我が振りを見直すところから始まったのだ。そして、私は私に約束した。

●中期・長期的な目標を毎回みんなの前で共有する
●自分の課題や問題点を洗い出す
●解決策を先生のアドバイスのもと考えていく
●毎日の生活で、やるべきことを列挙し、○×をつけて記録していく

私は、たくさん自分と約束をしてしまったので、朝からとても忙しくなった。ジョギングからはじまり、玄関の掃除、トイレ掃除、部屋の掃除と雑巾がけ、キッチンの整理、ブラインドの桟を2行だけ拭くということを「朝の仕事」としたら、随分生活がてきぱきしてきた。

その他にも、背筋をピンとはる、爪先立ちで家事、冷蔵庫の掃除、深呼吸する等。それをクラスでは発表するのだが、○がついていないと嫌な私は、○のために、一生懸命掃除をするようになった。子供みたいだな。

とにかく褒めてほしい私にミア先生は、笑顔で言った。

「まだ体脂肪が25%以上あるうちは、ジョギングはしなくていいですよ。脂肪を揺らしているだけですからね」。ガーン。

「気持ちの整理のためならいいですけれど、痩せるためならば1度走るのをやめてみてください」。

実際止めたら、痩せた。脂肪が一定量ある時期、走るのはまったく関係ないことがわかった。ガーン。

アルコールは飲んでもいいのだが、飲む時は2倍の水で薄めるように言われた。元来ものぐさな私は、思い切って2カ月禁酒。すると、ソファーで転寝もなくなり、仕事もはかどった。

「ダイエットをやっているの」と宣言すると家族だけでなく、友人、仕事仲間が気をつかってくれた。食事会でも気にかけてくれるし、ダイエットにいい豆菓子など贈ってくれた。

次のページ2カ月で7kg減「リバウンドはしない」

私の意識は自分史上最大に変化し、食生活も変わり、どこからみても健康体のてきぱきした私ができ上がった。苦手だったタイムマネジメントも少しできるようになっていった。

結果2カ月で、体重7kg近く痩せたのだ。ウエストも、ゆるゆる。


終わったのが、師走の12月だったのと、目標体重まであと少し届かなかったので、危険な年末と新年をもう1クール! ということで、追加1万8000円で申し込み、さらに2カ月をゆるーく乗り切った結果……体重は約9kg、ウエストは16cm減、アンダーバストは9.5cm、ヒップは8cmなどなどスリムになって、身体年齢は27歳。

植物性タンパク質をたくさんとっていたおかげで病的なげっそり痩せではない。それに、へんな話だが、食べ物が以前とがらりと変わったことで腸がきれいになって、出てくるモノが、なんというか、とってもいいのだ。それはそれは、すばらしい。うんちコンテストに出したら、たぶん優勝できる。そんなふうに思えるくらい(笑)。

そんなこんなで合計3万8000円なり。このコストパフォーマンスには何の文句もない。繰り返すが、エクササイズはゼロなのだ。

服も全てゆるゆるになってしまったので、セールへ駆け込み買い替え。先生の殺し文句に背中を押された。

「昔の服をとっておいたら、また元の体型に戻りますよ」

さっさと服をリサイクルに出し、クローゼットもすっきりした。

少し驚いたのは、最初に痩せた部位だ。足だった。こんなところにも贅肉は付いていたのか。9kg減でハイヒールが全て脱げてしまう状態になった。これには少々困ったが、ぴかぴかの新しいハイヒールはダイエット成功の証だ。

目標値にほぼ達した私は、スリムクラブを卒業したが、次は筋肉だな、とボクシングジムあたりを目指している。

「いったいどこに向かっているの?」と友人は言うが、私が今回得た感想は「意識を変えればなんでもできる。意識が変らないと結局はなにも変わらない」ということだろうか。

「意識」恐るべし。

でも、それを誘導してくれる素敵なトレーナー、ナビゲーターが必要なようで。そういったビジネスが、今後、多くのジャンルで流行る予感がする。

男性のほうが劇的に痩せる理由

追記しておけば、意識改革は身近な人にも伝染するということか。息子(中学生)が私に影響されて自分の勉強机を整理した。山積みだったペーパー類はきれいにファイリングされ、机の上には、今は、何も置かれていない。


菅野さんは表参道の美容院でヘアスタイリストや店長として13年間勤務。出産後、肥満予防健康管理士の資格を得て、同クラブを設立(http://xn--pckta2grb7bd.com/)。
生徒の多くは女性だが、男性ももちろん受け入れている。男性の場合は、聞いたことを素直にとりいれるようで女性より柔軟性があるという。いままでの悪習慣を一気に理想習慣に変化させようと努力するらしい。

男性が痩せやすいのは、女性より筋肉がつきやすいからで、代謝も女性より高いことが関係しているという。

また管理されていると、いいわけ抜きでまじめにやるのは、日本の男会社の有り様にたとえられるとミア先生。

「私を上司だと思って行動されるのではないでしょうか」

男性で劇的に変わった人は、

■29歳 Oさん 通信会社経営
8カ月で体重106.5kg ⇒ 65.75kg(-40.75kg)
体脂肪37.2% ⇒ 10%(-27.2%)

いつも外食だったが、自宅で自炊するようになり(独身一人暮らし)、仕事で忙しいにも関わらずジョギングを毎日する運動習慣もついた。痩せたおかげで仕事の依頼も増えて収入もアップ。

■47歳 Nさん 大手会社経営(掃除系の会社です)
8カ月で体重79kg ⇒ 67kg(-12kg)
体脂肪23.2% ⇒ 14.5%(-8.7%)

お酒&肉&炭水化物大好きな方だったが、このダイエットが子供のアトピーにもいいかもしれないということからまじめに取り組み、最後までなかなか抜けなかったお酒の悪習慣からも脱却。本人はこれを一番喜んでいる。

このダイエット成功の経験から社内でもダイエット健康道場を主催し、今では社員や顧客に対してのダイエット指導をしているとか。
http://president.jp/articles/-/17734

ゆうちょ銀行、ブラックな実態〜多発する個人口座消失&顧客情報紛失事故、社員の横領…

山間の小さな郵便局から1億数千万円消えた!真面目で地味な局長が横領!?
2015/7/ 3 12:21

熊本県湯前町にある社員7人の山間の小さな郵便局で、金庫から1億数千万円がなくなっていることがわかり、日本郵政は40歳の郵便局長を横領したとして解任した。

局長は妻の父の後を継いで30代前半で就任した。20年以上前に約1500万円で買った自宅からオンボロ車で通勤していた。派手な生活をするでもなく、野球が趣味で、よく練習や試合をしていた。「てきぱきと仕事をしていた」(近隣男性)、「物腰が柔らかくていい人でした」(女性利用者)という。局長は大金を何に使ったのか。

大金を何に使ったのか?町役場の友人も「FX失敗」で使い込み

草野球チームのメンバーで、町役場に強めていた局長の友人(51)が公金1700万円を横領して解雇されていた。FX投資で作った借金の返済のためだった。FXは外国為替証拠金取引のことで、少額で最大25倍の取り引きができるというもので、危険も大きい。友人は母親に「局長といっしょにFXをしたことはないと話していた」という。

日本郵政九州支社は局長の認否を明らかにしていない。すでに警察に通報し、捜査結果が出るのを待って処分する考えだ。

菊地幸夫(弁護士)「6、7人の規模の会社に、普通はこんな多額の現金はないわけですが・・・。解明がどこまで進むか。使途も問題です」

司会の加藤浩次「局内チェックをどのようにやっているのですかねえ。甘かったのかということになります」

小さな特定郵便局では地域有力者や親子の役職世襲がまだ残っている。
http://www.j-cast.com/tv/2015/07/03239352.html

2013.09.10
連載 連載
ブラック企業アナリスト・新田龍「あの企業の裏側」第11回
ゆうちょ銀行、ブラックな実態~多発する個人口座消失&顧客情報紛失事故、社員の横領…

ゆうちょ銀行本社が所在する日本郵政ビル(「Wikipedia」より)
「ブラック企業アナリスト」として、テレビ番組『さんまのホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)、「週刊SPA!」(扶桑社)などでもお馴染みの新田龍氏。計100社以上の人事/採用戦略に携わり、あらゆる企業の裏の裏まで知り尽くした新田氏が、ほかでは書けない、「あの企業の裏側」を暴く!
求人情報サービス会社・学情が毎年発表している「就職希望企業人気ランキング」。この最新版2014年度のランキングで9位につけ、前年度の28位から大幅ランクアップした、就活生に人気の金融機関がある。それが今回取り上げるゆうちょ銀行だ。
郵政民営化によって日本郵政公社から主に郵便貯金事業等を引き継ぎ、06年に設立。直近の総資産は約196兆円(2012年度3月期)で、三菱UFJフィナンシャル・グループの約204兆円に次ぐ、日本トップクラスの金融機関である。総資産がメガバンク各行を上回り、日本政府が株主である日本郵政グループの銀行であるゆうちょ銀行は、安定性のある就職先として映っているのだろう。
ちなみに同ランキングにおいて、三菱東京UFJ銀行は昨年と同位の2位。三井住友銀行が14位、みずほフィナンシャルグループが18位だった。人気の面でもメガバンクを上回っているのだ。
そんな人気企業のゆうちょ銀行だが、実は以前からブラックな噂が絶えない会社でもある。就活生や親御さんは、イメージだけの安定感のみならず、このような内情も十分ご確認の上で企業選びを行っていただきたい。
同行では今年に入ってからも、元行員がATMを不正操作して現金1000万円を横領した事件が発覚し、逮捕される事件が起きている。
民営化以前の日本郵政公社時代の話になるが、郵便局職員らが顧客の貯金や保険金を着服した総額は、05~07年度上半期のわずか2年半で20億円以上に達しているのだ。着服された金は「ゆうちょ銀行」「かんぽ生命保険」がそれぞれ債権として引き継いでいるが、その後も処理は大きく進んでいない状態である。中には元局長が一人で2億円にも上る「ATM補充用現金」を着服した例もあり、管理体制のずさんさには常々疑問が持たれていた。
同行に関して特に多く報告されているのが、「個人口座の記録が消える」という事件である。つまり、あったはずの貯金口座がなくなっているのだ。常識的に考えてありえない事態なのだが、専門家の間では「よくあること」と認識されている。具体的な事例をみてみよう。
【事例1 外務員の着服】

10年以上にわたって、毎月定額を貯金していたA氏。外務員が自宅まで訪問して貯金を回収していく形で継続していた。
あるとき通帳がなくなっていたので、ゆうちょ銀行に問い合わせたところ、「データが存在しない。勘違いではないか?」と窓口担当者に言われた。そこで、これまで外務員に毎月手渡しでお金を渡し、10年以上継続していることを告げても、「データが存在しないので対処できない」の一点張りであった。
A氏は弁護士に相談したが、弁護士も「ゆうちょ銀行の事件は訴えが多いのだが、相手が総務省ということもあり、もみ消されることのほうが多かったり、訴えても勝ち目がない」と言われた。弁護士側としても、個人の力ではどうにもできず、弁護士会として取り組むには時間も費用も莫大になるので、どうすべきか困惑している。
地方の郵便局では、顧客の通帳と印鑑を顔見知りの職員が預かって、事実上の一任管理状態になっていたケースは数多く存在していた。なんの問題もなければよいのだが、局員が使い込んでいたことが発覚するケースも珍しくないのだ。

【事例2 ずさんなデータ管理】

氏名、誕生日、電話番号、印鑑と、すべてが虚偽のローン契約書が審査をパスし、38万円余のローン契約が締結されていた事件が発覚した。契約書はゆうちょ銀行の盗難キャッシュカードを基につくられたものだったが、審査を担当した「ゆうちょ銀行東京貯金事務センター」では、実際には異なるのに「届け出印の印影、氏名と一致した」と誤って判断してしまった。
結果として、被害者B氏の口座からはローン支払い3回分、総額約8万3,000円が引き落とされた。B氏は「これほど審査がずさんでは、ほかにも被害があるのではないか」と話している。
このような事件は氷山の一角だ。10年夏には、「全国98の郵便局とゆうちょ銀行7店で、顧客情報約11万6700件の紛失が見つかった」という発表もあった。理由は「不要な書類などと一緒に誤って廃棄したため」というずさんさだ。
同行では07年に1,443万件という信じられないほどの顧客情報紛失事故を起こしており、総務省からコンプライアンスの徹底を図るよう、厳しく指導を受けていた。それにもかかわらず、09年から10年にかけて同様の事件が相次ぎ、さらにまたこの事件。組織自体に自浄作用がないことの証明といえるだろう。
【事例3 行員着服疑惑&ずさんなデータ管理】

高額納税者であった父親の遺産相続に当たっていたC氏。父親はゆうちょに複数の口座を持っているはずだったが、調べてみると、そのうちほとんどがすでに解約されていたことが判明した。
C氏の兄の娘がゆうちょ銀行に勤務していたこともあり、「親族によって父の金が使い込まれていたのでは」と疑いを持ったC氏は、その旨を兄に問いただしたが、当の娘は直後に同行を突然退職してしまい、兄によると「娘は行方不明」と回答が返ってくる始末。
その後C氏は遺品から、父親名義の4通の通帳を発見した。解約されていたとはいえ、内容について調査すべくゆうちょ銀行に口座照会をかけたところ、「4つのうち1つだけが存在していた」という回答であった。その1カ月後、解約前の期日にさかのぼって再度照会をかけたところ、こんどは「(口座は1つも)発見できませんでした」という、絶対にありえないはずの回答がゆうちょ銀行から返ってきた。
通帳が存在している解約前の口座情報が「存在しない」ということもおかしいし、つい先月に「存在していた」と回答していた口座まで「存在しない」という回答はありえない。C氏は食い下がったが、窓口では「こちらではわからない」としか答えない。恐ろしいまでにデータ管理がずさんな状況なのである。

一連の対応のずさんさから、C氏は事実関係の説明や口座残高の支払いなどを求めてゆうちょ銀行を提訴するが、十分な証拠を示すことができないまま、結果的に取り下げている。
裁判での立証は困難

日本の裁判においては原告が自身の受けた被害/損害の事実を立証しなければならないのだが、ゆうちょ銀行の口座を管理しているのはゆうちょ銀行自身だ。同行が「ないといったらない」と通してしまえば追及の方法はなく、立証はできない。立証できなければ裁判には勝てない、という悪循環なのである。
特にゆうちょ銀行の場合、顧客管理システムが昔の台帳管理からオンラインに移行する際に「名寄せ」が徹底できていなかったことが問題の根源として挙げられる。地方の小さな特定郵便局の場合、オンライン化に際して混乱があったはずであり、緻密にデータ移行できたかどうか疑わしい。ただいずれにせよ、裁判で立証するのは極めて困難であることは確かなのだ。
同じような問題は、農協や三菱東京UFJ銀行でも報告されている。いずれの事件も、行員が文書を偽造した不正が原因で、被害者個人が身に覚えのない借金を背負わされ、取り立てられているのだ。当の銀行は、取り立ての際にサービサー(債権回収会社)に債権譲渡を繰り返すので詳細を把握できていない。一方で取り立てに伴う民事訴訟には被害者も対応せざるを得ず、時効も3年と短いために被害者は対抗策を法的に打てない。
こんな事態が許されてよいはずがない。全国で同様の事件は多いのだが、大手メディアではなかなか報道される機会もなく、また制度的な問題で皆「立証」ができずに泣き寝入りを強いられている。そして過去の経緯の通り、自浄作用は期待できない。
結局、民営化やトップの入れ替えを経ても、ゆうちょ銀行は依然としてお役所意識をぬぐい切れていない。そもそも、「民間企業の社風を避けて、あえて郵便局に入った人たち」が経営する会社だ。意識はそう簡単には変えられないことだろう。民間企業で発生したら、連日メディアで大バッシングになるレベルのことが起きているのだが……。
200兆円の国富をムダにするわけにはいかない。やる気のない行員は厳しく処罰し、民間から優秀なマネジャーをどんどん登用し、価値を創り出せる組織となることを期待したい。
話は最初に戻るが、少なくとも就職先選びにおいては、このような内情とメンタリティを持つ組織であることは知ってから受けられたほうがよいと思う。
(文=新田 龍/株式会社ヴィベアータ代表取締役、ブラック企業アナリスト)
●新田 龍(にった・りょう):株式会社ヴィベアータ代表取締役、ブラック企業アナリスト。 早稲田大学卒業後、「ブラック企業ランキング」ワースト企業2社で事業企画、人事戦略、採用コンサルティング、キャリア支援に従事。現在はブラック企業や労働問題に関するコメンテーター、講演、執筆を展開。首都圏各大学でもキャリア正課講座を担当。
http://biz-journal.jp/2013/09/post_2876.html

トランス脂肪酸は使わないようにするのが潮の目

トランス脂肪酸を使っての製品づくりに固執するメーカーに将来はありません。
~~~~~~~~~~~~~
2015.05.18
南清貴「すぐにできる、正しい食、間違った食」
http://biz-journal.jp/2015/05/post_9977.html
人体に深刻な危険をもたらすトランス脂肪酸が野放し 菓子、パン、ファストフードは厳禁
文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事

「Thinkstock」より
 日本では、マスメディアでトランス脂肪酸の問題はほとんど報じられないため、事の重大さにお気づきでない人が多いのですが、実はいろいろな意味で大変深刻な問題なのであります。
 脂肪酸&limit=20">トランス脂肪酸は、マーガリンやショートニングをはじめ、スーパーマーケットや食料品店で販売されているサラダ油などにも含まれている物質です。
これらはファストフードでは大量に使われており、安価な飲食店で揚げ物を食べた場合にも間違いなく摂取することになります。

 トランス脂肪酸を過剰摂取すると動脈硬化を促進させ、それに伴う心臓疾患や脳血管障害、またアトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、気管支ぜんそくなどのアレルギー疾患のリスク要因になると指摘されています。

さらに血中の中性脂肪を増やし、肥満や高血圧、そして糖尿病の原因にもなると考えられています。

アメリカでは「プラスチック食品」「狂った脂肪」などと呼ばれ、含有量表示が義務付けられており、食品医薬品局(FDA)は摂取規制も行っています。

厚労省も消費者庁も野放し

 日本では厚生労働省が管轄すべき問題だと思いますが、なぜか消費者庁が監督官庁になっています。

その上で、「日本人のトランス脂肪酸の一日の平均摂取量は0.9グラム前後であり、健康への影響は少ない」という、まったく現実的ではない理由を述べて、一切の規制をせず野放し状態にしています。

 しかし、例えばファストフード店のポテトフライ(Mサイズ)には、4.5グラムのトランス脂肪酸が含まれています。

また、大手食品メーカーが販売している、ある人気お菓子1箱の中には、約2グラムのトランス脂肪酸が含まれています。

日本で発売されている商品では表示されていませんが、トランス脂肪酸の表示義務がある香港などでは含有量が表示されています。

 WHO(世界保健機関)では、消費者のさまざまなリスクを回避するために、トランス脂肪酸を一日の総エネルギー摂取量の1%以下にするように推奨しています。

一日の総エネルギー摂取量を1800キロカロリー程度と仮定すると、その1%は18キロカロリー、脂肪は1グラム9キロカロリーといわれていますから、摂取上限は2グラムとなります。

つまり、前述のお菓子1箱で、WHOが推奨している一日の摂取限度を超えてしまうのです。

 これでも本当に「健康への影響は少ない」といえるのでしょうか。

コンビニエンスストアなどで売っている菓子類が含むトランス脂肪酸の量は、このお菓子と大差ないと思われます。

ポテトフライを食べた日に、このお菓子を食べ、揚げ物も食べたら、いったい推奨されている摂取限度の何倍のトランス脂肪酸を摂ることになるのか、ちょっと考えてみただけで、その危険度がわかるはずです。

それから、安価なケーキなどに使われている植物性のホイップクリームや、カフェやコーヒー専門店にも置かれているコーヒー用クリームにも、脂肪酸&limit=20">トランス脂肪酸は大量に含まれています。

これでも日本人のトランス脂肪酸の摂取量が健康に影響ないレベルだというのであれば、その認識は今すぐ改めるべきです。

糖尿病の原因にもなる

 このような事実があるにもかかわらず、マスメディアがほとんどこの問題を取り上げないのはなぜでしょうか。

それは一にかかって、スポンサーへの配慮です。

もし、マスメディアが本気でこの問題の解決を迫ったとしたら、最も困るのはパンメーカー、菓子メーカー、ファストフード業界でしょう。

それらの企業は、大量のトランス脂肪酸を使って製品をつくっています。

そして、そのスポンサーから入る宣伝費はメディアを潤わせています。

そのスポンサードが断ち切られたら、単なる収入減どころか存亡の危機とさえなるかもしれません。

このようなわけで、マスメディアは切り込めないのです。まさにアンタッチャブルな世界なのです。 

 マスメディアの姿勢がどうあろうと、私たちは自分の健康を守らなければならないわけですから、自主的に摂取しないようにしましょう。

それは誰のためでもありません、自分と大切な自分の家族、そして親しい人たちのためです。

このことに気づいていない人がいたら、そっと気づかせてあげてください。

数週間後、または数カ月後、場合によっては数年後に、きっと感謝されることになるでしょう。

 特に筆者が声を大にして言いたいのは、将来子供を産む若い女性たちや、現在妊娠中、授乳中のお母様たちにも絶対にトランス脂肪酸を摂取しないようにということです。

授乳中のお母様がトランス脂肪酸を摂取すれば、母乳の中にトランス脂肪酸が分泌されてしまいます。

その母乳を飲んだ赤ちゃんの細胞膜の一部がもし、トランス脂肪酸でつくられてしまうと非常に厄介です。

 赤ちゃんだけではなく、大人も、成長期の子供も同様ですが、私たちの細胞膜は脂肪酸でできています。

正確にいうと、脂肪酸が代謝されてつくられるリン脂質が中心になって細胞膜が形成されます。

本来、その細胞膜は柔軟で細胞の内側と外側で栄養物質と老廃物の出し入れができるようになっています。

必要な栄養分を細胞の内側に取り込むために、細胞膜が弾力を持っているのです。

 しかし、一部をトランス脂肪酸で形成してしまうと、その弾力が失われ、栄養物質が細胞の内側に取り込めなくなります。

栄養物質の代表であるブドウ糖も取り込まれなくなります。

すると、その取り込まれなかったブドウ糖は、血液中にダブつくことになります。

実は、それが糖尿病の始まりなのです。

世界的にはトランス脂肪酸を規制する流れ

数年前、米ハーバード大学の医科大学院グループがこのメカニズムを突き止め、アメリカ国内での脂肪酸&limit=20">トランス脂肪酸の規制につながっていったのです。

日本においても、厚生労働省の職員が、そのことを知らないはずはありません。

もし知らないとしたら、そのほうが大問題です。

これは「省庁の壁」だなどと悠長なことを言っている場合ではありません。厚労省が先頭に立って規制に踏み切るべきだと考えます。

規制に踏み切らない理由があるのであれば、それを詳らかにすべきです。

さもなくば、トランス脂肪酸を含んだ食品を製造している企業と癒着しているのではないかと、いらぬ疑いをかけられかねません。

もう一つ重大なのは、このトランス脂肪酸を大量に含むマーガリンやショートニングを生産するために必要なパーム油を製造するために、東南アジアの熱帯雨林が無残にも伐採されているということです。

マレーシアやインドネシアにある熱帯雨林が、急速にパーム油の原材料であるアブラヤシのプランテーションに替わっています。

非常に深刻な自然破壊です。

筆者は基本的に、さまざまな意見があることを歓迎しており、物事をどう捉えようと、どのように解釈しようと自由であると考えています。

しかしトランス脂肪酸に関しては、絶対に摂取しないようにすべきと断言します。

重ねて申しますと、メーカー側だけに責任があるとは思っていません。

むしろ責任は消費者側にあると考えています。

メーカーは消費者の求めに応じて、安い製品を作り出しているだけです。今となって、急にそれをやめることはできません。

メーカーにも企業としての存続の意味と価値があります。

したがって私たち消費者は、メーカーが少しずつでも方向転換を図ることができるよう、トランス脂肪酸を使用していることがわかったら、その製品を買わないようにするべきなのです。

そして徐々に方向を変えていけるよう促すべきなのです。それは誰かが、いつか始めることではありません。

気づいた人が、今から始めるべきことだと思います。

トランス脂肪酸の規制に関する世界的な動きは、もう止めようもありません。

これに気づいたメーカー側も積極的に方向転換を図るべきです。

トランス脂肪酸を使っての製品づくりに固執するメーカーに将来はありません。

また、トランス脂肪酸を食べ続ける消費者にも未来はありません。
(文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事)

●南清貴(みなみ・きよたか)
フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事。舞台演出の勉強の一環として整体を学んだことをきっかけに、からだと食の関係の重要さに気付き、栄養学を徹底的に学ぶ。1995年、渋谷区代々木上原にオーガニックレストランの草分け「キヨズキッチン」を開業。2005年より「ナチュラルエイジング」というキーワードを打ち立て、全国のレストラン、カフェ、デリカテッセンなどの業態開発、企業内社員食堂や、クリニック、ホテル、スパなどのフードメニュー開発、講演活動などに力を注ぐ。最新の栄養学を料理の中心に据え、自然食やマクロビオティックとは一線を画した新しいタイプの創作料理を考案・提供し、業界やマスコミからも注目を浴びる。親しみある人柄に、著名人やモデル、医師、経営者などのファンも多い。

「洗っても落ちない農薬・ネオニコチノイド」ー昆虫と人間の神経は、実は基本的に同じもの

放射性物質は洗ったら落ちるけど、ネオニコチノイドは洗っても落ちないから、こちらの影響の方が怖いかもしれないです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

「洗っても落ちない農薬・ネオニコチノイド」

日本では、いまだ野放しのネオニコチノイド農薬が、世界的にミツバチや他昆虫などを大量死させていることはご存知のとおりでしょう。(自治体によっては一部規制しているところもあり)

ネオニコチノイド系農薬は、アセタミプリド、イミダクロプリド、クロチアニジン、チアメトキサム、ジノテフラン、チアクロプリド、ニテンピラムの7種が代表する成分です。

各地でミツバチの死骸からこれらのネオニコチノイド系農薬が検出されていますが、ネオニコチノイドで種子処理されたタネを播種機でまくと殺虫成分が粉塵となって放出されたことがこれらの大量死に主に起因しているとされています。

ネオニコチノイドがミツバチのアセチルコリンの受容体に結合すると、正常な神経伝達が阻害され、やられたミツバチは方向感覚を失い、帰巣本能が侵されるので巣にもどれないのです。

EUでは、このうち、イミダクロプリド、クロチアニジン、チアメトキサムにはほぼ規制がかかっています。

ネオニコチノイドの具体的な害は下記です。

◎残効性
効果が長期間続くことから、減農薬栽培に向くとされている。イミダクロプリドが処理されると1年は環境中で残留値はほとんど減らない。また、これを使用した農産物は洗ってもなかなか落ちない。つまり残留農薬がある。

◎神経毒
神経伝達を混乱させる。その殺虫性能はDDTの5000倍以上。低濃度の汚染でも全身のマヒや弛緩が起き、産卵などができなくなり生育不良から死に至る。

◎浸透性
水に溶けやすく、殺虫成分が根や種子などから作物に浸透する。

◎移行性
有毒成分が花粉や花蜜にまで移行してしまう。水たまりの水を汚染する場合もある。

◎相乗効果性
特定の殺菌剤と使用すると、ミツバチへの毒性を1000倍以上に増加させる。

◎代謝毒性
イミダクロプリドの代謝産物の一つであるデニストロイミダクロプリドは人や哺乳類への毒性は昆虫に比べてかえって高い。

以上のような毒性があるにもかかわらず、ネオニコチノイド系農薬は「人への毒性は弱く、虫には強い」とか、「慣行の5割減農薬」というような表示ができてしまいます。

減農薬栽培をしている農家には2つのタイプがあり、同じ減農薬を訴えていても全く意味が変わるものです。慣行栽培(化学農薬・化学肥料使用)で農薬使用を減らした農家と、無農薬栽培を原則としていたが病気や害虫などが入りやむを得ず農薬を少量使用した農家の、2タイプです。ネオニコチノイド系農薬が流行し始め、前者のような農家が増えてきています。

しかし、農薬を規制する現場ばかりを責めていても何ら変わりません。農薬の一番の被害者は生態系であり、吸入リスクの大きい農家さんなのです。

まず、消費者である私たちが変わり、見た目を重視しない商品評価を意識し、農薬不使用の見た目の悪い農産物を購入する意識を高める必要があるのです。

※水野玲子 著、岡田幹治 著、NPO法人ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議など。
https://www.facebook.com/nobunaga.yoshitomi


・洗っても落ちない「浸透性農薬の毒性」 ③

もしあなたが家庭菜園を始めることにし、トマトの苗を買ったとしよう。
しかしその苗はすでに、ネオニコチノイド農薬のモスピラン(成分名:アセタミプリド)やベストガード(成分名:ニテンピラム)などでほとんど処理されていることが多い。つまりすでに充分殺虫、殺菌済みということだ。だから庭先に植えても虫が寄り付かず、手間も省けて楽に家庭菜園で収穫ができる。

それだけではなく、観葉植物や切花やガーデニングも例外ではない。
そのきれいな花には殺虫剤のアクタラ(成分名:チアメトキサム)やアドマイアー(成分名:オミダクロプリド)が使用されていることが多い。ガーデニングのためには、ネオニコチノイド系殺虫剤の、たとえばダントツ粒剤が推奨されている。

ペットを飼っている人であれば、ペットのノミやダニにフロントライン(成分名:フィプロニル)をたらす人がいるだろう。一方で、農林水産省の動物医薬品副作用情報のページには、ネオニコチノイド系薬剤のアドバンテージ(成分名:イミダクロプリド)や、フロントラインによる犬猫の死亡例が多く掲載されている。米国でも、犬猫のアドバンテージやフロントラインによる多くの死亡が確認されており、動物愛護協会はこの薬剤の副作用を疑っている。

ネオニコチノイドは、今ではほとんどすべての農作物に使用されている。
それは米や野菜だけでなく、ミカンやブドウなどほとんどの果物にこの農薬が使用されており、毒性の作物残留試験の結果が詳しく記されている。しかも、日本の農薬残留基準(149ページ参照)はきわめてゆるい。それはその結果が流通の妨げにならないように、規制が限りなく甘く設定されているからなのだ。(P.47に、ネオニコチノイドを用いた松枯れ防除、イネ殺虫剤、シロアリ駆除、ガーデニング用家庭用殺虫剤や、ペットののみ取りなどの商品名が記載されている)

そして野菜栽培には、ネオニコチノイドだけでなく多くの薬剤が絶え間なく使用される。収穫までの間に、別系統の殺菌剤や殺虫剤を7~8種類も使用することになっている。

その農薬防除暦に書かれている農薬の数を見ると、私たちが食べているのは野菜ではなくて、実は農薬だったのではないかと思うほどだ。

こうした農薬漬けの野菜を食べたくなければ自分で作るしかない。

しかし、海外ではネオニコチノイドによる種子処理が盛んに行なわれているので、輸入された種子がすでにネオニコチノイド漬けになっている可能性はある。

ネオニコチノイドやフィプロニルは、ゴキブリ退治やコバエ退治、シロアリ駆除にも使われており、フランスではフィプロニルがミツバチの大量死の原因とされて禁止されたが、フィプロニルの効き目はそれほど強力なのだ。

かつて住宅用のシロアリ駆除剤として使用されてきた有機リン剤クロルピリホスは、その危険性が指摘されて使用自粛となったが、米国ではすでにヒトの先天異常との関係が報告され、2011年にはクロルピリホスが7歳児の神経発達スコアーに悪影響を及ぼすとする論文が発表された。

そのシロアリ駆除剤が、今やネオニコチノイド剤に切り替えられ始めている。

ネオニコチノイド系殺虫剤は日本人によって開発された

世界に広がったネオニコチノイド系殺虫剤の開発には、実は日本人が深く関わっていた。

イミダクロプリドは1978年、シェル化学グループが開発した殺虫剤を、日本特殊農業製造(現在の日本バイエルアグロケム社)が改良して新農薬として世に出したが、それを開発したのは日本人だった。

そして2010年、アメリカ化学会が、イミダクロプリドを作り出した利部伸三に対し農薬化学研究賞を授与した。

その他にも、ニテンピラム(武田薬品)、アセタミプリド(日本曹達)も日本で開発され、ドイツで5億匹ものミツバチを死滅させ、日本でも大量のミツバチを絶滅させたと疑われているクロチアニジンも、日本人の手により住化武田農薬(旧武田薬品工業)が開発した殺虫剤だった。

全世界の農業と食料需給を左右するポリネーターのミツバチの減少という一大事に、こうした形で私たち日本人が深く関っていたのである。

開発当初は夢の新農薬として有機塩素系農薬の代表格DDTだったが、その数十年後にはその強い毒性が明らかにされた。DDTを発見した学者はノーベル生理学・医学賞を与えられたが、その後DDTなどの有機塩素系農薬は環境に残留し、生物に濃縮されることがわかり、1970年代に日本をはじめ各国で製造・使用が禁止された。その後に登場した有機リン系農薬も絶賛されて全世界に広まったが、2007年には一転して危険な農薬という理由でEUではほとんど禁止となった。

しかし日本ではまだ、有機リン系農薬ですら、そのほとんどが禁止にさえなっていない。

そして新農薬とされるネオニコチノイドは、まだ日本各地で”弱毒性”との宣伝を受けて讃えられ、しかも減農薬推進のために歓迎されている真最中なのだ。

昆虫と人間の神経は、実は基本的に同じもの

基本的に人も昆虫も、神経伝達物質といわれるアセチルコリンやグルタミン酸などが必要であり、神経系の基本は同じである。

にもかかわらずこれまでの農薬の研究は、いかにして人ではなく虫だけの神経系を攻撃するかに絞られてきた。

そして有機リン系農薬が登場して40年あまりを経た今になってやっと、この農薬が影響したのは虫だけではなかったことがわかってきた。

化学物質の影響を受けやすいのが、乳幼児や胎児である。

そして子どもの神経と発達に、有機リン農薬の及ぼした悪影響の証拠が発表された。

米国の権威ある小児科雑誌(Pediatrics)は2010年6月、低レベルであっても尿から有機リン系農薬が、より多く検出された子どもはADHDになりやすいという論文を掲載した。

化学物質が生体内に入って変化することを「代謝」というが、それによって毒性が逆転することがある。

かつて中国餃子による食中毒騒ぎがあったが、そのときに問題となったのがメタミドホスという物質で、これは有機リン系農薬アセフェートの一つの代謝産物だった。

つまり餃子を食べて体内に入った後、それがより強力な物質に変化して体内に影響したのである。

そして強力な農薬ネオニコチノイドの毒性(P.61の表参照)が起こす、代謝の不安は計り知れない。

たとえば代謝産物の一つデニストロイミダクロプリドではそれが体内に入ったとき、その毒性は昆虫よりも哺乳類においてかえって高くなり、ごく微量であっても神経伝達を阻害する。(P.62参照)

つまり選択毒性が逆転し、人間の体内に入ると毒性が大きくなるということなのだ。

これほど重大な事実が、私たち国民にはまったく知らされていないのである。

「昆虫は殺すが人には安全」などということはあり得ず、農薬企業の説明を鵜呑みにした行政や農業関係者だけでなく、私たちはあまりにも簡単に騙されてしまったのではないか?

洗っても落ちないネオニコチノイド農薬の毒性

日本ではまだほとんど知られてはいないことに、”浸透性農薬”(Systemic Insecticides)があるが、これは何か。

つまり農薬の浸透移行性のことで、農薬が根や葉から吸収されて作物全体に広がる性質のことだ。だからもし毒性が強い場合、作物のどこを食べても昆虫が死ぬ可能性がある。

また浸透移行性が強い殺虫剤は水に溶けやすい。

そして従来使用されてきた浸透性を持たない殺虫剤の多くは、雨などによって少しずつ落ちる。
しかしこの浸透性農薬はそうではなく、ひとたび作物全体に内部から浸みわたってしまうと、その影響は長時間持続し、「洗っても落ちない」。

2006年度の奈良県保険環境研究センター年報によると、さまざまな農薬が使用されている市販のイチゴを、30秒間かけて2回洗浄して農薬除去率を調べたが、5種類の殺菌剤はその除去率が30%を超えたのに対し、ネオニコチノイドのアセタミプリドはわずか1・7%しか洗っても取れなかった。

この実験結果を見ると、”洗っても取れないネオニコチノイド”というのは本当のようだ。

そして日本で登録されている7種類のネオニコチノイド農薬、フェニルピラゾール系フィプロニル、有機リン系アセフェートなどもすべて浸透性農薬といわれるものである。この農薬の浸透性の性質が、これまで考えられなかった被害を、昆虫だけでなくすべての生き物や人間にまで及ぼし始めているのだ。

この浸透性により、ミツバチが死んだ可能性が疑われている。

フランスやドイツなど多くのヨーロッパ諸国で、ヒマワリやナタネ、トウモロコシの種子をネオニコチノイドでコーティング(処理)し、その種を蒔いた直後に、各地でミツバチの大量死が起きたことが人々を恐怖に陥れた。

そしてフランスやイタリアでは原因究明に多くの研究が行なわれた。

ギロラミ博士による論文『ネオニコチノイド農薬によって種子殺菌された種から染み出る水滴:新しいミツバチ中毒』(2009)より

「(略)ネオニコチノイド農薬によって種子処理された種から、想定外の高い濃度のこの農薬が作物全体に浸透していた。

トウモロコシの葉の先端から染み出る水滴は、夜間に葉に滴(したた)った大気中の露滴ではない。

そこには根から吸い上げられ葉や花まで到達した水滴の中に、ミツバチが数分で死滅するほどの高い濃度のネオニコチノイドが残留していることが明らかになった。(略)」

このイタリアの研究結果による科学的証拠の情報は、またたく間に世界中に広まった。

日本の専門家も浸透性農薬の危険性に気づいていた。

国土の7%が水田の日本で、農薬の約40%は水田で使用される。

今日、全国の田んぼでは、浸透性農薬のイミダクロプリドとフィプロニルが猛威を振るい、田んぼに生息する生物を全滅させる勢いである。

そして赤トンボなどの調査研究が行なわれ、水田水面のイミダクロプリドやフィプロニルの動態を調査したところ、赤トンボの代表アキアカネはこの殺虫剤の影響で高い死亡率を示し、特にフィプロニルは48時間後の死亡率が100%だった。

こうしてトンボの幼虫はこの農薬で完全に消されてしまった。

トンボはクモとともに、水田内の害虫密度を抑制する役割を持つ「捕食性天敵」といわれる大切な存在だが、こうした昆虫を絶滅させてしまう農薬が何の疑いもなく日本全国で使用されているのだ。

フィプロニルの国内出荷量は、1996年から10年間で約10倍に増加した。

それはお米だけでなく、さまざまな殺虫剤、ゴキブリ退治、ペットののみ・ダニ取りなどで家庭内でも多く用いられている。

もうひとつの安全神話
『新農薬ネオニコチノイドが日本を脅かす』 水野玲子著
七つ森書館

抜粋
http://8729-13.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/post-96a7.html

日本人は、おとなしくて無知で動かないからどうしようもないね。
どうしたらいいんだ?どうやったら、この恐ろしい農薬の使用を止めさせることができるんだろう!?

種子から採れるヘンプオイルは、石油燃料の代替にもなり、しかも毎年、採れる

大塚 浩一さんが写真3件を追加しました。
3月4日 ·

近年世界では、医療大麻はもちろんのこと、嗜好品としての大麻の解禁・合法化が急速に進んできました。

2009年、武田邦彦氏の『大麻ヒステリー』、2012年、船井幸雄氏の『悪法!!「大麻取締法」の真実』、2013年、ベンジャミン・フルフォード氏の『闇の支配者に握り潰された世界を救う技術』が発売され、日本でも大麻の隠された真実に関心を持つ人が広がってきました。

内容としては、日本では古くは縄文時代から『穢れの浄化のシンボル』であり、1945年の敗戦まで、天皇の神事、衣服、食、農業、紙、石鹸、薬、資源など、国民の間で広く利用されてきたのに、1948年、GHQにより天皇制など日本の伝統の抹殺と、大麻の効能を封印するために、科学的根拠を示すことなく「マリファナ=悪」と喧伝し、禁止されてしまった。それまで日本中で大麻は栽培され、20万世帯が従事していたという。多摩川の語源は多麻であり、麻にちなむ地名はあちこちに名残をのこしている。

...

《麻の使用を封印した巨大資本家たち》(ベンジャミン・フルフォード)
ではなぜアメリカは大麻を規制するようになったのか。その鍵は1920~1930年代の産業競争にある。

当時、ウェアハウザーという男が国内外の木材の取引を独占し、チップや建材、パルプなどを製造・販売していた。彼は木材から紙をつくり、商品化しようと試みていた。ところが品質が悪く、従来の麻でできた紙にかなわなかった。

同じころ、化学メーカーのデュポン社は、石油を原料とする繊維を開発した。現在のナイロンなどである。しかし、麻でできた繊維のほうがずっと丈夫で、しかも近くの畑から簡単に調達できる。成長も速い。売上はなかなか伸びなかった。

同社は製薬の分野でも苦しんでいた。化学物質を合成した薬よりも、麻からつくった薬のほうがずっとよく効くのである。たとえば頭痛薬は、1899年にドイツのバイエル社がアスピリンを発売するまで、麻の葉や柳の木から採ったサリチル酸を使っていた。麻は痛みを和らげる効果を持っており、うつ病、眼病、リウマチなどにも効果があった。「麻酔」は文字通り、かっては麻を使っていたことを意味する。

さらに麻は、工業分野の素材としても可能性を秘めている。麻に含まれる繊維質セルローズを使えば、土で分解されるバイオプラスチックもできる。石油でつくるプラスチックより地球に優しいだけでなく、頑丈かつ軽い。実際、ヘンリー・フォードは1949年、麻を車体に使った自動車を製造している。麻からとった油で走る車も開発した。

このように麻の存在は、木材業界にも、化学業界にも、製薬業界にも、石油業界にも脅威だったのだ。そこで彼らは、大麻に対するネガティブキャンペーンを始めた。映画やポスターをつくって、大麻を吸うと殺人を起こしたり、廃人になったりするという噂を流した。大麻を禁止する大衆運動として盛り上げたのである。

こうして大麻は”違法薬物”となった。当初は医療現場からの反対も多かった。それまで治療や麻酔に使っていた麻の代わりに、高額な代金を払って化学薬品を買わなくてはならないからだ。患者に請求する診察料も高くなる。しかし抵抗した医師ら3000人が逮捕され、ようやく医師会は降参した。それ以後、麻を使った医療行為は「封印」されてきた。(引用おわり)

武田、船井、ベンジャミンは、さらに大麻産業は「金の卵」だという主張している。上手に運用すれば、日本だけで10~30兆円も経済効果を上げられる可能性を秘めているという。

大麻は病害虫に強く、農薬いらずで、硝酸質の土壌を改善し、土地を肥やしてくれる。

種子から採れるヘンプオイルは、石油燃料の代替にもなり、しかも毎年、採れるので、尽きることがない。

ヘンプオイルは、そのまま食用になり、種子はそのままで栄養価の高い食用となる。

茎は衣料や縄、紙の原料、建築用材の原料、ヘンプ製のプラスチック等々、環境にも優しい循環型の有望な資源として、様々な分野での利用が見込まれている。

さらに医療用として、花穂や樹脂、そのエキスは、疼痛、緑内障、ガンの術後やエイズ治療による消耗症候群、てんかんの治療に有効とされ、また多発性硬化症、筋萎縮側索硬化症(ALS)などに大きな治療効果を上げている。

一方、内海聡医師は、著者「歴史の真相と大麻の正体」の中で、これらの動きに警鐘を鳴らし、世界的な大麻解禁の動きを主導しているのが、大手医薬品メーカーであるファイザー社であり、新たな医療利権だという事実を暴露している。

大麻の問題はこのように広範で深い。日本国のルーツ、地球環境問題に直結するほど、大麻という植物の正体は謎だ!

次回の内海聡の内海塾のテーマはずばり「大麻の正体」です。神道、医療そして地球環境問題に迫ります!
2016年3月11日(金)19:30
会場:東京・TKP渋谷カンファレンスセンター
お申し込みはhttp://wonder160311.peatix.comまたはhttp://wonder-eyes.co.jp

つづき


< 環境省の言う年間20mSv はヨーロッパなら80mSv! >

 ウクライナなら外部被曝線量が3あれば内部被曝線量を2、ベラルーシなら1:1、オーストリアなら1:6と見積もり、内部被曝線量を含めて年間1mSv 以上で住民に避難の補償をする(ウクライナでは4年8ヵ月でこのチェルノブイリ法が施行)。
 しかも、日本の環境省は、一日の内の16時間を屋内にいるとして、その線量から遮蔽効果として6割も数字を削る。
 しかも、あちらでは地上1cmでの測定。
 環境省のイカサマは常軌を逸している。
 そして、年間1mSv =0.114 μSv/h。今、屋外・屋内の数値に違いはない。環境省はインチキをやめよ!

<< 規制庁はイカサマが仕事のようだ >>

 原子力規制庁では実に都合よく「異常値」を使う。通常20 μSv/h レベルの大熊町で瞬間的に数μSv/h 上昇しても問題としない。足元の高線量の土壌の舞い上がりでそれぐらいになるから、と言う(普段の舞い上がりが数値を上げる原因だと認めている)。
 平時0.1μSv/h レベルの地域で0.5 μSv/h にぐらいに上がっても「問題ない」とする。今度は絶対値が低いから。特に雨や雪があると、大気中の放射性のダストを吸収してポストを包むので、それぐらいにはなる、と言う。こちらは福島県外でそういう状況で数値が数倍になったのを見たことがない。
 そして、その数値が更に大きくなって無視できないと考えると、規制庁はやっと問題視する。
 ところが、それ以下の上昇率であっても、地域の活動や経済に影響するとなると言い訳をこしらえる。2倍程度でも「機器の不具合」のためとする。
 また、例えば、2014/ 9/10 いわき市の常磐病院内保育所で通常0.1 μSv/h 程度なのが急に0.9 μSv/h まで9倍も上がったが、監視情報課は「緊急搬送されるような作業員に核種が付着していたのではないか」と全くの想像話を並べて、保育所には「機器の不具合によるもの」と伝えている。この頃は1μSv/h ぐらいは問題なしにしていたのが、影響を考えて“相場”を変えた。第一、密閉されたポストの数値を1μSv/h 近くまで上げる放射性のダストの様態を想像してみれば、そんな衣服の作業員が病院や保育所に普段 出入りしていること自体が極めて問題だ。

 そして、最近では、数値が急上昇し始めると、WEBサイトへのデータの出力を遮断する、という信じがたい工作をやる。数値が下がると公表を再開する。数値が下がるまでの間、公表データがない(= 欠測)。この常磐病院内保育所では、2015/ 1/19 に0.22 μSv/h、4/15 には1.8 μSv/h まで急に上がったところでブツンとデータが消えていて、実際、どこまで数値が上がったか不明。勿論、彼らは送信されて来たデータを持っている。
 データの出力を遮断すること、監視情報課では故意にやっていることを当初は認めた。福島県の放射線監視室でも 2015/ 4 県北などで異常値が多発した際に同様のことをやっていることを認めた。何のためらいもなく、常習的に、組織的にデータを隠す。
 そして、2015 年になると、少し急上昇したところでデータが消えることが目立つようになった。
 更に、こちらが新聞・テレビ各社や関係行政に監視情報課のやりようを伝えて彼らに問い合わせが行くようになると、4月半ばからは、大きな急上昇が消えてデータの欠測が目立つようになった。
 監視情報課ではメーカー側のサーバーからデータが届いて自身のWEBサイトに出力されるまでの間に“検閲”をやっていないか? 出力までにかなりタイム ラグがある時がある。あるいは、監視情報課では異常値が出ると「モニタリング ポストの校正を指示している」と言っているが、事業者が行政の意を体して機器を操作するようなことは公共事業の世界では普通にあり得る。
 実際にモニタリング ポストを管理・補修する事業者の作業の内容が確認されることはなく、第三者による調査が強く望まれる。

 数値が急上昇すると、原子力規制庁の監視情報課ではWEB上へのデータの出力を遮断する。どこまで数値が上昇したか不明。

 そもそも、規制庁の出す数値にはカラクリがある。富士電機だと、全国のポストから刻々データを受け取って、30秒または1分平均の μSv/h に換算した数値をサーバーから規制庁に送信し、規制庁ではこれを10分平均の数値にデータ処理して公開、ということをやっている。
 つまり、公開されているデータに空間線量率10 μSv/h とあっても、瞬間的には1mSv/h 以上を記録している可能性もある。相応のα線・β線核種を含んでおり、吸い込んだらそれこそ後日の憂い。
 だから、もっと低い瞬間的な上昇・下降は10分平均にする過程でスパイクが消されている。ところが、このレベルはごく日常 起きている。福島は如何に危険か!
 規制庁[規制委員会]のサイトは、どこを見ても、今現在 全国のどこで異常値が起きているかが分からない。1週間分の空間線量の折れ線グラフがあるが、1メモリを6時間の平均値にしているという情報隠しで、あとで見ても異常値の有無さえ分からない(広野町役場の例)。

 また、ポストは、最も多い富士電機のリアルタイム線量測定システムだとセンサー部分が密閉された筐体内部の地上1mに配置されており、筐体の外表面とは10~25cm(最近の仕様では中心部に配置)の距離がある。線源が放射性のダスト群のように四方・上部をそれなりの厚さで囲むように存在するのではなくて、固形の高濃度のガレキのように一方向にある場合、数値は実際のガレキの表面線量よりも大きく下がったものになる(点線源のガンマ線の強さは距離の二乗に反比例)。3つの原子炉が爆発をして炉内のものを含めて大量のガレキが飛散したが、ポストは汚染ガレキが付着するケースを想定した作りにはなっていない。
 その上、センサー部分の周辺には金属のパーツがあり、上部には太陽光パネルや液晶パネルがあってガンマ線を遮蔽しているが、数値補正をするわけではない。
 更に、固定型や可搬型モニタリング ポストの場合は金属の筐体や電源の機材のほか周囲を囲む鉄柵も大きく遮蔽効果になっている。
 0.01 μSv/h を云々するにはまことにお粗末。

<< モニタリング ポストのメーカーを取材する >>

 原子力規制庁が福島県内で管理するモニタリング ポストのメーカーは富士電機・日立アロカメディカル・NEC。福島県が管理するポストは富士電機・日立アロカメディカル・東芝(系)。
 各工場を取材すると、そう難しい機器ではないので、測定の精度に関してはおおよそやれる対策は以前からやって来ている。
 設置台数が最も多い富士電機では、最も影響しやすい電磁波の影響については、ガンマ線検出に支障が出るレベルまで、金属板のキャップでセンサーをシールドしている。
 もとよりポストは近隣に送配電線・変電所がある場所には設置しないことになっており、また、ガンマ線を含む電磁波は距離をおくだけ大きく減衰するので、線源なしにポストの数値が大きく上下することは納品先での実例からも滅多にあることではない、と言う。
 電気ノイズの影響が考えられるのはGM計数管・電離箱検出器の場合だが、もし落雷や上空からの放電現象の影響があるのであれば、県外でも相応に起きる筈であり、規制庁でも考慮に入れていない。地殻ガンマ線による影響についても同様。
 比較的小さい影響では、シンチレーション式は放射光を受光するレンズが結露で膨張すると数値が上がる傾向があるので、2014 年の夏に防水パッキンを強化。但し、結露で数値が上がるのは数割程度とのこと。
 規制庁が言い出した温度の影響について執拗に質すと、ないとは言えないだろう、のレベル。富士電機のリアルタイム線量測定システムは筐体が強化プラスチックで、金属のように内部が高温にはならない。
 また、半導体機器なのでデータ エラーが起こる可能性もあるが、確認の取れないNECを除けば、これらの異常値のことでそれと確認できたことはない、と言う。
 メーカーの技術部署と話し込むと、こうまで頻発する異常値の原因は機器の不具合ではない、放射線を拾っているとしか考えられない、と言う。
 規制庁も原子力安全・保安院時代にメーカーごとに導入の度に性能検査を繰り返しやっている。ポストの発注時には、最低99 μSv/h までの性能を各社に保証させている。
 そして、監視情報課は、異常値を示すポストは県内の8割以上を占める富士電機のリアルタイム線量測定システムに限ったことではなく、特定のメーカー・機種でこの現象が起きているのではないことを当初から認めている。こちらが問う前に調べ上げており、彼らも以前からこの異常値に強い関心を払っている。

<< 空間線量の異常値の正体 >>

 放射性のダストは均等に存在するのではない。これが問題。
 2014/ 3 頃、富岡町 夜ノ森地区の国道6号線の検問のところでは、地上1m測定で2μSv/h 程だが、その路肩の地表に線量計を下ろすと50 μSv/h を超える。この土ぼこりや葉っぱを箒でかき集めれば更に桁が上がるわけで、これが風で舞い上がってポストに付着などしたら・・・原子力規制庁はこれを異常値の原因の一つと認めるのだ。
 うちの広野町の国道6号線の路肩でも場所によって20 μSv/h ある。こちらが慌ただしく避難場所を転々としている頃には、広野町の沿道で線量計が 100 μSv/h を振り切った、という町民の話を聞いた。
 放射性のダストは至るところに吹き溜まりなっており、3機などの爆発で超高線量のガレキも飛散しており、これらの舞い上がりが異常値の主因であることは不思議でも何でもない。季節を問わず、スギ花粉と同じように飛んでいる。

 モニタリング ポストの空間線量の異常値は10 μSv/h のレベルはしょっちゅうあり、50 μSv/h を超えることもしばしばあり、更に頻度は下がるが 100 μSv/h を超えることもあるし、500 μSv/h や1mSv を超えたケースもある。この数値のレベルと頻度はキレイに反比例して、相関関係が成立する。直線を描く。つまり、小さいスパイクの原因がAなら大きいスパイクの原因も原則Aとしないのはおかしい。
 同時に、これから何かしら自然現象が介在していることが分かるが、南東北~関東の一帯にダストやガレキとして核種がまき散らされた環境下では、一番には風の作用だろう。
 いわき市なら日々0.05 μSv/h ぐらいの幅で空間線量率が上がり下がりしていており、いわき市の南に隣接する北茨城市では変わらないが(下のグラフ)、更に南の日立市辺りまで行くと0.01 μSv/h の幅に落ち着く。この振幅の主因は放射性のダストの浮遊。
 ところが、彼らは小さいスパイクは日常の変動の範囲内で問題ないとするのに、大きいスパイクが出ると“これは何かの間違いだ”とする。これのどこが科学的なのか? 何があっても問題がないことにしようとする。

 茨城県各地の一日の空間線量率。
 北茨城市の県境に位置する関本町の野外設置のポストだけ数値が上下に大きく振れている。時々 大陸からの放射性のダストを被っている他の道府県と違って、24時間 放射性のダストが浮遊している。この振幅は、いわき市、広野町、と福一原発に近づくほど大きい。

 また、セシウムなどの核種は藻やコケを媒体にして大きく濃縮が進む。これが湿地に目立つ“黒い物質”。原発事故の翌年、うちの広野町(福一原発から南に20km強)で最初の除染後の公共施設や道ばたで目に付いたものからそそくさと8サンプルを採取して明星大学で十分に自然乾燥をやった後にゲルマニウム半導体検出器で測ると、最高84.1 万 Bq/kg。地表 約1cm採取なので、原子力安全・保安院の換算では 1,000 万 Bq/m² 超になる。SFの世界だ。他方、もの陰のサンプルは数万 Bq/kg 程度。この問題に広く関心が集まった南相馬市では小高区で 1,000 万 Bq/kg(1億 3,000 万 Bq/m² )以上のものも見付かっている。感覚マヒになる。
 これはベクレル数の割には表面線量のシーベルトではそれほど高い数値にならないように思われるだけに、シーベルトでは語れない。
 “黒い物質”も乾燥すると、あるいは、胞子として、浮遊して拡散し、湿地などでまた濃縮し、これを繰り返している。

 “黒い物質”。2012/ 5/11、福一原発から約50 km 離れた いわき市中央台の新興住宅街の路肩で。
色の割には表面線量は1μSv/h 未満。その後 一帯は除染されたが、市内の至るところに見られた。

 福一原発から北西方向の山野にはとてつもない量の核種が降り積もっており、冬場から春先には北風・西風の強いおろしが浜通りに吹き下ろす。この時期、原子力規制庁の監視情報課が管理する大熊町 大野のダスト サンプリングでは、2014年は冬場には1ヵ月でセシウムだけで万 Bq/m²、2015 年も2月に 8,700 Bq/m² という凄まじい数字(都心は5 Bq/m² 前後)。戦後、癌死が1/10人から1/3人になった大きな原因とされる大気圏核実験での降下量(セシウム 137)は50年間の合計で約 7,600 Bq/m²(1ヵ月の最大は 1963/ 6 の約 550 Bq/m²)。
 除染をしても数値が戻る通り、風下の広野町・川内村などの帰還住民は危険な二次被曝に曝されている。止まらない・量が多いの鼻血問題など当たり前ではないか。こちらも 2011/ 9 に土壌汚染濃度の低い中通りの石川町からいわき市中央台(屋外 0.18 μSv/h)に移ると、明らかにノドの調子がおかしくなり、経験がないような軟便が続いた。線量計を持っていわき市内を回ると、たまに瞬間的に数値が跳ね上がった。NNSA[米・国家核安全保障局]による大気中のダスト分析データ。

 数値の大・小についてはこういう理屈になるだろう。一般に、放射性のダスト群がポストを覆って通り過ぎれば、数値は大きく上がる。もっと高濃度のダスト群なら、更に上がる。これがポストに振れずにそばを通り過ぎたのであれば数値はそれほどでもないが、濃度的・量的に大きければ、数値は違ってくる。そして、ポストを覆って通り過ぎる場合にはダストがポストに付着するので数値は直ぐには元のレベルにならないだろうし、ポストに振れずにガンマ線だけの作用であれば数値はすぐに戻って折れ線グラフはスパイクを描くだろう。スポットからの放射性のダスト群の舞い上がりとたまたまその辺りにポストがある確率、そして、ガンマ線の飛程が60mや 100 mに達することからすれば、ダスト群はポストに接触するよりもそばを通り過ぎるケースの方が遥かに多くなり、グラフは短い時間のスパイクを描く場合が多くなる。

 空間線量率が異常値を示した際、その原因の多くは至るところに吹き溜まりとなっている高線量のダストや飛散したガレキの舞い上がり・浮遊であることは疑いない。
 勿論、福一原発に繋がる国道6号線の路肩の汚染具合を見れば、たくさんの車両が運び屋になっている現実もあるだろうし、ポストの台数が多いだけ機器の故障のケースもあるだろう。イタズラのケースもあるかも知れない。X線による非破壊検査のノイズの影響だったとする例は県内ではこれまで1件しか確認できない。

 以上のようなやり取りを重ねて、監視情報課は3ヵ月してやっと高線量のダストなどの舞い上がりが空間線量の異常値の主たる原因であることを認めた。しかし、公には認めようとしない。
 そして、町なかに10m間隔でダスト サンプリング モニターを敷き詰めて、10秒平均で数値を出したら、毎日そこら中で異常値が確認できる筈で、それを話すと、監視情報課も否定をしない。しかし、とにかく何もしようとしない。
 以上は誰でも想像がつくことなのに、我々は安全対策もないまま4年も無為に過ごしてしまった。

<< 吸引被曝への対策を急げ! >>

 異常値の原因を証明するのは難しい。多くは、線源がポストを離れており、肉眼で分かるガレキなどでない限りは回収することは困難。また、それなりの頻度で回収できない限りは異常値との因果関係を言えないだろう。つまり、状況から蓋然性で判断すること。線源の特定に拘って神学論争では小児甲状腺癌の二の舞。

 東京理科大学の中井 泉 教授らが原発事故直後に 130 km 離れたつくば市の気象研究所で採取された大気の粉塵を大型の放射光施設 SPring-8 で分析すると、燃料のウランの他、燃料被覆管の素材のジルコニウム+錫などの合金や圧力容器の鉄が混ざってホット パーティクル(セシウム ボールなどという言い方も)として確認されている。当時、朝日新聞・読売新聞などが報じた通り、3/14・15 に福島第一原発の正門付近で中性子線が確認されており、3号機の大爆発は使用済み燃料プール内部で低濃度ウランによる臨界爆発を伴ったものであることは明らか(東電は中性子線量の経時変化のデータの公表をかたくなに拒否)。大量のキセノン 133 の放出もそれを裏付ける。
 あのプール内部には発癌性向の高いMOXを含む 186 t(純質量)もの核燃料があり、その半分が吹き飛んだとしても、これだけで原子力安全・保安院のIAEA報告(2011/ 6/ 6 付)の 100 kg 弱(最初の 150 時間に1~3号機の炉内のみから大気中へ、ウラン・トリチウムを含めない31核種で 1134.7 京 Bq、レベル7)とは質量が千倍も違う。放出量は 1000 垓 Bq に達する。風下だった南方向では、近距離であれば尚更、これらがそう拡散せずに方々に吹き溜まりになっている可能性が高い。広野町に住民を戻すなど人体実験以外の何なのか?
 そして、異常値を土壌での核種の偏りから推定するなら、県内の何ヵ所かで 100 m四方を50cmメッシュで核種をサンプリングして成分分析するような調査になる。規制庁にやる意思は窺えない。

 3/21 放出のホット パーティクルはほぼ水溶性であることが分かっており、体内に入ると何割かは排便で体外へ出るが、3/15 昼・夜の放出で南に流れたホット パーティクルはほぼ非水溶性で、強酸に漬けたまま加熱しても殆ど溶けず、肺に入れば、0.1μ以下の微少なものでない限りはそのままになる。
 市民と科学者の内部被曝問題研究会によれば、県内の大気中のホット パーティクルは直径10~20μあり、プルトニウムが0.1%も含まれていれば、一粒でも吸い込んだら、やがて発癌は必至。

 原発事故の当時、日本側から対処を求められて連日 電話会談を重ねていたNRC[米・原子力規制委員会]は3・4号機の間に非常に高線量の物質が堆積しており、敷地の外1マイルまでに燃料棒が多数 飛散していると報告している(2011/ 3/26、NRCからのダウンロード データ)。NRCはA4で10万頁になる情報を公開した。
 福一原発から南1kmの通称ヒラメ養殖場の辺りでは、その調査に駆り出された東電の作業グルーブが 300 mSv/h を記録して退散している。その際、線源は未確認。
 そもそも、3号機のあの真っ黒い噴煙を噴き上げた大爆発とそれが南寄りに流れる福島中央テレビの映像を観ていながら、風が真南になったその夜や翌日には更に大きな放出量があったのを知りながら、なぜ、誰も、最も怖いプルトニウム・ウラン・ネプツニウム・アメリシウムなどのスポットやガレキの存在を真剣に考えようとしないのか?!
< α線調査 >

 α線については、南相馬市の大山 弘一 市議について、2012 年の夏、この浜通り地方を北から南までα線専用測定機で測ると、原発事故当時から野外にある鉄板などの表面は3分や5分計測で数十 cpm あって、85 cpm のポイントもある。これは規制庁も「警戒区域のレベルですね」と認める通りで、この問題だけでも浜通りに生活できる筈がない。鉄板を裏返すと、大気に触れていないその裏面は全く反応しないので、線源が原発事故由来であることは明らか。当初、規制庁は大気中の微量なウランやラドンによる反応だと主張して押さえ込みに来たが、案の定、裏付けもない口舌だった。
 この件は当時 原子力災害対策支援本部に連絡しており、電話口の向こうは色めき立って、測定ポイントや機材など聞かれるままに答えたが、放置された。その後、問い合わせをしても動いていない。

うちの広野町の上北迫地区で。α線核種は金属や鉄サビへ付着する。

最低でも20~30 cpm。機種は日立アロカ TCS-232。

 福島県内のプルトニウムの土壌汚染調査は、(1)原子力災害現地対策本部・福島県災害対策本部(2011/11/29 付)、(2)文部科学省による第1次調査(2011/ 9/30 付)、(3)同第2次調査(検査のみ、2012/ 8/21 付)、(4)日本分析センターによる調査(2013/ 9 以降)がある。
 (1)ではプルトニウム 239+240 が、●会津若松市の南隣の下郷町で63.8 Bq/m²、●白河市の西の外れで63.3 Bq/m²、同市の中央部で47.8 Bq/m²、●県の南西の端の檜枝岐村で58.5 Bq/m²、●会津若松市で57.3 Bq/m²、●檜枝岐村の東隣の南会津町の北の外れで49.9 Bq/m²、●北に飛んで、伊達市と東の相馬市との境で45.9 Bq/m²、●喜多方市の中央部で40.2 Bq/m²、●郡山市でも31.2 Bq/m²・・・とんでもなく高い数値。
 栃木県との県境辺りで数値が高く、空間線量率の極めて高いエリアと重なる点あり。
 プルトニウム 239 が 24,100 年に1回、240 が 6,500 年に1回 放射線を出すだけなのにこれだけベクレル数がある。同じベクレル数ならプルトニウム 239 はセシウム 137(半減期 30.17 年)の 798.8 倍の原子が落ちていることになり、上の下郷町ならセシウム 137 にすると、50,963 Bq/m² ある感覚。
 原子力規制庁の監視情報課は、この過去最大値は 220 Bq/m² で、その内に収まっているから問題ないと言うが、これは特別な外れ値ではないのか? 場所は九州地方とのことだが、詳細不明。
 他方、(2)・(3)の分析の結果は(1)とはまるで別の土地のようだ。飯舘村の初期の土壌検査でも数値があまりに低いことで有名になったこの分析元は、元文科省 所管の(公財)日本分析センターで、原発利権共同体が設立。「第三者機関」ではない。そして、降下物は様々な環境下での偏りが問題だが、「撹乱のない土地」を選んで、1ヵ所あたり5つ試料を採取、最高値と最低値を棄てて、中3つで平均値を出すということをやっている。
 こんな県内の二百数十ヵ所を調べただけで終いにし、しかも、数値にこんなに開きがあって、文科省・日本分析センターの調査には信憑性がない。文科省から事業を移管された原子力規制庁は「分析の仕方で数値は違ってくる」と言うだけで、どう分析の仕方が違うのかを確認もしていない。

<< 異常事態ぞくぞく >>
 2013 年の夏、楢葉町の井出川の河口(福一原発から南に15km)で最大表面線量でβ線が 35,600 μSv/h、γ線が 400 μSv/h の長さ数cmの破片が4つ見つかった。
しかし、これでも、1m離れればγ線の数値はバック グラウンドの中に埋もれてしまう。こんな高線量のガレキがあっても、周辺の空間線量には影響しない。
 JAEA[旧動燃]での成分分析から、東電はこれを福一原発のものだと認めた。
しかし、飛んで来たとも海から流れ着いたとも不明。
3機が爆発したのだから飛来は何もおかしいことではないし、海経由なら、相当 減衰してその数値ということになる。東京電力の会見。

 また、空間線量の異常値は、時期的な傾向で言うと、2014 年は、例えば、前半に広野町で目立って続いたが、後半になると、場所を移したように南のいわき市で多くなった。福島市など、あるモニタリング ポストで異常値があると、近いポストで続く傾向がある。

 2013/ 8/12・8/19 頃、福島第一原発でダスト サンプリング モニターのアラームが鳴り、3号機のオペレーション フロアのガレキ撤去作業で粉塵が北北西20km以上に到達。後で南相馬市小高地区の水田で 100 Bq/kg 超えの稲穂が多数 見つかったとメディアのレベルでも問題になった。

 東電は、現場作業員などの衣服の汚染で異常に気付きながら、地元には何も知らせず、翌年7月になってガンマ線核種で兆 Bq 単位が飛散したと発表した。
 原子力規制庁の監視情報課も福島県の放射線監視室(浜通りに独自にモニタリング ポストを設置)もそれぞれ環境放射線のモニタリングをやっていながら、原子炉建屋から北1kmのポスト(全て地上に設置していて意味がない)で0.1μSv/h 上昇しただけだったので、何の対応も執らなかった、としている。3.11 の際と同様、ダストは主に上空を飛んで落ちたと思われるが、この時、浪江町の川添葉山会館と川俣町の山木屋 田代集会所の2つのポストで異常が確認でき、この理由もWEB上には「機器の不具合」となっている。

 2014/ 3/12 ~3/22 頃には、浜通りから更に広域で空間線量が大きく上がって騒動になった。

楢葉町の知人が調べに出ると、先にも書いた富岡町 夜ノ森の国道6号線の検問のところで地上1mで通常2μSv/h なのが、車内で4.5μSv/h ほど。検問の内部に入った人が人がいて、7μSv/h を記録。

こちらが 3/11 に富岡町内を車で回った時、1.5μSv/h 前後だったが、3μSv/h はあった、とのこと。

 福一原発から6・7kmの距離でこの数字で、これは前年の3号機ガレキ撤去による飛散量どころではない。

 ところが、この件は遅れて気付いて調べると、この間、原子力規制庁の監視情報課はモニタリング ポストには特に異常な数字はないと言い(3/22 広野町の海沿いの高野病院で通常値の約4倍に急上昇)、福一原発周辺にポストを設置している福島県の放射線監視室では、この間、1週間以上もデータの更新中やらでデータがないと言う。

極めて怪しい。

 福島県が運営する環境放射線モニタリング ポストのデータを扱っていた「防災Nネット」(2015/ 3 末で廃止)、全てのポストがストップ (2014/ 3/16)。

 毎回、放射性のダストが飛散しても、異常値が発生しても、
(1)国も県も東電も数字を隠す、問題なしの結論を続ける、
(2)地元には知らせない、必要な対応を執らない。

 福一原発から南に20km少々のうちの広野町には住民が 2,300 人余り、内、子供も 500 人以上が戻っているが、町行政は何の被曝対策も執ろうとしない。
町長の遠藤 智(もと東電工業 社員)が先頭に立って住民の帰還促進の旗振りをやっており、教育委員会は児童・園児らにマスクをさせようとしない。

 環境丸ごとの複合汚染の状況にあっては外部被曝や食物被曝は被曝の一部に過ぎない。
大勢がウクライナ・ベラルーシの状況になることが分かっていながら何をマゴマゴやっているのか!

政府と福島県は、小児甲状腺癌と原発事故との因果関係の白黒には10年を見込むというような愚をやめて、福島県の東半分の住民は一刻も早く遠方に疎開させるべく取り掛かること!
差し当たり、外出時にはマスク必携を呼び掛けること!
メールはこちら阿部までお願いします(★を@へ直してください)
http://leibniz.tv/hironomachi.html