http://ameblo.jp/nyaonnyaon/entry-10004444469.html
これは、上の記事に文章を追加したものです。
共産国は、厳しく露骨に国民を管理するが、
自由主義国も、国民を上手に管理している。
自分でいろんな情報を集めて、国やメディアに洗脳されずに
自分の意見を持って、国を変えていかなければならない。
政治家は頑張ってくれているが、国民もかしこくなって、本当に
日本を良くしようとする人を応援していかなければ
ならないと思う。
日本はどっちかというと、外国に管理され、コントロールされ、
利用されてきたなと思う。国民は割りと、自由に泳がされて
いて、のほほ~んと生きてきたように思う。
実は日本はスパイ天国なんだって。
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ずっと昔のことだが、中国の政治家がワイロか何かで告発されて、政治の表舞
台から消えていったことがある。その時の証拠物件がビデオテープだった。
日本のテレビニュースでは、中国のホテルの一室で、彼が他の人を相手に秘密
の対談を行っている様子が、映しだされていた。その時、わたしはまだ若かっ
たけれども、それを見て、中国とは監視する国なのだと悟った。
ホテルは全て盗聴されている。どこかに隠しカメラが埋め込まれている
と悟った。そうでなければあんな映像が出てくるはずがないだろう。
それから年月がたって、中国人たちがインターネットで呼び掛け合って一ヶ所
に集まってデモをする時代になり、テレビでは、中国人が日本人の店や日本食
レストランや、日本大使館を破壊する場面が映し出されるようになった。
一見、中国政府はデモを全くコントロールせず、民衆にやりたいだけ思う存分
暴れさせているように見えたのだった。
中国の機動隊(?)は、暴れる民衆をへらへらと笑いながら見守り、好きなだけ
日本大使館に石とペットボトルを投げさせて全く止める様子もないのだった。
言論の自由と暴動の自由は、日本と日本大使館に対してだけ開放されている。
わたしは、中国は民衆を恐れているのだと思った。不平等な世の中になったの
で、「革命」を恐れているのだと思った。
みんな平等に貧乏で、幹部だけ金持の昔の中国は影も形もなくなり、中流意識
の強い都市部の人間と、億万長者の事業主たちと、土地まで取り上げられた農
民などの貧困層と、中国を動かす共産党幹部の四つの層に変化していった。
貧困層の鬱憤[うっぷん]は、日本に向けさせてガス抜きをしているのだ。
そう思っていた。
―― ところが、お姉さんは間違っていた。実は、
デモ自体が政府によってコーディネートされたものであり、インターネットも
政府の許しがあって呼びかけできるものであり、みるからにお金がかかってい
そうなプラカードも、周到に準備されたものであり、公安がデモ隊の中にいて
デモが暴徒化しないように、周りに注意を与えていたのだ。
中国はコントロールしていたのだ。残念なのは、その場で暴れた人を逮捕せず
暴れた人を、デモの終わった後、家までつけていって、それから逮捕したこと
だった。厳重注意した後は、全員すぐ釈放されたのであんまり意味がな
かったが、ひとつだけ分かったことがある。
中国は監視し続けている。中国は昔と変わらない共産主義の国だったというこ
とだ。
昔、旧ソ連は鉄のカーテンをひいて外国の干渉を締め切り、自国民を虐げてい
た。中国は、竹のカーテンをひいてそれに倣っていた。中国国内で一体
何が起こっているのか誰も知らなかった。
いや、知っている記者が中国にいても、日本人には、一切知らされなかった。
その記者は、中国の宣伝マン的人物だったので、日本に知られたくない情報は
コントロールしていたのである。
だから、紅衛兵が知識人や芸術家を弾圧して迫害した末に惨殺していても、多
くの芸術作品や美術品、芸能の小道具等が破壊活動の対象となって焼かれてい
ても日本には何も伝わらなかった。
雀を殺すキャンペーンを行ったら、翌年虫が増えて、農作物がひどくやられた
らしい。そんな事ぐらいしか知らなかった。日本人が日本に連れて帰れなかっ
た中国残留孤児が、迫害にあっていた事も知らなかった。
気の毒な中国のクリスチャン達が、中国政府に迫害されて、強制収容所で殺さ
れているらしいとは聞いたことがあった。それはずっと昔の話だった。
しかし、今でも基本的に中国は変わりなく、宗教の自由を与えつつも、公安は
内部で監視し続けているのである。ホテルの部屋には、やっぱり隠しマイクと
カメラがあるのだろうし、街角には監視カメラがあって、不振人物をチェック
しているのだろう。
共産国の恐いところは、個人の情報を全て把握していて、それを必要な時に出
してくる事である。
中国に住む外国人は、どこで監視されていても困らないように、脱税やワイロ
の請求に応じるなど、バレては困る事柄は慎むようにしたほうがいい。あまり
に淫らな生活も、いつか情報を利用されかねないので謹んで欲しい。
日本人の醜さを宣伝される材料にされたら、日本の国益にならない。
「そんなバカな!」と思う人は信じなくてもいい。
ただ、日本人として、恥ずかしくない生活をして欲しい。
中国に留学していた友人が帰国後話していたことだが、いつも閉じてい
た留学生宿舎のある部屋のドアが、たまたま開いていたので中を覗き込んだら
昔のスーパーコンピューターのような機械がズラッと並んでいて、おびただし
い数のテープがクルクル回っていたそうだ。
宿舎は古いままなのに、そこだけ近代化されていて奇妙に感じたそうだ。それ
が何だったのかは知らない。ただ、共産国では監視されている可能性は
どこにでもあると考えて行動するに越したことはない。
東ヨーロッパがまだ共産圏だった頃、ジャズのコンサートを日本人が開催した
ら、コンサートに集まった自国の若者を、反政府分子として共産党のスパイが
付け狙い、コンサートの後で逮捕しにきたそうだ。
コンサート開催中は西側の雑誌を並べて販売し、それを購入した若者は後で逮
捕されたそうだ。雑誌は、ジャズのコンサートが終わると直ぐに店頭から姿を
消したそうだ。
ジャズコンサートが、反政府の者を狩り出す罠になっていたのだろう。
自由がある国には、考えられないことである。
経済では開放されたように見える中国だが、実はデモひとつにしても演出され
コントロールされたものであり、知識人や学生が、中国政府に一番洗脳された
人種であることを日本は認識しておく必要がある。
共産党の上層部が決定したとおりに、中国の民間人は操られている。
あれから中国政府は、中国の全ての携帯電話にデモをしないようにという警告
のメッセージを送った。するとデモはピタッとやんだ。
結局、中国政府と日本政府のトップ同士が、お互いに友好関係を保つ努力をし
ないなら、両国の国民感情は悪化していく。
中国は、日本の領土内にある天然ガスを吸うのを止めるか、正規のガス料金を
日本に支払うべきだ。中国政府は自国民に、「日本は中国の領土のガスを吸う
な!」というプラカードを持たせて、小規模なデモを行わせたが、国民を利用
するのは止めてもらいたい。
また、不正確な数字の羅列で、昔の日本軍の犯した罪を、今の日本人が昨日犯
した罪のように国民に教えこむのを止めるべきだし、日本は日本で、昔の日本
がしたこと、していないことを、正確に国民に教育していくべきだ。
お互いに、経済面では得るところが多い日本と中国である。
中国は、徐々に自国を民主的な国家に近づけていくことで世界に認められるべ
きだし、日本もまた、国際社会で認められる方法で世界を味方に付けて、中国
との問題解決を探るしか道はない。
軍艦5隻で中国に脅されて、東シナ海の資源を黙って盗られているだけが外交
ではないし、過去の出来事を覚えているなら、再び戦争を望むほど中国も日本
も、もうお互い愚かではないはずだ。