中国の身分証明書
【身フェン証】/Shenfenzhen | |||
2005/09/20(火) 18:18:19更新 | |||
2004年1月1日に施行された「中華人民共和国居民身フェン証法」では、中華人民共和国公民は満16歳の誕生日から数えて3カ月以内に、居住地の公安機関(警察)に対して身分証の発行を申請することが定められている。身分証には、姓名、性別、民族、出生年月日、住所、公民身分番号、所持者写真、有効期限、発行機関が記入される。 このうち、公民身分番号は中国人公民一人一人に割り当てられられるもので、終生変更されることはない。つまり、中国は国民総背番号を導入している。 警察は、犯罪捜査の必要などに応じて身分証の提示を求めることができる。また、結婚登記、出国申請、さらに宿泊、航空機や長距離列車の利用など、身分証は社会生活のさまざまな場面で提示を求められる。 なお中国では現在、従来の「第一世代型」身分証を、第二世代型に切り替える作業が進められている。非接触型のITチップが埋め込まれ、機器による情報の読み取りが可能。また、偽造防止にも最新の技術が盛り込まれている。写真は左側が「第一世代型」、右側が「第二世代型」の身分証。(編集担当:如月隼人・田村まどか) |