なぜ男性は
「自分と向き合わなくてもいい」と
されてきたのか?
結婚やパートナーシップの悩みについては、
女性に対して
「お父さんとの関係を癒しましょう」とか
「親子関係のトラウマを解消しましょう」
といった言葉がよく語られます。
ところが男性に対しては、あまりそうした発信は見られません。
なぜ女性ばかりが
トラウマと向き合う必要があるのでしょうか?
①親子関係のトラウマは男女で違いが出やすい
子育ての主導権は母親が握ることが多く
母親と子どもの関係性の違いがあります。
母親は娘に対して
「自分と同一化すること」を求めすぎる
傾向があります。
「あなたは私の延長線上」
という意識が強いため、
母は息子より娘へのコントロールが強く
娘は小さなころから
強い抑圧を受けやすいのです。
一方で、
母親にとって息子は“どこか異質な存在”。
そのため、娘ほどの抑圧はかからず、
結果的に男性の方が女性よりトラウマが浅くなることが多いのです。
つまり、
女性の方が
「親子関係の影響を強く引きずりやすい」構造があるため、
女性の方がトラウマを癒す必要性が高いのです。
②男性は「経済力でごまかせる」社会構造
さらに、
男性が自分と向き合わなくても
よいとされてきた大きな理由は「経済力」です。
結婚を考えるとき、
男性に求められるのは「心の豊かさ」よりも
「経済的・社会的地位」であることが多く、
「収入や肩書きがあれば結婚できる」
という価値観が長らく根付いてきました。
もちろん、
経済力の重要性は否定できません。
けれども、
共働きが当たり前になっている現代では、
経済力だけではカバーできない場面が
増えています。
むしろ「一緒にいて安心できるか」
「心が通じ合うか」といった内面的な豊かさが、
これまで以上に重視される時代に
なりつつあるのです。
③男性にとって「自分と向き合う」ことの難しさ
とはいえ、
男性にとって自分の弱さと向き合うのは簡単ではありません。
多くの男性は小さなころから
「泣くな」「我慢しろ」「男は強くあれ」と
言われ、
弱さを表に出すことを否定されて育ちます。
そのため、
カウンセリングやセラピーで
傷ついた経験を話そうとすると、
「いや、こんなことで弱音を吐いてはいけない」
「これくらいで傷つく自分はダメだ」
と強い抵抗感が出てしまう人が多いのです。
私自身、
男性のクライアントを担当したときに、
心の痛みに触れる瞬間ほど強いブレーキがかかる場面を何度も見てきました。
つまり、男性にとって
「自分と向き合うこと」は、
文化的・心理的に非常にハードルが高いのです。
④なぜ女性ばかりが「ターゲット」になるのか?
マーケティングの視点で見ても、
男性は「心に投資しにくい」存在です。
なのでまず買いやすい女性に向けて
「トラウマを癒しましょう」
「自己肯定感を高めましょう」と発信する方が、
現実的にサービスとして成り立ちやすいのです。
これらの構造が
「女性ばかりがトラウマに向き合わされる」
背景になっています。
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でもこれからの時代、男性もごまかせなくなります!
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女性の社会進出が進み、
男性の経済的・社会的地位の重要度が
相対的に下がりつつある今、
男性も「経済力だけでごまかす」ことが
できなくなってきています。
その象徴のひとつが「熟年離婚」です。
「家族のために働いてきたのに、
最後には見捨てられた」
家庭や妻の心のケアを怠り、
仕事だけをしていればよいとATM化した男性が、
その機能が果たせなくなった時に
はしごを外される。
それはこれからさらに増えていくでしょう。
タレントの加藤ローサさんのように
「離婚はするけれど一緒に住んで子育てはする」
という新しい家族の形が注目されるのも、
女性が“心のつながり”を強く求めているからにほかなりません。
男性にも心を癒して心を通じ合うことが必須になっています。
経済力や社会的地位だけで家庭を支えるのは、
もう限界が近づいているのです。
男性も自分の弱さに向き合う勇気を持つこと。
心を開き、パートナーとつながる力を育てること。
それができる男性こそ、
これからの時代に本当に必要とされるのではないでしょうか?
【男性が心を閉ざしてしまう理由】
男性がトラウマに向き合えないことで、
夫婦関係や恋愛関係に影響が出るケースは少なくありません。
いくつか典型的な事例を紹介します。
① 詰められると“だんまり”になる男性
妻や彼女に問い詰められたり、不機嫌になられると、
急に黙り込んだり返事をしない男性がいます。
この背景には、
幼少期の「お母さんから一方的に怒られた経験」がある場合があります。
言い訳をしたり説明しようとすると、
お母さんがさらに怒りだし、ヒステリーを起こしてしまう。
その繰り返しによって、
「何も言わない方が安全だ」と学習してしまったのです。
そのため、大人になっても
問題がおきたりパートナーが不機嫌になると、
話し合うことができず
自分の殻に閉じこもってしまう。
ですが、子どもの頃に味わった
「説明を聞いてもらえない辛さ」や
「気持ちを分かってもらえない苦しさ」を
癒していくことで、
少しずつ自分から関わることができるのです。
② 業務的なことしか話せない男性
家庭では業務連絡のような会話しかしない。
雑談や日常のたわいもない会話ができない─
─そんな男性もいます。
この背景には
「子どもの頃に親が忙しく、学校での出来事を話そうとすると
『うるさい』と突き放された経験」が隠れていることがあります。
「話してもどうせ聞いてもらえない」
「話すと邪魔になる」と感じ、
安心して話す力を育てられなかったのです。
この時の「聞いてもらえなかった寂しさ」や
「拒絶された傷」を癒していくと、
妻やパートナーと日常の会話を楽しめるようになることがあります。
「今日はこんなことがあったんだよ」と、
何気ない話題を自然に共有できるようになるのです。
このように、
男性の無口さや気持ちへの無関心は、
ただの性格ではなく“子どもの頃の体験”が
深く影響していることがあります。
そして、そのトラウマを癒していくことで、
2人の関係性は大きく変わるのです。
• あなたのパートナーは、黙り込んでしまうことがありませんか?
• あるいは、あなた自身が「本当は話したいのに話せない」経験をしていませんか?
それは単なる性格ではなく、子どもの頃の体験から来ているかもしれません。
「自分の心を癒す」ことは、パートナーシップをより深めるための大切な一歩です。
今のあなたや身近な人に当てはまる部分があるなら、
ぜひ一度立ち止まって心を見つめてみてください。
初めての方は体験カウンセリングから
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