「この世の中で見ず知らずの他人から聞かされる儲け話ほど信用できないものはない」ということについて、お話を書いておこうと思います。なぜ、こんな記事を書いているのかというと、このブログの記事を取得して、スパムブログを作ったり、その素材に文章を利用しているケースが後を経たないからです。
ちょっと単純な人とへそ曲がりの人の思考方法を交えて解説しておきます。
■SPAMメールやポスティングされたチラシなどに書かれている話
不特定多数にばら撒いて勧誘する方式の儲け話は、まずセミナーに参加させたり、個別説明としてどこかに呼び出したりする手口が多いことが特徴です。その後は、教材や上位セミナーの受講料を採ったりします。この種の元締めは上納金で儲けるマルチ的な手法です。この儲け話は、被害者が支払う金銭は教材やセミナーの対価であると主張し、期待した利益を得られないという特徴があります。
誰でも簡単にできる
単純な人→自分でもできるかなと思ってしまう
へそ曲がりの人→それじゃ、ほかの人との競争になって大変。もうからなそう・・・
■知っている人だけが得をするとちょっとした知人から個別に声がかかるケース
いわゆるネットワーク商法です。親族、友人、知り合いなどを通じて勧誘する手法で、被害者の信用を利用して勧誘する手法です。被害者と加害者の側面を持つため、あとあと深刻な問題を引き起こします。搾取する金額がその被害者たちの収入を越えるようになると破綻します。
儲かる話があるんだけど一緒にやらないか
単純な人→せっかく声をかけてくれたんだから聞いてみよう
へそ曲がりの人→なんで自分が選ばれたのかな? 扱い易いと思っているの?
■自分から情報商材を買ってしまう
楽して儲けようと思うあまりに、自分から情報商材を買ってしまい、グレーなことや悪事に手を染めてしまうケースです。この情報商材の中にはテクニックとしては本当に稼げてしまう方法があるためになくならないのです。しかし、一番儲かるのが情報商材をコピーして転売することだと気付いてしまってなんて笑えない真実があったりします。
単純な人→何か手本になるマニュアルが欲しいな。
へそ曲がりの人→手口を教えてくれるということはその方法は賞味期限切れだな。
■特典商法
会員になるとブランド品や家電・ゲーム機が安くなったり、旅行などが安くなるという商法です。会員になったものの何かしらの制約で実際に買えない状態になっていることが多いです。最近の流行は、ゲーム方式やオークション方式になっているものです。結構手が込んでいて、ポイントを買って参加して、ポイントを消費させられるというものです。実際に商品を手にすることも可能であるため、詐欺には当たらないと考えられますが、悪徳商法化したり、資金繰りが悪くなったときには賞品が届かないということが予想されます。
単純な人→どうせ買うんなら得したいな。
へそ曲がりの人→ただじゃなくちゃ特典の意味無いね。自分だけ特別に無料で特典出せよ。
■優良誤認
偽ブランド品や美術品など高い価値があると誤認させて買わせる手口です。オークションで売っていたり、SPAMで勧誘したり、路上で売っていたりといろいろな所に出現しているので注意が必要です。あと、時計の営業で売れないので帰れないので幾らでもいいから買ってくれないかと暗い夜道で声をかけるというような手法もありますので油断もなりません。ちょっと可愛そうだなと思ってお財布を出したらどんどん取られてしまいますよ。本当によい品物で価値があるのであれば、あわてて売る必要はないはずです。無理に売り切ろうとしている時点で怪しすぎますね。ノルマが厳しいってことはもうその会社はブラック会社です。
単純な人→買ってもいいかな。
へそ曲がりの人→タダでもイラネ。
■架空ギャンブル
実在するしないにかかわらず賭博行為をさせて元締めとしてお金を巻き上げる手口です。景気低迷が長期にわたっていることで増えています。架空FXなどもあります。表向きは運営しているように見せかけてお金だけ取るのがこの商法の特徴です。実際にギャンブルできたらできたで、それはまた別の違法行為ですのでとっちにしろ悪いことなのです。
単純な人→面白そう。
へそ曲がりの人→悪いことする人が儲かる仕組みだね。
★怪しい話には必ず矛盾点がある
・なぜ一人でこっそり儲けないのか?
一人じゃ儲からないってことです。つまり、誰かを勧誘して、被害に会わせなければいけない手口ということです。
・なぜ資金として他人のお金が必要なの?
現在銀行のローン金利はとても低率です。銀行で借りたほうが、安全で利息も少なくて済みます。でも何で銀行からお金を借りないからかというと、銀行などでは貸してくれない怪しい商法、もしくは怪しい人たちだからです。ベンチャー向けの投資もしてもらえないほどなのでいろいろな伝手を辿るしかないのではないでしょうか。
・”誰でも簡単”は参入障壁が低いので儲けが長続きしない
偽りの就職面接、在宅商法などの仕事に関連する儲け話も当てはまりますけど、本来、誰でも簡単な仕事は誰でも始められるので儲かることが本当だったとしても大もうけはできません。つまり儲けられる期間は長続きしません。そのため、何らかの別の罠が仕掛けられていると見るべきです。
ネットでコピペで迷惑コメントを書き込んだり、ツールを使ってスパムブログを作ったりという手法は時間とネットワーク資源の無駄ですよ。その時間を創作に充てれば、ニッチな需要に応えられるかもしれません。
・儲け話に数字が出ていたら全て嘘だと思え!
月収○○万円、1件○万円、成功率○○%などと書いてあったら全て嘘です。本当だとしても過去の実績に過ぎません。将来の報酬の保証ではないのです。金額が書かれているもの、率が書かれているものは特に悪質で信用できません。ピッタリその金額でなければ嘘になるはずで、それを承知の上で記載しているので信用できないのです。
・表示は真実とは限らない
無法者の言うことに対して、「言った」「書いてあった」と主張してもはじまりません。詐欺師は詐欺じゃないといいますし、最近のSPAMメールはスパムメールではありませんと書いてありますからね。
・人称がおかしい
日本語がおかしいことが多いです。嘘を隠そうとしているからか、論理的におかしいからか、とにかくおかしい文章です。やっている人は頭が悪いのか、そういう書き方なのか変なのが多いです。別のキャラを登場させて感想や体験談を交えて書こうとして混乱してまっているのかもしれませんね。一人で頑張っている証拠です。
・儲かっているのに勧誘方法がチープ
スパムメールやチラシなど儲かっているのに宣伝や勧誘方法がチープなケースはすぐに怪しいと分かります。月収3桁万円で経費が使えそうなのにけちな時点で本当は儲かっていないって分かります。でも、最近あった大型投資詐欺事件では、ホテルの会場、高額の接待、有名人を呼んでパーティーをするケースもありましたので、お金をかけているから本当とは言えなくなってきました。
騙されて悪事に加担しないようにしましょう!