レーベンブロイ:
バドワイザー(アメリカ)や、ヒューガルデン(ベルギー)に並んで、韓国のOBビールでライセンス生産されているビールです。
最近、ちょっと日本のビールが多かったので、今回は海外ビール!
バドワイザーやヒューガルデンは、ビンが本家、缶が韓国産というような住み分けをしていましたが(韓国産のビンも存在します)、このレーベンブロイは、日本では韓国産が売られています。
後述しますが、かつては日本でライセンス生産されていたのですが、数年前に終売。
ざっと探した限りでは、本家(ドイツ産)は売られていませんでした……
専門店や輸入食品店を探せば、ドイツ産が手に入るのかなぁ?
バドワイザーやヒューガルデンみたいに本家が手に入れば飲み比べてみたかった・・・
というわけで、バドワイザー、ヒューガルデンは飲み比べ的な書き方をしていましたが(↓)、今回は韓国産のレーベンブロイしか用意しておりません・・・
ちなみにこのレーベンブロイ、2019年までは、アサヒがライセンス生産をしていました。
数年前までは居酒屋なんかで「樽生レーベンブロイ」という名前で売られていたと思います。
が、現在は生産終了とのこと・・・
おぼろげな記憶では、スーパードライに旨味とまろやかな苦みを加えたようなリッチ感がいいビールだったという印象がありますが・・・
現在売られている韓国産はどうなのでしょう?
(というか、せめて国産と韓国産で飲み比べしてみたかったよ……)
缶を開けたときの香りは、薄いですが、どことなく薬っぽい。
ジンのようなちょっとウッディな香りと、ライムやミントを思わせる爽やかな香りを混ぜ合わせて、うんと薄めた感じです。
味は、苦みが強め!!
飲み下したあとに酸っぱ辛いような余韻が残りますが、飲んでいる最中は淡白な感じの苦みです。
ラガービールの製法で作られているので、エールビールのような濃厚かつ複雑な苦みではなく、ストレートに苦い。その代わり、飲み込んでしまえば苦みはスッと消えます。
同じ韓国産のバドワイザーにも味が似ていますが、バドの方が甘味が強く、苦みは薄め。ちょっとしゃばしゃば感はあるものの飲みやすいです。一方、このレーベンは、濃厚さは感じず軽いわりに、苦みが強くパンチがあります。
唐揚げ、ソーセージ、フィッシュアンドチップス・・・
脂っこい食べ物が欲しくなります!
さらに、これまでに以下のような、高コスパな低価格ドイツビールをいくつか飲んできましたが
このレーベンブロイはそれよりもさらに安く購入可能です。
その価格、なんと、140円台!!
もはや、発泡酒や第三のビールと同じ価格帯ですね!
その代わり、プレミアムビールと比べても引けを取らなかった上記ビールと比べると、やや味が単調ですが、それでもビールです。原料は麦芽とホップのみ。
発泡酒と比べると旨味が強く、しっかりと濃い味わいが楽しめます。
ちょっと苦みが目立つので好みが分かれるかもしれませんが、低価格でビールを楽しみたいときにはオススメできるビールです。
ラガータイプなので、日本人にとっては比較的飲みやすいビールで、余計な甘みや濃厚すぎる旨味がないので、食事と合わせやすいのも良さそうです。
ただ、単品で飲んだ時の感動は少し薄いかも知れません。
アルコールはありますが、ビールを飲もうと改まって飲むより、水やお茶の感覚でゴクゴク飲むのが良さそうです。
それから、ここまで飲んできて、韓国のOBビールがライセンス生産しているビールは個性を強調しようとしてやや苦みが強いことが分かりました。
苦めなビールが好きな方には、本家よりもオススメかも。
でも、複雑な味わいを求める人には、やっぱり本家の方が、味わいの幅が豊かですね。
いつかドイツ産のレーベンブロイが手に入ったら、是非とも飲み比べをしてみたいものです。
記憶だから美化されているのか、アサヒのレーベンはもっと美味しかった気もするから、そっちが再版されてくれてもいいですが・・・
< 情報のまとめ >
原産国:韓国
度数:5%
味:苦みが強めで後味はあっさり
特徴:特売などで極めて低価格で購入できる
つまみ:なんでもOK
<評価>
値段:とても安い コスパ感:☆☆☆☆ 感動度:☆
前に飲んだ樽生レーベンブロイがとても美味しかった気がするので(思い出補正?)、それと比べてしまうと感動度は低かったです。ただ、値段は安く、ちゃんとビールの味もするので、第三のビールじゃ満足できない人にはオススメ。