これが今のふつうなん?
好きな監督のひとり呉美保さんが、こどもを主人公に撮った1本だけに期待は高かった。ギャングエイジの小4だけど、普通でパッとしてない主人公。好きになった意識高い系の美少女に好かれたい一心で、環境問題を大人に気づかせるこどもテロに突き進む物語だ。子どもたちの演技もそれを引き出している演出も素晴らしいと思う。でもなんか、見ていてモヤモヤした。だって子どもたちに可愛げがなすぎるのだ。受け売りの正論で論破して得意げだったり、大人の保護欲を計算して行動したり、いたずらではなく軽犯罪に手を出したり…子どもってもう少し「しょうがないなぁ」という部分を残しておいてほしい。でもそんなふつうを作っているのも、温室効果ガスを排出してるのも、我々オトナのせいなのかもしれないけど。