明日からお盆です。
毎年のことではありますが、
今年も「施餓鬼会（せがきえ）」について書きます。
、
施餓鬼会とは、
施食会（せじきえ）とも言い、あの世で苦しむ餓鬼へ食事を
施す法要のことです。
ただ、
法要という意味から発展し、餓鬼に対してのみに限らず、
無縁仏などの子孫から供養されない御霊や、中世以降は
戦乱や災害で亡くなられた方への法要という意味でも
行われるようになったそうです。
仏教寺院では決まった時期に行う寺院もあれば、
毎日行う寺院もあるようですが、一般の人は
供物をささげる時期であるお盆に行う場合が
多いようです。
で、
お供物を供えて、加持飲食真言という真言を唱えた後、
五如来の真言を唱えます。
そうすることで、
少ない供物であっても、また亡者がちゃんと食べれるような
体調になくとも、十分に効果を発せられるようになるという
ものです。
しかも、
五如来の真言は自分へも御利益あるとされます。
ちなみに、
施餓鬼会が始まった発端の話などは、過去の記事を
ご覧いただきたく（↓）。
一回に唱える回数の目安は、色々パターンがありますが、
一尊につき 少なくとも7回、 若しくは15回か、21回か、108回、
時間に余裕があるなら1000回でも10000回でも、というところです。
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●加持飲食真言
「ノウマク・サラバタタギヤタ・バロキテイ・
オン・サンバラ・サンバラ・ウン」
（※この真言を唱えたのちに、以下の五如来の真言を唱える）
※真言
「南無宝勝如来（なむほうしょうにょらい）」
※真言宗では
「南無過去宝勝如来（なむかこほうしょうにょらい）」
※上記以外の真言
「ナウボ・バギャバテイ・ハラボタ・
アラタン・ナウヤ・タタギャタヤ」
※御利益
「貪りの心から生じる悪行を祓い、自己への
清らかな心、他者を思いやる心を蘇らせる」
※真言
「南無妙色身如来（なむみょうしきしんにょらい）」
※上記以外の真言
「ナウボ・バギャバテイ・ソロバヤ・タタギャタヤ」
※御利益
「餓鬼の如き醜く卑しき姿から、美しき姿へと導く」
※真言
「南無甘露王如来（なむかんろおうにょらい）」
※上記以外の真言
「ナウボ・バギャバテイ・アミリテイ・
アランジャヤ・タタギャタヤ」
※御利益
「仏様の教えが心身に注がれ、
無上の悦びを得られる」
※真言
「南無広博身如来（なむこうばくしんにょらい）」
※上記以外の真言
「ナウボ・バギャバテイ・
ビホラギャタラヤ・タタギャタヤ」
※御利益
「布施した食物を自由に食べられるようになる」
※真言
「南無離怖畏如来（なむりふいにょらい）」
※上記以外の真言
「ナウボ・バギャバテイ・
アバエンキャラヤ・タタギャタヤ」
※御利益
「全ての恐怖心を取り除き、
餓鬼道より離れるようしてくれる」
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↓：スマホ等のスクリーンショット用に、真言だけまとめて表示しておきます。
●加持飲食真言
「ノウマク・サラバタタギヤタ・バロキテイ・オン・サンバラ・サンバラ・ウン」
※真言「南無宝勝如来（なむほうしょうにょらい）」
※真言宗では「南無過去宝勝如来（なむかこほうしょうにょらい）」
※上記以外の真言「ナウボ・バギャバテイ・ハラボタ・アラタン・ナウヤ・タタギャタヤ」
※真言「南無妙色身如来（なむみょうしきしんにょらい）」
※上記以外の真言 「ナウボ・バギャバテイ・ソロバヤ・タタギャタヤ」
※真言「南無甘露王如来（なむかんろおうにょらい）」
※上記以外の真言「ナウボ・バギャバテイ・アミリテイ・アランジャヤ・タタギャタヤ」
※真言「南無広博身如来（なむこうばくしんにょらい）」
※上記以外の真言「ナウボ・バギャバテイ・ビホラギャタラヤ・タタギャタヤ」
※真言「南無離怖畏如来（なむりふいにょらい）」
※上記以外の真言「ナウボ・バギャバテイ・アバエンキャラヤ・タタギャタヤ」