8尊目。
●毘盧舎那如来（びるしゃなにょらい）
（※画像はwikipediaより）
インドでの名前は「ヴァイローチャナ」。
密教に於いては大日如来と同一視される如来で、
大乗仏教では如来ではなく毘盧舎那仏と呼ばれる。
ちなみに、奈良東大寺の大仏は毘盧舎那仏である。
宇宙の中心より太陽のように世界を照らし続ける
宇宙の真理そのものとされ、
釈迦の悟りは正に毘盧舎那如来そのものともされる。
なるほど、大日如来と同一視される訳ですな。
形ないものの具現化（物質界的発想だが）ということでしょうか。
ただまぁ、東大寺の大仏は有名ですが、
毘盧舎那仏と知ってる人って少ないかも。
祀ってる寺社が少ないようですし
そうなるとどうしても諸人の口端にのぼる機会も少なくなる訳で。
ともあれ御利益は、
「現世安穏」、「所願成就」
――やっと「病気平癒」以外の如来さまの登場です。
病気平癒は大事だけど、流石に如来さま全員って・・・
・・・と思ってたので安堵です。
現世安穏って極端に言えば心配ごとナシってことだし、
所願成就ってなんでも叶えたる！ってことですよ。
宝生如来の真言と合わせて唱えれば、叶う力が倍増！
――するかどうかは各々でお試しあれ。
肝心の真言は
「ナウマク・サマンダボダナン・アビラウンケン」
・・・・既視感のあった方、あなたは正しい！
胎蔵界に於ける大日如来の真言と同一です。
（大日如来と同一視されているからか、はたまた手を抜いたのか…）
印は
右手を「施無畏印」にして（要・不空成就如来のブログ）、
左手を「与願印」にする（要・宝生如来のブログ）。
用は奈良の大仏と同じ手の形をすればいいってことですけども。
で、
真言を唱えて下さっている動画・・・・
唱えてらっしゃる方が日本人じゃないせいか、
なんか空耳っぽいものが・・・・。(；^ω^) <ドン、アホか…って
まだ如来さまはいらっしゃいますが、
自分の本には載ってないし、よく分からないので、
次回からは菩薩編。