●無量寿如来(むりょうじゅにょらい)
(※画像は文化遺産オンラインより 東京国立博物館所蔵「無量寿如来」)
阿弥陀如来の別称。
無量寿如来、天鼓雷音如来)の一尊。
胎蔵界曼荼羅の西に位置し、金剛界曼荼羅にて同じく
金剛界曼荼羅にて西に位置する観自在王如来とは
同体とされるが、真言宗では別の尊としている。
(※画像は文化遺産オンラインより 奈良国立博物館所蔵「胎蔵界曼荼羅」)
(※無量寿如来は中央の大日如来の下側)
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阿弥陀如来様の別称です。
ですので、
詳細は阿弥陀如来の項(↓)を読んでいただきたく。
だのに、改めて上げた理由は、真言が別物扱い
だからです。
そうなった仔細はわかりませんが、まぁ経典の違い
によるものではないかと。
まぁこんなことは、仏教ではままありますので、
もはや気にしませんが。
御利益は阿弥陀如来と同じでよいと思います。
つまり「病気平癒」・「息災延命」になるかと。
真言は
「ナウマク・サマンダ・ボダナン・サン・サク・ソワカ」
同じ胎蔵界五仏の開敷華王如来が「バン・バク」、
天鼓雷音如来が「カン・カク」でしたので、普通の
阿弥陀如来真言よりもこちらを覚えた方が
複数の仏尊の真言を覚えやすくていいですね。
あくまで一般人にとってですが、別扱いである唯一の
利点と言えるかも知れません。
印も 阿弥陀如来印でよいと思います。