英単語よみかた確認、ボキャブラリー、英文 -2ページ目

英単語よみかた確認、ボキャブラリー、英文

ことばは意味さえわかればいいの? よみかたが わからないと おぼえにくい。テキトーよみをさけたい。発音記号、発音リスペリング、カタカナ、電子辞書の音声、など。エイゴはローマ字ではない。はなれていてもつなげて発音。

サウンドスペルでは、ae, ee, ie, oe, ue で /エイ・イー・アイ・オウ・ユー/ をあらわす。語末では -i, -o も(hi, no)ある。

 

hi が hi で、high が hie に なるらしい。

no が no で、know が noe に なるらしい。

 

 

ちょっとやっかいなことに、wild が wield になってしまい、既存の単語の綴りと衝突してしまう。ただし、従来の wield は weeld になるので、サウンドスペル内部では衝突しない。だとしても、やはり混乱してしまう。

 

このようなときは、補助記号をつかって、wild を "wīld" と表記すれば問題を回避できるかのような錯覚をおこしてしまう。しかし、それをやったらサウンドスペルのルールから逸脱することになる。

 

ほかにも、mine が mien に なって、既存の mien /mi:n/ と衝突する。旧来の mien は meen に なる。mean や mesne も meen に なる。

 

mesne は、SoundSpelWurdList には、なかったみたいだな。だが、ルール上は meen のはずなのだ。

 

 

サウンドスペルで書かれたブログが存在します。(どこで どうやって みつけたのだろうか。)

 

 

そのなかの記事の1つ。

 

 

oeshan は、ocean のこと。see が sea と同じ発音だからですね。

 

文中の "rezoom" は、resume のことなのですが、ちょっと見ただけではわからず、あたまのなかでサウンドをおもいうかべる必要がでてきます。サウンドスペルだけに。

 

 

ae, ee, ie, oe, ue, oo で、

/エイ・イー・アイ・オウ・ユー・ウー/ をあらわす。

 

サウンドスペルとは異なり、補助記号をつかう綴り字改革案もあります。そのひとつが、NuEnglish です。

 

 

サウンドスペルの場合、基本的には ae, ee, ie, oe, ue で /エイ・イー・アイ・オウ・ユー/ をあらわし、oo が /ウー/ ですが、NuEnglish では、ā, ē, ī, ō, ū あるいはマクロンが使用不能なら ae, ee, ie, oe, ue で /エイ・イー・アイ・オウ・ウー/ をあらわします。/ユー/ をあらわすには、yū あるいは yue を用います。oo は常に短いほうの音(good, book)をあらわします。

 

 

内容の一部を引用します。

NuEnglish will not change how you speak English, only how you spell it. All dialects are represented. Thus "zebra" is "zēbru" in American English and "zebru" in British English.

 

 

1. Each letter or combination of letters has only one sound, as follows:

 

 

 

5 short vowels: use A, E, I, O, and U for the more-often-used sounds, as in “That pet did not run.”

5 long vowels: use macrons [mākronz] (lines over vowels) for the less-often-used sounds, as in “Thā ēt frīd tōfū" ("They eat fried tofu"), or add an E to the vowels (AE, EE, IE, OE, or UE) if macrons are not available, as in “Mae Green tried roe glue”.

(Note: "short" and "long" as used here are traditional and popular, but not phonetic, terms.)

4 other vowel sounds: use AU, OO, OI, and OU for the sounds in “Haul good oil out.”

18 consonant sounds represented by a single letter: use the letters that are used most often as in “Yes, Val 'Zip' Kim hid our big fan-jet win.”

6 consonant sounds represented by digraphs (two letters): (1) use TH and TT for the sounds as in "then" and "thin", respectively; (2) use C ONLY in CH as in "chip"; (3) use SH and NG for the sounds in "wishing"; (4) use ZH as in "muzhik" (= a peasant in czarist Russia), for the sound of Z in "azure", of S in "treasure", and of G in "massage".

Use Q ONLY as follows: use Q (not QU) for the KW sound as "qit" ("quit").

Use X ONLY as follows: use X for the KS sound of "exit", as in "suxes" ("success") and for CS, which has a KS sound, as in academic subjects: "fizix", "mattum*atix", and "ekon*omix" ("physics", "mathematics", and "economics"). Use KS instead of X for plurals and possessives ending in K, as in "duks" and "duk's" ("ducks" and "duck's").

There are two "long U" sounds in English, as in "fuel" and "sue". To distinguish them, NuEnglish spelling of the English word "fuel" is "fyūl". This is equivalent to adding the sound of the letter F before the English word "yule".

All WH- words with the W- sound are spelled HW- (the actual sound) in NuEnglish.

どうやら、38の音素をみとめるようです。NuEnglish は、"au" と "o" を区別します。

 

深入りするつもりはありません。

 

この改革案も、音素ごとに綴りのパターンを設定するタイプです。使用例をみるかぎり、かなりの表音主義のようです。

 

 

muj*ishun とは、magician のことですね。u の使い方が徹底しています。ひょっとして、実は発音に特化した教育用なのか?

 

ルール上は、tofu が "tōfū" で、sofa が sōfu ということになる。不定冠詞の a は(子音の発音ではじまる単語の前で)"u" になるはず。なんともはや。

「綴り字改革運動」か「よみかた教育革命」か。

 

言文一致がうまくいけば、よみかたは教育も学習もラクになる。

 

だが、よみかた教育・学習だけがうまくいってしまうと、言文一致をめざす綴り字改革運動は頓挫する可能性が高まる。

 

 

上のリンク先では、サウンドスペルの使用例を引用したあと、つぎのようにありました。ここに引用します。

 

こういうものを、日本の英語教育で紹介していくことは、非常に大事だと思います。

一方で、既に英語の音やつづりがわかっているネイティブには、こういう書き方は良いですが、私たちのように英語の音もつづりもわかっていないノンネイティブには、もう1段階簡単にする必要があるでしょう。特に以下の3点です。

● 例えばnaeshon (nation)のshonや、continentのnentのような、強勢のない母音(私は軽音と呼んでいます)が、音ベースではなく、元のつづり通りになっているので、ノンネイティブ(日本人に限らず)には、shun, nuntのように読み通りにした方がいいでしょう。

● 例えばnaeshon (nation) のnaeや、hoel (hole)のように、二重音字(2文字で1音を表すもの、子音のshやchも二重音字)を、実際に日本人に教えてみると、人によっては苦戦します。

印象として2〜3割くらいの人は簡単に何の抵抗もなく習得するのに対し、7〜8割くらいの人は、結構苦戦します。その7~8割の中の1割くらいの人は、「こんなのは受け入れられない!」くらいの感じで大苦戦します。私は学習者としてはラッキーなことに、すんなり受け入れられる2〜3割に入っていたので、逆に指導者としてはアンラッキーなことに、これを受け入れられないほどに悩む人たちの気持ちを理解するのに苦労しました。そこで、naeはnā、hoelはhōlというように、1文字1音にして補助記号を付けることにしたら、みんなウソのように驚くほどすんなり受け入れてくれました。

第3点目の方言についての話は、引用をさしひかえます。


 

naeshon の -shon について。

 

サウンドスペルでは、ルールがアップデートされる前までは、"-shon" ではなく "-shun" をつかっていました。"-shon" に変わったのは、まさに、もとの綴りに近づけることによって抵抗感をへらそうとしたのかもしれません。もともと英語使用者への配慮なのであって、発音・よみかたを考慮したものではないでしょうね。よりよい綴りの模索です。

 

naeshon や hoel(whole) の二重音字について。

 

二重音字としての "ae" は、現実世界の英語では使用頻度が低そうですし、aegis, aeon では /イー/、maelstrom, sundae では /エイ/ なので、文字と発音の1対1対応が困難なのでしょう。

hoel の oe は、現実世界の英語では、oe が、toe, does(doの三単現), shoes, poem, subpoena などにおけるように、さまざまな よみかたを します。なので、"oe" の二重音字をみて即座に /オウ/ と必ず対応するとはおもえなかったのかもしれません。

 

補助記号をつかって、aeを ā に、oeを ō に してしまえば、たしかにラクでしょうね。よみかた教育としては、それでうまくいくなら、いいのでしょう。しかし、サウンドスペルは「言文一致運動」なのですから、綴り字改革運動陣営に与している自分としては複雑な心境です。

 

音素の存在を認識して、それぞれの音素に対応する綴りのパターンをわりふっていくタイプの綴り字改革案は、知っておいて損はないと思いたい。

 

ついでに、サウンドスペルの使用例にあった halo は hallow をあらわすのですが、これが現実世界の英語の halo /ヘイロウ/ と同じ綴りになるので、混乱もありえます。こういうのも補助記号をつかって  "hālō" などのように乗り切ってしまうのでしょうね。(ハロー効果じゃなくてヘイロー効果だってこと。)

 

open, over, post なども、サウンドスペルでは oepen, oever, poest ですが、補助記号をつかって ōpen, ōver, pōst にしたほうが教育上はカンタンなのかも、です。hōst, hǒstage なのであり、trōll, trǒlley なのですから。

 

で、補助記号についての過去記事です。

 

 

英語綴り字改革運動は、なかなか興味をもってもらえないので、紹介していただけると本当にありがたいです。

 

サウンドスペルは、まさに「言文一致運動」に近いのかもしれません。ただ、フォニックスとは異なるタイプのルールに基づいています。それぞれの音素ごとに、対応するつづりのパターンをきめておいて、それをもとに英単語を表記します。

 

 

サウンドスペルで書かれた英文をよむためには、サウンドスペルの文字と発音の対応規則を知る必要があります。知らなくても、文字と発音の対応一覧表があれば、いいのかもしれません。

 

いつのまにか、ウィキペディアの日本語版に「サウンドスペル」の記事ができていますので、くわしくはそちらをみてください。

 

ウェブリオにも、ありました。

 

 

 

 

「サウンドスペル」では、/アウ/の 音を あらわす つづり の パターン と して "ou"(out) と "ow"(cow) を みとめています。音と文字の対応は 1対1ではないのです。

 

にもかかわらず、foul と fowl の つづり の くべつを しません。

 

 

これは、ou と ow の つかいわけ に ついて の ルールを さだめているからなのでしょう。かりに、子音字のまえでは ou を、語末では ow をつかうということであれば、fowl は "foul" になってしまうのかもしれません。しかし、オフィシャルサイトには、そのような つかいわけのルールは のせてありませんでした。

 

SoundSpelWurdList によれば、down, town, brown, gown などは、つづりをかえることになります。

 

power, shower, tower などは、そのままでした。

 

では、flour と flower の くべつ は どうかといえば、そのまま たもたれていました。

 

flour と flower は そのまま くべつ するのに、foul と fowl は ともに "foul" に してしまう。いったい どうなっているのでしょう。

 

おそらく、なんらかの せつめい が つけられるのでしょう。

 

しかし、せっかくなので、なにも しらなかったことにして、オフィシャルサイトには ou と ow の つかいわけルールが なかったのだから、foul と fowl は そのままでいいよね って こと に してしまえばいいのです。

 

 

 

 

 

「サウンドスペル」では、dear と deer の つづり の くべつを しないはず。

 

 

しかし、オフィシャルサイトの使用例では、くべつをしていました。

 

'Now mi dears,' sed oeld Mrs. Rabit wun morning, 'U mae go into th feelds or doun th laen, but don't go into Mr. McGregor's garden: yuur Faather had an aksident thaer; he wuz puut in a pie bi Mrs. McGregor.'

 

この dears を "deers" と かいてしまったら、たしかに まぎらわしいのでしょう。どうぶつ の 「シカ」を おもいうかべてしまいます。

 

どうやら、「サウンドスペル」は、同音異綴の くべつを したがっているように おもえてきました。

 

にもかかわらず、foul と fowl の くべつ は しないのですね。(すればいいのに。)

 

 

 

 

サウンドスペルでは、peace も piece も "peess" に なります。

 

だが、aural と oral は、つづり の くべつを するらしい。

 

https://americanliteracy.github.io/pdf/SoundSpel_230801.pdf の 7ページ目(Occasional use of the ‘aur’ sequence in place of the ‘or’ digraph in stressed syllables )に あります。

 

aura と ora も くべつ。

Taurus と torus も くべつ。

 

ほかにも、同音語の つづりを したり しなかったり する らしい。

 

 

feu --- fue
few --- fue
phew --- fueh

 

いったい、どうなっているのか。