短音記号と長音記号は知っておいて無駄にはならない | 英単語よみかた確認、ボキャブラリー、英文

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目で見て意味さえわかればいいの? よみかたが わからないと おぼえにくい。テキトーよみをさけたい。発音記号、発音リスペリング、補助記号、カタカナ、電子辞書の音声、など。日本語は日本語でいいが、英語は英語。区別しよう。はなれていてもつなげて発音。

「短音記号」と「長音記号」について簡単に書いておきます。

 

短音記号 --- Ă ă Ĕ ĕ Ĭ ĭ Ŏ ŏ Ŭ ŭ

長音記号 --- Ā ā Ē ē Ī ī Ō ō Ū ū

 

英語の母音字は基本的には a, e, i, o, u の5つであり、ストレスアクセントがある場合には、それぞれに「短音」と「長音」という二種類の読み方があります。その読み方の違いを示すのが「短音記号」と「長音記号」です。

 

発音記号や発音綴り字で読み方を表記すると、どうしても母音字の「短音」と「長音」の表裏一体の関係が見えにくくなります。

 

たとえば、e の文字の読み方を/ε/や/i:/で表記すると実際の綴り字との関連性が見えなくなる。penalty の e は/ε/、penal の e は/i:/ というように、まったく似ても似つかない記号を使うことになります。

 

ところが、pĕnalty, pēnal と書けば、文字が同じで読み方だけが違うのだと視覚的にわかります。nătural と nāture のような場合でもそうです。

 

lĭve と līve のような短い単語にも役に立つのですが、長い単語(たとえば Mauritānia)でこそ便利に使うことができます。 

 

単語帳をつくるにしても、発音記号を書き写す手間が省けます。(ただし、come, cover, many, money などのような例外には対処できません。)

 

とにかく、発音記号(IPA)があるのだから他の表記法は意味がないのではないか、などと思わないことです。それぞれに長所があるのですから。

 

え? 「短音記号」と「長音記号」のついた母音字の読み方? それは母音字の「短音」と「長音」さえわかればだいじょうぶです。


ă /æ/ (hat) ā /eɪ/ (hate)
ĕ /ɛ/ (pet) ē /iː/ (Pete)
ĭ /ɪ/ (bit) ī /aɪ/ (bite)
ŏ /ɑ/ (hop) ō /oʊ/ (hope)
ŭ /ʌ/ (cut) ū /juː/ (cute)
o͝o /ʊ/ (book) o͞o /uː/ (boot)