安いローステッドメイプルギターがディバイザーから販売されているが、発売当初からネット上では2つの嘘が飛び交っている。これは楽器業界(詐欺集団)と、機材スペックうんちくしかたれることのできないド下手のアホウどのも戯言である。今回はローステッドメイプルの嘘について解説しよう。

 


1つ目の嘘:安いから品質の悪いメイプルを使っているに違いない


 これは楽器業界(犯罪集団)から騙されすぎて疑心暗鬼になっている人間なのかもしれない。まず、ネックの品質の良し悪しってなんやねんという話なのだが、これはギターのネック材に使われるうえで「反りにくい」こと一点である。これは目や年輪の詰まり具合でおおよそ判断できる。しかし、所詮は木でありどんなに良いとされてるものも、反るときは反ってしまう。

 

 

 そして、ロースト処理というのはネックの水分を加熱により蒸発させて状態を安定させる処理だ。品質の悪いメイプルはこの工程で反りかえるため、ラインからはじかれる。つまり、間引きされるため、市場に回るローステッドメイプルネックの品質は、通常のメイプルネックよりも担保されているのだ。安いから品質の悪いメイプルを使っているに違いないなどと宣うのは、焼き魚に対して、これは刺し身になれなかった新鮮じゃない魚だ!などとブツブツ文句いってるのと同じくらい頭のおかしいことであり、滑稽なことなのである。

 


2つ目の嘘:安いモデルなのにコスパがいい


 これは機材の表面上のスペックしか語れないド下手のアホウの戯言だ。なんでもかんでも買いすぎて感覚がマヒしているのだろうが、3万以内で買えるギターはその時点で十分にコスパがいい。しかも、ロースト処理で製造コストは大きく増えない。これはロースト処理により状態が安定するため、保護用途の塗装しなくてもいい(または工程が減る)からだ。これにより、塗料の費用、乾燥時間を省くことが出来るので、十分ペイできるのである。

 

 

 こうした背景を知らない彼らはIbnezやSuhrで採用されているロースト処理そのものを高級なものだと盲信している。スペックしか語ることのできないアホなので、ローステッドメイプルの音の特徴すら上手く説明できないだろう。そもそも、IbanezやSuhrがネックをロースト処理しているのは一つのオプションに過ぎず、そのギターの評価を決定づけるものではない。設計そのものが違うものを同列で語り、ハイエンド機に迫る!というようにコスパを吹聴するのは明らかなミスリード。詐欺師の所業である。

 

 

 というか、機材スペックうんちくを語るのは、万年初心者のド下手のアホウが多い。違いを楽しむ機材マニアとは似て非なる存在だ。彼らは演奏も音作りも機材に依存しすぎている。ものの使い方も、ものが生まれた背景も全然理解していないため、一向に機材が定まらないし、使いこなすこともできない。だからとっかえひっかえして機材を買い続けるのである。彼らが機材を多く所有するのはド下手の結果であり、信用に値しないのである。

 

 

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