静かな爆弾/吉田 修一
¥1,365
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吉田修一さん、結構読んでいるのだけれど好きな作家さん

とまではいかない感じですが


Amazonのレビューを見てみると悪人との対比みたいなものが

書かれているのですが悪人を読んでないから(予約します)

わかんないなぁー


ただ、退屈じゃないですよ

読みやすいというのもあるのだろうけど、一気に読んでしまいました

主人公と響子という耳が不自由な女性との恋愛の様子は

静かながらも読ませます、そういうところは吉田さんらしくてうまいですね。

陳腐になりそうな設定なのに、そうは思わなかった

その彼女の静かさに、とまどったり恐れたりするんだけど、癒されてもいる。

それがわかります。


彼が(主人公が)取材している爆弾テロ事件とその恋愛を

「なんとなく自分は(自分たちは)大丈夫だと思っている」その不確かな確信には

何の裏づけもなく、脆いものだということ。

知っているようで知らなかった相手のこと。

必死で追っているうちに、その本質がわからなくなるところなどで

かぶせていきます。


最後に主人公は目的や経緯ではなく、自分の気持ちに「確信」を持つ。



よかったです。






夜明けの縁をさ迷う人々/小川 洋子
¥1,365
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小川洋子さん、好きです

久しぶりに読みました。こちらは短編集です


私の好きな感じですねー


儚さがいいんですよね。

涙を売る少女やEB(エレベーターボーイ)どちらも悲しいんだけれど

美しい。

失う、ということを恐れていないというか。

ものによっては、怖いと感じるブラックなものもあります。


どれも絵本を読んでいるような、情景が(イラスト)思い浮かぶんです

挿絵の効果かもしれませんが

シュールな絵本。大人の絵本という感じでしょうか。


ほかにも小川さんの本をまた読んでみようと思いました



yamani



土曜日に一人で見てきました

こちらは随時1000円。

映画の日じゃなくってもいいんです。


たった数日間の出来事

温泉場で出逢って別れる、その淡い恋。

予告を見たときには、うーーんクサナギ君微妙?と思いましたが

こんな風に演じれる俳優もなかなかいないんじゃないかなぁ~

妙にイケメンでもおかしいし(笑

加瀬亮演じる福市とのかけあいや、お互いの言動の対比で

徳市の性格がよーく現されていましたね。


これはカバー映画なのですが、原作のほうを観ていないのでなんとも

いえません。

でもセリフやしぐさに、その当時がよみがえるようだったし、

物語に大きなクライマックスがないところも今の邦画とはまた違った

感じがして、その良さを感じました。

按摩の恋、だからか。それぞれの音がリアルで心地よかったです。



1000円で見れるのならば劇場に足を運んでも損はないと思えますよ





after2


最近、映画づいてて土日見に行くこともしばしば。

今週も日曜日は映画の日だっていうんで、連続で行ってきました


「アフタースクール」

こちらは大分前から楽しみにしていた映画。



どんでん返しがあるって聞いていたのでそれを楽しみにしていました。

どんな脚本なのかなぁ~って

あとキャスティングも、若すぎる人とかバーター?っていう

人がでてなくていい感じです



この人悪い人?→何、こいつらワルじゃん!?→あーやっぱイイ人みたいな流れで(笑

結果しっくりくるっていうか、なかなか面白いです。

私的に、その謎解きみたいな部分は「お!すげぇ」ってほどではなかったのですが

全体的にゆるーい感じとか、たまに笑えるとことか、大泉洋による大泉洋の映画だなぁと。

常盤貴子さんも、すごくキレイでしたね。



あと尾上寛之君。

今回もすごくいいです

格好悪いのになんか気になるーーー私の中で新井浩文君と同じ扱いね、

ルーキーズではさらに格好悪い感じになってるようですが

彼は要チェックです、永遠の脇役だろうけど好きっす。



「キサラギ」のほうが断然好きだけど、そういうの好きな人にはなかなか

面白いと思われます

また旬の三人(大泉・堺・佐々木)がいい演技していますね。

脂が乗ってる感じです。


最近、邦画面白いですね。ホント





after






流星の絆/東野 圭吾
¥1,785
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体調を崩していてなかなか図書館にいけず

読む本がなくなっていたところに借りてきたもんだから

貪るようにして読んでしまいました


あっというまに読み終わった。



けれど感想はというと・・普通じゃね?

という感じ。


兄弟・妹との絆がテーマなのかというとそこまで掘り下げてない

ミステリーという点でも最後にどんでん返しがあったとはいえ

別に・・

3兄弟妹のキャラも、特別に魅力的とも思えず・・

なんか中途半端です


最後はみんな改心(?)して、妹を幸せに。

実際には有り得ない(妹共犯がバレないはずはない)と

思うような終わり方。


もっとダークな部分を残した終わりのほうがよかったかなぁー

万人に進められる優等生な物語、という感じでしたね。

硝子のハンマー (角川文庫 き 28-2)/貴志 祐介
¥780
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結構好きな貴志さんの本

新作の「狐火の家」を読む前に予習として借りてきてみました


今まで読んだものとはまた作風が違い、密室推理物なのですが

コレだ!と思う推理がことごとく崩されていくところは

なかなか面白い

ただ、私には登場人物がそれほど魅力的には思えなかったし

後半は真犯人の生い立ちから話が展開されていくのが

違和感だった


密室殺人とかトリックといえば、限られた登場人物の中から犯人を探し当てる

ことこそが楽しいのに、ある意味急に脇の脇役が犯人で・・

という結末があまり面白いとはいえなかったかなー


ちょっと期待していた狐火の家も、むむむーという印象になってしまったかな




noc

土曜日に一人で見に行く映画は自分が見たいものを。

「ダージリン急行」に続いてはずれなしでした。

すごく面白かった。


邦題「ノーカントリー」


なんのこっちゃい?と思ったら「No country for old man」これで意味がわかりました

ジョーンズさんが主演という意味もね

彼のいつも一足も二足も遅れているところ、二人の攻防劇にまったく追いついてないところ

彼の周りだけを流れる古き良きアメリカな時間。


トミー・リー・ジョンズ、好きです。ジョージアのCMで知った人には、単に愉快なおじさん

扱いなのは悲しいけど。




面白い。っていう言葉は適切ではないけれど2時間強、ずっと集中していましたね

ベル(ジョーンズ)の語りを聞き逃さないように、これが肝なのかもしれない。

前半はダラっとするという意見もあるようだけど、私は前半からずっと面白かったなー

アカデミー賞受賞作だから、という期待はあまりないのだけれど

キャスティングだけでも、こだわってるなーという感じでイイですよね


エンドロールになって初めて、この映画には音楽がなかったということに気付きました

それがすごい緊迫感で惹きつけられていた一因だったのでしょうね。

唐突な終わり、ベルの困ったような悲しいような表情、父の夢。

コイントス・靴の裏・不条理。

前半で説明して、後半は説明しない、それでもわかるから。

ハッピーエンドなんてない。



人にお勧めするのは難しいかもしれない

好き嫌いも大いにあると思う

私にはとても楽しめました。


これが主題でしょ、とかこう言いたかったんだよ、と考えたり深読みすることをしないでも

映像と全編を流れる雰囲気、俳優人の演技、演出だけでもすごく楽しめますよ

納得です。

好きな映画です。




noc2




風花/川上 弘美
¥1,470
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読み終わって、記事を書くのを忘れいたら「王様のブランチ」で

川上さんが出演して、この作品を紹介していて

思い出しました


主人公の「のゆり」は川上さんらしい人物ですね

煮え切らないし、自分の気持ちを言葉にできず、とじれったい人なのだけれど

自分とは間逆で、こんな風にいられたらいいのに、とも思いましたね

なんでそうなんだろう・・・と他人を思っても熱く煮えたぎって怒ったりしない人にね(笑


うーーーん

そうはいいつつも、自分の身近な男性をちゃん付けで呼ぶところとか

なんか微妙なんだよね。

お金もあるんだか?ないんだか?わかんない感じだし

リアルなようで、いまいち。


「夜の公園」のときも思ったのだけれど、煮え切らない主人公にみんなが

片思いしてる。そんな感じ。

最後は、内省してばかりの主人公が自分の道(?)を決め、それを行動に起こしていく。

という流れ

結果、色々あるわりには自分のことだけ考える人っていうか、そこも同じ(笑

人の悪意に(チェッと舌打ちされるとか)敏感で、すごく怖がり。

そんなで生きてくのは結構辛いだろうし、身近にそんな子がいたらそれはそれで

面倒かも



のゆりと卓哉、それぞれの別れたい気持ち・別れたくない気持ち。

相手が離れてしまうと思うと怖いような、悲しいような、惜しいような

でもなんで一緒にいるの?と思うと・・・・

それは結婚してみないと分からない心境だろうな、って思います

そこはうまい。


余談

王様のブランチで、谷原さんが「のゆりは和久井えみさんをイメージして

読んでました」とか言ってたけど

全然違う!(笑

やっぱり読む人によってそれぞれねぇー・・・

私はもっと線が細い人にしてほしいかなぁ。




スメラギの国/朱川 湊人
¥1,890
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「水銀虫」が何気に怖面白かったので、借りてみました

なかなか面白いですねー

発想がいいです


途中中だるみっぽいところもありますが

異色ミステリー?サスペンス?という感じで怖いです


私は断然犬派ではありますが、猫も好きなので

チョコとアイスのくだりがせつなくてかわいくて良かったですね。


最後、どう締めるのかな?と不安でしたがやっぱり最後は

うーーんって感じでもありましたね。




ツバメ記念日―季節風*春/重松 清
¥1,470
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うーーーん

最近読んでいる重松さんの本はどれも同じですね


なので涙腺を刺激されることもなく、ある意味「またか」的な

感想を持ってしまいました


パターンができあがりすぎてるような。

貧乏だった過去、親を傷つけてしまった一言、でもそれを謝ることもできず

未だに残る思いや後悔。

12編の中でも、微妙にかぶってるような気になるので

なんというか・・・どれが一番とか印象に残りがたい。


これは私が彼の作品を結構読んでしまったから、なのかもしれません

「きよしこ」を読んだときには素直に感動&泣けたし。


いつも書いてしまいますが(苦笑)「疾走」みたいなのを

書いて欲しいです。今度は