風花/川上 弘美
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読み終わって、記事を書くのを忘れいたら「王様のブランチ」で

川上さんが出演して、この作品を紹介していて

思い出しました


主人公の「のゆり」は川上さんらしい人物ですね

煮え切らないし、自分の気持ちを言葉にできず、とじれったい人なのだけれど

自分とは間逆で、こんな風にいられたらいいのに、とも思いましたね

なんでそうなんだろう・・・と他人を思っても熱く煮えたぎって怒ったりしない人にね(笑


うーーーん

そうはいいつつも、自分の身近な男性をちゃん付けで呼ぶところとか

なんか微妙なんだよね。

お金もあるんだか?ないんだか?わかんない感じだし

リアルなようで、いまいち。


「夜の公園」のときも思ったのだけれど、煮え切らない主人公にみんなが

片思いしてる。そんな感じ。

最後は、内省してばかりの主人公が自分の道(?)を決め、それを行動に起こしていく。

という流れ

結果、色々あるわりには自分のことだけ考える人っていうか、そこも同じ(笑

人の悪意に(チェッと舌打ちされるとか)敏感で、すごく怖がり。

そんなで生きてくのは結構辛いだろうし、身近にそんな子がいたらそれはそれで

面倒かも



のゆりと卓哉、それぞれの別れたい気持ち・別れたくない気持ち。

相手が離れてしまうと思うと怖いような、悲しいような、惜しいような

でもなんで一緒にいるの?と思うと・・・・

それは結婚してみないと分からない心境だろうな、って思います

そこはうまい。


余談

王様のブランチで、谷原さんが「のゆりは和久井えみさんをイメージして

読んでました」とか言ってたけど

全然違う!(笑

やっぱり読む人によってそれぞれねぇー・・・

私はもっと線が細い人にしてほしいかなぁ。