静かな爆弾/吉田 修一
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吉田修一さん、結構読んでいるのだけれど好きな作家さん

とまではいかない感じですが


Amazonのレビューを見てみると悪人との対比みたいなものが

書かれているのですが悪人を読んでないから(予約します)

わかんないなぁー


ただ、退屈じゃないですよ

読みやすいというのもあるのだろうけど、一気に読んでしまいました

主人公と響子という耳が不自由な女性との恋愛の様子は

静かながらも読ませます、そういうところは吉田さんらしくてうまいですね。

陳腐になりそうな設定なのに、そうは思わなかった

その彼女の静かさに、とまどったり恐れたりするんだけど、癒されてもいる。

それがわかります。


彼が(主人公が)取材している爆弾テロ事件とその恋愛を

「なんとなく自分は(自分たちは)大丈夫だと思っている」その不確かな確信には

何の裏づけもなく、脆いものだということ。

知っているようで知らなかった相手のこと。

必死で追っているうちに、その本質がわからなくなるところなどで

かぶせていきます。


最後に主人公は目的や経緯ではなく、自分の気持ちに「確信」を持つ。



よかったです。