さて、瓢箪話を伏線にした記事や
四国の神社巡りを記事にしたいところだが、
実は今年初の出張で
現在、関東を巡っているのです。


最近は
「やれ四国だ」「やれ阿波だ」と言っているが、
もうひとつ、見え隠れするキーワードがある。


まあ、とりあえず神社巡りの速報を。



一日目は群馬県↓

龍の伝承がある神社へ。

とてもステキは場所だった。



その後、一之宮貫前神社へ。

登ってきたかと思ったら、
社殿は、下った場所にある不思議。



輝く本殿。





空を見上げると、
ヒコーキ雲が矢のように横切る。

太陽の光と共に十字を切っていた。



最寄り駅に着くと、
まるで龍のような雲が。。

なんか、いいことありそうだ。




二日目は茨城県つくば市。


JAXA、筑波山、学園都市。

興味のつきない地域。



向かった先は、
まさかの筑波大学キャンパス内だった。


そして、
キャンパスの北の端っこにある神社↓

この神社には、
興味深い八咫烏の伝承があった。

ここの地名は『』。

大昔、この地にやってきたカラスが
田畑を荒らしていたので
矢で打ち落としたところ、
カラスは三本足で、を持っていた。




三日目は、千葉県船橋市。


もちろん発見『阿波の痕跡』。



その後、貝塚を見に行った。



隣接する博物館は面白かった。↓




七世紀ごろの直刀。


塚(ひさごづか)』で発見されたのだそうな。


に引っ張られている。



と、いう感じで、
充実した出張である。



さてさて、
冒頭で述べたキーワードはなにかと言うと、


玉()である。




思えば、2年前。

静岡県浜松市に出張に行ったとき、
ずっと憧れていた天竜川で
龍のような雲を見た。

龍雲の鼻の上には太陽。

まるで『』のようだった。


そして、近くの『有玉神社』へ↓
赤大蛇が田村麻呂に託した2つの玉のひとつ、
潮干の玉』を投げ入れた場所が、
この有玉の地である。



知る限りでは、
二つの珠の初登場は、
山幸彦が竜宮で授かった
潮満玉』と『潮干玉』。

神功皇后が住吉大神の化身である
龍神から授けられた二つの玉も
潮満珠』『潮干珠』。

※山口県下関市の『忌宮神社』の
飛び地境内は『満珠島』『干珠島』。


神功皇后の伝承は各地に残り、
その多くは、二つの玉(珠)が関わっている。

九州や中国地方にも
玉の伝説は数々残っており、
千葉県にも「玉」のつく神社が多い。

また、船橋には↓のような地名も。


『日本三大下り宮』に数えられる3社は、
神代が創建という由緒ある神社。

一之宮貫前神社(群馬県)
草部吉見神社(熊本県)
鵜戸神宮(宮崎県)

いずれも参道を下ったところに
社殿があるのは、
海の底を表現しているのかもしれない。


そして、三社とも『玉』に
深く関わりを持っている。




玉と言えば、三種の神器の勾玉。

しかし、
元々祭祀では剣と鏡の二種が
用いられていたという説もある。



二つの玉の登場は竜宮からだ。

つまり海人族の象徴とも言える。
※神功皇后も海人族。

天皇家の祖先(山幸彦)と海人族が
交わることで、
元々は二種の神器に
勾玉が加わり、三種の神器になった。


三種の神器とは、
「異なるルーツを持つ三氏族を束ねた天孫族」
を意味するのかもしれない。



かの弘法大師空海さんも、
潮満珠』『潮干珠』を預かったことが
あるのだそうな。

預けた人物は、
『厳子(いづこ)』と言う女性。


後の『真名井御前』であり、

丹後一宮籠神社の神官
海部氏の娘である。


彼女もまた、海人族の血を引く者。


丹後と言えば、浦島伝承もあり、
山幸彦もまた、浦島太郎。


玉手箱とは、
二つの宝玉を入れた箱だったのではなかろうか。



潮の満ち引きは月の引力が関係しており、
海人族は、月や星の位置を頼りに
航海していた。



鏡(アマテラス)
剣(スサノオ)
(ツクヨミ)




『潮満珠』は水の玉。

潮干珠』は火の玉。

この二つの玉の伝承を集めて
時系列で並べてみると、

現在どこに保管されているのがわかる…






かもしれませんね(笑)



タマヨリヒメ

トヨタマヒメ

オオクニタマ

ウカノミタマ

フトダマ


『タマ』のつく神名は数えきれない。


仏教において霊験を表すとされる宝の珠
『如意宝珠』。

いつしか、
豊穣の女神ウカノミタマは、
如意宝珠を持つ姿で現れるようになった。


ウカノミタマがキツネ(お稲荷さん)として
文献に現れるのは室町時代以降のこと。
ウカノミタマは、
豊受大神と同一視されている。

また、豊受姫は丹後国風土記では
天女として登場している。


そして、龍は珠を持っている。

※田村神社



日本はよく龍の形をしていると
言われている。

※Google Mapより



パッと見は登り龍だが、
実は下り龍にも見える。


下り龍と見たときに、
珠を持つ手はどこにあるかというと…


その場所はやはり、

四国なんですよ皆さん❗




と、いうことで、
『二つ玉』は
まとめたら記事にします(そのうち)。



引き続き、出張の合間の神社巡りを
楽しんでいきまーす。


つづく。


ではまた❗




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