さて、奇跡に近い確率で、静岡県への出張が決まった。


しかも、1日目は浜松市である。


飛行機で那覇空港⇒中部国際空港。


電車で神宮前駅(熱田神宮 に行ったのは昨年12月)⇒豊橋駅⇒浜松駅と2回乗り換えてやっとこさたどり着いた。


早朝に出たのにもう夕方である。


どうしても浜松市に来たかった。


望めば、それに応じた行動が出来、その望みは叶うのだ。


私の中では浜松と言えば『天竜川』である。


天竜川の伝説は本当に魅力的だ。


赤大蛇の伝承は↓こちらへ。



そんな天竜川は明日の夜明けとともに伺うとして、日が暮れる前に急いで向かった神社。


新浜松駅から、赤色が素敵な遠州鉄道で7駅、自動車学校前で下車。


徒歩7分。




有玉神社である。












仰け反る狛犬。



拝殿。

『有玉神社』
創建年代不詳(好きな言葉)。
浜松市東区有玉南町に鎮座。
神社の社名が地名になっているのってステキですよ。

祭神がまた凄い。
全部で二十三柱。



『天照意保比留賣貴命(あまてらすいほひるめきのみこと)』。
天照の神名でも、この名は初めて聞く。

●他二十二柱↓
手力男命  
萬幡豊秋津姫命  
譽田別命
息長足姫命  
大鷦鷯命  
猿田彦命  
菅原道真公霊  
國狭槌命 
弥都波能賣神  
金山彦命 
稲倉魂命  
事解男命  
速玉男命  
大年神   
御年神  
志那都比賣命  
志那都比古命  
須佐之男命  
大物主命
大山祗命  
伊邪那岐命 
伊邪那美命 

錚々たる顔ぶれでワクワクしてきた。


イホヒルメキはオオヒルメと同じ名前であろうか。

天照意保比留賣貴命はその響きからして女神なのかなぁ…と考えていたら、、


裏に回って本殿を確認してみると、千木は外削ぎ。

男千木だ。

つまり主祭神は元々男神である。

こういう発見が神社の面白いところです。




奥に摂社があった。





八幡大菩薩。



すぐ隣には俊光将軍社。



俊光将軍とは、征夷大将軍『坂上田村麻呂』と赤大蛇との間に出来た子である。

俊光将軍社は元は有玉西町にあったが、現在は合祀されこの地に鎮座する。


かつて、袖ヶ浦と呼ばれた天竜川の水害を鎮めるために、赤大蛇が田村麻呂に託した2つの玉のひとつ、『潮干の玉』を投げ入れた場所が、この有玉の地である。

二つの珠と言えば、古事記で山幸彦が竜宮で授かった潮満玉・潮干玉。

三種の神器の勾玉。

十種神宝にも似たような玉がある。


全部数珠繋ぎにしてまとめてしまいたいところだが、今は神社巡りを楽しんでおこう。







人は誰一人いなかった。
とても静か~な神社。




有玉神社に向かう途中で小雨が降ったが、晴れてくれて良かった。

最近思うのは、雨模様でも「その日一番行きたい神社では晴れる」である。


単なる偶然だとしても、神様に感謝はしたい。

感謝することはわるいことではないですしね。

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明日は朝イチで天竜川。

今年一番行きたかった『椎ヶ脇神社』である。

天気は曇り。時間によっては雨模様の予報。

どうなることやら。

つづく。

ではまた❗


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