【ハーブ庭園 旅日記 富士河口湖】という観光施設に行ってみました。

 この施設、駐車場はもとより庭園や温室を巡るのに入場料は必要ありません。

駐車場から庭園の入口に向かう途中に、こんなに大きな宝石が置かれていました。

 

ハーブ庭園 旅日記は、山梨県内に2つあります。

ここ 富士河口湖 と、2年前に行った ハーブ庭園・旅日記(勝沼)ですね。

 

温室内や庭園で、いろんなハーブや花々の説明をしてくれた、スタッフの中村さん。

 

露路の庭園は、暖かくなるこれからいろんな花々が咲きだし、ますます綺麗になってゆくでしょう。この場所から、ちょっと急な坂道を進んで、写真の背後に写っている「ふじさんデッキ 光と雲の展望台」に行きました。

 

ふじさんデッキ 光と雲の展望台

現時点のグーグルマップの航空写真でこの施設を見ると、まだ造成中になっています。ということは、近年できたばかりの展望台なのですね。

このデッキ周辺には、お花で飾られたいろんなオブジェが置かれていて、目を楽しませてくれます。

 

スワロフスキーのカットクリスタルもありました。このクリスタルは光の入射角がいいと綺麗に輝きます。スワロフスキーや花を浮かべた透明な水鉢光と雲の展望台というネーミングに相応しいオブジェですが、光の演出は、工夫次第でもっとできるでしょう。

ハンモックが、いくつも置かれていました。この近所に住んでいたら、ここでお昼寝をしに来ちゃいますよね。だって、ここ、入場料なしで来れるんですから。

 

ベアちゃんの隣の椅子も、撮影用に置かれているようです。

 

なんでここに水が張ってあるの? と思っていたら、スタッフのお嬢さんが「逆さ富士が見えるんですよ」と教えてくれました。「なリほど・・・」🐭ことで、撮ってみました。ちょっと風があったので、こんな感じです。

 

木製柵のデッキ周辺だけでも十分楽しめるのですが、この背後には、10m程高さのある鉄骨造の大きなデッキがあります。そこは入場料500円(大人)が必要ですが、エスカレータで登ると、富士山を真正面に見る展望デッキだけでなく、全面ガラス張りの広い軽食エリアコノハナサクヤカフェがありました。このエリアで毎日一日中読書して過ごすことができたら、最高ですね。

展望デッキの上から、木製柵のデッキ周辺を撮ってみました。

 

この景色、紅葉台 からの眺めと似ています。

明らかに違うのは、青木ヶ原樹海と富士山だけで the自然 の紅葉台に比べて、ここは樹海の手前に市街地が多く目に入ること。でも、観光しやすさや設備の充実度などの点を含めると、ここは凄い穴場ですね。

 

パノラマ撮影できるパナソニックではなく、カシオのデジカメを持ってきてしまったので、合成パノラマ写真だす。

 

富士山の反対側には、御坂山地河口湖(ちょっぴり)が見えます。

 

ふじさんデッキの北側の柵に、富士山トリビアが10問、書かれていました。

4匹目のさるは「しざる(せざる)」「見猿 言わ猿 聞か猿」は、実は富士山が発祥の地。四(し)が死を連想させることから、いつのまにか三猿に」と書かれています。

こう書くんなら、「富士山は不死山ですから、三猿ではなく四猿を、しっかり覚えておきましょう」って書いたらいいじゃんと思います。三猿の原典は、下記リンクにある四勿主義ですね。

   《参照》  『大天運』 深見東州 (たちばな出版) 《前編》

          【四勿主義:三猿の原典】

          【「道心これ微かにして、人心これ危うし」】

三猿(四猿)は、実は富士山が発祥の地、と書かれていますが、それについては何の背景説明もないので、チャンちゃんが勝手に書いておきます。富士山北麓にあるここ富士吉田は、富士高天原王朝の存在を語る宮下文書が保管されていた場所であり、宮下文書は古代中国の流れにある文章群ですから、中国の聖人たちによって受け継がれてきた四勿主義の思想が、三猿(四猿)として日本に根付いたのでしょう。

           

ふじさんデッキ 光と雲の展望台 を降りて、ハーブ庭園の温室に入ってみました。

温室に入ると、スタッフの中村さんが、いろんな説明をしてくれました。

 

ギョリュウバイ(魚柳梅)というこの花、こんな小さな花なのにとってもい香りがしました。この花、マヌカハニーになるんだそうです。つまり蜜蜂たちがこの花(ギョリュウバイ=マリオ語でマヌカ)を飛び回って集めてきた花粉でできた蜂蜜が、マヌカハニーなんですって! 

 

この花、昔から化粧品として使われてきたそうです。とってもいい香りでした。

 

花の名は良く知っていても、実物はトンと知らなかったローズマリー。「へぇ~、これがローズマリーなんだぁ~」なんて🐙なことを言いながら、中村さんに、「サイモンとガーファンクルの『スカボロフェア』って知ってますか? 若い人たちは知らないよね。その歌の中にハーブの名がいくつも出てくるんですよ。パースリー、セイジ、ローズマリー、タイムって」。小首をかしげていたのですが、「必ず聞いたこと、あるはず」って。ハーブ庭園のスタッフさんなんですから、知っててチョ~ダイね。『スカボローフェア』(スカボローはイングランドにある地名)の中では、ヘザー(heather:ギリュウモドキ)という植物名も歌われていて、上掲リンクの中ではヒースと訳されています。ヒースは、イングランドの広大な荒地を覆う植物で、ヒースクリフ(ヒースで覆われた崖)なんていう人名が『嵐が丘』の主人公の一人として登場したりもします。ハーブの名をキーとして、原産地や原産国のことを調べると、いろんなことがイメージで繋がって分かりやすかったりします。

“造化の葉っぱ?” と思いきや、全部ホンモノでした。

 

いろんな説明をしてくれた、スタッフの中村さん。旦那様は長野県の安曇野出身と言っていましたから、富士吉田との関連でいえば、徐福系の縁なのかもしれませんね。お母さんもチャンちゃんも西安にはそれぞれ2回ずつ行っているので、ここで中村さんに出会えたのもその縁なのかもしれません。

 

売店で、ロウソク用のグラスを買いました。ヒーリング用のハーブ蝋燭が、何ゆえかウチにはテンコ盛りあったことを思い出したからです。「🐙オバちゃんはどこで何を買ったかすぐ忘れるから、包む前に写真撮らせて」ってお願いしててできた写真。

 

ここのスタッフさんたちは、みな笑顔で話しかけてくださり、とってもホスピタリティーに満ちた皆さんでした。なので心に残る素敵な旅日記になりました。

   《参照》  『宇宙の羅針盤 (上)』 辻麻里子 (ナテュラルスピリット) 《後編》
            【贈答のシステム】  
        

こういうのって、本当のサービスですね。ありがとうございました。

 

 

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