ユニクロさんの初任給が33万円になるみたいですね。
今回は、ファーストリテイリングさんの初任給が33万円になるという情報を知って、企業側から見た給与とやる気について私の考えを書いてみました。昨今は初任給をここまで上げないと新卒の獲得は難しいのか・・そんな中で絶賛社員(不)採用中の弊社としては焦る気持ちは全くなく、この時代に積極採用するほど馬鹿げていることはないと思っているので、何故か高みの見物の立場で静観中。(この対応で弊社が後に痛い目を見る可能性もあるとは思う。笑)そのなかで、ふと思ったのは、吉と出るか凶と出るかは今後の企業と入社する方の『やる気』次第だろうな・・という事。そこから、そういえば仕事における『やる気』って新卒の方には何と説明すればいいのだろう?と思って、新年1発目のブログを書いてみました。年末に更新頻度が上がりましたが、実は年始早々に税務署様の予定監査を受けておりまして、(正確な監査の名称はよくわかりません。来年早々に行くから・・と会計事務所より事前連絡は頂いてました。)特に準備はしませんでしたが無事先日終了し、結果を待っている状況です。当日に注意されたのは契約書についてのみで、とある旅行会社との契約書面だったのですが、契約内容に実際の運行日や金額の話は一切記載がなく、これからもお互いにお願いします・・といったことを確認する覚書みたな書面だよね・・と私が判断していたものが、どうも7号と呼ばれる契約書面にあたるらしく、本来4,000円の印紙が必要だったそう。この部分は2~3倍の追徴となるらしい。その他、当日色々と興味深いお話を優秀な職員様から頂戴し、初めての監査という事もあったが本当に勉強になりました。いつも脱線するのが当ブログの正しい方向性ですが、先日勉強した内容の話は長くなるので、またいつかの更新の際に。あ、更新の頻度はベルセルクぐらい期待させるのがいいのかな・・とか考えてます。(笑)まあ私も大好きな漫画でしたが、途中で同じように途絶えなければいいのですが・・話を戻して『やる気』についてです。やる気とは、カタカナ英語に直せばモチベーションという事になるでしょうけど、手持ちの広辞苑で調べると、『物事を積極的に進めようとする気持ち』だそうです。私はやる気あります!と、仮に嘘でも発言するような面接者に私はもう15年は会えていませんが、日頃からやる気あるとか言ってる人には沢山会います。その他、やる気を出すぞー!とか普段の生活の中で思う方もいるとは思いますが、仕事において重要な事は、そのやる気は、『他人の評価を得られるまで続けなければ意味がない』という事です。逆の立場の会社側では、『採用する方には給与と同等のやる気の持続を期待している』のです。勘違いしている方が多いと思いますが、1日頑張った、1か月も頑張った!という様な自己評価では、ご両親の評価は得られるかもですが、給与に影響する人の評価は得られません。自分の評価に影響する評価を得るためには、他人からの評価を得ることが必須なのです。これはプロスポーツでの評価(=年棒)と同じで、いくら頑張ったと本人が自己評価しても意味はなく、他の選手と比べて相対的に結果が出なければ年棒は下がるし、やがては解雇になるのです。労働力の対価として給与が得られる一般的なお仕事では、何もできないであろう新卒ではそのやる気を維持する長さが初任給の額に比例すると考えて良いかもしれません。要は給与の額と同等の『他人から評価を得れるまでやる気を維持する事』が期待されています。新卒の皆様は、入社予定の会社の初任給、今後終活予定の皆様なら、入社したい会社の初任給に見合ったやる気を入社後に維持できますでしょうか?学校と違って社会では自分の決定には責任を伴います。社会では努力しても出来ませんでしたと言う人・・は無責任な人になります。だからといって責任は過度に恐れる必要はありません。実際にプロスポーツでプロの中でも評価される様な結果を求められているのではななく、一般的なお仕事では誰でもできることをただ普通にこなせばいいだけです。ここで突然、話を入社前の就活時に戻しまして、今は色々な就活対策があるとは思いますが、そんな小手先の対策よりも『いただく給与の分は絶対にやり切って見せます』と言うのが一番採用されると思います。(保証はできませんが・・(笑))またここで労使間で相違が生じる、勘違いしがちな給与についての概念も補足させていただきます。私が考える給与の概念(特性)は以下の通りです。 1 基本的に給与は働いた後からその労働に見合った対価として頂けるもの (先にはいただけないし、見合わないと労使間でお互い不平不満が溜まる) 2 給与はあなたの仕事の他人からの評価によって変動する (さぼっていたらいつかはクビになるし、結果を出せば上がる) 3 評価は自分以外の上司など会社側と、対価を払ってサービスなどを受ける側のお客様からされるもの (そこにあなたの自己評価は一切影響しないので自己評価と給与の額は異なると認識するべき)給与は上記であり、高い初任給の会社に入ったら会社からはその給与と相応のやる気(新卒でなければ結果、つまり仕事での高評価)が求められています。ではもし、入社後1年間相応のやる気を継続できなければ、その分の差額はどうなるのでしょうか?会社から見たら、その差額分は損失でありあなたに対する評価(給与)は当然下がります。一方働く方から見たら、今の時代ですと想像以上に仕事内容がきつい&辛かったというとらえ方になるのかもしれません。私見ですが、この差額分を埋めるまで続けて働ける人材はきっと少ないですし、労働関連法では過度に労働者を保護しようという方向性であり、企業側もこの差額をずっと許容できるほどの余裕がある会社も恐らく少なく、合法的に辞めてもらえるように会社も動かざるを得ません。つまり企業側の現実と、働く人々の労働意識の差をどうにか埋められなければ、初任給UPは今までより会社との軋轢※を生む結果となるでしょうね。(※人間関係や物事の関係に不和が生じ、摩擦や葛藤が生じること)最近私は、これらの意識を解決するためには倫理感が重要であると思っていて、倫理について色々と説明できるように勉強をしています。その上で、前から私は不労所得が嫌いである旨を書いていますが、不労所得とは、人々が楽して金儲けしたい!という気持ちに繋がってしまう所得(イコールではない)であり、提供した労働力以上のお金を得ても、法にも反してないしつまりそれは悪い事ではなく、だから労働力以上の対価を得られる会社をお得(ホワイト企業?)と考えて皆で探すような事にもなるので、それは、結果として働くと言う事の尊さを失うことになると考えています。一番頑張っている人が一番評価(対価)も得られる社会が、一番良い社会だと私は思うのですが、そうでない方も多いので今の世の中になっていることも事実であり、これから社会人になられる皆様は、そのギャップでご自身の精神がやられない様に身構えてくださいね。正しいことをしていても蹴落とそうとしてくる同僚や上司は沢山いますからね。最後にどうでもよい話ですが、私の初就職の初任給は23年ほど前ですが確か手取り26万円でした。寮に入ってたのでその費用が1万円引かれてましが、総支給だと多分31~32万くらいで33万まではなかったはず。あと恐らく新卒なので住民税は天引きされてない。勤務時間や休日数などが調べても出てこないので当時と同様なのかわかりませんが、その会社の今の初任給は25万円でした。私的にはすごく良い会社で、勤務7~10年目には年収が手取り5000万円も夢ではなく、実際に高校の先輩にあたる人がそれ以上頂いていたので、今でも辞めなかったらどうなっていたのかな・・と考えることもあります。ですが当日の私は、無謀にも自分のやりたいこと(スノーボード)を優先し、3か月分の初任給で学生時代から住み慣れたニュージーランドに行ってしまうのですが・・入社前から辞めることを心に決めていたので、結果的に勤務した三カ月間は自分にできることをやりとげてから退職するのが唯一の自分にできる務めだと考え精一杯働いたつもりです。近い上司には入社後すぐにその旨の相談をしていたので、ものすごく引き留めていただけて本当に今でもそのことはうれしく思っています。入社後2カ月目の時に職場で立ったまま寝ている姿を視察に来た専務に見られたのですが、それでも怒られなかったのはお前ぐらいだ・・と言われていたのは当時の職場の仲間での笑い話の一つです。上司は一瞬心臓が止まったそうです。笑この話はブログで書いた気がしてますが、現実を突きつけられて泣きながらニュージーランドから戻ったのは25歳の時。それから、二度目の学生生活を送り二度目の就活をして就職し3年働いて独立し今に至り、もうすぐ会社の16期目が終わろうとしています。幸いにも弊社みたいな会社を選んでご利用下さるもの好きな方が大勢いて、奇跡的に毎年黒字が続いてしまったので先にも書いたように税務署様が来てしまいました。皆様本当にありがとうございます。人生何があるかわかりませんが、自分にできる努力を続けていれば悪い方にだけは進まないと思います。努力とは私の考えでは日々できることをコツコツと続けることです。努力には絶対に裏切られませんから、経営者が最も信頼し自信を持つことは自分の努力だと思います。決して無理はしないで急がずに自分の評価に向き合って人生を歩むのが私は良いと思っています。日々一歩一歩。 (久々にこの表現使ったな・・)