先月には無事、1年間で約5回の監査(未遂?も含めると6回)も終えました。

 

私見ですが、ヨンサンマルと呼ばれる乗務員の休憩時間以外の問題は安全運行上問題になる様な事はなかったと判断している。

 

ヨンサンマルについては、運行中4時間ごとに30分以上、1回は10分以上車両を停車させ休憩しなくてはいけないのだが乗務員によっては1回の休憩時間が8分や9分50秒ぐらいで出発してしまうから、その辺りでどうしても指摘が入ってしまう。これに関しては何度伝えても乗っているお客様の圧力もあり負ける乗務員は多く、本当に困ってしまう。

 

2022年は、呼び出し監査(悪いことして呼び出されたのではない)と適正化センターの監査を入れて、茨城と東京の営業所の監査の合計で6回(うち一回は私が不在で運行もなかったのでお帰り頂いた)監査があったわけだが、平均して2カ月に一回の監査か・・多すぎる・・誰に恨まれたの?笑 と同業他社の社長も皆笑ってました。監査の方に何か恨みでも・・と聞くと、全く意図はしていないとの事でした。・・本当ですか?・・笑

 

改善報告の書類出したら翌月監査が来るんですからね・・もしかしたら来月来るかな・・なんて話していたら本当にくるもんだからびっくりの連続でした。

 

当社の方針など含めて、書類上の軽微な記載ミス(日付けなどの数字の書き間違えなど)は安全とは無縁と思っている為にこちらも突き詰めてい確認していない部分ありますが、零細企業としてはかなりしっかりやっている方だとご理解いただけたのではないかと思っている。

 

 

 

話がそれたが、これも世代間格差なのかな・・と似たようなケース2つを目の前で体験したので久々にブログを書いてみた。

 

 

 

その2つとは、バスツアー時の集合写真についてとスマホの操作方法についてだ。

 

先にお伝えするが今回は珍しく?笑 

批判したくて書くわけではなく、今回は起こった事実と私の推測からこの国を勝手に憂えて書くだけのブログです。笑

 

 

ここまでだと何のことかまだ何も見えないと思いますが、

 

当社ではこの二点について過去は無料で対応していました。

 

現段階ですでに写真は有料としていますが、今後はスマホの操作方法についても社員の時給分の請求をしますね!と最近お客様にお伝えした次第です。

 

まずツアー中に撮った集合写真についてですが、50代以下のある程度お若い方はそのデータは可能ならLINEでもらえれはありがたい・・わざわざプリントなどしなくてよい・・となるのだが、

 

高齢の方はプリントしてほしいみたいで、当初は無料で配っていました。

そうなると一度貰ったけど失くしたからとかという理由で度々プリントを求めて来社し、時には早く印刷ぐらいしろ!こっちは急いでいるんだ!と詰め寄ってくる方まで現れました。

 

写真の印刷代よりもその無料対応に困り果てた当社は写真代として1枚10円に変更したところ、以降は誰ひとり写真を求めてこなくなったのです。この点は本当に印象深いというか恐ろしいと思いました。

 

この人たちは1枚10円ならいらないけど、無料ならいくらでもこちらの都合とか考えずに取りに来るのか・・

 

印刷時のインク代2円くらい?と写真の用紙代8円の合わせて10円のほぼ原価を請求したのだが、10円の価値はお客様から見てもなかったのだろう。

 

 

次に、スマホの操作方法についてだが、最近はペイペイなどの決済が増え、全国支援割などの旅行のクーポン券はアプリのダウンロードが必要になるケースもあったりと、それだけの問い合わせでお客様が来社し、多い時は社員一人が1日その対応に追われた時もありました。これが何日も続いたらその社員の給与分は誰に請求するのか?(旅行代金にのせるしかないのですよ!)

 

全国支援割でさぞ旅行会社は商売繁盛だと思っている方は一定数いらっしゃると思うが、この事業はお客様だけが恩恵を受ける事業であり、この部分の取扱手数料を請求しない当社においてはただただ迷惑な事業であった。(まだあと一か月残っているが・・)

 

取扱方法や期間などがコロコロ変わり、最終的には細分化して県ごとに取扱要領が異なるこの割引事業に対応するのは困難を極め、ネットニースではこれが大変すぎて離職する職員までいるとかかれるほどのトンデモな事業です。

 

このトンデモ事業において、弊社を通して利用されるお客様のスマホに対するアプリのダウンロードから、利用方法の説明、当日の決済、そして翌月には忘れてしまい、また同じことの対応を繰り返しを強いられているのが旅行会社の現状です。

 

私は以前からお客様に、スマホ対応でご来社されるお客様に(お客様はああ助かったと思うんでしょうけど)、入れ替わり立ち代わりお客様が個人ごとに来社されて、他の仕事が全く進められなくなって困っている旨を伝えてはいました。

 

旅行の割引は取扱件数の増加に少しはつながりますが、クーポンの割引についてはお客様が恩恵を受けるだけで、私たちには一切の利益はありません。高齢の方が困って来社しているのはわかるのですが、それはあなたの私利私欲の為に他人を無償で労働させる行為になっているのです。これは、『知らなかった。思いもしなかった。』と言って許される事なのでしょうか。

 

先日には説明できなかったお客様が今日もお友達を連れて、クーポン券を使う為のスマホの操作方法について対応を求め来社されました。

 

今後は有料にしますと事前に説明したお客様にはさすがに迷惑という事をご理解いただけまして、スマホ対応でなくても簡単な話は電話や当日の対応で済ませてくださるようになりました。この点についても、出来ればメールなどで頂戴できれば、営業時間中のその電話の時間を収益にならない事の対応に使わなくてよくなるので、よりお客様の旅行代金も抑えられるのですけどね・・

 

ある程度お若い方なら、最初から迷惑だと思うので自分で頑張ります!といって、説明書見ながら対応しているのですが、高齢の方だと・・自分の母を見ていても、本当に大変なんだろうな・・とついつい無償で対応してしまいます。

 

 

最後になりますが、

 

これからは当社でも店内の入口に、スマホ操作指導10分500円とか、旅行とは関係ない無駄話で来社される方は30分2000円とか、

 

飲食店さんなどでは、水を店員さんにお願いしたら1杯100円!とかそういうハッキリ伝えるような対応にするしかなくなるのだろうな・・と思う。

 

昨日、牛丼屋でまだ水が出こない!と着席後数分で怒っている高齢者に対して、もっと高齢にみえる腰の曲がった従業員さんが水を『遅くなり、すいません・・』と届ける光景をみていて、あなたたちの時代には当たり前のサービスでも、もうその考えは今の時代にはそぐわないのだよ・・自分でやるかその分のお金を出せって・・無料のサービスに急げとか注文つけるなよ・・お前提供する側の事も考えろよ・・と遠巻きに見て思う私。

 

これは間違いなく政治の失敗によるものだと私は思っているが、失われたOO年がさらに今後も失われ続けて国が亡くなるまで失われ続ける気なのだろうか。まずは選挙に行こうよみんな・・投票率50%切ってるのはやばいって・・

 

最近当社では積極的な採用活動を一切行っていませんが、これはこの国で普通に働くよりも他の国で働いた方が圧倒的に効率が良いことが私の海外生活時に生活を共にした今も海外で暮らす友人からの情報でもあきらかであり、この国の若者に対して、当社どころかこの国にいないほうが良いのでは?としか思えない現状があるからです。私があと20歳若かったら間違いなくこの国を出ていますので・・

 

そんな中でもうれしい出来事がありました。当社の社員が最近また結婚し今年中に出産するべく妊活を開始したのです。

子供は2人は欲しいのでしばらくいなくなることになるから、私がいなくなったら会社は大丈夫?と会社を心配してくれています。私はこの社員にこの夏、多くはないのですが年収の約半分の額のボーナスを支給し、旦那さんと幸せな家庭を作る少しもの手助けになればいいなと計画しまして、その旨も先日本人に伝えました。

 

さっきネットニュースで、女性起業家の方が若い女性は絶対雇用しないという話を見ましたが、起業家の立場では間違いなく私もその意見に賛同します。でも、何年も一緒に働いていたらそれはもう身内みたいなものでね。子供の少ないこの社会で産もうとするその心意気を私は出来る限り支えてあげたいと思う側面もありね・・やっぱり自分はダメ経営者だな・・と再認識しています。笑 でも、子育て終わって戻ってくる会社が万が一にも無かったらごめんね・・